シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜   作:YY:10-0-1-2

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本日3本目!!! ということで初投稿です。

※お気に入り登録者が100人越えました! ありがとうございます! これからも頑張ります!


ハイスピード土下座は基本中の基本

 

 

俺はいま、土下座をしている。

誰に向かって? アッハハハもちろん決まってんじゃん。

 

「で、マー君? 遅れた理由は?」

「いやほんと、マジで、レベル上げに夢中でして……すんませんした、住所特定とかだけは勘弁してくださいマジで」

 

ペンシルゴン(天音永遠)にだよ。

武器の制作だとか、リュカオーンとの戦いだとかですっかり忘れてたけど、約束してたんっすよね。

 

……いやほんとマジで勘弁してください。

住所特定は……いや、ぬるいな。天音永遠の顔でなんか言われたらファンに殺される。それだけはマズイ。

 

「まっ、いいんだけどね」

「許した……? ペンシルゴンが……?」

「あのね、自分から許しこいておいてそれ言うの良くないと思うよ?」

「さーせん」

 

俺は椅子に座り直し、永遠の話を聞く。

 

「俺を参加させる理由は?」

「単純。ウェザエモンの攻撃についていけると思ったから」

 

……このセリフだと、お前……何回か挑んでるな?

俺がそう尋ねると、やはりというか、永遠は頷いて肯定する。

だよな〜じゃないと、まずそもそも俺を誘わないだろう。

 

「時期は?」

「……それがね、まだ決まってないんだよね〜」

「えっ、そうなの?」

「うん。君以外にも2()()頼む予定だからさ」

 

なるほどね。

流石に俺と永遠じゃあ勝てる見込みはないわな。

 

……なんか悔しいが、リュカオーンの件もある。それも込みで、勝てる見込みは無し、だ。

 

2人……つぅことは、サンラクとカッツォか?

 

「勝算は?」

「ある」

「ならいいや」

 

俺は勝算さえあれば、あとはその通りに進むまでだしな。

 

「詳しいことは2人を呼んでから話そうと思うけど……」

「事前情報だけ欲しいな〜なんちゃって?」

「だと思った。それじゃあ、説明するからよく聞いててね」

 

 

墓守のウェザエモン。

そいつの説明は、俺の想像を絶するほどヤバかった。

 

ユニークモンスターは遭遇するだけで経験値が入る。

確かにリュカオーンのようなランダムエンカウントでないユニークモンスターの場所を占有できたならレベリングの場としてはこれ以上ない存在だろう。

 

それを阿修羅会が占有してた訳だが。

 

さて、永遠が渡してきたプレイヤーノートにはこんなことが書かれていた。

 

 

『ユニークモンスター「墓守のウェザエモン」はユニークシナリオEX「此岸より彼岸へ愛を込めて」を受注することで戦闘可能な人型ユニークモンスターである。

 

ユニークシナリオ受注条件は満月の夜に千紫万紅の樹海窟隠しエリア「秘匿の花園」に一切の武器を装備しない状態で訪れる事で出現するユニークNPC「遠き日のセツナ」と会話する事で受注可能』

 

 

……このユニークシナリオEXというものはよく分からないが、とにかくこれが挑むために必要な「チケット」のようなものなのだろう。

 

めんどくさい手順を踏むらしいが、それは置いておき。

 

 

 

 

『墓守のウェザエモンは戦闘開始と同時に「自身を除く戦闘エリア内の全てのキャラクターのレベルを上限50にする」スキルを発動するため、全プレイヤーはステータスが大幅に下がった状態での戦闘を余儀なくされる。

これはレベルが下がるのと同時に「レベル51から99までの間に割り振ったステータスポイント」が戦闘の間は消失するためである。

検証の結果、NPCにもこの効果は適用されるため、高レベルNPCで固める戦法も無意味と判断せざるを得ない』

 

 

 

 

 

うんごめんちょっと待って欲しい。

 

 

「はっ? マジで言ってる?」

「大マジ。今回の件に関しては嘘はつかないよ」

 

え〜? ほんとうでござるか〜?

すこし訝しんだものの、やはり書いてあることがヤバい。

 

レベルとステータスに干渉ぅ? 読んだ限り戦闘中限定なのは分かったが……これ無理ゲーじゃないのか、向こうは100とか余裕で超えてるはずだろ?

 

「ウェザエモンのレベルは?」

「鑑定持ちのプレイヤーが調べたけどレベル200だったよ、脳筋アタッカーのフルパワーですら歯が立たないチートスキルだよ全く……多分だけど特殊勝利系」

 

なるほど。

つまり、レベル差150あるなかで特殊勝利を目指せと、馬っ鹿じゃねぇの?

 

特殊勝利……考えられる可能性としては「特定のオブジェクトの確保、破壊」「時間経過」「特定の攻撃からの生存」……珍しいところでは「戦闘中の説得」なんてのもあるものにはある。

 

その次、戦闘の技。

 

これはありがたい限りなのでよく読み込んで……

 

 

 

『通常攻撃は刀を使用したものが殆どであり、時折格闘攻撃を繰り出す。だが格闘攻撃と刀攻撃の二択であるならば刀攻撃を選択する思考ルーチンである。

以下はこれまでに判明した墓守のウェザエモンが使用する特殊行動

 

断風(たちかぜ)

発生1フレーム疑惑のある神速の居合、致死レベルのガード貫通性能。喰らえば死ぬ。

予備動作で見切って回避する必要あり、とはいえ予備動作自体も短いのでタゲられたら死ぬ前提で行くべきか。

 

 

入道雲(にゅうどうくも)

溜めモーションの後に巨大な雲の腕でエリア全体を薙ぎ払う。喰らえば死ぬ。

恐らく安全地帯は上と至近距離、AGIがあれば走って逃げ切れるかも?

 

 

雷鐘(らいしょう)

刀に雷を纏わせ、広範囲を爆撃する。喰らえば死ぬ。

着弾場所はある程度プレイヤーをホーミングしている、着弾地点は重複するためプレイヤーが密集すると一網打尽にされる』

 

 

ハハハ、ウェザー衛門(ウェザエモン)ってか。やかましいわい。

 

待てや、オワタ式極まりすぎだろ。

喰らったら死ぬが前提なのか。というかこれだけの性能を誇ってまだ全貌が明らかになっていないのか。

 

うわ、しかも追加武装もあるのかよ。

 

「合体か。ちょっと見てみたいかも」

「試すなら1人でね? 私行かないからね?」

「はいはい、ミレナイノザンネンダナー」

 

 

……なるほど、なるほどなるほど。

見た感じ、サンラクと俺がウェザエモン……、カッツォが麒麟、ペンシルゴンがサポートって感じか。

 

まぁその2人とやらがサンラクとカッツォなのかはまだ分からんが。

 

「……よし分かった」

「ふふ、ありがとね」

 

急に感謝を告げられてビックリするからやめてくんねぇかな。

 

「じゃあ、また今度……ユニークシナリオとやら受けるから案内してくれよ」

「うん。明日でいい?」

「……それでいいや」

 

 

また今度って知らないのかしら?

ゼッタのステータスって?

  • か弱いに決まってんだろ!
  • いや、意外と魔法系統なのでは……?
  • なんか武器持ってそう(小並感)
  • うるせぇ!パワー!パワー!パワー!!!
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