シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜 作:YY:10-0-1-2
初投稿です。
※スコスコ侍様、評価☆9、ありがとうございます!
ハナカマキリ、モウ、イイヤ……。
俺は死んだ魚のような目でコンビニに辿り着く。
俺はあの後、ビィラック師の所に武器を預けた後、致命の刀を手に持ち、ハナカマキリと蜂……それとなんか大きいカブトとクワガタのキメラと戦っていた。
結局のところ、刃物は通らないため、「無理だこれ」と諦めた訳だが。うーん、この。
と、行ったところでログアウトし、今現在は朝である。
俺自身、ショートスリーパーだから4時間ばかりで復活するのはゲーマーにおいて最強のアビリティだと思ってます。それはそれとして寝ないのは無敵だと思うの。
そう思いながらエナジードリンクを手に持ち、ふと、雑誌コーナーに目がいく。
雑誌コーナーには、大々的に「シャンフロ、大型アップデート」と書かれている本が置いてある。
「……週間VRフルダイバー、特集「プロゲーマー
いやそっちに目が行くんかいと自分でも思う。うん。
しかし、あいつ無意識かつナチュラルに毒吐くので、何をインタビューするのだろうか。可哀想に、編集する人は大変そうだ。
ところで「幕末週間特集」とかありません? あっ、無い? そっすか……。
それはそれとして、シャンフロのアップデートの話だ。
新エリア「断絶の大海」に「開拓船団」、まだ見ぬ「新大陸」……新職業「ライダー」
これらが大きく出るであろうアップデート内容だ。
これを夏にやるってのが上手いよな、新規プレイヤーを引き込む方法ってのを熟知している。
俺らが夏にこの服涼しいですよ、と出すのと同じ感じなのだ。どこもやることは同じなんですね。
とりあえず買っておいてマーカーでも引くか……今後の為にね。
……お財布の中の諭吉さんは浜で死にました。
◇◆◇
嫌がらせの如く送られてくるメールに若干キレつつも、ログインすればそこはラビッツのベッドの上。
なんで
「おはようお兄ちゃん!」
「うんおはよう」
それはそれとしてゼッタちゃんは可愛いですね。別にロリコンでは無いが。
さて、そろそろ真面目に準備する時期か。
先程からうるさいほどメールが鳴っているため、多分ウェザエモンのことだろう。
「ゼッタさんや。しばらく俺と離れててくれるか?」
「えっ、なんで?」
「あぁいや、べつに嫌いになったとかじゃなくてだな。これからウェザエモンとか言うやつをぶっ飛ばしに………………ゼッタさん?」
ゼッタはウェザエモンという言葉を聞いて黙りこくって俺を見ている。
えっ、なに? 地雷? 地雷だったのか?
「お、お兄ちゃん、それは本当に……?」
「えっ、うん」
ゼッタはベッドから飛び降りて走っていった。
「パパ〜〜〜〜〜っ!!!!」
ぱぱ? あぁ、ヴァッシュの事か。
……しばらくは歩けないか?
5分後、ゼッタはこちらに来て、ブルブルと身体を震わせながら「パパが呼んでる」と伝えに……なんで震えてるんです?
やっぱ地雷だったのか……? だとしたらまずいな。好感度が下がるのは宜しくない。
クソゲーハンターことサンラクから聞いたことがある『ピザ留学』とやらみたいな事にはならないだろうが……。
ピザ留学かぁ……やりたくねぇ……。いま放置してあるけど。
「サンラクに伝えなくちゃだよなぁ……」
「おう、なにが?」
「いや、ピザ留学を諦めようか……と……?」
ふと反対を向く。
そこには、鳥頭のような半裸の変態が。
……何だこの変態???
「鳥頭、半裸、事案??」
「いや、鏡を見ろ鏡を」
あっ、そっか俺もか。ハハハハハ。
「「はぁぁぁぁぁぁ!!!!?!?」」
俺は目の前のプレイヤーを指さす。
名前、名前は!? こいつ名前は!? サンラク、『サンラク』!?
「サンラクってお前……祭囃子!?」
「マオウガ……祭囃子……お前、まさかハジュン!?」
オイオイオイオイ。
なんでこんなところにサンラクが……って、鳥頭ってお前かよ!!
