シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜 作:YY:10-0-1-2
マオウガ VS ???戦開幕ってことで初投稿です。
『コンボが決まる決まるーっ! これがリアルカースドプリズンの力かーっ?!』
『これは完全にコンボが入りましたね、ここから巻き返すのは難しいでしょう』
あの二人、ペンシルゴンを実況してた時より元気ない? 気の所為??
まぁ個人的に言わせて貰えば試合が終わり、死人みたいな顔をしたアレックスに突然の彼女さん登場で、全世界規模な衆人環視の中でゲロ甘ラブコメ始めやがったからもう三回くらいペンシルゴンに痛めつけられてしまえとは思う。
とはいえ、だ。
ボッコボコのフルボッコだな、あのやろー。
カースドプリズンを操るアメリア・サリヴァン……。ゲストで呼ばれた彼女は、ペンシルゴンを速攻で片付け終えてしまった。
「見事なもんだ」
「あぁ、まったくもって」
「まぁ確かに見事なボコられっぷりかもしれないけど……仮にも負けてるんだからもう少しオブラートに包むべきじゃないの?」
「ん? あー違う違う。絶頂期からドン底まで急降下するのはあいつのお家芸だから」
「ほんと、天丼っていうか、なんというか……」
あっ、特上寿司とか行って死んで行った。アメリアからすれば、なんで寿司の話? となるだろうが……。
往年の特撮怪人よろしく派手に爆発したクロックファイアであるが所詮はゲーム、中の人であるペンシルゴンはピンピンした様子でVRシステムから起き上がる。
「いや強いねー、ありゃ怪物ですよ怪物」
「もっと分かりやすく」
「ウェザエモンに重機をくっつけたなにか」
「戦闘狂ロボットか何かかよ」
おい、それってあのダンプカーとウェザエモンをくっつけたようなものとか言わねぇよな?
じゃんけんの結果俺があいつと戦う羽目になってんだからな??
はー、とりあえずま、行きますか……。
「よろしく頼むよマー君」
「おう、ぜひ俺の時間稼ぎを少なくするために頑張ってくれよ」
「最速で終わらせてやっから待ってろよクソガキ」
俺はそう言って、エナジードリンクを飲み干し、VRチェアへと向かうのだった。
ただまぁ……心ん中では高ぶってんだけどさ。
確かにアメリア・サリヴァンの使うカースドプリズンはえげつない。
それこそ、ペンシルゴンの扱うような戦略で追い詰める訳でもない。カッツォのようにチャートを詰め込み手数で追い詰める訳でもない。
これまでの戦闘を見たんだ。分かるんだろ? お前だってよォ。
「
俺は選択する。
お前はカースドプリズンなんだろ? リアルカースドプリズン。
ならその監獄、全部丸めてぶった斬ってやるよ。
お前は知らない日本語がある。
この世には、神様……つまり、天がいる。そんな天は、俺たちを見て言うのだ。
それは、どれだけ理不尽な目に合わせても正当化する言葉。
それは、どれだけ文句を言われようが正当化させる言葉。
それは、どれだけ殺意に揉まれようが正当化させる言葉。
「……
「……??」
アメリアはこちらを向いて気づいた。
ようやくかよ、遅ぇぞ『ダイナスカルの猛禽』。
「天誅だ」
◇◆◇
第1試合は夏目さんの試合。
第2試合はペンシルゴン……基、永遠の試合。
その後、前菜として俺の試合が始まる。
たった一言申し上げるとするならば……舐めやがって。
対戦するのは、俺こと『
相手にとって不足なしと言うやつだ。
『さぁ、
『アメリア選手といえば、ですから。さて、
そう、俺が使うのは刀を使える嵐蔵、だ。
もちろん、ペンシルゴンともサンラクとも夏目とも戦った時に使っていたのは嵐蔵だ。
嵐蔵は上手いこと使えば強いのではという印象が勝つ。
だからこその選出だ。
「ざんねぇんアメリアさぁぁん! 悪いが俺はミーティアスとかいう変態プレイは出来ないんだよぉぉぉ!!」
全力で煽っていくスタイルは崩さない。
けれども、アメリアにそれは効かないだろうなぁ。残念残念。
始まる、第1ラウンド開始を告げるリングの音。
アメリアがヴィランキャラを選んだ事によるヴィラニックタイムで、ヴィラン側に三十秒間、ヒーロー到着までの準備猶予が与えられた。
