それでもダスカは走らない   作:シェーク両面粒高

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第10話 アクアとマリン

 1週間はあっという間に過ぎ世間はゴールデンウィークの土曜日。つまり今日はFKBのキャンプの初日。

 

 キャンプ参加する子どもたちは基本的には保護者の車で、交通手段のない子どもは他のウマ娘の車に乗り合わせるか深尾の出すバンで会場まで移動した。集合時刻は10時となっており、アタシは母親の車でパーマーと乗り合わせて会場へと向かった。

 ちなみに母親は送迎だけでアタシたちを送り届けると帰っていった。希望する小中学生の親のみ保護者として夕食まで付き添うことになっている。

 

 その会場というのは山間部にあるコテージキャンプ場だった。

 近くには山から流れてくる水の澄んだ小川があり、街の喧騒からは隔絶され静かで落ち着いた場所だった。冷暖房完備のコテージが何棟も借りられていて、泊まる子どもたちの人数分寝床が用意されていた。

 BBQについても専用のBBQ場が設置されていた。

 

 集合したらまずウマ娘たちや付き添いで来ている小中学生の保護者と一緒にBBQの準備をする予定だ。

 

 キャンプ場に着いたアタシとパーマーは泊りの荷物をコテージに置き貴重品だけ身につけて外に出た。貴重品は深尾とアンナに預けることになっていた。

 コテージからBBQ場までは徒歩5分ほど離れており、舗装された道を2人で歩きながら辺りを見回していた。

 

「こんなとこあるんだね~。めっちゃいいとこじゃん」

「いい雰囲気ね。のんびりできそう」

 

 市外にはなるが、車で1時間程度の場所にこんなキャンプ場があるとは知らなかった。

 他にもコテージがあり、いくつか家族連れが利用しているようだった。アタシたちみたいな団体客は見当たらなかった。

 

 BBQ場へ着くと、広場の外周に沿うようにBBQサイトがいくつも用意されていた。その一角にFKBの面々がいて、もちろん深尾やアンナの姿もあった。2人ともトレーニングの時に着ている上下ブルーのジャージではなくラフな私服姿をしていた。

 

 

 しばらくして全員が集合すると、深尾の挨拶や注意喚起もそこそこにBBQの準備への説明が始まった。

 

「ウマ娘の皆さんにはお野菜の準備をしてもらいます! このくじ引きで班分けしますので、順に引いていって下さ〜い。保護者の方々はお子さんのお手伝いお願いします」

 

 深尾が持っている空のお菓子箱には折りたたんだ紙のくじがいくつも入っていた。

 小学生用と中高生用のくじが仕切りで分かれており、残り少なくなった中高生用のくじをパーマーと同時に引いた。

 

「えっと……私は1班。スカーレットは?」

「アタシのは3班って書いてあるわ」

「1班はあちらの端っこの方、3班はあちらですね。どっちもひと班3人なので集まり次第始めてください。保護者の方々もいらっしゃいますけど、2人も小さい子の面倒見てあげてくださいね」

「「はい」」

 

 パーマーと別れ、アタシは指定された3班の場所となるサイトの一角へと向かうと、そこには既に小学校高学年ぐらいのウマ娘が2人いた。近づいていくと、会話をしていたその2人がこちらを振り向いた。

 

「スカーレットさんも3班ですか?」

「そうよ。えっと……」

 

 アタシに話しかけてきたのは水色の透き通る髪をしたショートカットのウマ娘だった。

 

 最初に入った時に挨拶はしていて顔は覚えているが、このウマ娘たちの名前は憶えていなかった。スクールのウマ娘で関わりがあるのはピアスたちとレースした時にいた小学生低学年のウマ娘たちだけだし、クラブとスクールは分かれているから基本的に一緒に練習しないからだ。

 

「ごめんなさい。名前、教えてくれない? 前に自己紹介してくれたのは覚えてるんだけど……」

「あっ。いえいえ! たくさんいるので覚えられないですよね! ぼくはスクールに通うアクアです。小学5年生です」

 

