『バイコーン』.....それは、大門寺衆野もとい『ハデス総統』が作った怪人である。
バイコーンは怪人の中で理性がある怪人で、いつも大門寺のお世話を担当しているのだ。
side:バイコーン
「さて....今日の献立はどうしますか」
私は主殿のためにお夕食を作るため、スーパーへ向かっています。もちろん、
「あれ?....うわぁ、生の執事だ....初めてみた」
と、なにやら
「こんにちは。何やら私を見つめているようですが....」
「あっ!ご、ごめんなさい、悪気じゃないんです。ただ、スーパーに執事みたいな人が珍しくて....」
「そうでございますか....ふむ、ここであった縁もありますし、一つ聞いてもいいでしょうか?」
「は、はい!」
「そんな緊張なさらないで大丈夫です。ただ、今日の夕食におすすめなものを聞きたいだけですから....」
「そ、そうなんですね....あっなら、『カレーライス』はどうですか?」
ふむ....カレーライスですか、いいですね。ちょっと味付けを工夫しますか。
「いいですね....ただ普通のやつだと物足りないですし、少しだけアレンジして味を楽しむのもいいですね」
「あっいいですね!私もよくリンゴとかはちみつとか隠し味に入れています!」
「私はスパイスを少々入れて味を強めるのもいいかと....」
「スパイス....いいですね!あっ名前がまだでしたね、私は『花園桜』っていいます」
「花園様ですか....私は『
「黒羊さんですか!よろしくね!」
と、花園様と会話をしながら、カレーライスの材料を買い終え、分かれることになりました。
「では花園様、また」
「ばいばい、黒羊さん!」
別れの挨拶をし、主殿の家に帰宅しようとすると――その主殿の連絡が入る。
(バイコーン、いまでれるか?)
(!....はい、今買い物が終わり、帰宅する時です)
(分かった、いつものように怪人をだすから、荷物を置いて来い)
(承知しました)
主殿の連絡が終わると、私は急いで民間の屋根を使って走って主殿の家に戻り*2、荷物を置いて主殿の場所へと向かう。
『ボロンボロン廃墟』
工事が普及してないか何か月経って錆びれた建物が建っている人っ気がいない所に主がいた。
「主殿、ただ今バイコーン、ここに」シュタ
「来たかバイコーン....よし、今から怪人を呼ぶぞ」
主殿は
「いでよ....
『ギュルルルルッ!!』ズモモモモッ
主殿の魔法陣から頭の先に目がなく、代わりに奥まで鋭い牙がある口があり、紫色の体をしたミミズのような芋虫らしき怪人が出てくる。
「主殿.....この怪人はどんなものなのですか?」
「よく聞いた。こいつはあらゆる廃棄物を食らいつくし、残さず食らいつくす.....ははは!人類が持て余した風化した土地を根こそぎ食らいつくし、俺の新たな土地へと変えてやる!」
「流石主殿....廃墟を撤去するだけではなく、我々の場所を着々と拡大させる画策ですね」
「はーっはっは!さぁ、ダストワームよ!根こそぎこの廃墟を食らいつくせ!」
主殿が高笑いをやっている最中に一人の女の声が響き渡る。
「待ちなさい!」
「ちっ.....来たか」
「「「魔法少女『トライアル』参上!!」」」キラーンッ
「また貴方ね、ハデス!」
「ふむ....やはり現れましたか」
「ふんっ...返り討ちにしてやる....行けっ!ダストワーム!」
『ギュルルルルッ!』バッ
「「「うわっ!?」」」
襲い掛かって来るダストワームを三人は回避し、戦闘を開始する。
.....ふむ、そうですね。ここは―――
「おっとっと....!」
ガキィンッ!
「私が相手です...」
「あなたは....っ」ギリリッ
ふむ....私の蹴りを防御しましたか....
「あなたは....ハデスの味方なの?」フッ
「私は主殿に作られた怪人――『バイコーン』とお呼びください」スッ
「怪人!結構理性はあるのね....」
「ええ、そして結構強いです」
「うう...気を引き締めないと...」
「フローラル!.....くっ!」スッ
『グォォォォォッ!!』ズオォォォッ
「あらあら...貴方が相手ですか?」
「不服か?」スッ
「いえいえ」ガチャッ
おや、如何やら見事にばらけることが出来ましたね。それでは、こちらも集中しましょう。
「さぁ...私と一緒に踊っていただけませんか?」
「そう簡単に踊られるわけにはいかないよ!」スッ
お互いに体勢に入り、動き出す。
「ハッ!」
「ふっ!」
ガキィィィンッ!
「てやややっ!」バババババ
「っ.....」スッスッスッ....
フローラル様の槍の連続攻撃を私は紙一重なステップで回避する。
「『
バシィィィッ!
「うぐっ....!」
おっと、私の強力な蹴りを槍で防御しましたか...でも衝撃は受けているようですね?
「『羊蹄印
「ぐぐっ....」
そのまま私は連続の足蹴りを放ち、フローラル様は防御していますが、そろそろ限界のようですね。
「はっ!」
キィィィンッ!
「あっ!」
「終わりです....っ!」
シュッ!
槍を吹き飛ばして、畳みかけようとした瞬間、ローズ様の剣が横から入り込み、私はとっさに回避する。
「やらせないわよ!」スッ
「ローズ...」
(ローズがここに....ということは)チラッ
私がチラ見をすると、そこには
「....なるほど、1人でダストワームを倒すとはお見事です」
「お世辞はいいわ。フローラルは倒させはしないわ!」スチャッ
と、ローズ様が剣を構え、こちらを見つめる。
....ふむ、やる気は上々といったところですか。
「どうやらまだ、ダンスが物足りなかった様子....私、No.7『バイコーン』がお相手しましょう」
「二人で行くわよ、フローラル!」バッ
「う...うんっ!」スッ....バッ
フローラル様とローズ様は同時に駆け出し、私に武器を向けるが.....
「ふっ.....」スッ、スッ....
「くっ....軽々と....」
まだまだ甘いですね.....そう思い、私は二人同時に足蹴りを噛ます。
「『羊蹄印
ゴスっ!!
「うぐっ...」「ぐえっ!?」
私の蹴りが二人のお腹に直撃し、吹き飛ばす。
「.....『パッパッ』ご満足いただけましたか?」
「うえぇ.....」
「ぐっ....はっ.....」ググッ
「おい、バイコーン!潮時だ、帰るぞ」
「おや?そこまでですか....ではフローラル様、ローズ様そして....ティー様、また次回」
私がお辞儀をした後、主殿が作った空間でこの場を去った。
「っつつ....さすがここのボス、一筋縄ではいきませんか...お二人さん大丈夫ですか?」
「えっ、ええ...なんとか。にしてもなんて強さなの.....」
「うう...痛かった....(でもなんだろう、どこかで会ったような....)」
「......」
「どうしたバイコーン」
「いえただ.....なんでもありません」
「?」
(フローラル様をみていると、どこか見覚えがあるような....気のせいでしょうか?)
デウス「ちなみにお互いに認識阻害の力があるからお互いになんとなくしかしらないぞ!」
バイコーン
好きな物 キャベツ、ニンジン
嫌いな物 なめこ
趣味 毛並みの整え
特技 家事・掃除・料理・操縦などの幅広い技術