シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜   作:YY:10-0-1-2

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これが最後の投稿だーーっ!!!


秋津茜ifルート①「どうしましょう!!」 下

 

 

落ち着け。落ち着くんだ桜依舞刻。

あれは、道案内とか、学校の友達だとかに違いない。決して秋津茜をナンパしている訳ではないはずだ。

 

いいか、よく耳をすませば聞こえてくるはずだ。会話の内容がな。

 

「なーいいだろ? な、あそこで休むだけでいいからさ」

「い、いや、私は……」

「顔もいいしさ、奢ってやるからさ」

 

うんナンパだねあれ。

俺はスマホを開いて野郎共に「ナンパ 対処法」と送る。

 

 

 

 

サンラク:天誅

カッツォ:吊るせ

鉛筆戦士:八つ裂きにしろ

 

 

 

うわぁ血の気多いことで。まぁ無論そうしますけど。

俺はペッドボトルなどを袋に投げ込み、近づく。

 

というか、秋津茜ぐらいだったら振り解けそうだけどな。

そんな馬鹿なことを考えていたのがバチに当たったのか、秋津茜の腕がガシッと掴まれる。

 

俺はそれを見て血管が切れる音がしたのを自覚しながらさらに近づく。

そして、声を上げようとした時に、目が合った。

 

「……ぁ」

 

今にも泣き出しそうな勢いで、こちらを見つめている秋津茜と目が合った。

それを見て、完全では無いものの、理性の大半が吹き飛んだ。

 

俺は走って手を伸ばし、秋津茜の腕を掴んでいるソイツを掴んで睨みつける。

 

「俺の連れに何してんだよ」

「あ? おっさん誰? 邪魔しないでくんね?」

 

そう言われて、さらに腕に力込める。

それで怯んだのか、少し顔を顰めてこちらを見てくる。それを、睨み返しながら俺はつぶやく。

 

「ぶち殺されてぇか?」

「ヒッ!?」

 

そいつはそう言って秋津茜から手を離して、俺から腕を振り解き、走って逃げていく。

そいつの連れか知らんが、もう1人もそれを見て走っていってしまった。

 

俺はまだ睨みを効かせた後、ため息をついて肩を下ろす。

 

「はぁ……助かった……」

 

俺はそう言って、秋津茜の方を振り返る。

秋津茜は……俺の腕を何故か抱きしめていた。

 

「what!!?」

 

俺はそう叫び、秋津茜を見る。

秋津茜は、震えながら俺の腕を掴んでいる。

 

……そうだよな、普通そうなんだよな。

例え天然な女の子だったとしても、ナンパされたり無理やり掴まれたりしたら怖いに決まってる。

 

「しばらく歩こうぜ」

 

俺がそういうと、秋津茜はこくりと頷いて歩き始めた。

俺は黙ったまま近くの公園まで連れていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

公演についてベンチに座らせ、ペッドボトルを手渡す。

秋津茜はこくりと頷き、ちびちび飲んでいる。

 

うーむ、参った。こんな時は外道3人組だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

サンラク:やっぱり八つ裂きにするかペンシルゴン?

 

鉛筆戦士:うーん、それじゃあ面白くないよねぇ

 

カッツォ:面白くないって言ってる時点で察せられるよね

 

マオウガ:首吊り、内臓えぐり、仕上げは八つ裂き

 

サンラク:もっとエグイの来たんだけど。俺やらないわ

 

カッツォ:帰ってきたのな。俺もやらんわ

 

鉛筆戦士:2人の言う通り、私でもそこまでしないよ?

 

マオウガ:嘘つけお前ら、ぜってぇやるだろ。

 

サンラク:さぁ?

 

カッツォ:なんの

 

鉛筆戦士:ことやら?

 

マオウガ:こんな時まで息ぴったりなのやめろ

 

サンラク:で、結局どうしたんだ?

 

マオウガ:鯖癌、睨みつけ、発言

 

サンラク:アッ、ハイ

 

カッツォ:それで伝わるの鯖癌勢ってヤバイよね

 

鉛筆戦士:ほんとやばい

 

マオウガ:取り敢えず今は公園にいる。落ち着きたいよねってことで。

 

鉛筆戦士:おや?

 

サンラク:流れが変わったな

 

カッツォ:おやおやおや??

 

マオウガ:(無言で刀を構える)

 

サンラク:(土下座)

 

鉛筆戦士:(大きい札束)

 

カッツォ:(寿司)

 

マオウガ:よろしい

 

サンラク:いいんだ

 

マオウガ:ただし受け鰹、てめぇはダメだ

 

カッツォ:なんでだよ!!!

 

サンラク:今日何回目の「なんでだよ」?

 

鉛筆戦士:カッツォに対する憎悪凄いよね

 

カッツォ:俺そんなお前にヘイト買う様なことした?

 

マオウガ:いや?

