ブルーアーカイブ ◯章 独立傭兵養成支援学校編 作:アンドロメダ級
え?今まで何をしてたかって?色々あったととしか言えません。
それでは独立傭兵養成支援学校編開幕です。
目の前に広がってる光景は嘘だと思いたかった。だが、その光景は嘘ではなく本物のだった。
大量の血が部屋に付いており、血の臭いがする。
その血の臭いの正体は・・・生徒であった者のから臭いがしていた。
[・・・]
強化人間手術・・・目の前にいる生徒であった者は、この強化人間手術を超えられなかった生徒たちだった。彼女たちは失敗作にもなれないゴミと呼ばれこの場所に放置されていた。
私は部屋の事を写真に取った。
すぐにこの写真をシャーレに送りたいが、通信機器は使えない。この学校は外部との通信が一切できない様になっている。学校の場所がバレたくない為の措置である。そんな学校で外部と通信を取ろうとしたら生徒は顔の原型がない程にまで怪我を負わせられる。だがこれはまだいい方なのだ。本来は顔の原型が変えられる程の怪我を負わされ、達成率が低い任務に強制的に引き受けさせられ、最終的にはその任務から帰ってこない。
そんな事が平気で成り立つ学校なのだ・・・
そう思考しているとこの部屋に近づいて来る足音が聞こえてきた。
私は、すぐに部屋の物陰に鳴りそうな所に隠れようとした。が隠れられそうなのは・・・
[ごめんなさい・・・少しの間、あなたの後ろに隠れさせて下さい]
そういい、生徒だった者を覆い被る。
血と腐敗した肉の臭いが私の制服に滲んでいく。このままだと戻ったとしてもこの部屋に行った事がバレてしまう。
するとその時、この部屋のドアが開いた
私は息の根を殺す。
静かに・・・バレないように・・・
ドアを開けた人達の話し声が聞こえてくる。
[はぁ、またゴミができたか]
[仕方ないさ、まだ手術は完璧ではないんだから]
[だけどよぉ、成功より失敗とゴミが多いじゃねぇか。しかもまた"ゴミ"が出来ちまったし]
話しをしているのは・・・どうやら手術を担当している医者達だった。彼らの言う"ゴミ"・・・という事はまた・・・
そう思っていると。生徒だった者がこちらに放り投げられてきた。
ヤバッと思ったが時すでに遅し、避けようがない。ここで避けたら私がかの部屋に来たのがバレてしまう。もしバレたら私はタダではすまないだろうし、恐らく・・・生きて帰っては来れないだろう。私は必死に声を出さない様に放り投げられた生徒の遺体の衝撃で声が出ない様にする。
[ウッ]
だがしかし私は衝撃に耐えられず、うっかり声を出してしまった。
[ん?]
[どうしたんだね?]
[いや、さっきその死体の山から声がしなかったか?]
(お願い頼む!バレないでくれ!)
私はみっともなく、ただ見つからない様に祈る事だけしかできなかった。
[気の所為だよペーカー君。最近手術が多かったからねぇ。その疲労だろう]
[そうか・・・ならいいが]
医者達は去っていき、ドアを閉めた。
[はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・]
私は、殺していた息を吐き深呼吸をし自分を落ち着かせる。
冷や汗が止まらない。ここまで冷や汗が出るのは後にも先にも恐らく、今回だけどろう。
私は、ここから出る為に遺体から抜け出した。
[ありがとうございます・・・]
私は、私が被った遺体に感謝の意を表した。
[いつか・・・この借りは返します。だから・・・見ていて下さい。私が、私たちがこの学校を変えてみせますから・・・一人の、"独立傭兵"として]
私は、足早にこの部屋から去った。
ただ、このまま帰ればこの血の臭いの事について聞かれてしまう。
私は、あの部屋で付いた血の臭いの言い訳をする為に、私はこの学校で配布されている仕事用の端末を取り出すし、一つの仕事を引き受ける。
[この仕事で多少はこの血の事は言い訳できる]
私は仕事を引き受ける事を私を担当してくれているハンドラーに連絡を入れる。
[えぇ、この仕事を引き受けるわ]
ハンドラーはめんどくさそうに[なんでこの時間に]と文句を言われてしまう。
[え?なんで今かって?それはね・・・今とても気分が悪い/良いから]
[うん、じゃあ気おつけるね・・・じゃあまた後でね]
ハンドラーにそう言い私は自分の愛銃と装備を持ち、一人で作戦地域に向かうのだった。
独立傭兵としての彼女はまだまだ続きそうだ。
シャーレ執務室
俺は今日も何時もどおりで溜まった書類仕事を黙々とこなしていた。そんな中、スマホにモモトークの通知が入った。
誰からだろうかと確認すると、ユウカからからだった。彼女のからのメッセージには[先生、すこしお時間頂けますか?]とあった。
(まさか、積みプラをしているのがユウカにバレたのだろうか・・・)
と思いつつ、ユウカに[どうしたの?]と送り返した。
すると、返ってきた返信は予想外な物だった。ユウカから、なんと俺に相談事があるようだ。
ユウカが相談事とは珍しいと思い、俺はすぐに了承した。
了承した瞬間、[今からシャーレに向かいます。]と連絡が入った。俺はそのユウカが来る間に残った書類をできるだけ、終わらせる事にした.
