迫真エリー都!ホロウレイダーと化した先輩   作:我蔦早瀬

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第24話 HOMOBI

 

「何だお前?!(困惑) チッ!(謎の舌うち)」

「治安官だ。大人しくお縄につけい!」

「しばらくホッとしたろう!!(指摘)」

「コラドケコラ!」

「3人に勝てるわけないでしょう!」

「馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前!!(天下無双)どけお前!コラ!繰り出すぞ!(切り札)」

「ゲホッゲホッ!!(致命傷)」

「あ~やめろ!(舌打ち)あ~ヤメロ!!(舌打ち)あ”~!お前らニュートリノだからなお前!(博識)」

「青衣先輩、そっち持ってください!」

「流行らせコラ! ア”ッー!!(クルール)」

「シュバルゴ!(炎四倍)」

「ゴホッ!!(喘息)」

「あ~もう・・・もう抵抗しても無駄じゃぞ!」

「嫉妬がぁ!(抵抗)」「鼻糞がぁ!(暴言)」

「やめろォ(建前)、ナイスぅ(本音) ンアッー!オラ!あ~やめろお前、どこ触ってんでぃ!(江戸っ子)」

「どこ触ってんだお前!」

 

セスがジェーンや三浦、それにイニ義やマジメにタカダの協力のもと拓也及びその親衛隊たちを捕縛する裏で、朱鳶と青衣たちも一般構成員の掃討作戦にあたっていた。

 

ジェーンが内部から流出させた情報により、拓也組はメンバーリストや潜伏先、資金の隠し場所も丸裸にされていた。

組織は完全に壊滅し、治安局から正式に作戦の終了が告げられた数日後。

 

 

 

 

セスは治安局に併設された修練所にて、胴着に身を包んでいた。

 

「では…始め!」

 

朱鳶の合図で、両者は組み合う。

 

先に仕掛けたのはセス。腰を落として正拳突きを放つ。

相手はそれをまるで予めわかっていたかのように最小限の動きで避け、目にもとまらぬ速さでセスの背後をとる。

 

しかし、セスも負けじと裏拳を放ち、相手の動きを牽制しつつ正面に向き合う。

 

「オルルア!」

相手の回し蹴りを受けきり、手を痺れさせながらもセスは再度突きを放つ。相手はその鋭い一撃を片手で容易く受け止め、鎧袖一触でセスを引き倒す。

朱鳶の背負い投げをはるかに超える速度と精度である。

体勢を崩されたセスに、容赦なく蹴りが入る。

 

「オルルァ!オルルァ!オルルァ!フゥン!」

 

 

 

「そこまで!」

朱鳶の笛が鳴り、両者は両脇に戻って深々と一礼をする。

 

「…やっぱり強いですね、秋吉師範は。俺もまだまだ精進が足りません。」

「いや、そうでもないぞセス。以前組んだ時はただのお行儀のいい迫真空手だったが、いまのは違った。

お前の盾と警棒を前提にした型を考えているんだろう?まだまだ荒いが、いずれ形になる。」

 

「見抜いていたんですか…。流石ですね。」

「伊達に長く教官をやってねえからな。…三浦の影響か?」

 

「ええ、それも理由の一つです。」

三浦に言われた言葉、兄に言われた言葉、そして今回の一件。それらを反芻してセスは進むべき道を模索していた。

 

「認めたくありませんが、確かに力なき正義は無力です。

そして、ただ真っすぐなだけの正義で、解決できないことだってある。

でも、だからこそ俺は強くなりたいんです。

自分の真っすぐな正義を押し通すだけの力が欲しい!」

 

「それはわがままか?」

「はい!」

 

「ははは!いいじゃねえか!我儘大いに結構!!…どうやら一皮剥けたようだな。」

 

そういって、秋吉は棚から酒瓶とお猪口二つを取り出して自分とセスに注いだ。

 

「秋吉師範!勤務中ですよ!」

「いいだろお前成人の日だぞ。朱鳶、お前も呑むか?」

「呑みません!」

 

 

 

「…いただきます。……辛ッッッッッ!?」

 

セスは酒のあまりの辛さに悶絶した。

 

「ははは、今のうちに辛さに慣れとけ。

お前が目指さす道の辛さは、こんなもんじゃねェからな。」

 

そう言って、秋吉はそれを美味そうに一息で飲み干した。

 

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