シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜 作:YY:10-0-1-2
Q.オウマの幕末ランクって?
A.ランクに興味は無いが、たまーにトップ10に入ったりする。故に他のランカーから「なんで入ってるんだよこいつ」と思われてたりする。
Q.オウマの幕末での実力って?
A.俺たちの勇者:当千とタメ張り合える。なんなら2人で手を組んでプラスサンラクを持ってきてみろ。持ってきたらどうなる? 知らんのか。レイドボスさんに五分五分で勝てる。(もちろん裏切らないの前提だけど。)
そんなわけで初投稿です。
さて、皆さんは『斬星竿』のモデルをご存知かな。
『斬星竿』のモデルは単純明快。佐々木小次郎が持っていたとされる刀、物干し竿の事だろう。
江戸時代初期の剣豪・巌流佐々木小次郎の使用していたとされる刀で、小次郎は刃渡り3尺……約1mの、柄も合わせれば4~5尺の長い刀を振るっていたとされている。
因みに4、5尺は1.2〜1.5mとされる。1.5mとは、車の全高と同じくらいである。長っ!?
さて、そんな『斬星竿』であるが、もちろん弱点はある。
それは、長さがありすぎると言うことだ。
長さがあれば、確かに遠くの敵にまで届くだろう。
だかしかし、急接近されたらどうなるか? まぁ、刀を返すのは難しいだろう。
だが、レイドボスさんはそれをやってのける。だからこそ厄介なのだ。
「速さこそ、命よ!!」
俺は勢いよく飛び、レイドボスさんの射程圏内に入る。
急接近されたレイドボスさんは、刀を返すが、俺はそれをしゃがんで回避する。
そして、刀を地面に突き立てて、顎に蹴りを入れる。
「まだまだぁ!!」
俺の作戦は、至極単純。刀を振らせないこと、だ。
刀とは、振られるからこそ脅威になるのであって、脅威にならないのであれば、怖くなどない。
攻める。とにかく攻める。攻めて攻めて攻めまくる。
刀など振るわせるか、刀を握らせてたまるか、脳みそで考えさせてたまるか。
相手の行動を全て蝿のように真正面から
行動を制限しろ。行動をさせるな。考えさせるな。
「そらあ!!」
刀を懐から取り出し、レイドボスさんに差し向ける。
レイドボスさんは『斬星竿』でガードするので手一杯らしい。そうだ、それでいい。
俺の息が、スタミナが、尽きるまで台風のように回れ。廻れ。舞われ。
「っ!!」
だが、レイドボスさんも黙ってなんかいない。
俺のことを蹴り飛ばし、『斬星竿』を構え直す。
「は」
だが、視界良好、覚悟ガンギマリ、アドレナリンドバドバ、脳みそフル回転中の俺には適わないよ。
俺は飛ばされた方の壁を蹴って、レイドボスさんの近くに向かう。
「せいっ!!」
刀を振るう。
レイドボスさんは避ける。
その避けは、俺の
「おりゃぁぁ!!」
「っ!」
レイドボスさんのジャンプした所には、俺が先程突き刺した刀がある。
俺は刀を投げてレイドボスさんの集中力を切らした*1ところを突く。
刀を抜き、突撃する。
一気に迫る2つの刃。
投げた刀が避けられても、俺にはまだ策はある。
さぁ来いよレイドボス!!
「テメェの初めての……天誅だ!!」
俺がそう意気揚々と高らかに宣言に、首に刃を振るう。
決して、レイドボスさんのことを舐めていたわけじゃない。
だからといって、俺も手を抜いた訳じゃない。
「……?」
顎に衝撃が走ったかと思えば、腕が斬り飛ばされ、投擲したはずの刀も斬り落とされていた。
俺はへにゃりと地面に倒れてレイドボスさんの足を見る。
「……???」
理解不能。
俺の脳みそじゃ理解不能だった。
なんだこれ。なんで俺は倒れてる? なんで俺の腕はないんだ? というか、どうやって刀を斬り落とした? そもそも顎に衝撃ってなに?
様々な考えと疑問が駆け巡るが、ステータスを見て全て理解した。
「……マジかよ」
「楽しい。だから、負けたくない」
レイドボスさんがそう言ってしゃがみこみ、俺の顔を覗く。
レイドボスさんのやったことは至極簡単。
顎を蹴り抜くことで、状態異常である気絶を引き起こしたのだ。人間の身体で。
因みにこの世界の気絶は、殴る蹴るで出るようなもんじゃない。それこそ馬に撥ねられるくらいの衝撃で発生するもんだ。
……余計意味が分からない。
意図的に気絶引き起こすってマジ?
「……わけ、わっかんねぇ……へへへ……」
「楽しかったよ」
「首洗って待ってろレイドボス……」
俺の幕末、in レイドボス戦は、こうして終わった。
因みに死因は顎を蹴り抜かれたことによるダメージであった。
気絶出てたから、やっぱおかしいやあの人。