後藤ひとり(ぼっち)との甘い生活   作:どこかの超電磁砲

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ちょっとだけ修羅場確定回と隼人がめっさ主人公する。この話書きながらFIRE BOMBER聞きまくった。



DYNAMITE EXPLOSION

 

 

「隼人君。なんでお姉さんと一緒にいるんですか?しかも朝帰りついでですか?隼人君どうなんですか?浮気は許さないって言いましたよね?」

 

「えぇ!?後藤さんの彼氏って隼人君だったの!?」

 

「ぼっちちゃん彼氏居たんだ!」

 

「………」

 

「だああああ!!誤解なんだよ!ていうかいっぺんに話すな!聖徳太子じゃねぇんだぞ!?」

 

 

隼人はひとりに詰められていた。まさかのきくりが共通の知り合いであり、彼女であるひとりには誤解を招き、更には郁代が新しく入ったバンドメンバーである事も隼人を驚かせた。虹夏はひとりに彼氏が居た事に驚き、リョウは隼人を見つめていた。今日は結束バンドのライブだが、生憎天気は台風という事もあり客も数人しかいない。

 

 

「あららー、なんか誤解を招いたかなァ?」

 

「お前、知らん奴にも迷惑掛けたのか……はぁ。小田切君だったか?ついでに結束バンドの演奏見るか?チケット代はコイツから取るから安心しろ」

 

「先輩殺生な!」

 

STARRYの店長で虹夏の姉である星歌の計らいでライブを見る事になった隼人。演奏直前、ひとりは隼人と話す。

 

「大丈夫かな……私」

 

「大丈夫だひとり。それにきくりさんが言ってたけど、君を目当てに来たファンが居るんだろ?なら、その子達に届かせろ。ひとりの想いをな」

 

「はい……隼人君。私、頑張りますから!だ、だから見ていてください!私……ううん、私達の演奏を!」

 

「ああ。イエスユアハイネス!ってな」

 

 

結束バンドの演奏が始まる。隼人は後ろで見る……何曲も演奏を続ける結束バンド。ひとりを目当てに来たファンの女の子二人は目をキラキラさせながら見ていた。郁代、虹夏、リョウも汗を拭いながら演奏する。

 

 

「(眩しいぜひとり……ん?)」

 

「なんか、想像してたのと違うよねー?」

 

「ああ、早く来て損した」

 

 

隼人の隣で、スマホを弄りながらつまらなそうに演奏を聞く女の子二人。隼人は話を掛ける。

 

「お二人さん。ステージの女の子達が演奏してるのに、その態度は駄目だと思うよ?」

 

「はぁ?お兄さんには関係ないじゃん」

 

「そうだよ。そんな事言っておじさん見たいだよ?」

 

「ははは。まあ、僕は何言われてもいい。けどさ、あの子達は今日の為に練習してきたんだよ。君達には関係ないかもしれない。けどね」

 

隼人が指を向ける――――そこにはひとりを筆頭に演奏を奏でる結束バンドの姿。その姿にさっきまで悪態をついていた女の子二人は黙ってしまう。

 

 

「自分の好きをああやって皆の前で見せるってのは、勇気がいるんだ。君達だって、仮に折角準備をしてきた演奏をお客さんに悪態つかれたら嫌だろ?」

 

「確かに……そうだよね」

 

「私達……」

 

「分かったなら応援してくれないか?ちなみに、あのピンク髪の女の子、俺の彼女でさ。今日のライブの為に張り切ってたから。他の女の子達も……だからさ」

 

隼人の言葉に女の子二人はスマホを仕舞い前へ出る。

 

「へー、彼女想いだね隼人君ー?」

 

「きくりさん……いいや。ひとりの為じゃないっすよ。結束バンドの話は聞いてたから……」

 

「ふーん……幸せ者だねぼっちちゃん。ちょっと羨ましいな」

 

 

隼人ときくりは結束バンドの演奏を見続ける。

 

 

 






番外編で別ヒロインルート書こうかしら……
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