 一人称はぼくで、アクアと名乗った水色の髪をしたウマ娘はそう言った後頭を下げた。礼儀正しいし、この年齢にしてはすごくしっかりしているように見えた。

 そして彼女と話していたもう1人のウマ娘が口を開いた。そのウマ娘は黒鹿毛セミロングでたれ目のウマ娘だった。

 

「わたしはマリン。アクアと同い年で、小学5年生」

 

 はきはきした感じのアクアとは対照的に、マリンはおっとりとした女の子だった。

 

「よろしく。アクア、マリン。改めてになるけど、アタシはダイワスカーレット、高校2年生になるわ。……2人とも、お父さんかお母さんは?」

「ぼくの母さんは車に忘れ物あるって取りに行ってます。もうちょっとしたら来ると思いますけど、スカーレットさんがいれば先に始めて大丈夫だと思います」

「わたしのところはパパもママも来てない」

「じゃあ、準備始めましょうか。えっとアタシたちは……」

 

 目の前の調理台にはかぼちゃと玉ねぎが入ったカゴ、そしてまな板2枚と包丁2本が置いてあった。その横に置いてあるラミネート加工されたプリントを読むと、かぼちゃと玉ねぎの切り方が書いてあった。かぼちゃは4分の1にしてから薄切りに、玉ねぎは半分にして爪楊枝を差して輪切りにするようだ。

 アタシは普段から家事を手伝っているから全然問題ないが、2人はどうだろうか。

 

「2人とも包丁は使える?」

「学校の家庭科でやったことあるので大丈夫です」

 

 アクアが手を上げてそう答えた。自信満々そうだし、任せても大丈夫だろうか。もちろん怪我しないよう見ておく必要はあるけれど。

 かぼちゃは硬いしアタシが切ろう。アクアには玉ねぎを任せることにした。

 

「アクア、玉ねぎ切るのお願いしていい?」

「はいっ」

「マリンはアタシが切ったかぼちゃのわたと種を取ってくれる? あと切ったやつをそこのトレイに並べてほしいの」

「分かった」

 

 そう役割分担して早速野菜のカットに取り掛かる。アタシは水道でかぼちゃを綺麗に洗ってからまな板へ持ってくると、アクアは玉ねぎを切る前に皮をむこうとしていた。

 

「玉ねぎ、先に上と下を切り落として半分に切ってからの方が皮剥きやすいわよ」

「そうなんですか?」

「見てて」

 

 アタシはアクアの包丁を借りて根と頭の両端を切り落とし、更に半分にカットしてから彼女へと玉ねぎを返す。少しもったいないかもしれないけれど、こっちの方が皮も剥きやすいしカットもしやすいのだ。

 彼女は皮つきで半分になった玉ねぎの皮をぺりぺりと剥がし始めた。

 

「ほんとに剥きやすい! スカーレットさん、すごいです!」

「皮剥いたらプリントにあるように爪楊枝刺してから切っていってね」

「はい!」

「マリンも……はい。かぼちゃの中身取ってくれる? 取って時間余ったらアクアの爪楊枝刺すの手伝ってあげて」

「うん」

 

 4分の1にカットしたかぼちゃを渡し、ごみ袋にした小さいビニール袋の上でワタを取り除いてもらう。

 

「スカーレットさん。爪楊枝こんな感じで良いですか?」

「……うん。いいわね!」

 

 半分になった玉ねぎには等間隔で爪楊枝が真っすぐに刺してあった。問題なさそうだ。

 

「じゃあ切りますね──」

 

 そうしてアクアが包丁を手にして玉ねぎに刃を入れようとした瞬間だった──

 

 

「ちょっと! うちのアクアに何やらせてるのっ!!!」

 

 

 ──こちらへ近づいてくる女性が、ややヒステリックに声を上げていた。

 

 

