シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜   作:YY:10-0-1-2

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蜘蛛落としの専門家……スパイダーマッ! ということで初投稿です。

※「俺たちの勇者」を「みんなの勇者」と間違えた愚か者は俺ですというプラカードを抱えている。誤字報告、感謝……感謝……!!


蜘蛛落としの専門家

 

 

あのハナカマキリを大量にぶっ潰して素材ホクホクになったのはいいのだ。

 

「まさかエンパイアビー連れてくるだなんて思わないよね」

「お兄ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁあん!!!」

 

俺は遠くから走ってくるゼッタさんを見ながら、刀を構える。

ははは、天誅してやらァ……。

 

と思ったら、エンパイアビー共は俺を見るや否や、驚きながら引き返していきやがった。

……あっ、これもしかして。

 

 

「ちくしょう、クソ犬(リュカオーン)のせいか。まぁ、良かったとしよう……」

「あー、びっくりした……助かったよ……」

 

コイツめ……俺がリュカオーンの呪い無かったらどうするつもりだったんだ。

まぁ、どうせついてなくてもぶった斬るだけだけど。

 

さて、ここのエリアボスについては調べてある。

 

クラウンスパイダー、道化蜘蛛とも呼ばれているらしい。

腹部にピエロの顔面メイクみたいな模様、木の中身をくり抜くようにして縦に伸びたエリアに蜘蛛の巣を張り巡らせ、綱渡りのように飛び回り、巣を張った木の上から丸太などを落としてくる。特にトリモチよろしく行動を阻害する糸玉は危険……と。

 

なるほどなるほど。

ただ、コイツ見て分かる。

 

「落とせば勝ちだな……」

 

どう落とすかは問題ではあるが、まぁ、脚を切り落とせば落ちるだろう。

フィールドを見る限り……壁に螺旋階段? のようなものがある。つまり、上に登れということだろう。

 

うむ、なかなかどうして、貪食の大蛇も、泥堀りもコイツも初見殺しが好きなのだろう。

 

「とっとと済ますか……ゼッタ、端っこにいとけ」

「うん!」

 

ゼッタにそういった俺はウッキウキで登ってクラウンスパイダーに近づく。

というか、高いな。下……いや、ちょっと螺旋階段を登っているが、ゼッタが白い点に見える。

点……動く点……P……うっ、頭が。

 

クラウンスパイダーは俺に気づいたのか、蜘蛛糸の上をのそのそと歩いてくる。

……地上だともうちょい速いんだろうが……残念、ここは蜘蛛糸の上だ。

 

それに、()()()()

 

 

「こちとら……こちとらァ!! 毎回変な理不尽にあってっからなぁァ!! こんぐらいの綱渡り、走らないと死ぬんだよォ!」

 

 

幕末……それは、理不尽が栄えて、理不尽が蔓延り、理不尽で死に、理不尽に生き残るゲーム……。

あぁ、とあるプレイヤーに追いかけられた時、綱の上に乗って走った事あるがあれはキツかった……今回の蜘蛛糸より細いもん。

 

マジで許さんからな俺たちの勇者ァ……。

 

「オラくたばれ!!!」

 

致命の刀を持って蜘蛛糸を走り、クラウンスパイダーをぶった斬る。

蜘蛛の糸は、縦の糸に粘着力はなく、横の糸に粘着力がある。

つまり、横の糸さえ踏まなければ…………!!!

 

「俺の土俵……だァ!!!」

 

なお、地上ならもっと動ける!!

 

顔面を切り裂かれたクラウンスパイダーは、蜘蛛糸から脚を踏み外して地面に落ちていく。

グシャアと、とてもとても気持ちがいい音が聞こえた後、俺は周りを見てみる。

 

……あの丸太、もしかして叩き落とせるな?

 

とりあえず斬ってみようあそーれワンツー……。

クリティカル2回で切り落とせるらしい……が、それは兎に角どうやら怒り心頭の家主が帰ってきたらしい。

 

おーおー、前脚振っておられる怒ってらっしゃるわい。

 

「そうだな……ここでとりあえず『レペルカウンター』!!」

 

クラウンスパイダーの前脚攻撃をレペルカウンター。仰け反り姿勢になったクラウンスパイダーに『スピニングラッシュ』。

脚を切ったので、クラウンスパイダーは体勢を崩し、その隙に顔面に『スパイラルエッジ』!

 

クラウンスパイダーは地に落ちていった……。

 

そして、クラウンスパイダーは思うはずだ。

 

「まさか自分の攻撃をそっくりそのまま返されるとは……とね」

 

丸太を落として、クラウンスパイダーにぶつける。

おっ、ヒットしたぞヒット。落下ダメージも入ってるっぽいし、この攻撃も結構効いてるんじゃないか?

 

っと、天井に糸はって……登ってくる気か。

残念そこは俺の攻撃範囲内だ。あそーれ。

 

クリティカル2回を叩き出したところで、糸がプツリと切れ、途中まで登っていたクラウンスパイダーは地に落ちた。

なるほど、これぞまさしく「蜘蛛の糸」だな。お釈迦様になった気分。

 

「さらにもう一発!」

 

ぐるぐるに巻になっている何かを斬り落とし、再び登ってこようとしていたクラウンスパイダーにぶち当てる。

あーあ、ダメージ食らうし地面に落ちるしカワイソーダネー。

 

さて、これをあと何回繰り返せばいいかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はっきり言おう。

お前、本当に可哀想だ。

 

「なぁ、もう10回だぜ? そろそろ諦めろって。な?」

 

クラウンスパイダーは諦めなかった。

クラウンスパイダーは、なんとか家へと帰ろうと、侵入者である俺を潰そうと、諦めなかった。

 

その結果、半分以上の脚はあらぬ方向に。体全体はなんかこう、潰れていて、所々からポリゴンが溢れだしている。

多分このまま放っておいたら死ぬんじゃねぇかな?

 

それはそれで悲しい。

そして何より、俺はそれは嫌いだ。

俺がすべきは「天誅」なのだ。

 

「だから、最期はちゃんと技で決めてやるよ」

 

俺は構えて、息を整える。

クラウンスパイダーよりも速く、クラウンスパイダーの攻撃よりも速く、速く速く。

 

刀を振るった。

 

「擬似、居合斬りってね」

 

クラウンスパイダーの顔面……ではなく、立ち上がった際の腹に向かって一閃。

 

クラウンスパイダーは、儚く散った。

クラウンスパイダーよ、嗚呼、クラウンスパイダーよ。

 

お前は、あまりにも……あまりにも可哀想であった。

 

 

 

 

それはそれとして、お前報酬しょぼくね?





「これ面白いな〜しかもシャンフロの二次創作じゃん〜」となってですね、とあるシャンフロ二次創作2作品に感化されてこの作品書いてるんですけれども。
まさか、その感化されたシャンフロ二次創作作品のうちの一つの作者様が感想に来るだなんて思わないじゃないですか。

見た時変な笑い声出ました。
人生何があるか分からないって話。



もしもシリーズ、待ってます
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=324550&uid=410751

このゲーム、カンストって……(震え声)

  • 9999ぐらい?
  • 1万は飛んでそう(白目)
  • 10万……?(遠い目)
  • 私のカンストレベルは53万です()
  • ↑そのさらに上……!?(100万以上)
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