シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜 作:YY:10-0-1-2
まだ本編に出てないのに書いちゃった……。許して……許して……。
秋津茜ifルート①「どうしましょう!!」 上
「どうしましょう! 私、舞刻さんのこと好きになっちゃいました!」
「うんごめんちょっと待ってね?」
何がどうしてこうなった?
◇◆◇
俺は桜依 舞刻。そう、シャンフロではマオウガ=ドキという名前でやってる。
目の前の少女はシャンフロでは秋津茜と呼ばれている少女だ。
それまでは分かる。そこまでは分かる。
けれどもさ、たまたまリアルで見かけるなんて思わないじゃん?
いや、どっからどう見ても秋津茜なんよ。うん。
そして、俺もシャンフロでリアル顔なんよ。お互いに面識があるわけじゃん? 必然的に「あっ、マオウガさん!」ってなる訳よ。
「秋津茜……奇遇だな……」
「はい! マオウガさん……? も、ここにいたんですね!」
うん。偶然だけどね?
俺的には挨拶して終わりかと思ったけどさ。汗びっしょりでこっち走ってくるんだもん。近くにカフェあったからさ。休んでいこうとは言ったよ? それは俺が悪いか。
目の前でオレンジジュースをグビグビと飲み干す秋津茜。
そんな秋津茜を見ながら俺はコーヒーを飲む……うわ、ここのコーヒー味濃すぎじゃね?
「マオウガさんも、リアルと同じ顔だなんて……」
「えっ、ごめんなんか言った?」
「あっ、いえいえ……そういえば、どうしてここに?」
なんか言った気がするけど、まぁそっちの事情だろうなと受け流す。
ここに来た理由か……。ちょっくら仕事の事情でな、と説明しておく。
「へぇ、お仕事は……ファッションデザイナーなんですか!?」
「意外か?」
「すっごくです!」
秋津茜、それは傷付くぞ。
俺はため息をつきながら携帯を手に取ってメッセージを開く。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
外の道を走る奴ら(4)
マオウガ:おい助けてくれ頼む。
サンラク:なんだよ
カッツォ:珍しいね君が助けを求めるとか。
鉛筆戦士:おっ、どうしたの? もしかして女事?
サンラク:マジで? 未来永劫来ないと思われてたのに? くそ、賭けに負けた。
マオウガ:サンラク、お前魔境に投下されてぇか?
サンラク:俺が悪かった。許してくれ
カッツォ:お前さぁ!!!!
マオウガ:うっせ受け鰹。そんなことよりだ
鉛筆戦士:ちょっと待ってごめん「受け鰹」やめてお腹痛い。
サンラク:お前天才だろ
カッツォ:潰すぞ
マオウガ:目の前に光属性がいるって話する?
鉛筆戦士:ちょっと私今からCM撮影でさ。
カッツォ:今からプロゲーマーとして対戦してくるんで
サンラク:フレに呼ばれたんで抜けますね^^
マオウガ:いやほんとまじで助けてくれ。このままだと目の前にのコーヒーがミルクになるどころかいちご牛乳になる。
サンラク:光過ぎでは?
鉛筆戦士:それどこ?
マオウガ:言わねぇよアホンダラ。俺のプライベートと秋津茜のプライベートなんでな。
カッツォ:ちゃんとそこは守るんだね。
マオウガ:あー、こんな所に魔境のスレッドが!!
カッツォ:御相談に乗りますよマオウガ様
マオウガ:よろしい。それでさ、ここから俺逃げ出したいんだけどどうすればいいかな?
サンラク:空飛ぶとか
マオウガ:ゲームの中のお前ぐらいしか出来ねぇんだよアホンダラ
鉛筆戦士:そもそもなんでそんなことになったの?
マオウガ:俺「仕事の関係でここに来ちゃったわァ…」秋津茜「あっ、マオウガさん!」(汗びっしょりの状態で学生のオーラでこっちに駆け寄ってくる)
サンラク:で、無事死亡と
カッツォ:マオウガってばたまにラブコメルート入るよね
マオウガ:魔境にひとつ投下しておいた
カッツォ:なんでだよ!!!!!
サンラク:お前これ酷いだろwwwwww
鉛筆戦士:ねぇこれから撮影だからさ笑わせないでよ
カッツォ:何送ったんだよ!!!
マオウガ:カッツォ × チェンソー
サンラク:どうやって絡ませるんだと思ったらお前、これは酷いだろwww
カッツォ:もうヤダ…
『カッツォが退会しました』
『鉛筆戦士がカッツォを参加させました』
鉛筆戦士:逃がさないけど?
マオウガ:やべ、秋津茜が動いた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「何やってるんですか?」
「えっ? いやぁ、会社の同僚とちょっとメッセしてたんよ」
「…? メッセ?」
あっ、時代違いが。やめて、それ効くから。
とにかく、女子……何年生? とりあえず高校生だと仮定すると、これただただ俺がヤバい人みたいになってるんだよ。
最近世間も厳しくなってきてるからな。もしもなんか起こせばアウトなんだよ。
「ええっと、陸上部だっけ?」
「はい! いま大会に向けて頑張ってて!」
「そうか。お前偉いなぁ…将来有望って感じ?」
「えっへへへ……」
やめろにへらと笑うな浄化されちまう。
それはそれとして。
「しかし秋津茜がリアル顔とはな……」
「それはマオウガさんもですよ。それに、私は仮面つけてますけど、マオウガさんつけてないじゃないですか」
「あぁ、その事なんだけどな。俺マオウガじゃなくて……ええっと、舞刻。そう、舞刻って言うんだよ」
俺、大人、名前、言う。
いや、別に? マオウガって名前がね? リアルで言われると恥ずかしいとかじゃないけどね?
