シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜   作:YY:10-0-1-2

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追記
色々と疲れてました、ほんっとにすみませんでした。
あっ、初投稿です。


死を恐れず笑いながら歩き続けよう

 

水晶群蠍(クリスタル・スコーピオン)がクソなところ、その1

圧倒的すぎる高火力。

この火力を耐え抜くのが前提なんだろうが、俺のペラッペラの紙装甲が耐えれる訳もなく、即死する。

ちょっとぶつかっただけでも即死だ。面構えが違う。

 

 

水晶群蠍がクソなところ、その2

こいつの索敵範囲。

おそらく、あの蠍共は、非アクティブ時は寝ているが、条件を起こすとガバッと起きて襲ってくる。

その条件が、水晶が揺れる衝撃……要するに気づかれたくなかったら空を飛べということだ。

 

 

水晶群蠍がクソなところ、その3。

こいつら、集団で襲ってくる。

1匹、また2匹、今度は5匹ほど、そう、どんどん増えながら、さながら雪崩のように襲ってくる。

AIはそこまでよろしくないようだが、それでもなお、物量で殺される。

 

ついでにいうと、アイツら毒持ってる。ははははっ、クソが。

 

さて、ここまできて俺の作戦を組み立てあげる。そのためにも、まずは検証だ。

 

「という訳でピーツ君。持ってる道具全部出してもらっていいかな?」

「どういう訳なんや……?」

 

ピーツはそう言いつつ開いてくれる。

肩に乗ってるゼッタが俺の顔を見て首を傾げる。

 

「なにか探してるの?」

「んん、まぁ……ちょっとね……」

 

俺は商品一覧を見ながら汗を垂らす。

さすがにないか……いや、作れそうではあるが……おっ!

 

「あった! これだよこれ!!」

 

 

それは、この世界に生きる全ての生物(例外あり)が持っているであろう……弱点。それを突くための道具。

その弱点とは……()だ。

これは、その眼を明らかに潰すための道具。

 

「閃光玉……っ! あるじゃねぇか!」

 

俺はニヤニヤと笑いながら言う。

あの水晶のことだ。どーせ光を反射しまくる。

 

オレはとりあえずあるだけ買って、15個ほど手に入れてから、すぐさま向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さぁて、と……。

俺はズンズン歩いていく。

とはいえ、まだ試したことも無いので、効果はどれほどか分からない。

最低でも、少しのスタンだけでもいいから効いてほしいが……っ!

 

「っと、来やがったな!!」

 

奥から雪崩のように来るのは水晶群蠍。

まずは、スキルのバフ掛け!! ムーンジャンパー、八艘飛び!

空高く駆け上がり、一斉にこっちを見る蠍共。ならば、やる事はひっとぉぉぉつ!!!!

 

「くらいやがれ!!!!」

 

思いっきりぶん投げた閃光玉は。

それはそれは勢いよく破裂して。

 

光り輝いて……水晶群蠍を乱反射する。

水晶群蠍から、水晶群蠍へ……水晶へ、また水晶群蠍へ。

まるで、花火のような、そして、勢いのある閃光が、瞬く間に水晶巣崖に広がった。

 

水晶群蠍の間を縫う。

地面に落ちている素材を素早く取っていく。

さらに、刀を構えて……クライマックス・ブースト、力よ、努めよ(ボルテージ・ハイブースド)孤高の餓狼(トランジェント)……ッ!!

 

思いっきり、思いっきり、水晶群蠍に向かってそれを振るう。

クッソ! STRに振ってるってのに、全ッ然!! 効いてねぇ!!

 

刹那、また閃光玉を投げる。

刀で視界を隠しつつ、また地面に落ちている水晶を拾っていく。

こいつら、ぶつかり合ってっからか、自分の素材をポロポロ落としてきやがる!

 

なんとか高い水晶の所まで行き、ムーンジャンパーなどのスキルのクールタイムを行う。

 

「っ!!」

 

俺はすぐさま後ろまで迫っていた水晶群蠍に刀でパリィする。

は、はは、はははは! ははははははっ!

 

「あっはははははははははははははははははっ!!! はははははははははははははははっ!」

 

これだよ、これ!!!

これこれこれ!!!

 

そうだよ、何が、閃光玉だ! 確かに使える。使えるけども!

この、殺気! 絶対にぶっ殺してやるという、決意の証! やっぱり……やっぱり俺は!!

 

「タイマンが好きだなぁっ!! いいぜ、いまは卑怯な方法で戦ってやる」

 

俺は、クールタイムが終わったムーンジャンパーと八艘飛びを発動させる。

勢いよくしっぽを突き出すそいつに向かって刀を振るう。

割れた。

 

ありとあらゆるスキルをぶち込む。

赤禍灰迅滅、辻斬八鳳斎、蜂葬鬼神刃!!

 

針が! 針が針が針が!!

 

さらに言えば、隣にいた水晶群蠍がぶつかってきやがった。

それがトドメとなったのか、思いっきり根元から折れたそれを、手を伸ばす。

 

乱数の女神? 手が届くかどうか? んなもんどーでもいい。

 

俺はしっかりと、しっかりとこの手に()を持って、勢いよく後ろに駆け出す。

 

「また天誅しに来るから!!! そんときは、ちゃんと寄越せよ!! 素材、全っ部!!!」

 

 

俺、大勝利。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水晶群蠍(クリスタル・スコーピオン)纏晶殻(てんしょうかく)

水晶群蠍(クリスタル・スコーピオン)がその身に纏う水晶体の甲殻。極めて頑丈であると同時に魔力を通す事で破損を修復する効果を持つ。

水晶群蠍はその攻撃性故に頻繁に自身の身を破損するが、周囲の水晶を摂取する事で自らの肉体を修復することができる。

 

 

 

 

・アロンカレス瑠璃硬晶

鉱石としての硬度はむしろ低く、軽く叩くだけでもヒビが入るほど。ただしコーティング剤として武器や防具に塗装した場合、極めて高い魔法抵抗力を武器に与える。

 

 

 

・アムルシディアン・クォーツ

必ず完全正六角形で形成される鉱石の中でも最高峰の硬度を誇る漆黒の鉱石。ごく一握りの優れた「匠」と呼ばれる者たちであれば、溶けた飴細工よりも容易く加工することができると伝えられている。

 

 

 

・ローエンアンヴァ琥珀晶

厳密には鉱石ではなく太古の昔の樹液が固まって出来た琥珀。ただの琥珀ではなく「煌炎樹」と呼ばれる既に絶滅した樹の樹液で出来たものを指す。ごく稀に琥珀内に太古の魔力や生物が封じ込められており、優れた宝石匠であれば封じられた太古の力を現代に蘇らせることができる。

 

 

ふ、ふふふ、ふふふははははは……

 

「あーっははは!!! フハハハハハハハハハハハッ!!!」

 

変な笑い声出た。

 





主 勝 つ る 。
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