シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜   作:YY:10-0-1-2

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シャンフロ3期くん、日5枠で放送でびっくりなので初登場です。


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ぼちぼち投稿していくのでこれからもよろしくお願いします。



異聞奇譚のカノン

 

さて、と。これで俺とカースドプリズンは1-1……次の試合で勝負がつく。

ゲージは回収済み、とはいえ……ここまで街が荒れちゃあ俺が不利になってしまうのも無理はねぇ。相手はカースドプリズン。街が壊れれば壊れるほど有利になっていく。

 

「……よし」

 

ペンシルゴンが最後まで遊んでたんだ。しっかりバッチリ決めていこう。

 

「天誅だ」

 

その言葉一つで、目の前がスゥッ、と冷たくなる。思考回路を落ち着かせ、それでいて回転させる。

回せ回せ、酸素を、脳みそを。予測しろ、そして隙をついていけ。

 

「食らえッ!」

 

カースドプリズンの攻撃を避けて、斬り裂く。カウンターを取るも、そのカウンターすらあんまり通らない。クソッタレ、硬すぎだお前は!!

 

何よりも、まず、この装甲を外して……通さないといけない。それが一番キツイ。

 

「さっきまでの勢いはどうした!」

「集中してんだよタコ!!」

 

同じく煽り合いしながら、斬っていく。

袈裟斬りを腕で弾かれ、カースドプリズンの攻撃をギリギリで避ける。

避けた体勢から蹴りを放って顔面に入れる。

 

『先程よりも、戦い方が……荒々しくなくなった?』

 

実況が言う通り、周りから見れば、先程の攻めしか見ていなかった人間からすれば、荒々しさが無くなったろう。

だが、しかし。アメリアにとってそれは違うだろ?

 

的確に、隙を狙っていく。

それが、俺だ。さぁ、アメリアさんよ、俺はまだまだ舞えるぜ!

 

come on(来いよ)!! Amelia chan(アメリアちゃん)!!」

「っ!! このッ!!」

 

アメリアの拳が右から左へと流れる。

俺はそれを刀でガードし、後ろに飛び退ける。勢いを殺すために転がって、消火栓を斬って蹴り飛ばす。

消火栓を取り込んだアメリアは、こちらに向かって走ってきて、銃を構えてドドドッ!! と撃ち抜いてくる。

 

それを一つ一つ、弾く。

 

『弾丸を弾いてる!?』

『まるで、アニメを見てる気分ですね……!?』

 

俺はニヤリと笑って、さらに近づく。

銃は強ぇーけど。

 

「がら空きだよな!!」

 

俺はいいながら刀を振るう。

しかしそこは全米二位、咄嗟に後ろに飛んで避ける。が、しかし。

 

「がっ!?」

 

俺は刀を反対にし……いわゆる、燕返しのようにしてカースドプリズンの体力を削っていく。

カースドプリズンは自分の体を庇い、汗を垂らしている。

 

どうしたよ。

 

「かかってこいよ、カースドプリズン」

 

俺はいいながら手をクイクイと動かして、挑発するように立つのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリア・サリヴァンというプロゲーマーにとって、ゲームとは仕事であり趣味である。

 

その両方の面から見ても「勝利する」という結果に対して人生を賭けるだけの価値がある、そしてそれ以上にシルヴィア・ゴールドバーグという存在は大きいものだった。

 

……しかし、目の前の人間は何か。

 

シルヴィアとは違う『強さ』を持っている。

いやそもそも、シルヴィアと比べても分かる。この人間は、シルヴィアとは根本から違う、と。

 

だからこそ、目の前の人間を見て、アメリアの炎をちりちりと燃える。

燃えて燃えて、爆発しそうになる。自分は現在、プロゲーマーなのか? 仕事なのか?

 

否。

 

否、否、否。

 

 

これは、一ゲーマーとして。

 

 

 

楽しんでいる顔(・・・・・・・)だった。

 

 

「こいっ!! 全て嘘(オールフィクション)!!」

 

アメリア……カースドプリズンの咆哮が目の前の相手の鼓膜を響かせる。

そして、目の前の装甲が全て……(パージ)される。

 

装甲は飛んでいくが、目の前の相手はそれすらも避けて、斬り裂いて、対抗してくる。

 

「私も本気だ!!」

 

カースドプリズンの超必殺……『脱獄(プリズンブレイク)』。

自身の鎧をパージし、本来の力を30秒間だけ取り戻す変化型超必殺技。

曰くその性能は、ミーティアスの完全上位互換である。

 

「いいねェ……燃えてきた!!」

 

ランゾウの目が輝く。

二人のゲーマーの心臓が燃え上がり、爆発した。プロゲーマーでも、なんでもない。

 

アメリアの炎が滾り、笑い、構える。

 

「三十秒間の殺し合い(デッドヒート)だ!!」

「三十秒間の死に合い(レッドゾーン)だ!!」

 

赤く燃えるように輝く身体を向けるカースドプリズンと、二つの刀を構えるランゾウ。

 

両者が動き出したのは、ほぼ同時だった。





次回は長め。
またすぐに書けたらいいな……
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