シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜 作:YY:10-0-1-2
初投稿です。
※月流様、トイザラスイッチ様、評価☆9ありがとうございます!!
言葉にならない悲鳴をあげてるマオウガはさておき。
違う、そうじゃない。そうじゃないんだよリュカオーン、俺はそう難しい事は言っていないだろう?
サンラクは白目を向きつつピキピキと血管を浮かべていた。
何故ならば、呪いを解け、と行ったはずなのに
従来の効果に加えて「強敵呼び寄せ機能」と「聖女ちゃんキャンセラー機能」が追加されているのだ。
(何、不正はない? やかましいわ求めてるのは不正じゃなくて訂正だ馬鹿野郎)
なお、そんなサンラクを見てリュカオーンはニヤニヤと笑った後に消えていく。
「てめぇなに一仕事終えた職人みたいな雰囲気漂わせてイベント終わらせようとしてんだ待てコラ……いや待って! ……ぬわぁぁぁぁぁーーーっ! あの野郎絶対許さねぇーーっ!!」
残念ながらリュカオーンは消えた。
それも、2人の大きな敵意を持つものを目の前にして。
2人はこれから、ハードモードに突入するのであった。
◇◆◇
野郎マジで潰す本気で潰す殺す気で潰す。
何で潰して欲しいんだろうかあのクソ犬は。ほんっとに血管がはち切れそうだ。
サンラクはとにかく、俺のやつなんかもっと酷い効果着いてんだろ。
モンスターの戦闘選択……まだいい。
呪いの2倍付与、てめぇはダメだ。お前何してくれてんだ。しかも、2倍って。なんで増えんだよアホかマジで潰すからなお前。
「二段構えのトラップは卑怯だろ……なんで跳び箱越えた先に別の跳び箱があるんだよ……人間二段ジャンプはできないんだぞ……ゲームの世界ならできるわ…………」
「大丈夫ですか? 200m走れば大体吹っ切れますよ!」
「走るは走るでもどっちかと言えばRTAがいいかなぁ」
RTAはきついだろ……。
ともかく、こんなことになってしまった以上しょうがないと割り切る他ない。割り切りたくないしむしろ
「とりあえずレイ氏には感謝を、普通にエリア攻略に付き合ってもらうだけだったのに、リュカオーン戦にまで付き合わせてしまって……」
「そ、そんな、お気になさらず……この程度のこといくらでも付き合いま……付き、合い…………? 付き合う……つ、つつ、つ…………ぅぁ」
なんだあの人怖いな。
やっぱ不審者なのか……トッププレイヤーなのに……?
てか、またなんか言いながらブンブン振ってんな。そんな大剣振り回さないでください、ああサンラクに! サンラクに!!
「えぇ、えぇ! 今ならジークヴルムも倒せそうです!」
「ジークヴルムは凄く強いですよ! 私なんて、頭をむしゃむしゃされちゃいましたから!」
おかしいな、歯車が噛み合ってないし、グルグルから回りしてんな。
「い、今何時!?」
「へ? 大体4時くらいですね! わぁ、すっごい夜更かししちゃいました……!」
夜更かして。こんなもん夜更かしにもすぎませんけど、ははは。社畜は辛いよ。
さてどうしたものか。これからなんとかドラゴンを倒すなら、このまま突き進めばいいと思うんですけどそれは。
「さっさとエリアを攻略してしまおう、なんだっけ、
「違いますよ! 私調べましたから! 確か、えーと……そう!
「
なんだお前ら漫才でもやってんのか……?
まぁなんでもいいや、この場にいるメンツであればそう苦戦する相手でもないだろう。
だが、失念していた。というよりも、忘れていた。
俺ら、
以下音声のみ抜粋。
「ぴゃぁぁあ!? たーべーらーれーまーすーわぁぁぁーー!?」
「い、妹よーっ!!」
「待てコラァ! って待て、俺を乗せたまま空を飛ぶな! 落ちたら死ぬから!」
「オラァァァ空飛ぶな降りろォォォォォォ!!!!?」
「今助けますサンラクさん! ちょ、あああ私の短剣が! 私お金なくてそれしか持ってないんです! 返してぇ!!」
「あ、秋津茜さん、次降りてきた時に取り返せますから、落ち着いて……」
「私素手のスキルとか持ってないんです! 攻撃するための武器のない私ができることなんてもう手裏剣くらいで……」
「ええい! ままよ!! ……あ、待ってそれタンマ」
「サ゛ン゛ラ゛ク゛サ゛ン゛た゛す゛け゛て゛て゛す゛わ゛ぁ゛ぁ゛」
「ええい取り敢えず咥えたエムルを離せ……あっ」
「あっ………びゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
「エムルーーーーーっ!!」
「南無阿弥陀仏ーーーーーーっ!!!!」
なんだこれ、なんだこの……なんだ。
グダりすぎて音声のみ抜粋したが相も変わらず酷い……酷いなこれ。こんなに酷いエリアボス討伐は初めてだぜ。
か細く断末魔の呻きを漏らし、ユザーパー・ドラゴンがその身を地面に横たえる。
仮にも終盤ボス、
ま、所詮俺たちの敵では無いがな!!! ワッハッハ!!
なお、エムルは落下死しかけるわ、秋津茜は武器を盗まれるわ……。
サイガ-0がステータスガタ落ちしたとは言え、魔法で自らを強化して要所要所でアシストしてくれなければ戦闘時間は更に伸びていただろう……想像したくない。
そして、サンラク達とだべっていると、見えてきた。
「おお、あれが……」
「……はい、あれがアップデート前まではプレイヤーが到達できる最後の街であり……今は、新大陸へ向かうための、門出の町です」
15番目の街、フィスフティシア。
俺たちはようやくそこへ辿り着くことが出来たのであった。
もうちょっとだけ続くんじゃよ。
思ったよりこの小説を楽しんでいる方々がおり作者は嬉しい限りであります。本当にありがとうございます。
さて、マオウガ君の受けた傷に対して感想をいただいております……なので、
答えは簡単。
リュカオーンの刻傷とは、その場その場での『ロールプレイ』が大事になると原作では言われています。というより、シャンフロにおいて『ロールプレイ』というものは大事になっているんですね。ムダニ=ハイテクノロジー。
あの時、リュカオーンは自分のお気に入りの
しかも、最後の最後に分身を生み出せるチャンスを得たのに、秋津茜とシークルゥが足止めしたとはいえ、そのチャンスすらもぶち壊してくるし、分身も殺す。プラスでさりげなく自分を模した刀を使ってやがる。
なんなら、マオウガ君は途中参加したくせに、やれ服を着させろ。やれ天誅だのなんだの。
そりゃ、ブチ切れますよね? 女帝、キレた!!
簡潔にまとめるとするならば……
『お気に入りと遊んでたのになんか邪魔にし来て自分を勝手に模した刀使って自分の渾身の技を破壊された上に文句言ってきた』
となるわけです。
完全オリジナルの上に完全自己満、さらにご都合主義も入ってくるので「あんまり……」という方もいるかもしれません。
ならば、こう考えましょう。
「リュカオーンはマオウガのことが嫌い! なので、虐めてるよ!」
と。
長文失礼いたしました。ではまた、次回をお楽しみにしてください。
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