数時間後、ある程度溜まっていた量の仕事を終えてたと同時にシャーレのドアが開き誰が入ってきたのか確認をすると丁度いいタイミングでユウカが来てくれた。
俺は何時もの様にユウカに話しかける。
[やぁユウカ、君が相談事とは珍しいが何かあったのか?]
[あっ先生・・・]
今日のユウカは何時もよりテンションが低そうだった。恐らく、今から話す"相談事"に付いてだろう。
そう思考しているとユウカが続けて話し出す。
[実は・・・その私、ある友人がいるんです。小学生の頃からの付き合いで高校に入ってからもお互い、定期的に連絡を取り合っていました。]
[すごいね。今の今まで続いてるのってすごいよ]
どうやら昔からの友人関係の相談らしい。小学生の頃から今まで連絡を取り合ってる事に関心を持ちつつ、俺はユウカがその友人と喧嘩でもしたのかな?と思ったが、予想を上回るの返答が返ってきた。
[ありがとうございます。でも・・・その友人とは、ここ一ヶ月連絡を取れていないんです。]
[ゑ?!なんで?!]
まさかの返答に俺は驚きを隠せなかった。そしてユウカは事の元凶であろう元について話し出しめる。
[先生・・・]
[はい]
[先生は、独立傭兵養成支援学校ってご存知ですか?]
[?聞いた事ないなぁ]
[実は、さっき言った私の友人はそこの生徒なんです。独立傭兵・・・先生、傭兵というのは普段どの様な形であると思いますか?]
ユウカは傭兵というのがどういう物なのか、確認する様に尋ねてきた。
[俺の知ってる限り傭兵は大体、集団で行動しているな。]
[そうです。普通の傭兵はそうなんです。だけどこの学校・・・"独立傭兵"と付いてるんです。]
[という事はつまり]
[そうです。この学校に通ってるいるほとんどの生徒達は集団ではなく個人で動く傭兵をやっているんです。]
[個人で動く傭兵か・・・]
個人で動く傭兵・・・独立傭兵・・・俺はこの後、ユウカが何を言おうとしているのか察した。
[そうです。だから普通の傭兵より危険が多いんです。依頼された内容の仕事を分担せずに、全部一人でその依頼をこなす。だから、もしかしたら私の"大切な友人"が依頼に失敗して、何か酷い目に遭っているんじゃないかと心配で・・・]
[なるほど・・・]
ユウカは俺が予想していた通りの返答を出した。
[そうです。だから・・・先生、あなたに依頼が事があります。]
[なんだ?]
[先生、独立傭兵寄席支援学校に行って私の友人を探してはくれませんか。]
ユウカはそう言い、急に俺に深く頭を下げた。
[ちょ、ちょっとユウカ・・・]
[お願いです!先生!先生のシャーレの業務が大変だっていう事はわかってるんです!でも!それでも先生!私の古くからの大切な友人なんです!お願いします!私の大切な友人を・・・助けて下さい・・・]
ユウカは頭を深く下げ、必死になりながら大切な友人を助けて欲しいと言ってきた。
あの、ユウカが・・・いつも真面目で勤勉な彼女がここまでのお願いをするのは、俺にとって始めての事だった。それだけほんとうに、彼女にとって大切な存在なんだろうという事がわかる。
大切な人を失いそうになる感覚・・・その時の絶望感は言葉に表せない程残酷で、時には人を変えてしまう恐ろしい事だ・・・俺の大切な生徒が今、そうなるかもしれないユウカが助けを求めている。
(俺は先生だ・・・生徒が目の前で困っているなら手を差し伸べ、助けるのが俺の仕事だ・・・)
俺はユウカに声をかける。
[ユウカ、そこまでしなくても大丈夫だよ。]
[先生・・・]
[ユウカ、あなたのお願い・・・この俺が引き受ける。]
ユウカは少し涙が出そうになる笑顔を俺に見せる。
[ユウカは俺の・・・大切な生徒の一人だ。そんな大切な生徒が困っているならそれを助け、解決するのが俺の役割だ。だから、任せてくれないか?]
ユウカは出そうになる涙を拭き笑顔をみせた。
[はい!ありがとうございます先生!]
強化人間手術・・・どれだけ成功率低いんでしょうね
感想があれば是非書いていって下さいね。
次回製作の励みになります。