シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜   作:YY:10-0-1-2

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流星っていうか、隕石大爆発では?

 

 

Silvia Goldberg(シルヴィア・ゴールドバーグ)

 

アメリカの格ゲーを主とするプロゲーマーの中で最強は誰かと問われればまず間違いなく最初に名前の挙がる人物。

名付けられたあだ名は……『全米一(ゼンイチ)』。

実質的に世界最強の格ゲープレイヤーであり、本人がほぼギャラクシア・ヒーローズシリーズ一本で活動していること、それ以外の格ゲーはほとんど興味を示さないことから他ゲーもやっているならば無敗とはいかないのではないか……と噂されていたのが半年前らしい。

……えっ、イベントで他格ゲーで5タテしてた? ふ、ふぅーん……。

 

大手マルチプロゲーミングチーム「Zodiac Cluster(ゾディアッククラスター)」からスカウトされ、一年と経たないうちに彼女のために作られたと言ってもいい格ゲー専門の部門「Star Rain(スターレイン)」が設立……それから五年間、彼女はプロゲーマーの一等星として輝かしい記録を今も打ち建てている……………らしい。

 

 

 

「すげぇ、何そのラスボス」

「ラスボスというよりあれだよね、作中で一度も負けないタイプの強キャラ」

「あー、分かる」

「な、なるほどね……」

 

怖ァ……。

俺と永遠、サンラクは同じようにドン引きしていた。

なんか、あれだな。愛想よし! 主人公より強い! 最強キャラ! って感じだな。

これあれだな、人気投票で主人公をぶっちぎりで超越するタイプの強キャラだな。

 

 

「他の三人も普通に強いんだけど、シルヴィア・ゴールドバーグが一等星なら彼らは皆二等星……いや、二.五等星と言わざるをえない……それくらいの人物なんだよね」

「そんな奴相手に勝算があるって言ったのかお前……」

「プロゲーマーのお墨付きだから割と大船に乗ったつもりだったけど、実は泥舟だったどころか砂利で出来た船だった気分だよ」

「まぁ確かに既に発売されたゲームだったら勝ち目は無かったよね、うん。実際俺も今まで何度か戦って一度だけ引き分けに持ち込んだだけでそれ以外は全敗してるし……ただ、今回に限っては突破口が無いわけでもないんだよ」

 

カッツォの言葉に眉を顰める。

しばらくしてタッチパネルに表示されたのは、派手なデザインの文字で飾り付けられたゲームのオフィシャルサイト。

 

……『ギャラクシア・ヒーローズ:カオス』?

今秋全世界同時発売と書いてある通り、まだ発売してないらしい。

 

「このゲームの実機プレイ……という名目のエキシビション・チームマッチを明後日のGGCでやるんだよ」

 

なるほど。

しかも、このギャラクシア・ヒーローズ……アメコミを元としたゲームと考えていいだろう。

 

「しかも、シャングリラ・フロンティアの開発元であるUES……「ユートピアエンターテイメントソフトウェア」が技術提供した恐らく世界で二番目の「シャンフロ世代」タイトルってやつさ」

 

……なるほど。

つまりこれは、シャンフロシステムが搭載されてる、スッゲーイゲームってことか。

……ん? 待てよ? もしかしてこれって、プレイヤースキルも必要だけどもしかしてロールプレイも必要なんじゃ……。

 

「あのシャンフロと同じ技術が限定的とはいえ使われている、オーパーツレベルで技術が数世代先をいってるシャンフロに並ぶタイトル。アメリカの企業がアホみたいな大金を積んでUESと共同開発した米国ゲーム業界起死回生の一手と言ったところだけど……メーカーの復権の野望はこの際どうでもいいんだ、重要なのはこのゲームがギャラヒロの前作「ギャラクシア・ヒーローズ:バースト」とはほぼ別物と化した作品だということなんだよ」

「な・る・ほ・ど・ねぇ……」

 

永遠が顎に手を当てて、ニヤリと笑う。

おーおー、黒幕の皮が外れてきたなぁ……。

 