 

カッツォ:おまえ……

 

サンラク:うーん、外道

 

鉛筆戦士:鏡みなよサンラク君

 

マオウガ:ここにいるヤツら全員アウトなんだよね

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

うむ。いつもの外道節で助かる。

俺は横目で秋津茜を見ながら口を開く。

 

「どうだ、落ち着いたか?」

「はい……あっ、お金……」

「いいよいいよ。元々奢る予定だったしな」

 

秋津茜は「でも……」と言うが、俺はそんな秋津茜を宥める。

秋津茜は、俺に押し負け、こくりと頷いて黙り込んでしまった。

 

ううむ、再び静寂の時間。

 

「あー、そのなんだ……大丈夫か?」

「……いつもだったら、振り解けたんですけどね……?」

 

秋津茜はタハハ、と笑いながら言う。

まぁ、秋津茜だったら逃げ出せそうと思ったのは俺も同じだから何も言えねぇ……。

 

「でも、なんだか動けなくなっちゃって……それで……」

「ああ、まぁ、あれは怖いでしょ。うん」

 

俺はフォローに回る。

こういうのはフォローに回って決して奥までは触れず、ソフトに柔らかく触れる。

 

「舞刻さんが来てくれて、ほんとに……ありがとうございました……!」

「いやいや、頭下げなくていいよ。それが俺らの仕事だしね」

「……え?」

 

俺の言葉に秋津茜は首を傾げる。

俺は自身の買ってきたお茶を一口飲んで上を見上げながら言った。

 

「大人ってのは、子供を護るためにいるんだよ。秋津茜見たいな、まだ純粋で天然な子供を護るためにさ」

 

俺は秋津茜の頭をポンッと触れる。

秋津茜の目が見開かれる。

 

「あんなこと、忘れちまえ。何かあっても、俺がついてるしな」

 

俺はニッコリと言って手を離す。

さて、言いたいことは言えた。そろそろお暇しようか……

 

「ああっ!!」

「うわなに!?」

 

急に秋津茜が叫んだ。

なになに怖い怖い、えっ、なに? 何かあった? もしかしてこれセクハラ!? うそっ、これだけで!?

 

まずいぞ、軽率な行動……! 浅はか……!! 馬鹿野郎……!

 

だが、秋津茜はそんな俺の手を掴み、こちらを顔を真っ赤にしながら見つめてくる。

 

……ホントウニナニ!?

 

「どうしましょう!!」

「はい!?」

「どうしましょう! 私、舞刻さんのこと好きになっちゃいました!」

「うんごめんちょっと待ってね?」

 

 

は????

 

脳みそがフリーズ、再起動します。Now Loading……は???

 

なんて? 『好き』? なぜ? どうして? 何を言ってるんだ?

 

「その、胸が、ガアーって、熱くなって、速くなって、これって所謂「恋」ってやつですよね!」

「何を言ってるんだ君は」

 

俺は困惑していた。

ただひたすらに困惑し、俺は頭をポリポリと掻く。

 

「舞刻さんの顔も! その優しさも! 行動も! 全部大好きなんです!」

「ゔっ」

 

舞刻にダメージ!! なお、コンセントレイトの後のメギドラオンだった。相手は死ぬ!!

 

「いやね、あのな……」

「舞刻さん!!」

 

はい!?

 

「……大好きです!!」

 

 

 

(白目)

 

 

 

 

いや待てあかん。あかんあかん。あかんわ。ここで終わらしちゃあかん。

 

俺は大人秋津茜未成年、OK。

 

「……気持ちは受け取るし、とても嬉しい…!」

「っ!」

 

でもな……と続けようとしたところで電話が鳴る。畜生なんだってこんな時に……。

……同僚からじゃねぇかよ。

 

「あぁっと……」

「出ていいですよ?」

「……そう?」

 

本人がいいって言うなら……。

俺は少し離れたところで電話に出る。

 

内容は……はぁ? 俺の仕事の件?

 

俺は適当言って残業してねぇでとっとと帰れ。どうせ永遠に見せるんだから、それで決めてもらえばいいだろ。(意訳)

と伝えてブツっと切る。

 

やれやれ……。

 

瞬間。

 

 

 

 

 

 

ブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブッッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「おうわ!!?」

 

いきなり俺の携帯が振動し始めやがった。

なになになに、こわいこわい!? ハッキング!?

 

「……あぁ!? 外道共……だけじゃねぇ、百に京極……はぁ!? アイツまで……!?」

 

なんか怖い!? 俺の知ってる人からなんか、すっごい来るんだけど!?

 

試しに百のメッセージをタップして見てみる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

サイガ100(斎賀百)

 

 

サイガ100:見損なったぞ

 

サイガ100:お前は永遠とは違って多少マトモだと思っていたが……。

 

サイガ100:まさか、私の妹にまで手は出してないよな?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

何の話!!?

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

京極

 

 

 

京極:天誅。

 

京極:今すぐ行ってやるか場所教えろ「未成年交流者」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

本当に何の話!!?

 

外道共やかまし……これ旅狼のグループじゃねぇ?

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

ルスト:終わってる

 

京極:やっぱりアイツ殺した方が良かったんじゃないかな?

