シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜 作:YY:10-0-1-2
赤バーになってた。ヒェッ……。初投稿です。
※462my428様、評価☆9ありがとうございます!!
「おっほほ!!?」
エムルを狙った攻撃が周囲を消し飛ばす。
その後、『
危うく噛み付かれるところだったのを、『スカイウォーカー』と『遮那王憑き』で避ける。
ちっくしょう、上手くヘイトをこっちに持って来れないな……っ!
俺の攻撃の後、純白の神剣が振るわれ、絶大な破壊力を秘めた刃が
だが、まだ倒れない。
まだ、
とはいえ、ダメージは目に見えてる。
やつの攻撃パターンは読めてきたし、なによりも……分身を出す攻撃が多かったのに、今では分身の数も一体に減った。
地面から影の槍を発生させる全体攻撃も露骨に数が減っている。
しかし、しかしだ。
あまりにもしぶとすぎる……! そろそろ倒れてくんねぇかなぁ!
「残り回数!」
「あと一回です……!」
サンラクとサイガ-0の会話を聴きながら、汗を垂らす。
あと1回……あと、たったの1回! それまでに、削り取れるか? どーだ!?
ここまで来れば……あとは、耐久戦! 俺らの耐久は、上で飛んでいる、朱雀。そして、秋津茜の丸太……! さらに言えば、サイガ-0の詠唱時間!
クソゲーじみてるが……相変わらず、楽しいなぁこのゲームは!!
っ! スカイウォーカーのリキャストタイムが始まった瞬間、
なんとか噛みつきを刀を地面に刺してその尻を踏んで避ける。
そして、降りたってから前に前転!! っぶねぇ!!
「は、はっはー!?」
何とか逃げ切ろうとして……上に叩きあげられる。
何が、起きた? 何が、起きた??
「???」
サンラクも、サイガ-0も、秋津茜も、エムルも、シークルゥも、全員が上を見上げる。
「んッッの野郎!!!」
こいつ! 地面を叩きつけてシーソーのように俺を上にぶっ飛ばしやがった。
この野郎、てめぇこの野郎!!
明らかに絶望が走る。
ただでさえ1人減る、ヘイトが……分散されていたヘイトがさらに縮まる。
それだけでさえマズイのに……!
俺はなんとか刀を構える。ちくしょう! 兎月【我思】は下! 鉄刀は無し! 穹天穿はつっかえねぇ! 沼鯰は耐久値的に問題! 華花しかねぇか!?
重力と共に落ちる。
俺は
この野郎、世紀末まで恨む…………!
そこまで行ってふと、横を見る。
明らかに、届かない。
明らかに届かないはずの地形。
それを見て、ああなるほど、と思った。
ここ、無果落耀の古城骸は古代の統一戦争時に神代時代の遺跡を大昔の国が城として使われていたものが多い。巨大建造物の跡などがよく見える。
……そんな、跡。
面白いほど、高くそびえてるそれを見て、ニヤリと笑う。
「『スカイウォーカー』『遮那王憑き』」
その2つを用いて、
HPが削れてそうだが、落ち着いてそれを見る。
「
それは……黒。
それは、黒く染っていた。
柄の部分には、忌まわしいほど……綺麗な月が彫られていた。
それを手に取り、条件を満たす。
この時、初めて。
もうひとつの、
◇◆◇
「なっ!?」
サンラクが目を見開いて見たそれは、刀だった。
先程まで空中に吹き飛ばされ、死にかけていそうだったプレイヤーが、いきなり壁に向かったと思ったらその上に登り、刀を持って降りてきたのだから。
刀は黒く染っており、まるで……まるで……。
「
マオウガが構える。
リュカオーンが大きく吠え、先程までエムルに向いていたはずのヘイトが全てマオウガに向く。
マオウガは攻撃を避けて、それを斬る。
『CRITICAL』の文字が吹き出し、刀で斬り刻んでいく。
「サンラク! ヘイトは俺に向いてる! 任せろ!」
「えっ、あ、あぁ!?」
マオウガの声にサンラクは素っ頓狂な声を上げて反応する。
マオウガの握っている刀は……『墓守ノ刀:穹天穿』と同じものであった。
「まさかこんなとこにあるとは……! 運がいいのか悪いのか……そもそも、なんでこんなとこにあんだよ!」
『夜襲ノ刀:
夜襲のリュカオーンと呼ばれる黒狼を恐れ、そして模した刀。
その月は深く、冥よりも深く。黒きに染まる。それは、闇夜に潜む。愚かな者を討ち取り、そして喰らいつくために。
その刀、数多もの攻撃を受けようと壊れるに非ず。
・リュカオーンの呪い、及び刻傷、咬傷の効果を緩和する。
・自身よりもレベルが高い相手と戦闘した場合、特定の条件下でのみクリティカル率を大幅に上昇させる。
・特殊スキル『
・必要ステータス「STR60」「STM80」「TEC70」
Q.なんでこんな所に!?
A.運営の配慮☆ というより、誰も登らんやろって所に置いてたらまさかの