シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜   作:YY:10-0-1-2

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最初のDKは、「don't know」の頭文字をとった物です。
ところで、3期がやるからって2期を無料公開する運営ってやばくねってことで急いで初投稿です。

※Kei0503様、評価☆9ありがとうございます!!


D.K.人間ホームランは可能なのか

 

先程起こったことを簡潔に話していこうか。

まず、俺たちが秘匿の花園から出てくると「赤点のオルスロット」と……つまり、永遠の弟に出会った。

俺自身、アイツの弟が1番かわいそうだと思っているが、まぁ特に言うことなし! ぶっ潰せ! とも思ったのだが。

 

シャンフロには【朋友救助(フレンドワープ)】という魔法がある。

以前のアップデートにより追加されたPK対策の1つで、プレイヤーがPKに遭遇し襲われている場合、そのプレイヤーのフレンドに「救難信号」が送信される。

そして、この魔法を持っているものがいると……

 

「MMOで何もかも思い通りになるわけないでしょ? だからあんたはオフラインの一人用ゲームがお似合いだって前々から言ってるのよ」

「あ、一人プレイでゲームするならフェアリア・クロニクル・オンラインってのがオススメだぜ」

「まぁ君も幕末をやれば身体能力反射神経が研ぎ澄まされるよ」

「サンラク、マオウガ……お前ら、鬼かよ……」

「サイガ-0……!?」

 

最大火力(アタックホルダー)の称号を持つ、サイガ-0が目の前に立っていたのだ。

その後、サイガ-0の持つスキル「アポカリプス」によって、オルスロットは理不尽にも吹き飛んだ。

 

……すげぇ、人間ってホームランのボールになれるのか……。

 

と、言うのが先程起こったこと。

 

現在は、ペンシルゴンとサイガ-0が戦っている。

……曰く、「私だけノーリスクなんて愚弟以下のマンチキンだし? いい加減PKも飽きて来たからここらでスパッと罪を清算しようかなってね」とのこと。

 

……しかし、プレイヤーキラーの端くれ。黙って殺されるほどの人間じゃないのは俺もサンラクもカッツォも知っている。

 

サイガ-0のことは俺も知っている。

……最大火力(アタックホルダー)の持ち主。クラン『黒狼(ヴォルフシュバルツ)』のメンバーの一人で、なんでも、ユニーク武器である「神魔の大剣(アンチノミー)」という武器を持ってるんだとか。

 

俺も始めてみるが、反転なんてものもあるんだな。

 

「これが噂に名高い最大火力(アタックホルダー)のユニーク武器、「神魔の大剣(アンチノミー)」か……反転まで見せてくれるなんて太っ腹だねぇ」

「姉さ……ゴホンゴホン、団長から貴女のことは聞いている。油断しているとロクな目に合わないし、すぐ逃げるので見つけ次第一撃で確殺しろ、と」

「私はゴキブリか何かか」

「「「ぼっふぉあ!!」」」

 

全くその通りの答え、そして、ゴキブリと例えた本人に俺たちは吹いた。

ペンシルゴンは手に血管を浮かべて振り返って来た。

 

「ちょっと待ってて、先にこいつらぶち殺すから……よぉし最後のPKおねーさん頑張っちゃうぜぇ」

「お前武器ねぇんじゃなかったのかよ!!」

「誰だやつに武器を持たせたのは!」

「サイガ-0だっけ? はやくその危険人物をボコって!」

「え、えぇと……」

 

どうにも俺達の芸風に慣れていない様子のサイガ-0であったが、ペンシルゴンが剣を構えたことでサイガ-0もまた戦闘体勢をとる。

 

「………「ハイエスト・ストレングス」「業魔の抱擁」「雷光閃華」【エンチャント:ヴァー・ミリオン】……「カタストロフィ」」

 

うーん。あれは本当にプレイヤーかな?

カッツォが隣で絶句しているが、さすがの俺もそれに肯定する。なんというか、あの量のバフを掛けるのは魔王っていうか、悪魔っていうか……。

対するペンシルゴンは?

 

「ふぅー……確か起動呪文は「血を啜れ、肉を喰い千切れ、死を噛み締め命を吐き捨てよ。汝は殺戮者、屍の山で高らかに謳え」……だったかな?」

 

先程の武器の詠唱だろうか? 持っていた剣が、何やら生物的な雑多に牙の生えた肉のようなものがペンシルゴンの右腕に食らいつき、刃をドス黒く染めてその形状を変形させて行く。

 

うーん、悪趣味だろ。

 

出来上がったのは……至る所から牙のようなものが飛び出した剣……剣??

