シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜 作:YY:10-0-1-2
レイドボスに挑むので初投稿です。
スイッチの入ったレイドボスさんはいよいよホラーゲームを超えてくる行動をする。
化け物じみた察知力がヤバい。近くに入れば兎に角、遠くにいても見つけてくる。怖すぎる。
しかも、剣の心得がないからこその流動的で不安定な戦法。レイドボスさんの剣はまさに殺人剣。斬れば死ぬ、だからそこに型もへったくれもねぇと言わんばかりの剣筋は無軌道で、それゆえにおぞましい程に純粋である。
何が言いたいか?
「やっべぇ!?」
俺の『
首を狙えば、どこであれクリティカルになる。首に値する場所ならば、全てクリティカルだ。
そして、レイドボスさんの持っている『
因みにレイドボスさんはクリティカルを連発してくる。クソゲーどころか、もはやゲームにすらなってねぇんだけど。
このゲームにおいて最も確実な天誅は首を狙うこと。そして、俺の持っている刀は首を狙えばクリティカル。
「其方と同じだよ、レイドボスさん!!」
首を一突き。
だが、ここで回避してくるのがレイドボスさんクオリティ。
おかしいね、さっきまで空飛んでいたレイドボスさんが身体を捻らせて避けたかと思えば、今度は俺の左手が消し飛んだぞ??
「同じ?」
「嘘ごめん」
俺も黙ってはいない。
幕末は刀だけの世界か? 否、否である。
俺はレイドボスさんを蹴り飛ばし、違う刀を構える。
黒く淡く光る刀『
その効果は、あまりにも硬く、そして斬れ味が悪い。故に、物理特化の武器となる。
「叩きおったらァ!!」
「っ!」
俺の頬にダメージエフェクトが入る。
だが、同時に、レイドボスさんの頬にダメージエフェクトが入った。
惜しいんだけどなぁ。
再び一閃。
俺の一閃は届かず、レイドボスさんの一閃は間違いなくこちらに向かう。
だが、ギリギリのところで刀を返し、弾く。
そして、俺は刀を刀で下に叩き落とすかのように斬り落とす。
「よっこいせっと」
「あぁ、お客様、それは行けま───っっっせん!!!」
唐突に取りだした銃。
刀をしまって取りだした2つのリボルバー。零距離射撃をギリギリ避け、次に放たれる弾は斬り落とされる。
なんとかダメージエフェクトは出せた。つまり、攻撃は通った。
だけど、ここからが問題だ。
「そりゃっ!!」
リボルバー?
知らんわ
んなもん
天誅です。
俺の振るった刀はリボルバーを斬り落とす……ではなく、物理的に叩き落とし、そのままの勢いで、下から上に斬る。
だが、そこに既にレイドボスの姿無く、あるのはリボルバーだけだった。
なるほど、斬られる寸前にリボルバー手放して空に飛んだと。
「それは愚策だろう!!!」
「やっぱ君とは、楽しい」
ゾクッとした。
いや、ゾクッなんて言葉じゃ言い表せないほどの殺意。
俺の刀は切り裂かれ、ギリギリのところで俺は回避をする。
「……『
唐突だが、斬馬刀という、馬を切るための大太刀がある。
それは、馬を切るために大きく作られている。だが、この『
『斬星竿』の特殊効果は単純明快。
空気抵抗軽減。
漢字にすれば6文字。たった6文字。だが6文字。しかして6文字。
「死んだなこれ」
この刀を持ったレイドボスは、《災害》となる。
文字通り、《災害》だ。
だが、笑気も勝機もまだある。
あの刀は、先端に掠るだけでも腕が飛ぶのだ、クリーンヒットしたらどうなるかなんて考えるまでもない。
ただ、長い。長いのだ。とにかく長い。
だからこその弱点。
ついてやるよ、その弱点。
まだ時間は有り余ってる。寧ろ、永遠にも思えるほどにだ。
「来いよ、レイドボスさんよォ!!」
「いいよ、逝こうか」
俺たちの勇者よりも、俺が先にぶった斬ってやるよ。