DIGITAL MONSTER ∃I zero→Evolution 作:ゴキゲンな蝶
ACCESS
PROCESSCODE AUTHENTICATION
GATE OPEN
WELCOME TO DIGITAL WO---
ERROR!
ERROR ERROR ERROR ERROR ERROR ERROR ERROR ERROR ……
SECURITY CALL
DOMAIN RECOGNITION
PURSUIT
VISITOR TARGET BIND ……SUCCESS
FALL OUT EXECUTION
3…2…
『STOP!』
…… OK
PROCESS CONTROL ORDER CANCELLATION ……SUCCESS
VISITOR TARGET UNDER LAYER INVITATION
よくもやってくれましたね。
はあ、まさか扉(ゲート)に不具合を引き起こすコードを持ち込むとは。
随分と無茶をしたものです。下手をすればそのままデータの海へ放り出されていましたよ。それともそれがお望みでしたか?
であれば他所でやってほしいものです。
やはり、分かりませんね。この世界を構成するソースでありながら、結局はこの世界の外側に在るあなたたちのことは、わたしには理解出来ない。
――私に会いに来た? でしょうね。でなければ、普通に通れば良い。
先ほどのはアイロニーです。無鉄砲無茶無謀なあなたに迷惑を被ったのだから、一言言っておかなければ、繰り返されてはたまったものじゃあない。
ああ、次は放り出しますからね。これはジョークではありませんので、あしからず。
――いいえ、あなた達の存在を別に嫌ってはいませんよ。
とっくにこの世界の可能性はあなたたちを受け入れる道に進んだ。善と悪。破滅と創造。どちらの可能性も持ち合わせていたとしてもあなたたちと歩みたいとこの世界の可能性が臨んだ。なれば、それを受け入れ、寄り添うことこそがわたしのレゾンデートルであり、『彼』の望んだ世界ですから。
――知りたい? そのために危険を冒してわたしのもとへ?
理解しがたい。
ですが、そうですね。良いでしょう。
あなたは無限の放浪のリスクを冒しながら、わたしの目に止まり、いまここに来た。
あるいは、これも可能性の導きです。
なによりも、たまには『彼』を語るのも良いでしょう。わたしが語りたいと思っている。
よく聞きなさい。
遠い昔、一〇〇〇年前の話をしましょう。
まだ世界がこの世界になる前の話。
世界のカタチも、わたし自身も定まっていなかったあの頃のこと。
『進化(希望)』と、わたしの大切な『パートナー』の話を。