「なんだその格好、変態になったのか? 祭囃子から変態鳥頭になるのか?」
「好きでなってるんじゃないんだよなぁ……お前も半裸だろうが!」
失礼だな。
あぁ、
「で、そこの兎は……」
「マオウガ=ドキさん、初めましてですわ! アタシはエムルですわ! ギラギラ滾るヴォーパル魂を持っていますわね!」
「お、おぅ……そうか……」
俺はサンラクに耳打ちで「ヴォーパル魂とは?」と聞いてみるが、アイツは「俺も知りたいわ」と言っている。はーつっかえ。
おい! ため息ついたからって髪の毛掴むなその頭引っぺがすぞ。
「なぁ、このユニークシナリオ誰にも喋ってないよな?」
「勿論だろ。というか喋ったら俺ら詰むぞ」
主に人が大量に押し寄せてきて。
「とりあえず行こうぜ。お前もどうせ同じだろ?」
「おう。行くか」
俺とサンラクはヴァッシュのいる部屋へと入った。
しかし、いつにもなく険しい顔をしたヴァッシュがそこにはいた。
まぁ、こうなるわな。
「おう……エムルとゼッタから話は聞いたがよう、お前さん等の口から聞かせてくれや………あの
「あー、ええ、厳密には俺の友人が挑むのに手を貸す感じですかねぇ」
死に損ない……? アンデッド系のモンスターなのか?
とにかく、ここは慎重に言葉を選びつつ、記憶に留める。
世界観とキャラクター性に基づいたロールプレイング、それがこの状況でのベストアンサー。
シチュエーションは? 「死にに行くような真似をする自分を引き止める強キャラを説得する」って感じか? いいね最高だ。
「師範、ですがそれは、
「ほう……?」
さぁ行くか。ロールプレイング!!
「さっきも言った通り、俺達はあくまでもサブ……補助、主幹となるのは俺の知り合いです」
いいぞサンラク。ここでするべきはまず説明だ。
説明をしなきゃ何も始まらないからな。
「今、墓守のウェザエモンがどういう状態かご存知ですか兄貴?」
「いや? 奴に会ったのも相当前だからぁよう」
「今奴は、えーと……さ、殺人鬼集団? を育成する為の
PK伝わらないだろうからな。天才か?
「此度のカチコミの発案者はそのならず者の中の一人ですが……そいつは墓守のウェザエモンを本気で倒すつもりです、その為にあらゆる手を尽くしている」
じゃなかったら、俺もサンラクも……多分カッツォも噛んでるはずだ。カッツォもこの作戦なんかに乗るわけが無い。
あの時のペンシルゴンの目はマジのものだ。ならば……。
「手を尽くしても、勝率は少ない。だが、だがここで手伝わない訳には行きません。師範」
俺はサンラクの言葉に続けるように言葉を続ける。
「そいつの勝ちたいっていう気持ち、それを無下にしたくはありません。
ヴァッシュは「仁義を出されちゃあ俺も弱い」と言っている。
いいぞいいぞ! 流れ来てる! 流れ来てますよこれ!!
「だがおめぇさん等が弱い事実に変わりはねぇ、そこんとこ……どうなんだよう?」
「二週間、それが墓守のウェザエモンに挑むまでの猶予。俺達ももう一人の協力者も未だ木っ端の未熟者ではありやすが……間に合わせます。未熟者の不遜な
決まった! これ行っただろ! やっぱカッツォ噛んでんじゃねぇかサンラク!
個人的にはパーフェクトなロールプレイングだ。それでどうなるか……。
「…………おめぇさんの言い分は分かった」
「っ!」
「話を聞いた時ぁ、ヴォーパル魂を勘違いしたもんかと思ったがよう……おめぇさん等の中のヴォーパル魂はくすんじゃあいねぇ。おめぇさん等の覚悟、確かに
おっ、俺とサンラクが脳内でくす玉とクラッカーを構えてますね。
「可愛い娘の頼みもある、ちぃとばかし
シャっオラァ!!!
このゲーム、カンストって……(震え声)
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9999ぐらい?
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1万は飛んでそう(白目)
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10万……?(遠い目)
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私のカンストレベルは53万です()
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↑そのさらに上……!?(100万以上)