「なーんかカッツォ君の言いたいことが分かってきたかなー? つまりぃ、この銀金ちゃん達アメリカ人にとっては全くの未体験ゲームだけれど、私たち日本人にとっては()()()()()()()()()()()ってわけだ。私たちは慣れというアドバンテージを持ってるわけだ」

「そういうこと、俺たちもあっちのチームも「ギャラクシア・ヒーローズ:カオス」に触れるのは今日から……あっちは二日間でゲームシステムに慣れるしかないけど、こっちはシャンフロをプレイしていた時間というアドバンテージを最初から持っている。それこそがあの全米一の格ゲーマーに勝てる唯一の突破口ってわけ」

 

なるほど……。

とどのつまり、シャンフロをプレイしている俺らからすればこのシステムは既に脳裏に叩き込まれているもの。

アドバンテージがあるということは、永遠もサンラクも理解しているようだ。

 

「だからこそ俺たちってことか」

「ウェザエモン戦を共にくぐり抜けた友人諸君ならプロゲーマーの代役として不足ないだろうからね」

 

……いやだが待て。

 

「ちょっと待て、なんで5人なんだ?」

 

俺は手を上げて聞いてみる。

4vs4のチーム戦なら俺は要らないだろう? 参謀の黒幕(ペンシルゴン)、クソゲーマーの鳥頭(サンラク)。この2人よりも劣っているとは思わないが、なにも俺まで呼ぶ必要はないだろう?

 

それを聞いて、カッツォは汗を垂らしつつ言った。

 

「……特別ゲストが入るんだ」

「……特別ゲスト?」

 

次の言葉に俺たちは仰天し、早速作戦会議と練習、基、演習を行うのだった。

そうしなければ、こちらの勝ち目が薄くなるからだった。

 

「『Dinoscul(ダイナスカル)』で活躍してるシルヴィアに次いで有名なプロゲーマー……通称「ダイナスカルの猛禽」、アメリア・サリヴァンが出演するからだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シルヴィアの戦闘スタイルはサンラクと似ている、とカッツォは話す。

プレイヤースキルが直結した高機動アタッカー……それが、シルヴィアの使う『ミーティアス』というキャラらしい。

 

そして、アメリア・サリヴァンは重量級キャラをメインで扱い、相手を煽るためのパフォーマンスもありキレているように見えても冷静を保っている、というプレイヤーらしい。

 

テンションファイターであるシルヴィア。

冷静沈着、重量キャラを使うアメリア。

 

なんだか、こう……いかにもライバルって感じだな。おもしろいぜこーいうの。

 

とりあえず、交流会(・・・)は10時頃にするとして、俺はお先に『ギャラクシア・ヒーローズ:カオス』をプレイしていた。

ちなみに使っているキャラクターは「ランゾウ」という、ブシドースピリットを宿し、イガ・ニンジャ・ギルドを抜けてサムライとなったヒーロー……らしい。

 

二刀流を使っているので刀をよく使う俺にとっちゃあなかなか相性のいいキャラではないだろうか。

 

あと、使うとしたら置き技が使えるユグドライア……あと、クソゲー染みた性能しているティンクルピクシー……クロックファイアは何ともまぁ永遠が使いそうなキャラだ。

 

その他のキャラも扱ってみたが……うん、やはりランゾウだろう。不思議と手に馴染む。

 

それに、このキャラの特徴もいい。

近づくため、そして、離れるためのゲージ技。流石にミーティアス並の高機動とは言えないが、ステップ技がある近距離アタッカーなら俺の得意分野だ。

それに、一通り身体を動かしてみてわかったが、シャンフロの技術が使われているというのはどうやら本当のようだ。

 

さてと、どーすっかなぁ……。まだ時間はあるし、誰かと対戦するのもなぁ……。

とりあえず、ルームだけ作っておくか……。

 

『鉛筆戦士 とマッチングしました、キャラクター選択画面に移行します』

 

おほ〜初手からクッソキチィ〜〜?!

 

 





会話文だけで2000字超えるのどうかしてると思うの。

Q.どれにしよう?

  • ペンシルゴンとマオウガの学祭ランデブー
  • 外道共との年越し祭り in オンライン
  • if 遍葬祭ルートの妄想劇
  • 幕末正月天誅祭(ポロリもあるよ!)
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