シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜 作:YY:10-0-1-2
お待たせいたしました。初投稿です。
「ぬぉぉぉ!!?」
ウェザエモンの攻撃を紙一重で避ける。
いや、いくらバフとか持ったところでこの刀避け切るのはだいぶ至難の業……!!? あっ、スタミナ切れたヘルプミー!!
スタミナが尽きれば、サンラクと交代する。
それを何回か繰り返してはいるが、やはりと言うべきか、ウェザエモンはキッつい。
やっぱしあのダンプカーと合体したらもっとえげつなかったな。遠距離攻撃持ってるくせに、近距離も遠距離も中距離も何もかも対応されるようななったらと考えると……うん、無理ゲー。
いいか? 今はまだクソゲーだ。クソゲーと無理ゲーは意味が違う。
個人的には無理ゲーの方がよっぽとtearが低い訳だが。
クソゲーは慣れてしまえばなんとかなるレベルだが、慣れてもどうにもならないのは無理ゲーだ。
と、考えれば何となく気分も上がるだろう。あそーれワッショイワッショイ。
断風を避けて、刀に向かって牙突。
サンラクと共に、顔面と脇腹に刃を突き刺す。
いくら柔くなったとはいえど、相手はユニークモンスター。されどこちらもユニーク武器。
多少なりとも揺らいで欲しいのだが……残念、現実はそうはいかない。
雷鐘なる雷の攻撃を全て回避して、『天転辻斬』を放つ。
同じタイミングでサンラクも『ドリルピアッサー』を放つ。
っとと、とりあえず離れる。
サンラクはなんかのスキルを使ったのか、滅茶苦茶えげつない勢いでウェザエモンの顔面を殴り、胸板を蹴り飛ばして俺の隣に来る。
高揚と別にあるであろう、退屈を紛らわせるためか、話しかけやがった。
「どうしたどうした、ロボ武者流剣術が通用しないのがそんなにショックか?」
そんなこと言ったらダメだろーが。
とはいえ、生憎だが初手を俺に避けられてる時点でお察し物だ。いくら俺が幕末に潜ってるからといえど、流石にこれじゃあなぁ……。
「へいへいへーい! もっと攻撃してきてくれてもいいんだぜ? 自由にやろーぜ!?」
俺も調子に乗ってそう叫ぶ。
すると、ウェザエモンがグラりと揺れた。何かしらの合図か? やっちまったか?
っと、ウェザエモン「……ァ」と呟く。
「……ァ、リス」
「!!?」
「は?」
いや待て、待て待て待て待て。
確かに、ウェザエモンは何度か「声」を出すことはあった。麒麟を召喚した時なり、技を使う時なりな。
だが今のは違う。違うのだ、明らかに言葉なのだ。
「そ、の、断片……アリス、は……紡が、れた、か」
は、はははっ。
嘘だろまじかよお前。
アリスとは誰だかは知らないが、ユニーク関連であることは確定しているだろう。
というか、それどころじゃねぇんだけどさ。
「悠久は、果てな、く……我が身、朽ち果、て、彼ら、の……行く、末、見ざれ、ど……確かに、「フロンティア」は、為され、成さ、れた……」
「おいおいおい! この場面で
「っ、おい待てよ、メモ取らせろよテメェ……?!」
ここに来て……シャングリラ・フロンティアに関しての考察……!!?
ふっざけんな! テメェを攻略するので手一杯だってのに!!
「行くぞ……「
っっ!!!!
俺は全力で警戒する。それこそ、レイドボスさんが本気になった時と同じ感じを身に染みたからだ。
目の前に迫る断風を全力で避ける。
その後の「断風」にて、俺は再びHPバーが消し飛ぶところを見た。
嗚呼、なるほどそういうことか……。
「お前……本気出しやがったな!!?」
◇◆◇
ひとつだけ言えることがあるのならば、こう言おう。
「コイツを作りあげたやつは、一遍試してみろ」と。
アクションゲームに置いても、戦略ゲームにおいても、FPSにおいても、格ゲーにおいても、TRPGにおいてもだ。
どんなゲームだろうがなんだろうが、やっては行けないことというものが存在する。
えっ、考え無しに突っ込む? それはぁ、場合によるな。FPSならば言語道断である。
バグを修正する? 論外。それは必ずやることだクソゲーでもバグゲーでもねぇんだよ。
ならば答えは何か?
「断風、断風、断風、大時化」
「ぬばばばばばばばばば!!!!?!?」
肩、心臓、足、顔面!!
繰り出される攻撃を全てギリギリで回避しつつ、何とか死なないようにする。
「大時化、入道雲」
何してんの本当に!!!!
俺は大時化を前転で避けて、入道雲を放とうとするウェザエモンの顎を蹴り飛ばす。
サンラクが後ろから斬撃を放つが、それでもなお入道雲は止まらない。
「雷鐘」
上から降る先程よりも速い雷を全力で避ける。
さらに目の前にはウェザエモンが。
「断風」
断風を刀で弾き飛ばし、胸板を蹴ってサンラクとスイッチ。
スタミナを回復させつつ、新たな技を放つウェザエモンから目を離さない。
「火砕龍」
「うぼぁぁぁぁ!!?」
「バカァァァァ!!!?」
目の前にやってくる火だるまの龍から全力で逃げる。そう、避けるではなく、逃・げ・る、だ。
さらに上は曇っていき、なにかの技であろう言葉を紡ぐ。
「灰吹雪」
上空へ滞留する黒雲が意思を持つかのように俺達へと殺到する。
なんとか脚を動かして、避け続ける。既に、バフスキルを使ってこれである。
攻撃する隙などありはしない。
さて、やっては行けないこと、の答えがまだだったな。
答えは簡単。
「リキャスト概念ぶち壊れてんのかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
『ずっとずっとボスのターンにすること』である。
やっぱり、リキャスト無しってのは強いと思うんですよぉ。
お前に言ってんだぞヒカリ。なんだクリティカル発動時にリキャスト回復って。しかもクリティカルアップを持ってんじゃねぇか。
もしもシリーズ、待ってます
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=324550&uid=410751