カースドプリズン、かぁ。確か、乗り物などを破壊してエンジンを取り込むことで鈍重な巨体や機動を補強していくキャラだったか。
ほへぇ、意外と暴れるじゃないアメリア……いや、カースドプリズンを使うなら致し方がないか。
『助けて、ヒーロー』
「るっせぇ。戦わせろ」
俺はNPCをあらよっとと放り投げる。
その光景にアメリアが固まった。なぜなら……
「っははは、はははは、アッハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!」
助けを求めるNPCを無視し、カースドプリズンに向かって走ってくる
俺は刀を振るってカースドプリズンの首を取ろうとする。が、まぁそう簡単に上手くは行かない。
上手く躱されガトリングガンを向けてくる。
俺はそのガトリングガンを体勢を無理やり変えて蹴り飛ばし、二刀流を巧みに扱い何もさせない。
……そう、何もさせない。
「どうしたどうしたどうしたどうしたぁ! まだまだペース上げてくぜぇ!?」
二刀流とはいいものだ。
手数の多さが強い。そして、何もさせないという所も凄い。
手数か多いということは、相手はそれを避ける躱す弾くなどの行為を何度も何度も短期間のうちにそれぞれの行動を見極めなければならないということだ。
ここが、嵐蔵を選んだ最大のポイントでもある。
このゲーム、攻撃することでゲージが溜まることもあるが、効率がいいのはやはり、NPCを助けることだろう。
めんどくせぇとしか思わない。
確かにそこがいいという良さもあるのかもしれないが、格ゲーとして嗜むのであれば神ゲーと言えるだろうか?
NPCなどを助けなければゲージは溜まりづらい。
どいつもこいつもアメコミだからという理由で物理を軽々しく超えてきやがる。
まぁ、そこらも踏まえてのゲームなんだろうが……。
「攻撃してゲージ貯めるのは、格ゲーのお約束でしょうが!!」
俺は蹴り飛ばす。
カースドプリズンは後ろに吹っ飛ぶものの、やはり重量級。そこまで喰らわないと来たか。
カースドプリズンも攻撃を食らって黙ってるはずがない。
「舐めるなよサムライ!!」
「そっちこそ!!」
カースドプリズンの攻撃がやってくる。
それらを一つ一つ丁寧に回避しつつ、ちゃんとカウンターも打ち込む。
遅せぇ、遅せぇ、遅せぇ遅せぇ遅せぇ遅せぇぞ!!!
レイドボスさんならこれの三倍は速ぇ!!
……やっぱあの人馬鹿なんじゃないのかな。途中途中素に戻りつつも、一旦退避しておく。
「そこだッ!!」
「ぬぉ!?」
退避したところで、カースドプリズンが迫ってきていた。
いきなりの事で鈍った。カースドプリズンの重たい攻撃が頭に入り、地面に叩きつけられる。
刀を地面に刺して、腕の力だけでジャンプし、カースドプリズンの顎を蹴り飛ばす。その後、刺して置いた刀の上に立ち、カースドプリズンに飛び蹴り……なっ!?
「だんだん……慣れてきた!」
「まじか、流石全米二位!?」
飛び蹴りしたはずが、掴まれており、勢いよくビルの方に投げられる。
ズガガガッと物音を立てて、ビルの中を転がる。
カースドプリズンとの近距離戦のおかげで体力がゴリゴリ持ってかれるんだよなぁ。
よっとと立ち上がり、持っていた一本の刀を構える。
んぁ、人おったんか。ほらほら、ここは危ねぇからあっち行けあっち。
俺はNPCを逃がしつつ、カースドプリズンに向かってニヤッと笑う。
「さぁ、これからどーする? 全米二位さんよぉ?」
薩摩武士が如く首を取ろうとする侍の憑依した嵐蔵が怪しく笑う。
Q.どれにしよう?
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ペンシルゴンとマオウガの学祭ランデブー
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外道共との年越し祭り in オンライン
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if 遍葬祭ルートの妄想劇
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幕末正月天誅祭(ポロリもあるよ!)