 その女性はウマ娘で、長い水色の髪をしていた。その髪色は女性の方へと顔を上げたアクアと同じ色をしていた。

 

「母さん……」

「危ないでしょ! すぐに包丁を離しなさい、ほら!」

 

 半ば奪うようにその女性……アクアの母親は自身の娘から包丁を取り上げた。包丁を置いた彼女はアクアの手を確認し始めた。

 

「怪我は……ないわね」

「大丈夫だよ母さん。まだ切る前だったから……」

 

 娘に怪我がないことを確認し終わった母親の顔がこちらを向いた。

 

「あなたがアクアに包丁を使わせたの?」

「え、あ、はい……」

「何考えてるの!? 大事な娘が怪我でもしたらどうするのっ!? 責任取れるのっ!?」

「は、はあ……!?」

「母さん、ぼくは大丈夫だから……」

 

 距離を詰めて凄んでくるアクアの母親にたじろぎそうになる。

 単に玉ねぎを切ろうとしていただけなのに、怪我とか大袈裟にもほどがある。バカバカしい、過保護すぎる。 

 

(なによこの母親……!)

 

 言い返してやろうと口を開こうとした瞬間、アタシたち2人の間に割って入る人影があった。

 

「ちょっとちょっと、失礼! ……どうかされましたか?」

 

 その人影は深尾だった。急いできたのか少し息は乱れていた。

 

「このウマ娘が、アクアに包丁を使わせようとしてたんです! 指を怪我でもしたら、走りに影響があるでしょう!?」

「ああ、そうなんですね。えっと……」

 

 深尾は調理台の様子を見てから母親の方へと向き直った。

 

「なら包丁を使わない……玉ねぎに爪楊枝を刺すとか、かぼちゃの中身を取り除くとかならしてもらっても良いでしょうか? 包丁も使いませんし、危険ではないと思いますが……」

「……まあ、それなら」

 

 渋々といった様子で母親は納得したように見えたが、また彼女は口を開いた。

 

「まったく! 子どもたちに調理をさせるのは反対なんです! 昨年も申し上げましたよね!」

「申し訳ございません。しかし、こういう共同で作業する場は親睦を深めたり礼節を学んだりする場でもあると思うので……どうぞご理解のほどを……」

「……母さん、ごめんなさい。やるって言ったのぼくなんだ」

 

 アクアは母親の服の裾を引っ張っていた。

 

「アクア……! あのウマ娘にやらされたんでしょう!?」

 

 さっきからこのウマ娘とか、あのウマ娘とか……この呼ばれ方、なんか滅茶苦茶ムカつく……! 

 

「違うよ。スカーレットさんは悪くないんだ。信じて、母さん」

「…………あなたがそう言うなら」

「でもぼくもお手伝いはしたいんだ。コーチの言ってたこと、やっていい?」

「ええ、わかったわ。怪我しないようにね。母さんも見てるからね」

 

 玉ねぎに爪楊枝を刺すのとかぼちゃのわたを取り除くときにどう怪我をするのか教えてほしいものね……喉まで出かかったそんな言葉をぐっと抑え込んだ。

 

「ではそのようにお願いします。……スカーレットさん、ごめんなさいね

「え……?」

 

 立ち去った深尾はアタシとすれ違う際にものすごく小さい声でそう言った。

 

「ぼくがかぼちゃの中身取るよ。マリン、交代してもいい?」

「うん。わたしが玉ねぎ切るよ」

「ありがとう。玉ねぎ半分に切ったら爪楊枝刺すからぼくにちょうだい」

 

 おおよそアクアとマリンの役割が入れ替わった形となった。

 アタシも気を取り直してかぼちゃの薄切りを進めていった。

 

「…………」

 

 アクアの母親はアタシたち3人を後ろからじっと監視していた。背中に刺さる視線を感じながら、さっきまでの和気藹々な雰囲気にもならず粛々と調理は進んでいった。

 

