星馳せる英雄は空を翔ける   作:MuliPhein

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第13話
すみません、最近早めに更新できなくて……リアルが忙しくてなかなか執筆の時間が取れなかったりして全然進まず、一回戦なんか短い上にダイジェスト方式になっちゃいました。
二回戦以降は、大体の動きや内容は決まっているので、具体的に読む事ができると思います。


最終種目、第一回戦

騎馬戦も無事に終了し、お昼休み。

出久が轟に呼び出された事を除けば特に何もなく…という訳にもいかず。

 

「あー! アルス見付けたー!」

「……げっ」

「今『げっ』って言った! 言ったよね! ねぇなんでなんで!」

 

机にお昼ご飯が乗ったお盆を置いた直後、水色の長髪の少女がアルスに駆け寄り、アルスの反応に疑問を示しながらゆさゆさとアルスを揺らす。

 

「……おいコラ竜間ァ!! どういう事だコラァ!!!」

「おま……お前ェ!! そんな…そんな美人と付き合ってたのかよォ!!?」

 

その光景に反応を示したのは峰田と上鳴。

どうやらアルスに絡む少女、波動ねじれをアルスの恋人と勘違いしたらしい。対するアルスは少女が執拗に絡んでくる事にゲンナリしている。とても恋人同士には見えない。

 

「なんの話…? ……それより、居るんでしょ龍子姉さん。見てないで助けて」

「あら、バレてたのね。…ねじれ。離れてあげなさい」

 

そこに現れたのは、チャイナ服に似たコスチュームを着た、ひとりの女性ヒーロー。彼女は───

 

「えっ!? ド、ドラグーンヒーロー・リューキュウ!? 本物!?」

「ええ、そうよ。あなたが緑谷出久くんね? 貴方のこと、アルスはいつも自慢気に話してるのよ。それにA組の皆も、うちの弟がいつもお世話になってるわ」

 

その言葉を皮切りに、A組一同は一瞬の静寂に包まれる。そして……

 

『お、弟ぉぉぉ!!??』

 

驚愕の声を上げた。その様子にリューキュウは一瞬呆けると、ジト目でアルスの方を見る。

 

「言ってなかったの? アルス」

「……言うか、迷ってたんだよね」

 

その言葉にアルスはそっと視線を逸らす。実際問題、アルスは伝えるべきか迷いに迷って先延ばしにした事実がある。

 

「え、本当に弟なの!?」

「血は…繋がってないけどね。……それでも、おれにとっては大切で、尊敬する…姉だよ」

「あら、嬉しいことを言ってくれるのね」

 

その言葉に、あからさまに嬉しそうな素振りを見せるリューキュウ。

こんなやり取りを繰り広げながらも、昼休みは過ぎていき午後の時間となった。

 

 

 

◆◆◆◇◇◇◆◆◆◇◇◇

 

 

 

昼休みも終わり、まず初めに最終種目とレクリエーションを挟む……筈だったのだが。

 

「……なんで皆、チアガール?」

「い、言わないで下さいまし、竜間さん!」

 

アルスが首を傾げながら八百万に問い掛けるが、八百万は恥ずかしそうにしつつも、虚無顔でそう言う。

なんでも峰田と上鳴に騙されたらしい。相澤の言伝でA組女子はチアガールをやれ、と。

 

『……竜間。しばらくその二人埋めとけ。ちったぁ反省するだろ』

「「えっ」」

「【アルスより───】」

「「ちょ!? 待っ……」」

「【───埋まれ】」

「「ぎゃあああっ!!?」」

 

相澤がため息を吐きながらアルスにそう告げる。

峰田と上鳴は弁明しようとするも、その暇すら与えずアルスは容赦なく工術を行使。二人を生首状態で地面に埋める。

 

「……おれも、思う所があったからさ。人を騙して欲望を満たすのは……普通に最低だよ」

「「うぐっ」」

 

首だけ晒して埋まっている二人へアルスは身を屈めて冷めた目付きでそう告げる。

これに懲りたら……とアルスは思うも、これでは止まらないだろうなぁ…と半分諦めていた。

それはさておき、ミッドナイトが最終種目の説明に移る。

 

最終種目。

 

───総勢16名からなる、一対一のトーナメント戦。

 

決勝進出4チーム……合計16人でくじ引きをして対戦相手を決めて対戦。一位となった者が今年の体育祭の優勝者である。

一位…緑谷チームからくじ引きをスタートし……対戦カードは以下のようになった。

 

一回戦、第一試合。

緑谷出久VS心操人使。

 

第二試合。

轟焦凍VS瀬呂範太。

 

第三試合。

庄田二連撃VS上鳴電気。

 

第四試合。

飯田天哉VS発目明。

 

第五試合。

芦戸三奈VS竜間アルス。

 

第六試合。

常闇踏陰VS八百万百。

 

第七試合。

尾白猿尾VS切島鋭児郎。

 

第八試合。

麗日お茶子VS爆豪勝己。

 

 

 

第一試合。

緑谷出久VS心操人使の戦いは、正史と違って出久は洗脳に掛からなかった。

正史と異なり侮辱の言葉を送った相手を、尾白から爆豪に切り替えていた心操。それに声を荒らげて反論しようとした出久だが、アルスに仕込まれた危機察知能力が警鐘を鳴らした事で堪える。

その後心操の反撃の暇を与えずに場外へ投げ飛ばし……

 

勝者は、緑谷出久となった。

 

 

 

第二試合は正史通り、轟焦凍が勝利を収め、第三試合は射程的な相性の問題で上鳴電気が勝利。

 

第四試合は、正史同様飯田天哉が発目明に騙されては利用され、なんだかんだ飯田の勝利という後味の悪い結果となった。

 

第五試合は初手でアルスが“腐土太陽”なる魔具を発動。泥の弾丸を芦戸へと飛ばし、その対処に集中させている間に“キヲの手”で巻き付けて投げ飛ばし、芦戸は場外に。

 

第六試合は正史通り常闇踏陰が勝利し、第七試合は耐久と根性の差で切島鋭児郎の粘り勝ち。

 

第八試合もまた、正史同様に爆豪勝己の勝利で一回戦の幕は閉じる。

 

 

 

以上の結果から、第二試合の対戦カードは以下のようになる。

 

二回戦、第一試合。

緑谷出久VS轟焦凍。

 

第二試合。

飯田天哉VS上鳴電気。

 

第三試合。

竜間アルスVS常闇踏陰。

 

第四試合。

切島鋭児郎VS爆豪勝己。

 

 

 

体育祭、最終種目はまだまだ続く。




【次回予告】
アルス「…今話以降、しばらく予告しなくていい? …ネタが尽きた? ……分かった」
アルス「次回、【第二試合、緑谷出久VS轟焦凍】。さらに向こうへ、Plus ultra」

ヒロアカキャラで異修羅構文を書くか否か。

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