「そうなんですか、じゃあ舞刻さん!」
「うっ!!?」
「大丈夫ですか!?」
い、いたい……ココロが、いたい…!
「い、いやなんでもないよ……とりあえず、落ち着こうぜ……」
「はい! それと、私『隠岐 紅音』です!」
「秋津茜ェェーっ!! 人様にリアルネームは言うんじゃありません!!」
「えっ、でも、舞刻さんも!?」
俺はいいんです俺は!! 君未成年だろう!!
助けて、俺浄化されちゃう……!!
「ま、まぁいいや。ここで会ったのも何かの縁だし、お前なんかやりたいこととかある?」
「えっ、仕事大丈夫なんですか?」
大丈夫大丈夫。えっ? 疑ってるの?
ハハハハハ。あんまりいい案が出ないから散歩がてら、天啓を待ってる所なんだよ。うん、ホントホント、俺、大人、嘘、ツカナイ。
「うーん、それじゃあ……」
まぁ、今の女の子だ。ゲーセンとかカラオケとかだろうな。
俺は男前っぽくコーヒーをズズズっと啜る。苦い。
「『デート』しませんか!」
「ぶッッッッ!!!?!?」
俺はコーヒーを吐いた。
「だ、大丈夫ですか!?」
「だ、大丈夫大丈夫! ちょっとお花摘みに行ってきますわですわござる」
語尾が狂いながらもトイレに駆け込んでスマホを開く。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
サンラク:いや、特定は難しいでしょ
鉛筆戦士:舐めないでよね。私のファンに頼めば1発よ
カッツォ:お前のファン怖すぎだろ
サンラク:既読が増えた、帰ってきたな?
鉛筆戦士:どうだったのかなマオウガく〜ん?
カッツォ:なんて言われたの?
マオウガ:で!と
鉛筆戦士:ごめんなんて?
マオウガ:でーとふることになった
サンラク:は?
カッツォ:へ?
鉛筆戦士:ん?
マオウガ:デートすることになった
カッツォ:おい鉛筆戦士、あれ重症じゃない? ファンに探してもらった方がいいかも?
サンラク:同感だな。アイツ、今秋津茜がいるっていう幻覚見てるかもしれないし
鉛筆戦士:サンラクの言ってることが正しかったらもう一生関わりたくないけどね
カッツォ:同感
サンラク:右に同じく
マオウガ:俺、秋津茜にあったからなんかしてやるよって言ったんよ。そしたらアイツ、「デートしたいです」って
サンラク:ちなみにまじ?
マオウガ:まじ
鉛筆戦士:幻覚の可能性は?
マオウガ:いま顔面を全力で殴った。痛い
カッツォ:夢では?
マオウガ:痛てぇつってんだろ読解力無いな。だから受け鰹なんだよ
カッツォ:殺す
サンラク:急に落ち着くなし
鉛筆戦士:カッツォ君に対しての殺意高くない? 高くない…?
マオウガ:たすけてくれ、もうぼくここにいたくない……
鉛筆戦士:IQ落ちてるよ
サンラク:馬鹿な、マオウガがIQ落ちる時は幕末だけのはずなのに……!?
カッツォ:そっちの方が怖いけどね
鉛筆戦士:元がヤバいから何とかなるんじゃない?
マオウガ:そうなる根拠と過程をくれ。
サンラク:まぁ、なるようになったら行けるんじゃない?
マオウガ:これでどうすんだよ俺が捕まったら
鉛筆戦士:アイツ、いつかやると思ってました……
サンラク:犯罪顔だしね
カッツォ:諦めてくれ
マオウガ:お前ら、もう二度と焼肉と寿司奢らねぇから
サンラク:許してくれ俺たちが悪かった
鉛筆戦士:みんな、私たちの仲間が困ってるんだ、助けに行くよ!
カッツォ:よし、プロゲーマーっていう職業がどれほど凄いのか分からせてあげるよ
マオウガ:流石にこれ以上はトイレに篭れない。とりあえずやってみるが無事だけは祈っててくれ
カッツォ:なんでそんなこと?
マオウガ:魔境行きね
カッツォ:なんでだよーーーっっ!!!!!!!!!!
サンラク:草生えた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「……もういいや、なるようになれ……」
俺は天を仰ぎながら秋津茜と共に外に出るのであった。
続きは午後に投稿します。
1番みたいルートは?
-
王道の鉛筆ルート
-
やっぱりお前か斎賀姉ルート
-
未成年交流通報待ったナシ秋津茜ルート
-
一緒に幕末行こうね♡の京極ルート
-
特撮で語り合うイムロンルート
-
本当のもしもで有り得たディプスロルート