「……はい。できたよ」

「綺麗に切れたわね。上手ね、マリン」

「ありがとう」

 

 マリンは手際よく玉ねぎを次々とカットしていった。爪楊枝を刺すのはアクアがやっているだけあって、あっという間に玉ねぎの調理が終わった。

 

「かぼちゃ、手伝う」

「そう? じゃあこれお願いしていい?」

「うん」

 

 やや切りにくいかぼちゃも慣れた手つきでマリンはカットしていく。普段から料理してないとこんなにテキパキとできないだろう。

 なぜさっき彼女は包丁で切る役割をアクアに譲ったのか考えたけれど、彼女は控えめな性格っぽいから手を上げなかっただけだと納得した。

 

「マリン、料理普段からするの?」

「え……うん。まあ」

「……?」

 

 そう返事をしたマリンはどこか歯切れが悪そうだった。

 

「……よし、できたわね」

 

 そうしている内にかぼちゃのカットも終わった。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

「あー、アクアのお母さんか。何か揉めてるなーとは思ったけど」

 

 かくしてBBQが始まり、アタシとパーマーは坂の斜面に座りわちゃわちゃ騒がしい小中高生を遠くで眺めながら取ってきた野菜や肉を食べていた。

 

「パーマーは知ってるの?」

「FKBでは有名人だと思うよ。みんな知ってると思う。アクアがトレーニングしてるときは必ず来て見てるし。なんて言うか、熱心な教育ママ?」

 

 ……熱心な教育ママという枠では収まらない気がする。

 

「でも包丁で怪我するって、さすがに過保護過ぎない?」

 

 牛のハラミを口の中に放り込む。少し冷めているけど肉は良いものを使っているのか柔らかくて美味しかった。

 

「スカーレットの言いたいこともわかるよ。でもさ、それだけ娘のアクアのことが心配だってことじゃん」

「けど……」

 

 そんなことを話しているうちに自分の皿が空になっていた。横を見るとパーマーの皿の中も残り少ない。

 

「アタシ、新しい取り皿でパーマーの分も一緒に色々取ってくるわ。リクエストある?」

「ありがと。話聞いてたら玉ねぎ食べたくなったかな」

「分かったわ」

 

 立ち上がってBBQサイトへと向かう。BBQコンロで焼く作業をしているのは深尾やアンナ、そして保護者である父親何人かで行っていた。火の近くにいると暑いのだろう、みんな首に巻いたタオルで汗を拭きながら焼いていた。

 今は休憩中なのか、コンロから離れた位置にいるアンナに話しかけた。白いTシャツに黒いジャージの長ズボンという服装だが、スタイルが良いためか格好が様になっていた。

 

「アンナさん、新しい取り皿ってありますか?」

「それならあそこです。自由に持っていっていただいていいですよー」

 

 彼女がサイトの端に集められた備品の山を指さした。

 そこで大きめの紙皿を取って、今まさに肉を焼いている深尾へと話しかけた。

 

「コーチ、肉とか野菜適当に入れてもらえますか。パーマーの分もなので多めで。あと玉ねぎも」

「あ、スカーレットさん。……アンナさん、任せてもいいですか?」

「はーい」

「え?」

「……ちょっと、こっちいいですか?」

 

 深尾はアタシのリクエストをアンナに伝えてから、手招きしてサイトのすぐ横にある管理小屋の近くへとあたしを連れていった。

 

「スカーレットさん、さっきは申し訳ございませんでした」

 

 アタシたちはサイトの方へ背を向けていた。彼はひそひそと声を潜めていた。

 

「何のことですか?」

「アクアさんのお母様のことです」

「ああ……でもコーチが謝ることなんて……」

 

 その話についてだと聞き、無意識的に彼女がいる方へちらっと目線をやった。

 彼女は娘であるアクアの隣について何かを話しかけていた。アクアの隣にはマリンがいて一緒に食べていた。

 