 

「さぁ、いざ尋常に勝負といこっか」

 

ガタッ。

 

「おい、お前じゃねぇぞ」

 

サンラクに止められる。

ちっくしょ、俺も混ざりてぇなあそこ。ただまぁ、今の俺じゃアイツらには勝てねぇことぐらいわかるから、大人しくする。

……幕末だったら勝てる。

 

「………いつでも、どうぞ」

「んじゃあ遠慮なく……「シリアルキラー」、【影絵の嘲笑】、【エンチャント:ヴォーパル】、「マサクル・バイト」!」

 

さて、ペンシルゴンとサイガ-0がぶつかり合う。

……解説するのはめんどくさいし結果だけ伝えよう。

 

 

 

……さいがぜろさんがけんをふったらぺんしるごんがじょうはんしんもろともけしとんだ。

(サイガ-0さんが剣を振ったらペンシルゴンが上半身諸共消し飛んだ。)

 

 

 

 

……なんだこれ。

俺たちはサイガ-0に「タンマ」といい、とりあえず集まる。

 

(え、どうすんのこれ。思った以上にえげつねぇ方法でペンシルゴンが消し飛んだんだけど!?)

(コミュ力お化けのペンシルゴンがいなくなったらアレとどうコミュニケーションとればいいのさ、マオウガ、君年長者でしょ何とかしてよ!)

(ざけんな、俺だってあんなんに声掛けれるほどの度胸ねぇよ、サンラク。テメェががなんとかしやがれフレンドダロォ?)

(俺の作戦を読んで待ち伏せした挙句に突如フレ申請送ってくる相手だぞ!? 俺の中ではまだ危険人物扱いですけど!!)

(ふぅー……よし分かった、先ずは俺がプロゲーマーとしてのコミュちからを見せてあげるよ)

(こみゅちから)

(こみゅちから)

 

相談終了。

いつの間にか白金の鎧に戻っていたサイガ-0に若干引きつった笑顔のカッツォが話しかける。

 

「あー、えー……と。ぺ、ペンシルゴンを一撃とは驚いたよ! それがハイレベルプレイヤーの実力ってやつ?」

「…………その、ユニークスキルとか、多いので……全員がそうという、わけでは……ない」

「どんなスキルとか教えてもらったりとかは……」

「……それはちょっと」

 

カッツォはことらに無言で帰ってきて、サンラクと俺の肩を掴んだ。

 

「ごめん、俺のコミュちからはゴミだったらしい。何かコミュ力を鍛えられるゲームを教えて欲しい」

「ラブクロック」

「ピザ留学じゃねーか!」

「幕末」

「あんなところ行けるか会話出来ねーだろ!!」

 

ごもっとも。

というか、ラブクロックよりかはマシだろこっちは人間を相手にしてんだぞ。

仕方ねぇと言って、今度は俺が前に出る。

 

「あーえっとそのなんだ。ペンシルゴンを片付けてありがとな」

「……いえ、そんな全然……」

「団長さんからは、俺達のこと特に何も言われてなかったりする?」

「……そうですね、姉さ……ゴホンッ! 団長からは()()()()

 

……そっかぁ。まだ何もかぁ。

 

「……うん。じゃあ、ペンシルゴンの物は勝手に持ってってね。アイツがやった事だし」

「あっ、はい。ありがとうございます?」

「いやいや、こっちもありがとね」

 

俺は後ろを向いてニチャアと笑ってサムズアップする。

ははは社会人になるとこんなことぐらい出来るんだぜカッッッツォォォォ???

 

ふと、サイガ-0が「あの」と言ってくる。はいなんでしょう?

 

「サンラクさんに、オキキシタイコトガ」

 

なぜにカタコト?

いやまぁ、どうぞ全然?

 

「……その、あの、ペンシルゴン…氏とは、どういった、ご関係で……?」

「ペンシルゴンと? うーん……ゲーム友達?」

 

……まぁ、友達と呼ぶには笑顔で裏切りが多すぎる気がしなくなくなくもないが。

まぁ俺とかサンラク、オイカッツォ、ペンシルゴンの誰かがゲームやろうぜと言えば残り3人が乗る辺り、やはりゲーム友達と言っていいだろう。

 

……サンラクもそれは同様のはずだ。

 

ふと、サイガ-0の身体が輝く。

 

時間制限があるのか。

 

「あ…………もう、時間……」

「え、あー、じゃあ改めまして、この度は助けてくれてありがとう。このお礼はいつか」

「そ、その、でしたら、機会があれば……その、是非いっし……」

 

パヒュンッ、とサイガ-0氏の姿が消失する。渡しそびれた気色悪い剣を持ったままサンラクはそれを見送ることに。

 

……。

 

「……オイカッツォ、これいる?」

「なんか生臭そうだしいらない」

「マオウガは?」

「こっちに渡すな天誅すんぞオラ」

 





オルスロット君はマオウガの事を知りません。
リアル事情は知ってても、ゲーム事情は一切出ませんからねぇ……。


もしもシリーズ、待ってます
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=324550&uid=410751

Q.もしかしてみんなゲロるの楽しみなん?

  • A.当たり前だろ!!
  • A.たまにやるぐらいでええんや…
  • A.ゲロるなよ〜?ゲロるんじゃないぞ〜?
  • A.毎日ゲロって♡出せ出せ♡
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