シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜 作:YY:10-0-1-2
蟲は最高という訳で初投稿です。
千紫万紅の樹海窟。
巨大な迷宮洞窟の中に樹海の如く植物が生い茂っており、地面には一面色とりどりの花が咲いているエリア。
えぇ、これ本当に洞窟でござるか〜??
目を凝らした先、早速モンスターを発見する。
それは巨大な蝶の翅を持つ……球? いや違うな、よく見ると中を黄金色の液体で満たした腹を揺らして飛んでいた。
なるほど、いかにもってかんじだ。
俺は湖沼の短剣を取り出し、一気に駆け出す。
「せいっ!!」
蝶に飛びかかって羽をぶった斬り、すかさず頭に一突き。
そして、ポリゴンと化した蝶を見届けながら腹に溜めてあったであろう蜜の球体をキャッチする。
ふぅ、レアアイテムと見た。
「どーよ!」
「わぁ、触ってみたい!」
俺は触らせながら詳細を確認してみる。
なるほど、ストレージパピヨンの蜜袋か……食べて楽しむも、投げて楽しむも正解。
えっ、投げる??
いや確かに思い切り蹴り飛ばしたい感触はしていたが。
まぁいい、どうせこのアイテムだけでも三、四個は集めるだろうしそしたら一つくらいぶん投げてみるか。
「あっ、エンパイアビーのワーカービーだよ……!」
エンパイアビー……ねぇ。
まぁ、蜜が出てくるんだったら蜂が出てくるのはお約束、というものだ。
というかデカイな。人によっては地獄では??
「とりあえず天誅してみっか!!」
走り出して切り裂いて突いて突いて……。
すると、なんか出た。いや、なんか出たというか、花粉? みたいなのが上へ飛んで行って爆散して……
「おっとこれは……」
ふむ、救難信号に似ているよね知ってたよいっぱい音聞こえるもん。やめてください死んでしまいます。
ゼッタさん曰く、ハンタービーとやらが大量にこちらに向かってきているらしい。
ふふ、ならばいいさ、かかって来い。
「俺の
ちなみに火は吹かないが、CRITICALばっかでるよ。
◇◆◇
・ エンパイアビー・ワーカーの貯粉毛
エンパイアビーの中でも花粉や蜜を集める事を使命とする個体に生えた柔らかな毛。
花粉を始めとした粉末を溜め込むその毛は戦闘よりも日常生活でこそ重宝される。
・ エンパイアビー・ハンターの狩針
エンパイアビーの中でも狩猟及び外敵への攻撃を使命とする個体の針。
その特性上毒を使うことができない為、針から生えた返しによって突き刺し、毟り抉る事で敵にダメージを与える。
・ エンパイアビー・ハンターの大顎
エンパイアビーの中でも狩猟及び外敵への攻撃を使命とする個体の顎。
彼らの顎そのものに求められたのは、鋭さではなく、硬い攻殻をも砕く頑丈さだった。
こんなもんかよエンパイアビー……。
とはいえ、こんなにも殺意を向けられるま流石に怖くなってくる。虫って怖いわ……。
それはそれとして。
「なぁゼッタさんや」
「うん、言いたいことは分かるよお兄ちゃん」
虫も怖いけどもっと大きい虫って怖いね、って話。
花が虫を食ってる……いや、どちらかと言えば、花に
アレって確か、ハナカマキリっていうんだよな?
蟷螂かぁ……腕の装備ってもしかして武器になったりするのかなぁ……?
「ゼッタさん、ちょっと周りに気をつけながら採取してて。俺、アイツ潰してくるわ」
「分かった。お兄ちゃんも気をつけてね!」
エッホエッホと走っていくゼッタさんを尻目に、ハナカマキリに向けて足元にあった石をぶん投げる。
ハナカマキリは思いっきりガバッと起き上がり、俺を睨みつけてくる。
俺はニッコリ笑顔で中指を立てながら。
「へぇ〜い、殺っちゃう?」
ハナカマキリは、ブチ切れた。
ハナカマキリの大きな鎌の攻撃を避けて、よく見てみる。
なるほど、まんま蟷螂だなあれ。蟷螂かそっか……生物学というか、なんかよく見ておいて正解だったな。
俺は致命の刀を手に持ち、ブンっと振った後、勢いよく地面を蹴り、スキル『スピニングラッシュ』を放つ。
だが、流石はハナカマキリ。鎌でそれを防いでカウンターをしてくる。
だが、それはデレ行為と言うやつだ。
「カウンター返し『レペルカウンター』!!!」
レペルカウンターは、相手の攻撃を弾いて思いっきりカウンターを入れるスキルだ。
ハナカマキリの喉元に向けて刀を突き刺して、そのまま下に思いっきり落とす。
つまり、ズババババと大きな音を立てて切り裂く。
さらに後ろに回って思いっきり刀を縦に振るってダメージを入れ込む。
「まだまだだぞ!!」
ハナカマキリは振り向きながら鎌を横に振るが、俺はそれをしゃがんで避けて、腕の力を使って飛び蹴りを放つ。
顔面に向けて飛び蹴り、相手は目を瞑る!
この隙に俺は首に向けて『スラッシュラッシュ』を仕掛けてみる。
CRITICALの文字を連発ながら地面に着地! これは大ダメージでしょ!!
やはり、ハナカマキリは痛そうにしながらも、その場から逃げようと脚を動かす。
「待てや!!」
俺は刀を思いっきり横に振り、ハナカマキリの脚を斬ってみる。
思った通り、ハナカマキリは脚を斬られたことでバランスを崩して倒れやがった!
「おおっ!! 『スパイラルエッジ』!!」
ハナカマキリの頭に回ってスパイラルエッジ。
ハナカマキリは鎌を振り上げたはいいものの、そのまま振り落とすことなくポリゴンと化して消えていった。
ハナカマキリとの勝負は、俺の勝ちらしい。
ゼッタのステータスって?
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か弱いに決まってんだろ!
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いや、意外と魔法系統なのでは……?
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なんか武器持ってそう(小並感)
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うるせぇ!パワー!パワー!パワー!!!