戦いが終わった後。
猫猫は、倒された共食いの童子の葉を集めた。
その死体のほとんどが枯れ葉だ。
猫猫は、そんな枯れ葉から成分を調べていた。
「へぇ、本当に調べられるんだ」
その様子を見た響鬼さんが、その様子を見ていた。
「簡単な成分調査程度だけど」
猫猫は、そう呟きながらも、何か見比べていた。
猫猫は、集めた葉を細かく観察し始めた。彼女の鋭い視線は、まるで顕微鏡のように、微細な部分まで見逃さない。彼女の手には、小さなガラス瓶が握られており、その中には採取した葉が収められている。猫猫はその瓶を太陽にかざし、光を通す葉の色合いを注意深く観察する。
「何か分かったのか」
俺は、猫猫に確認する。
すると。
「あぁ、この成分は、明らかに同じ奴だよ」
そう言って、猫猫は例の薬を見せる。小さなガラス瓶の中には、採取した葉が詰め込まれており、その色合いは薄緑色で、まるで春の新芽を思わせる。しかし、その美しさとは裏腹に、この葉には危険な成分が含まれている。猫猫はその葉を丁寧に観察し、手元にある薬と見比べる。
「これが、最近の魔化魍の変化に関わっている」
彼女の瞳は真剣そのもので、その声には確信が込められていた。
「だったら、最近の魔化魍の変化は」
「人為的という事か」
俺も、その結論に至る。この事実が意味するものとは何なのか?それにはまだ多くの謎が残されている。
「・・・今回の共食いの奴は、実験通りだと思うか?」
「魔化魍を倒そうとしている奴か?」
それと共に出た疑惑の一つを言う。
しかし。
「いや、魔化魍が共食いを積極的に襲っていた。それを考えていたら失敗に終わった事だろう」
「その為に始末しようとしていたな」
響鬼さんの言葉に、私は頷いた。
「・・・それを考えると、俺達はあいつらに手を貸したという事になるな」
「確かに。奴らにとっては邪魔な共食いを殺したことを意味する」
私達が倒した共食いは、本来は魔化魍たちにとっても厄介な存在だったのだろう。それが邪魔だった魔化魍たちは、なんとかしてそれを排除しようとしていた。
けれど。
「何か分かるか?」
俺は、真剣な表情で問いかけた。
「少しね、それにこれを辿れば」
猫猫は考えながら答えた。
「何か分かるかもしれないな」
そして、俺達はその答えを追及することに決めた。
「という事は、またしばらくは全国を旅をしないといけないか」
俺はその事に少し疲れた様子で呟く。
「良いじゃないか、全国の旅も、若者達の特権だからな」
そう、響鬼さんの言葉にため息を吐いた。