ドロタボウの討伐を終えた後。
俺は家で倒れていた。
「……筋肉痛がヤバい」
俺は全身に走る激しい筋肉痛に苦しんでいた。
床に寝転びながらも痛みに耐えるが、その痛みはまるで全身を蝕んでいくかのようだった。
俺は苦悶の表情を浮かべながらも、どうにか痛みを和らげようと試みる。だが、その努力も虚しく筋肉痛の痛みは一向に引いていかなかった。
「くっ……」
俺は歯を食いしばりながらも耐え続けていたがその痛みは容赦なく襲ってくる。
「本当に、あの全身の黒い姿になると、筋肉痛が半端ないな。毎度ながら」
その言葉と共に、俺は心の中で決意を新たにした。
次の訓練ではもっと厳しい特訓が必要だと感じたからだ。
「けど、これも修行の一環だからな」
俺は自分自身に言い聞かせるように呟いた。
「……何をしているんだが」
「あっ猫猫」
すると、俺に話しかけたのは猫猫。
なぜ、彼女がここにいるのか。
「課題が終わりそうだから、遊びに来た」
そう言いながらも、猫猫は笑みを浮かべる。
「それにしても、なんで筋肉痛に苦しみながらも寝転んでいるの?」
「それは……」
俺は一瞬迷ったが、猫猫に正直に話すことにした結果。
「はぁ、全く、仕方ない」
猫猫は呆れたように呟くが。
「まっ仕方ないか」
そうしながらも、猫猫は俺の体に湿布を貼ってくれた。
その冷たさが心地よく、少し痛みが和らいだ気がした。
「ありがとう、猫猫」
「どういたしまして。でも、次からはもっと体を労わってあげてね」
猫猫は微笑みながら俺に言った。
俺は感謝の気持ちを込めて、猫猫の手を握り締めた。
「本当にありがとう」
猫猫はその言葉に応えるように微笑んだ。
「そう言えば、あんたといない間に、少し気になる事があってね」
「気になる事?」
その言葉に対して、俺は首を傾げる。
「実は、今度は行かないといけない所があるんだ」
「そこは?」
その言葉に対して、俺は疑問に思う。
「実は親戚に呼ばれたのよ」
「親戚の家に? なんで?」
俺が疑問に思って問いかけると。
「……こっちに来てから何をやっているのか。それを説明する為に」
「……確かに」
その話を聞けば、納得してしまった。
中国から日本に来てから。
俺と猫猫は世界中を旅をしている。
その事について。
「もしかして、猫猫の状況って、かなり不味くないか」
「……まぁ、振り返ってみれば」
留学した娘が、留学先の大学にあまりおらず。
現地で知り合った男と一緒にあっちこっちふらふらとしている。
「……確かに聞けば納得しかない」