「こういう言い方が悪いのは百も承知ですが、少し気難しい方ですのであの方にはあまり干渉されないようにお願いします。アクアさんについてもです。こちらとしてはアクアさんに親切でやっているつもりでも、彼女がどう受け止めるかは分かりませんので」

「…………でも、さっきのはちょっと……」

 

 今思い出しても先程の出来事には納得できない。無理やり包丁を取り上げる方がよっぽど危ない。

 

「すごくアクアさんのことを応援しているお母様なんです。気に障ったかもしれませんが、娘さんのことを大事に思ってらっしゃる方なんです」

 

 そう言われれば聞こえはいいけど……

 

 アンナがいつの間にかこちらへやってきていた。

 

「コーチ、保護者の方が呼ばれてますよ」

「はーい! ……ご迷惑をおかけします。申し訳ありませんが、よろしくお願いします。……今行きまーす!」

 

 深尾は頭を下げると呼ばれた保護者の方へ駆け出していった。

 

「スカーレットさん、どうぞ!」

「あ。ありがとうございます」

 

 アンナは野菜や肉が入った取り皿を渡してきた。さっきアタシが頼んでいたのものだ。

 深尾に目をやると、彼は腰を低くして保護者夫婦の話を聞いていた。そのあとは中学生のウマ娘が話しかけてきて、その娘に連れられてどこかへ向かっていた。どうやら取り皿をひっくり返してしまったようで、ゴミ袋を持ってきてその娘と一緒に掃除をしていた。

 

「コーチも大変ですね」

「あはは……そうですね」

 

 アンナは困ったように笑い、奔走する深尾を見ていた。

 不意に彼女について訊きたくなった。

 

「アンナさんって、ここでコーチ補佐されて長いんですか?」

「FKB始まってからですので、6年になりますねー」

 

 まだFKBが始まって6年というのは初めての情報だった。それに彼女がオープニングスタッフというのも初耳だった。

 ……なんでFKBにいるんだろう? 

 

「なんでFKBに? 地元だからですか?」

「コーチ補佐の募集を偶然目にしちゃって、それで。…私、指導者としての道を歩みたくて、今もコーチの元で勉強中といったところです」

「へえ~」

「それと、私の地元ここじゃないんですよ。実は私、アイルランド出身でして」

「へっ!? そうなんですか? でも日本語が……」

 

 外国人特有の訛とかは全く感じられなかった。

 

「親戚に日本生まれの子が何人もいたり、あっちでもある日本人と接していたりして、あっちにいる時から馴染みがあったんです。そのおかげでしょうねー。今はもう日本暮らしも長いので」

「そうなんですか……」

 

 じゃあ尚更なぜここに……と口を開きかけたところで深尾が彼女を呼ぶ声がした。

 

「アンナさーん、ちょっとお願いできますかー!?」

「はいはーい! じゃ、失礼しますね」

 

 アンナが離れていき、取り皿を持ったアタシだけが残された。

 思わず長話をしてしまった。パーマーの元へ戻らないと。

 

 今いる位置から彼女が待つ方へ戻る直線的なルートを辿っていくと、偶然にもアクアたち3人の傍を通ることになった。

 そうしてそばを通り過ぎる際、彼女らの会話が聞こえてきた。母親は自分の取り皿からアクアの取り皿へ食べ物を移していた。

 

「はい。脂身が少ないお肉選んできたわよ。あと野菜も母さんが選んだ──」

「ありがとう。母さん」

 

 ……どうやら食べるものさえ母親の監視下にあるようだった。こういう場でこんな感じなら、日常生活では更にエスカレートしていることが容易に想像がつく。

 

 ちらっと視線を向けると、偶然にも一瞬だけアクアではなく横にいるマリンと視線が合った。

 

(……?)

 

 それも刹那、通り過ぎたアタシはパーマーの元へ急ぎ足で向かった。

 

 

 

 




今回新しく出て来たウマ娘は完全オリキャラでモデルとかは特にいません。
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