シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜 作:YY:10-0-1-2
早く京極ちゃんと絡ませたいということで初投稿です。
「
カースドプリズンの超必殺は他のキャラクターとは毛先の異なるタイプであり、その内容はカースドプリズンというキャラクターの設定と密接に関係しているのだ。
カースドプリズンはコミック「ミーティアス」に登場するヴィランである。
ギャラクシア・レーベルにおける
遥か太古の地球において、全能存在ギャラクセウスすらも予期せぬイレギュラーとして生まれた
だが星の命すらも脅かしかねないとギャラクセウスによって呪われた鎧を装着させられた存在。自由に歩く事ができながらも牢獄に囚われ続けた囚人…………。
それこそが呪われた牢獄……カースドプリズンなのだ。
そして、かつてこの星で暴れた強大な存在を模倣した力を与えられた青年こそが主人公であるミーティアスであり、カースドプリズンは己を封じる鎧を脱ぐためにミーティアスへと襲いかかる。
全身のヘリ装甲が弾け飛び、その下にある漆黒の鎧に亀裂が走る。
「その姿にここまでワクワクするのは初めてだよ、
脱獄の猶予は三十秒。ラウンドの時間と比べればあまりに短い。
しかしその力は、速さは、性能は……ミーティアスの完全上位互換。
「クライマックスだ、ケリをつけてやる」
「勝つのはいつだって……ヒーローなんだから!!」
蒼の流星と、緋の凶星が激突する。
一ラウンド目ではタコ殴りにされた、二ラウンド目は押し返したがそれでも鬱陶しかった。この三ラウンド目で全部ひっくるめて倍返し。
それこそが、サンラクを動かす原動力となっていた。
もはや、最初の目的を何だったかすら忘れていそうなほどの気迫を背負って走る。
ミーティアスがバックステップで二メートル距離を離せば、プリズンブレイカーが一歩ステップを入れて三メートル詰めて追い抜く。
プリズンブレイカーがその場でミーティアスの背後を回し蹴りで蹴り抜く。
かろうじてガードを間に合わせたミーティアスであったが、火力が違う。吹き飛ぶ事こそなかったがその体幹が揺らいだ。
「驚いた……貴方、そっちが本職なのね!」
「生憎バトルスタイルは悪食なもんでなぁ!」
事実、サンラクという人間のゲームを見ればわかる。
時に、二刀流。
時に、拳。
時に、銃とナイフ。
時に、刀。
様々な
ミーティアスが空中ジャンプで体勢を立て直さんとするが、プリズンブレイカーの空中ジャンプは二回虚空を踏める。空へ逃げたミーティアスに追いつき、宙を踏み抜き回し蹴りを叩き込む。
「どうしたどうしたぁ! チキってタイムリミットまで耐えるつもりかぁ!?」
「ふふふ、ここからだ……よ!」
ミーティアスが動く。
プリズンブレイカーを囲むかのように縦横無尽に走り続けるミーティアス。先程よりも速くなってるかのような錯覚に襲われる。
十秒経過、残り二十秒の時点で防戦一方であったミーティアスが動いた。
周囲に人はなく、乗り捨てられた車があり、ひしゃげた標識がある。
オブジェクトの多さが足場の多さとイコールであるプリズンブレイカーはこの場所でなら最高のパフォーマンスを叩き出せる、そしてそれは同タイプであるミーティアスも同様だ。
似たもの同士、と言えばとても聞こえはいい。悪く言えば、それも含め、全てが「ライバル」になっていた。
ミーティアスが車を駆け上がり、ひしゃげた標識を蹴り飛ばして加速する。
プリズンブレイカーはその着地の瞬間を狙って足払い、鎌の如く振るわれた俺の足がミーティアスの体勢を崩し、ミーティアスは背中から倒れ……
「まだまだぁ!!」
……ない。
空中で身をひねり、仰向けからうつ伏せの姿勢に変えて腕立て伏せのような姿勢で着地したミーティアスは、そのまま腕の力だけで跳ね上がるように起き上がる。
そして、足払いから体勢をまだ戻していないプリズンブレイカーに向かって、フルスイングの蹴りが放たれる。
(喰らえば死ぬっ!!)
プリズンブレイカーは首をひねり、でいなすようにして蹴りのベクトルを変更、ザリザリとミーティアスのつま先に削られる腕の感触はそのまま体力の減少に繋がる。
残り、十秒。
振り抜かれた足をつかみ、立ち上がりながら全力で引っ張ることでジャイアントスイングの体勢に持ち込む。
そのまま地面に激突されるかと思われたミーティアス。しかし、ミーティアスの「暴れ」によって、数度のバク転を経てミーティアスが体勢を立て直す。
そんな隙すらも与えないように、プリズンブレイカーが近づいてラッシュを仕掛ける。
幾度となく叩き込まれる衝撃にガードが揺らぐその一瞬、腕を前面に構えた盾に隙間ができる僅かな瞬間に、差し込まれる。
「イアイフィスト流」
人の形を捨てる人外どもを「人の形」に縛り付ける生物としての本能を穿つ究極の盤外戦術……クソゲーでの、経験。
「そこだぁ!!」
「がひゅっ!?」
ピンと伸ばした五本指による一点突破の貫手がミーティアスの腕の隙間に刺さり、無理やりこじ空ける。
喉という急所を穿たれたという事実に奴の身体を硬直させる。
いくらVRとはいえ、その精神はそこにある。
「くぅぅぅぅぅぅたぁぁぁぁぁぁばぁぁぁぁぁぁれぇぇぇぇぇ!!!」
右腕を引き抜き、全身を力ませ身体を捻る。回転のエネルギーを右足だけを支柱として支えて独楽のように一回転、全身全霊のエネルギーを込めた左足による回し蹴りを放つ。
だが、しかし。
これこそが、プロゲーマーと言うべきか。
「なめるなぁぁぁぁっ!!」
身体を縛る本能という名の鎖を理性で毟り取り、無理やり復帰しくるミーティアス。
殺意すら漂う叫びとともに奴もまた蹴りの体勢に入る。ただの蹴りでは威力が足りない、回し蹴りでは時間が足りない。だからこそ奴が選んだ最後の一撃は……
…………その場で足を限界まで上へと蹴り上げるハイキックだった。
三秒、二秒、一秒……………………
「うごぉ!!」
「ぐふぅ!!」
ミーティアスの胸に、プリズンブレイカー……否、カースドプリズンの脇腹に。
お互いの蹴りが放たれ、システムによるダメージ判定が互いの体力を削り………数時間にも思える数秒が経過し、そして結果が出力された。
サンラクの目の前がブラックアウトする。
(あそこから後の先取って切り返すとか怪物かよ………)
サンラクは思い返す。
戦闘を振り返って、やはりと確信する。アマチュアゲーマーでは無敗のプロゲーマー様には勝てなかったか……と。
そして、その目線の先に王者はいた。
……否。
(これどうなんの????)
禁忌の質問、レイドボスさんルート
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それは、『有り』だ
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それはさすがに無いやろがいッ!