シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜 作:YY:10-0-1-2
ペンシルゴンさん、何をしてくるんでしょうか……、そんなこんなの初投稿です。
さて、だ。
ペンシルゴンとフレ申も終わったことだし、俺はさっさと武器を作りに行きたい……のだが。
「ねぇ、マー君、
「……何を?」
「ユニークモンスターについて、だよ」
ユニークモンスター?
確か、シャンフロ内に存在する、7体のモンスター。それらを『7つの最強種』と呼んでいたはずだ。
どんな種族で、どこで出逢えるのか? 奴らの情報は極めて少なく、名前そのものが判明しているのも極僅かという、謎が謎を呼ぶモンスター達だ。
そしてそんな最強種達は、全員例外なく『理不尽な強さ』を誇っている。
確か、今出ているのは……『夜襲のリュカオーン』『天覇のジークヴルム』『深淵のクターニッド』『冥響のオルケストラ』だっけか。
「『墓守のウェザエモン』その攻略に、参加させる権利をあげるよ」
「……へぇ、ウェザエモン……ねぇ……」
「私の所属してるクラン『阿修羅会』が直隠しにしてるユニークモンスター。因みに他のプレイヤーは知らなーい、と~っても貴重な情報だよ~?」
なるほど、興味をそそられる言葉だ。
そして何よりも、道はひとつしかない。阿修羅会とやらが何なのかは知らないが、ペンシルゴンがいるならば、敵に回したくない。
「いいぜ、興味あるし乗ってやるよ」
「そう来なくっちゃ!」
とりあえず、こんな場所でこんな会話してるのは色々と問題だから、鉛筆が時代を作ったゲームである『ユナイト・ラウンズ』で落ち合うことになった。
俺はペンシルゴンに日程の確認をしてから、その場を後にする。
面倒臭いことに巻き込まれはしたが、それ以上に興味がある。
ウェザエモン、どっからどう見ても侍の名前だろう。
侍、ということは刀を持っているはずだ。
その刀、人目拝んでみてぇしな。
「さて、とりあえず武器を作ろうか……それと、レベル上げもしなきゃなぁ……一旦ここら辺の生態系ぶっ壊せば何とかなるか……?」
俺は他人に聞かれたら速攻で止められることを呟きながら、とりあえず四駆八駆の沼荒野へ向かうことにした。
◇◆◇
四駆八駆の沼荒野。
フィールドのエリアの一部に『泥沼』が適応されている。プレイヤーは泥沼に足を踏み入れると、強制的に『歩み状態』となってしまい、機動力が著しく落ちてしまうステージだ。
確か、何かしらのアイテムでその泥沼を無視できるらしいのだが……生憎持っていない。
なので、歩きながらも何とかツルハシを手に持ち、一生懸命に掘り進めるのだ。
とりあえず出たものを纏めてみると……
・石ころ
何の変哲もない石の礫。
鉱石としての価値は皆無であるが、礫玉としての利用価値はある。
・灰色鉄鉱
灰色の鉄鉱石。
特殊な効果こそないものの様々な用途に加工することができる。
磨いても光沢を放たないため装飾品としては下の下。
・銀色鉄鉱
銀色の鉄鉱石。
これを用いた装備は「魔力強靭」の効果を持つ。
銀だけど鉄。
・沼棺の化石
おそらく何かのモンスターの一部であろう化石。
四駆八駆の沼荒野に乱立する沼棺は遥かな太古に在った生物の記憶を内包していることがある。
掘り当てたそれがただ過去の残滓なのか、過去からの遺産なのかは運次第……
うむ。クソ喰らえである。
20分間の末、確かに様々な鉱石を手に入れた……が、石ころ率半端ないんだけど。どうなってるんですかコレ???
どうやら一定回数採掘しきると岩……沼柱?なるオブジェクトは崩れてそれ以上の採掘ができなくなってしまうようだ。
さて、どうするか……。
武器屋行って一旦武器を作ってもらうのもありか?
と、ゲーム故かあからさまに「今から襲いますよ、備えてよ〜」とでも言いたげな甲高い鳴き声が頭上から響く。
見上げれば、そこにはハゲタカのようなモンスターが襲ってきた。
とりあえず後ろにバク宙して避ける。
「バンディットバルチャー……調理してやろうか……えぇ?」
バンディットバルチャーが、こちらに向かって突撃してくるが、旅人の鉄刀を持ち、回避すると同時に脚を叩き切る。
旅人の鉄刀は、ピシッと音を立てる。それを聞いて、速攻でしまった。
……危ねぇぞ……。
「てめっ、よくも俺の鉄刀を……!!」
俺は、武器を大切にしたい人なのだ。
俺は変わりに、
ギャエエと叫び、CRITICALという文字が現れる。
ここで終わるか? もちろん、否である。
右に振るった刀を、逆刃にして、今度は左方向にぶった斬る。
そのまま右下に斬り落とし、最後にスキル『スラッシュ』を放つ。
ポリゴンと化したバンディットバルチャーは、素材をゴロゴロと落とし、俺のレベルの糧となった。
……暫くはコイツでレベル上げだな。
とりあえず武器を作りに行こう……。