シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜   作:YY:10-0-1-2

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一体誰に会うんだ……という事で初投稿です。


負けた悔しさ、そして会った悲しさ

 

レイドボスさんやっぱおかしいや。

遠目で吹き荒れる台風を見ながらそう思う。因みにあの台風は人工的に作られたものである。

 

誰が作ったって? ハハハハハ、察しろよ。

 

いやしかし、だが、あそこまで追い詰めれたのも……追い詰めた? 追い詰めたと仮定して、あそこまで行けたのは凄いことだ。

 

レイドボスさんには歯が立たないからな。

それでも、当千と一緒に挑んだ時には最大瞬間風速で吹き飛ばされたですけどね。どうなってんすかあの人の生態。

 

さて、俺の幕末はここで終わり。もちろんノルマ達成(天誅しまくり)はしたが、まさかの収穫(レイドボスを追い詰めた)も出来たからここまでにしようか。

 

 

では、幕末から現実にINしたお。

 

「んん……ええ〜今が、1時ぃ!? おいおい、時間感覚おかしいんじゃねぇの……」

 

体感2時間以上経ってた気がするんだけど……。

えっ、じゃあ何、俺レイドボスさんと戦い終わったあとに旋風のようになって天誅しまくったってこと。あらやだ新しいスキル手に入れちゃったわよ。

 

 

ならばやることは1つ。

休憩(幕末)が終わったから、神ゲーの世界(シャングリラ・フロンティア)へと向かうだけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シャンフロでの記録は、確か蛇野郎を倒したところで終わっていたはずだ。

 それなりにレベルも上がっているからこそ、お金もたんまりあるわけだ。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

PN:マオウガ=ドキ

LV(レベル):15

JOB:戦士

SJOB:傭兵(二刀流)

7,000マーニ

 

HP(体力):45

MP(魔力):20

STM (スタミナ):35

STR(筋力):47

DEX(器用):30

AGI(敏捷):40

TEC(技量):25

VIT(耐久力):15(8)

LUC(幸運):25

 

スキル

・スラッシュラッシュ

・スピンラッシュ

・刺突

・フラッシュカウンター

・タップステップ

 

左:無し

右:剣客の鉄刀

頭:皮の帽子

胴:皮の服

腰:皮のベルト

脚:皮の靴

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

6レベ上がった、つまり、スキルポイント25を貰えたわけだ。

体力は多ければ多いほどいい。おれの死んだじいちゃんも言ってた。生きてるけど。

 

さて、これからどうするか……というか、なんかスキル増えてんだけど。

まぁいいや。とにかく、これからどうするか、だなぁ……。

 

ふと、自分の体を見る。

 

……そうだ、防具買おうかな。

俺はそう思い、防具を売っている店へと向かう。

 

「いらっしゃいませ、どの防具をお探しですか?」

「なんか、一覧的なのってあるか?」

「こちらになりますね、どうぞ!」

 

 

羊皮紙……らしい見た目をしたウィンドウが目の前に表示されて大まかな情報が出てくる。

 

というか初NPCなのだが、こいつぁ凄いや。

たしか、AIは軍事レベルの技術が惜しげなく使われてるんだっけかこのゲーム、ほとんど人を相手しているようにしか思えない。

 

ええっと、なになに……?

 

・蛇革装備一式(個別購入可):12,000マーニ

・ハードチェーン装備一式(装備個別購入可):6,000マーニ

・黒道の黒衣装備一式(個別購入不可):9,000マーニ

・白道の白衣装備一式(個別購入不可):9,000マーニ

(へだ)()の皮服装備一式(個別購入可):4,000マーニ

 

ふむ。

チェーン装備でもいいが、安さでいえば……隔て刃の装備だろう。

 

よし決めた。

 

「隔て刃の装備をくれ」

「かしこまりました!」

 

安いは正義。はっきり分かんだね。

 

蛇革装備とハードチェーン装備はどうも重量でAGIにマイナス補正が入るようだし、黒道&白道装備は魔法職用装備、俺には合わない。

消去法的にも、隔て刃だろうな。

 

「お買い上げありがとうございます!破損した装備は持ち込んでいただければ破損に応じた料金で修復させていただきます、貴方に幸運のあらんことを!!」

 

へえ、そんなこと出来るんやな〜。

 

そう思いながら代金を払って見てみれば……風船に目鼻口用の穴を開けただけの覆面が視界に入る。

 

……頭は、いいや……。

 

 

・隔て刃の皮マスク

四駆八駆の沼荒野に生息するマッドフロッグの皮から作られたマスク。最低限の隙しかないマスクは装着者の顔を守る。

髪の量が多いと愉快なシルエットになるので注意。

 

・隔て刃の皮ベスト

四駆八駆の沼荒野に生息するマッドフロッグの皮から作られたベスト。一定以下の切れ味の斬撃に対して抵抗を持つ。

肌に吸い付く感触は賛否両論。

 

・隔て刃の皮ベルト

四駆八駆の沼荒野に生息するマッドフロッグの皮から作られたベルト。マッドフロッグの背中の皮だけを使っているため刺突に対して抵抗を持つ。

通は全身にこれを巻く。きつく、もっと!!

 

・隔て刃の皮ズボン

四駆八駆の沼荒野に生息するマッドフロッグの皮から作られたズボン。装備者の動きを阻害しない作り。

ベストと比べて防御は薄い。

 

 

 

マスク捨てようかな……?

 

 

とりあえず頭装備は外し、装備を着てみる。

ほぅ、やっぱりVITが上がってる。耐久力が上がれば、さらに戦闘を継続できるような硬さを手に入れられる。

それこそ、鎧とかならもっと上がるだろうな。

 

まぁ、鎧なんて重たいもの着ないけど。カァ〜、ペッ!

 

「はて……これからどうすべきか……」

 

とりあえず、マップの開拓か。

確かこの近くなら、「四駆ハ駆の沼荒野」だっけ。

 

セカンディルからサードレマへと行くために超えなければならないエリア「四駆八駆の沼荒野」

名前通り多数の沼が点在する荒野であるが、なんと鉱物アイテムがドロップするらしい。

 

この手のゲームならば、鉱物が手に入ると、武器が作れるものだ。

致命の刀(ヴォーパルソード)の耐久値の節約、それと鉄刀の節約も兼ねて、新しい武器を作るのもいいだろう。

……まぁ、刀が作れるかどうかは知らんけどな。

 

「やっぱりいた〜!!」

 

いきなり声をかけられる。

いや待て、俺はこの声を知ってるぞ。嫌ってほど聞いたことあるし。

 

例えフルダイブだとしても、例えどれだけ声を変えようとも、この嫌悪感は取り除けねぇ……。

俺の遺伝子レベルで記録に残ってらァ……この声……。

 

恐る恐る後ろを振り向けば……

 

「やっぱりマー君だねぇ! お姉さん、来ちゃった!」

「来ちゃったじゃねぇんだよなぁ……永遠(トワ)……」

 

俺の知り合いであり、魔王と呼ばれ、そして俺がマオウガと名乗るようになった女……

 

天音(あまね) 永遠(とわ)、基、鉛筆戦士……いや、アーサー・ペンシルゴンがそこに立っていた。

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