ある少女の物語   作:シュラーフ

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旅立...ち?

散々泣いた...結局...最後まで、私がなんで泣いているのかはわからなかったけど...どこか...すがすがしい気分になった気がした。

 

「あ....もう日が暮れてる...どれだけ...泣いてたんだろ」

 

最後に泣いたのは...確か.........覚えてないね...よくわからない

 

「...あ...汚れちゃった...」

 

枕に顔を埋めていたから...枕が濡れちゃった...どうしよう...乾かさないと例のあれも作れないし......

 

「...別に作るだけなら問題ないのでは?...作ろっと」

 

「...火薬は普通に出せばいいや」

 

そんなことを言って空間の裂け目(倉庫)を開く......ゴミが流れ出てきた

 

「......え?...ゴミ?」

 

「なんでこんなに?」

 

もうメイドさんの部屋はぐっちゃぐちゃになっちゃった...え?もうぐちゃぐちゃだって?...そうだよ?

 

「ナニコレ...本?髪飾り?...」

 

その、ゴミの中で一際目立っていたものがあった...二冊の本と...一つの髪飾りだった...なんとなく、髪飾りをつけてみる...

 

...ちゃんとつけれた...鏡がないからわかんないけど...多分、似合ってると思う...そう、思いたい

 

「どうかな?似合ってるかな...」

 

......返事は来ない...返事してくれる人は、私がみんな殺したから...でも...寂しくはないよ。

 

だって...私がやったんだから、後悔なんてするわけないでしょ?約束を破ったのは、みんなだから

 

「...」

 

...うん、嘘だよ...悲しいよ...でも、泣くわけには...いか...ない...から

 

「もうっ...泣いた...から...また...泣くわけ...ないでしょ?」

 

 

 

......夢だったのかな...全部...[規制済み]さんも...村の人も...

 

 

 

 

 

 

......朝日がぐちゃぐちゃの部屋に差し込む...寝てたみたい

 

「あ...さ?......」

 

目を開くと...ゴミでぐちゃぐちゃで、爆発で粉々になった壁が目に入った....

 

「そっか...私はやったんだった......村を壊したんだった」

 

多分、今の私は...よくわからない顔をしてるんだと思う...私も、これがどんな感情なのかわからないから...

 

「よし...行こっと...昨日に服は手に入れたし...旅の準備はできた...ご飯は...空間の裂け目(倉庫)に入ってるだろうし...」

 

まあ、もちろん問題はあるわけで

 

「......どこ行けばいいんだろ」

 

はい!!そうなんです!地理なんて知りません!!どこになんの国があるかもわかりません!!誰か助けて!!

 

「...こういう時はダイスで...」

 

時空の裂け目(倉庫)から、16面ダイスを手に取る

 

「何がでるかな~」

 

7...北から時計回りに数えて......南東だった。

 

「...なんでダイスで決めてるんだろ...そういえば...ここってアルケミ大陸の...どこだったっけ...まあ...進んだら南東だよね...大丈夫...なのかな」

 

...心配だけが私の頭の中を支配する...また、傷つくんじゃないか?...また、幽閉されるんじゃないか?...私の悪い部分が...私に語り掛けてくる...でも...

 

「う...るさい!!黙れ!!...私は...私は止まっちゃダメ!!...安住の地を...ちゃんと寝れる場所を探さないといけないから...だから、次だけは...次だけは信じさせて...私に不信感を植え付けないで」

 

止まるわけにはいかない...うつむくわけには...いかない...だから...旅してみる

 

「よし...行ってみよ.........あ...」

 

忘れてた...すっかり忘れてた......

 

「南東って...どっちだっけ」

 

ほーがく...わかんな~い

 

「ほーがく...わかんな~い...ど~しよっかな~」

 

空間の裂け目を開いて...確か...コンパス?ってやつを探す......

 

 

15分後

 

「なかった~」

 

おわった~...ど~しよっかな~...運よくコンパス落ちてないかな~

 

なかった...終わった...ありがとうございました!!

 

「コンパスなかった...どうしよ」

 

どうしようもないかもしれない...私の今までの経験上(笑)適当に歩くのは危ないから...まっすぐ歩いてみよう...

 

「こっちかな?」

 

ボロボロになった門から外に出る...

 

自由...そんな言葉が、私の頭に浮かんだ...これまで、この村で私に、自由なんてなかった...いや、最初は自由だった...でも、久しく忘れていた...自由...自由自由自由自由自由自由自由自由自ユウジ由ジユウジユウ自由じゆう!

 

「...は...はははははははっハハハハハ...すごく...清々しい気分...今までに感じたことなんてなかった...こんなに外の空気がおいしいなんて思ったことも無かった...」

 

「ふふふ...」

 

堪えきれず笑いが漏れる...でも、仕方ないよね?これが...私の新しい門出なんだから...

 

「さて...行こうか...新しい物語の始まり...めでたいよね?少なくとも...私はめでたいと思うよ?」

 

最後に...そんな独り言をつぶやき...清々しい気分と...崩壊した村に集まってくるモンスターを残して...[規制済み]村...私の元の居場所を後にする...きっと...今の私は微笑を浮かべていると思う...だって...こんなにいい気分なんだよ?

 

「...あ...枕型爆弾作るの忘れてた」

 

いい気分が台無しになった...。\(^o^)/オワタ

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