猫猫と共に。
新たな情報を手に入れる為に青森へと向かう事にした。
「それにしても、青森って、結構北海道に近くない?」
猫猫は少し眉をひそめながら言った。彼女の視線が地図をなぞるように動き、その瞳は疑問に満ちている。
「あの時北海道に向かった記憶がまだ新しくてね。どうも青森に行くと、またあの旅が蘇ってくる感じがする」
「まぁ、海で挟まれているから、少し離れているからな」
俺は、その疑問に答えるようにゆっくりと説明した。
「青森と北海道は海峡で隔てられているんだ。だから実際にはそれほど近くないんだよ」
「なるほどね」
猫猫は納得したような表情を見せた。
「それは少し残念かもね」
その言葉には、どこか懐かしみや期待が感じられた。
「でも、今回はまた違う目的があるからな」
「確かにね」
猫猫は笑みを浮かべる。
「共食いの1件もあったからね。以前よりも情報は多くあるから」
「けれど、何か分かるのか?」
俺は思わず問いかけるが。
「魔化魍を強化する薬、それを作った奴の居場所だよ」
「っ」
それは、俺達にとっても知りたい情報だった。
猫猫の言葉から、一瞬にして緊張感が高まった。周囲の静寂が不気味に感じられるほど、その情報の重要性が心臓に響いてくる。俺の視線は自然と猫猫に集中した。
「そうか……」
彼女の瞳には自信と確信が宿っていた。まるで彼女自身がその薬の秘密を解き明かす鍵を持っているかのようだ。
「猫猫、その情報、どこから得れるんだ?」
「魔化魍を調べる必要が出てくると思う。でもそれだけじゃ足りない。必要なのは、体組織」
「つまりは、魔化魍をこれまで以上に倒す必要があるのか」
俺は、思わず声を漏らす。
猫猫は頷いた。
「そうなる」
その言葉は、俺の心に重く響く。
これまで以上に魔化魍を倒す、それは容易なことではない。しかし、その情報こそが、今後の戦いに大きな影響を与えるのは間違いない。俺の心には決意が燃え上がる。
「わかった。それなら全力で臨むしかないな」
俺は決意を込めて言った。
「そうだね。何よりも」
笑みを浮かべながら、猫猫は。
「そいつらの毒は毒で気になるからな」
「えぇ」
信頼出来る。
けれど、このマッドサイエンティストのような所。
そこはどうにかならないか。とは思う。
まぁ、いいか。
今は、その情報が必要だから。
「とにかく、青森で合流場所に行かないとな」
「最近はバイクで走るのは、かなり慣れたけど、相変わらず、暇」
「運転はずっとこっちに任せているだろ」
猫猫の言葉に対して、俺はジト目で呟いてしまう。