迫真エリー都!ホロウレイダーと化した先輩   作:我蔦早瀬

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第18話 更生少女 其の伍

騒動から数日後、ライカンが兄妹の経営するビデオ屋『RandomPlay』を訪ねてきた。

 

「ライカンさん、もう歩いて大丈夫なの?」

「ええ、お陰様でもう支障はございません。ご心配をおかけしました。」

「おや、少し義足の形が変わったね。」

アキラが指摘するように、膝の部分にバックルのような小型の盾が付いていた。

 

「ええ、あのエーテリアスの体から作りました。」

 

確かに新しいパーツの持つ鈍い輝きはヤメチクリウムのものだった。

 

いかに敵対したエーテリアスとはいえ、野獣の弟弟子の遺体だがライカンは気にしないのだろうかという兄妹の疑問が顔に出ていたのか、ライカンが自ら口を開いた。

 

「私も、恩人の弟弟子である方の御遺体に無碍なことは出来ないと最初は辞退したのですが...」

 

ライカンは、ヤメチクリウムを抱えて慰問に来た空手部を思い起こす。

 

「エーテリアスになっちゃったとはいえ、ひでも師匠も葛木流の技で多くの人を傷つけたんだよね。

弟子としてこれを許すわけにはいかないってそれ一番言われてるから。

師匠の罪は俺がこの刀で一緒に償わせるからさ、ひでの方はライカンさんの元で傷つけた人以上の数の人を助けさせてほしんだよなぁ。ライカンさんなら間違った使い方は絶対しないってはっきりわかんだね。だから頼むよぉ〜。」「オナシャス☆センセンシャル」

 

頭を下げる野獣。それに続いて三浦と木村も嘆願するように頭を下げた。

 

「皆様、顔をあげてください!…わかりました。恩義ある方の願いに応えねばこのライカン、一生の恥でございます。不祥の身ではございますが、謹んでお受け取り致します。」

 

 

 

 

「なるほど。彼等らしいといえばらしいね。」

「そっか…。でも、きっとそれが一番いいよ。」

「お二人にそういっていただけるとは、感謝の極みにございます。」

「そういえば、ヴィクトリア家政の他のみんなは元気かい。あのあと、事後処理やらのごたごたを全部任せてしまったからね。」

 

間一髪で飛行船の墜落を防ぎバレエツインズの屋上に不時着させたあと、治安局に救助要請を出した一行。

 

レインは脅されたとはいえ飛行船をハッキングした事実は変わらないので、プロキシという違法業者であるパエトーンと共に空手部護衛の下その場を離れることにした。しかし、その僅かな隙を狙ってパールマンは自ら飛行船を操縦してどこかに高飛びしてしまったのだ。

 

「あいつ、俺の顔見た瞬間に昏睡レイプ魔に会ったみたいに血相抱えて逃げやがってよぉ。頭にきますよ!」とは野獣の談である。

「何一つ間違ってないんだよね。」

 

「カリンも怪我を負ったようだけれど、大丈夫かい?」

「ご心配には及びません。傷は恐ろしく鋭利だったのが幸いしたのか、すぐ塞がりました。あれでは跡も残らないでしょう。

リナも皆様に会いたがっております。茶会につきましては、いずれ日を改めて是非に、と。

変わったことといたしましては、エレンでしょうか。」

 

「エレンが?」

 

ライカン曰く、空手部に出会った後にエレンは「勉強しないとあんなん(直球)になる。」と痛感して、以前より真面目に勉学に励むようになったという。

 

「エレンは私たちの身内も当然。差し出がましいとは思いつつも勉学に若干不真面目なのを何とかしたいと思っていたのですが、思わぬところで助けられてしまいました。」

 

「へず⚪︎の結婚式でsy⚪︎mu_を見て正道に戻ったゆた⚪︎んみたいだね。」

「リン、なぜ数ある更正の美談の中でも最悪なのをチョイスするんだい。

というかその理屈だと僕等がへ⚪︎ま枠じゃないか。」

 

 

 

 

 

 

 

因みに、パールマン逃亡の報に際して花岡が激怒したのは言うまでもなかった。

 

「終わりっ!閉廷!…以上!皆解散!」




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この小説のライカンはんは強パリィです。
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