ドロタボウ達は再び迫って来る。
対して、俺はその手に持つ如意を構える。
「黒くなったのは、伊達じゃないぞ」
その言葉と共に、如意に力を込める。
すると。
「っ!」
「あれって」
如意の長さが伸びた。
それも驚異的な速さで成長し、巨大化していく。
その長さは数メートルにも及ぶ。
「あれって、もしかして、如意が成長した!?」
その言葉に頷きながらも、如意を振るい始める。
如意が成長した事により、その力は圧倒的だった。
「さてと」
そのまま如意を振るうと同時。
その巨大化した如意から放たれた衝撃波がドロタボウ達を吹き飛ばしていく。
「はぁぁ」
その叫びと共に、如意を振るう。その力強い動きはまるで嵐のような勢いで周囲の敵を巻き込んでいった。
ドロタボウ達は次々と吹き飛ばされながらも懸命に立ち向かおうとするが、その攻撃は如意によって軽々と防がれる。
俺は如意を巧みに操りながらドロタボウ達を一箇所に追い詰めていく。
如意は俺の意志に従い、自在に動き回り相手を翻弄する。
「おらっ」
如意を突き出すと同時にドロタボウ達は吹き飛ばされ爆散する。
その衝撃は大地を揺るがし空気を震わせるほどの迫力があった。そして次の瞬間には新しい標的へと移動していった。
「おぉ、やっぱり黒くなった猿鬼の暴れっぷりは見ていて面白いなっと!」
そう呟きながら、響鬼さん達もまたドロタボウ達を圧倒していた。
俺は、そのまま一箇所に集まったドロタボウに向けて、音撃鼓を装填する。
それと共に。
「音撃打!混危の弾!!」
その言葉と共に如意を振り回すと同時にドロタボウ達に命中する。
「っ!」
その叫びと共にドロタボウ達が爆散する。
如意から放たれた音撃は圧倒的な威力を誇りその力でドロタボウ達は完全に消滅した。
それを見て響鬼さんが感心するように呟く。
「おぉ、とんでもない数を一気に倒したなぁ」
そうしながら見つめるが。
「けど、やっぱり威力がまだまだかな。数の多い敵とか空を飛んでいるのには十分だけど」
「まぁ、俺のとは正反対だからな」
そうしながら、響鬼さんは呟く。
「にしても、俺もまだまだ修業不足だな」
俺もまた、未だ修業不足である事を理解しながらも理解した。
先程までの戦いで俺が倒したドロタボウは、あくまでも雑魚を纏めて倒しただけ。
以前の九尾との戦いの時に、この姿になったとしてもおそらくは。
「まだまだ修業しておかないとな。でないと、全国の旅は続けられないからな」
「また旅に出るんすか、少し寂しいけど」
そう、轟鬼は言うが。
「鬼を続けておけば、また共闘出来る。その時はもっと強くなっておけよ」
「うっ、うっす」