シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜   作:YY:10-0-1-2

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初投稿です。


うむ、パワーレベリングってやっぱきついね

 

 

うん、なんかここ凄かったわ。

確か、SF格ゲーの金字塔である「ブレイヴ・ギャラクシー・ファイターのラスボスステージ」に似てるとカッツォが言っていたな。

ちょっと知らないゲームですね……幕末ばっかやってたんでわかりやぁせんごめんくせぇ。

 

まぁ、さっきまでファンタジーしてたのにいきなりこんなんなったら困惑するわな。

 

 

「こういう滅んだ系のエリアは個人的に好きだな」

「ああいう動くオブジェクトってバグると面白い挙動するよな」

「一回眼球丸ごと洗浄してそのクソゲーフィルター洗い落としてきなよ」

「それは同感」

「サ、サンラクサン!なんかこっち来てますわ!」

 

 

はい?

俺は前を向いてエムルのいう「なんか」を見てみる。

オー、あれは……警備ドローン? 的なモンスターがこちらに飛んでくる。

 

「どうするオイカッツォ」

「あー、とりあえず俺が殴ってみるよ。経験値欲しいし」

 

そういってオイカッツォは素手のまま飛んでいく。

クルクル回ってオイカッツォに向かって突撃する警備ドローンをオイカッツォは警備ドローンを弾く。

 

いや、どちらかと言えば透明な壁に当たったみたいな挙動だな。レペルカウンターって他の人が使うとああ見えるんだな。

 

すると、オイカッツォの腕が真っ赤に染まる。

そのまま、警備ドローンの下に潜り込み、アッパー。おぉ、ワンパンか。

なんかのバフっぽいけどなんだ……? もしも使えるスキルだったら見てみたいんだけど。

 

すると、サンラクが口を開く。

 

「なんの職業だ?」

「修行僧(拳気使い)……いわゆるモンクだね。武器を装備できない代わりにバフで素手を強化しまくって殴る職業。ちなみに今のはSTRとVITに補正入れる【拳気「赤衝」】って魔法」

「わぁ、公式が魔法職(物理)をしてくるんだ」

 

驚いたな……そんなこと可能なのか。

ちなみにカッツォは軽戦士ビルドなんだとか。何そのビルド……。さらにそこからからAGIに振る分をHPとVITに振った感じだとか。

 

 

「サンラクは……ああ、言わなくていいよ。どうせ紙装甲STR・AGI特化でしょ」

「残念! AGI・LUC特化の幸運戦士でした!」

「ヴォーパル魂全開ですわ!」

「紙装甲なのに変わりないじゃん!! てかヴォーパル魂って何?」

 

それは俺も聞きたい。

 

「で、マオウガは?」

「うん? 俺はSTRとAGIとLUC特化の足速筋肉幸運達磨でした!」

「うっわ、お前も紙装甲かよ」

 

そうだよ。サンラクとダダかぶりだよきっしょ。

 

その後もどんどん奥に進んでいく……のだが、まぁサンラクとオイカッツォがふざけているから警備ドローン三体……デルタユニットドローンT1式というらしいそれに囲まれて危うく死にかけたり。

サンラクがそれについて煽り倒していると、オイカッツォがぼそりと「中々死なないしぶとさを持つ上にやたら速いってそれゴキ……」と言ったために危うくPvPに発展しかけたり。

 

まぁとにかく、そのペンシルゴンの言った地点まで辿り着く。

 

「荒廃具合が酷くなってるな、てっきり下に行くほど設備が無事なタイプかと思ってたんだが」

「下から崩落したんじゃない? 底が抜けた鍋みたいに」

「その例えは。微妙によく分からないが……」

 

うーん、まぁ……分からなくない……分からなくない……?

とにかく、このフロアから隠しエリアに突入出来るんだとか……。

 

「隠しエリアねぇ……なんか俺って本来自分で探す要素を他者から提供されっぱなしな気がするんだけど」

「今のご時世ゲームプレイ前に攻略サイト見る奴だって珍しくはないんだ、気にするだけ無駄だろ」

 

それはそう。

メインストーリーのネタバレさえ踏まなければ良きものなのだよ……。

 

ええっと、地図を持ってるサンラクの後についていく……。

真ん中に穴の空いたプレートの左側を通って亀裂を飛び越し、四方が欠けたプレートに乗って地下二階と三階の隙間へと移動しそこから先へ……

 

「めんどくせえ!?」

「というか見つけた奴すげぇな! どういうメンタルしてたらこれを見つけられるんだよ!」

「うわ、今時フルダイブでここまで手の込んだ隠し要素も珍しい」

「壁を特定のリズムで叩いたら隠し通路が、とかありそうだな……」

 

ないだろ流石に。

……ないよね??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……で、最後はこの穴に飛び込めと」

 

 

地図に書かれた行程通りに道とすら言えないルートを進み、俺たちの前に隠しエリアへの最後の行程として立ち塞がったのがこの大穴。

ふむなるほど。ここに落ちればいいのか……とはいえ、流石にそこがくらいのは怖ぇな。

 

「実はこれ俺達を遠回しに暗殺するためのドッキリじゃないよね?」

「そしたらお前、あの鉛筆女はケジメ案件よ」

「ケジメ! おと、カシラもケジメは大事って言ってましたわ!」

「エムルお姉ちゃんの言う通りだよ!」

 

おーおー、ゼッタさんも言っておるわ。

あの極道みたいな兎のケジメ……知りたいような知らない方が幸せのような、いやいや流石にゴア描写マックスな事はないだろうが……サバイバル・ガンマンじゃあるまいし。

 

しかし、サンラクが容易に飛び込まないのは……なぜだ? サンラクだったら「ひゃっほー!!」とか言って飛び込むと思うのだが……

 

「……おいサンラク、NPCってまさか……」

「ん? お前まさか鉛筆から聞いてなかったのか?」

 

 

N()P()C()()()()()()()()()()()

 

……やはりか。

 

「ちっくしょうアイツ……」

「んー、まぁ、じゃあとりあえず俺が落ちるよ。そんで無事ならサンラク達が来ればいい」

「おっ、サンキュー」

 

俺らの話を聞いていたカッツォが自ら飛び降りることを申請する。

うん、俺らもそれはそれは助かるので、飛び込んでもらう。グサって音なんないよな?

 

「ゆーかんな人だね!」

「うん。中身男だけどね」

「……?」

 

ゼッタさん、深く考えないほうが……あぁ、エムルは知ってしまったか……。

……なんか聞こえるな。

 

「……なんて?」

「えーと、「はよ来いヘタレ共ー」だそうですわ」

「上等じゃねぇかぶっ殺してやるあの野郎!」

「えっちょ、心の準備……ですわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!?」

 

一切の躊躇いなく、ついでに言えばエムルの心の準備が整うまでもなく、サンラクはエムルが剥がれないよう手で押さえながら穴へと。

 

「おっしゃ天誅する理由が出来たわ!!」

「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?!」

 

俺も、しっかりとゼッタさんを掴んで飛び降りるのだった。





Q.なんでマオウガは「ゼッタさん」呼びなの?
A.泥掘りに助けられたことがあったのと、極道兎に何言われるか分からないから。さんをつけろよデコ助野郎!


もしもシリーズ、待ってます
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=324550&uid=410751

このゲーム、カンストって……(震え声)

  • 9999ぐらい?
  • 1万は飛んでそう(白目)
  • 10万……?(遠い目)
  • 私のカンストレベルは53万です()
  • ↑そのさらに上……!?(100万以上)
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