ある少女の物語   作:シュラーフ

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あっ

今私は寝転がっている、ん?気分はどうかって?.....まだましかな。

 

「そういえば、あの子どこに行ったんだろ......迷子かな」

「どうでもいいや......眠いし」

 

なんか、久しぶりに眠いって言った気がする......あの村に幽閉されてた時は言えなかったし。......空が少し暗くなってきた......雲かな?雨でも降るのかな。

 

「雨嫌いなんだよね、まあ仕方ないか......浴びよっと」

 

私はそのまま寝転んでおくことにした......早めに言っとくね、やめとけばよかった。

雨が私にあたる、ぽつぽつと降ってくる雨の量が増えてくる......それと同時に、頭が真っ白になった......

 

「ッアアアアあああああアアあああアアあ!!!!!うるさいうるさいうるさいうるさい!!黙れっだまって!私は!わたしは穀潰しなんかじゃない!やめて、私が何をしたの!?何か悪いことした!?何かしたなら謝るから!......やめて......ください、もう......そんなこと言わないで、私のことを殴らないで.......蹴らないで、いたい、いたいよ......」

 

「ちょっ!大丈夫ですか!?」

 

誰かのこえ?嫌だ、また殴られるの?また、暴言言われるの?......いやだよ、もう悪いことしないから......

 

「ヒッ、来ないで.....やめて、もうなぐらないで......暴言言わないで......あやまるから.....ここからでないから」

 

こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい。わたしなにもしてないのになにもわるいことしてないのに......こないで、おねがいだから......なぐらないで、けらないで......たたかないで

 

「何を言ってるんですか......私はあなたに暴言を言ったことなんて」

「そもそも、あったばかり」

 

うそだ、嘘に決まってる......みんなたたいてきたもん、みんなけってきたもん、みんなぼうげんいってってきたもん......しんじてたのに、しんじてたのに......だからまもったのに......わたしはじゃまものですか?

いたいしつめたいしさむい......いろんなところが......いたい。

 

「なぐるんでしょ?はやくなぐって」

 

じぶんでいえば、いたいのすぐおわるから......まんぞくしてくれるから......

 

「......」

「なぐらないの?いたいことしないの?」

 

いたいことしてこない、なんで?もしかしてたすけにきてくれたの?

 

「......わたしのことたすけて......おねがい、もういたいのいやだから......おてつだいもするから、わたしつよいからまもれるよ、だからたすけて」

「......あなたについていくにあたってこれだとまずいですよね」

 

なんでわたしについてくるってことになるの?ぎゃくだよ、わたしがつれていかれるんだよ?

 

「......とりあえず、雨宿りができるところ......私の小屋まで行きましょう、話はそれからです」

 

 

 

 

 

え~、はい、私はいま小屋にいます。そうそうあの小屋です。あのホムンクルスを見つけた小屋です。

ん?なんでそんなにいつも通りなのかって?......そんなわけないでしょ、強がってるの......雨に濡れた瞬間、頭が真っ白になって......あの頃の自分に戻っちゃった、多分トラウマってやつなんだろうね......あの小屋ね、ほとんど雨しのげなかったから......

 

「大丈夫なんですか?」

「心配してくれるんだね......ありがと」

「でもなんで?なんで助けてくれたの?」

「正直、ほっといてもよかったはず......なんで助けたの?」

 

これは本心、助けなくてもよかったはずだし......助けられるようなことした覚えもない......あれほんとに何で?

 

「......だって、あなたがおかしくなったら」

「おかしくなったら?」

「誰について行けって言うんですか!?」

 

えぇ......まさか、そんな理由?もうちょっとなんかこう......あるでしょ?

 

「というか、私ついてきていいって言ってないんだけど」

「いや、言いましたよ......あなたが発狂してるときに」

 

......それはノーカンってやつじゃないの?

 

「まあ、いいけど......邪魔はなしね」

「はい、約束します」

 

結局旅の仲間は1人?増えるみたい、よかったのかな。

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