 

カッツォ:こればっかりは俺たちも京極に賛同

 

鉛筆戦士:どうしよう、八つ裂きで収まる?

 

サイガ0:アワワワワワワワ……

 

サンラク:こういう時に法律が邪魔なんだよなぁ……

 

モルド:マオウガさんはまともだとおもったのに……

 

ルスト:……ん?

 

サンラク:聞き捨てならねぇ……けど否定できねぇ……

 

京極:笑う

 

鉛筆戦士:君もだよ??

 

カッツォ:おまいう?

 

サンラク:お前もだよ

 

ルスト:とにかく、マオウガは処すべきだと思う

 

マオウガ:待て待て待て待て待て、何故こうなってる??

 

サンラク:おっ、来たな「未成年交流者」

 

鉛筆戦士:「犯罪者」の間違いでは?

 

カッツォ:ギリ「ロリコン」?

 

マオウガ:何故そうなる?

 

カッツォ:上のログ見ろロリコン

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

ログ……??

 

上にスクロールすると1つの文章が目止まる。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

秋津茜:マオウガさんと付き合うことになりました!!

 

サンラク:は?

 

カッツォ:は?

 

鉛筆戦士:は?

 

京極:は?

 

ルスト:ん?

 

モルド:え?

 

サイガ0:へ?

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「秋津茜ェェェーーーーーっっ!!?!?」

 

何言ってらっしゃるの貴方!!!!

 

「何、何故、そうなる!!?」

「えっ、だって「気持ちを受け取るし嬉しい」って……」

「気持ちは受け取るし、嬉しい」つったの!!」

 

俺は頭を抱え込む。

 

そんな俺を他所にえへへと笑う秋津茜。おい……。

 

「……秋津茜よ、俺は……」

 

俺は顔を上げて秋津茜を見る。

今にも空に飛び出しそうな勢いで顔を真っ赤にして口元を隠している秋津茜を捉える。

 

……言えない。言えないぞこれ。

 

いや馬鹿言え、お前、未成年だぞアホンダラ。言えよ。大人として。

 

「……それとも、嫌ですか……?」

 

秋津茜は少しだけ目を細めて、俺を向いて言ってくる。

 

俺は考え込む。

 

 

考え込み、考え込み、考え込み……。

 

 

「……グループ見てみ?」

「……えっ?」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

マオウガ:勘違いするなお前ら

 

サンラク:?

 

カッツォ:おっと?

 

鉛筆戦士:今更何言ったって無駄だよ?

 

サイガ0:あの、姉……サイガ100がキレてるんですけど……。

 

鉛筆戦士:あぁ、私がこの件伝えたからね

 

マオウガ:お前かよ!! ……まぁいいさ。

 

マオウガ:俺は決めたよ

 

サンラク:何を?

 

ルスト:投降?

 

京極:天誅されるの?

 

マオウガ:……秋津茜が成人したら、「俺が貰う」

 

サンラク:……ふぁっ!?

 

カッツォ:変な声出た

 

鉛筆戦士:私のお茶返してよね

 

マオウガ:秋津茜が成人したら、初めてそんときに付き合うんだよ

 

サンラク:まじかよ

 

マオウガ:大マジ

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「ってことだ秋津茜」

「……っ!!」

 

秋津茜はこちらを向いてくる。

俺は秋津茜に近づいて、顔を掴む。

 

そして、言ってやる。

 

もうどうでもいい。言っちまったんだから。

 

 

 

 

「成人したら速攻で飛んで行って、俺が貰ってやるよ」

 

 

 

 

 

秋津茜はそんな俺を見て

 

 

 

「……はい!」

 

 

 

 

元気に笑うのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあな秋津茜」

「はい! ……舞刻さんも!」

 

少しだけ残念そうな顔をしてそう言う秋津茜。

 

俺はそれに気づいて、頭。ポリポリと掻いた後、俺は手を振る。

 

「元気にしてろ、()()

「〜〜っ!! はい!!」

 

自分で言ってて恥ずかしくなってきた。

 

俺は顔を真っ赤にして、自分の部屋があるホテルへと戻る。

 

 

 

 

……初夏の少しだけ涼しい風が、俺の暑くなっている頬を撫でるのだった。

 

 

 






決着ゥーーーーーッッッ!!!!!
タイムは……5時間ですね。これは世界記録ですね。はい。






ちなみに別のところで暮らしている3人↓

バイバアル「うん? 俺と同じ匂いがした」
ヤシロバード「うん? いま犯罪者の匂いがした」
ディプスロ「これはラブコメの匂いだねぇ、それでのこの後本番するんだろうねぇ! エr(ry」

1番みたいルートは?

  • 王道の鉛筆ルート
  • やっぱりお前か斎賀姉ルート
  • 未成年交流通報待ったナシ秋津茜ルート
  • 一緒に幕末行こうね♡の京極ルート
  • 特撮で語り合うイムロンルート
  • 本当のもしもで有り得たディプスロルート
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