ブルーアーカイブ ◯章 独立傭兵養成支援学校編   作:アンドロメダ級

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解析

シャーレ執務室

 

ユウカがシャーレから去った後、俺は今の溜まっている仕事ではなく、ユウカの依頼を優先する事にした。

 

 この依頼は人の命が掛かっている・・・俺はできるだけ早く解決する様にユウカの言っていた学校、独立傭兵養成支援学校について調べる事にした。

 

[アロナ、聞こえているか?]

〘はい先生!〙

 

シッティムの箱と呼ばれるタブレットから、俺の頼れる大切な生徒の一人アロナを呼んだ。

 

[さっきの会話は聞いていたな?]

〘はい!バッチリと聞いていました!〙

[よし、じゃあ話しは早いな。アロナ、ユウカの言っていた独立傭兵養成支援学校について調べてくれ。]

〘わなりました!少し調べるのに時間がかかるので少し待って下さいね〙

[あぁ、わかった]

 

俺はアロナが調べている間に、ヴァルキューレのカンナに連絡を取った。

 

[もしもしカンナ?]

〘先生?急にどうされたんですか?〙

[急ぎの様だ、その為には君の力がいる。協力してくれ]

 

カンナは少し困惑した感じで先生に応える

 

〘せ、先生何があったんですか一体〙

[人の命が掛かっている。出来るだけ事を早めに動きたい。]

〘ちょ、ちょっと先生、一体何があったんですか。事の経緯を教えて下さい。じゃないとあまり状況がわかりません。人の命が掛かってるってどういう事ですか?〙

 

俺はカンナに事の経緯を話す。

するとカンナは何故、先生が少し焦っている理由がわかった。

 

[という事だカンナ]

〘独立傭兵養成支援学校ですか・・・〙

 

カンナ少し考え込んだ様な声をだす。

 

[・・・?何か知ってるの?]

〘いや・・・そういう訳ではないんですが・・・(独立傭兵学校、まさか本当にあるのか・・・)〙

 

カンナが何か言った様に聞こえたが、恐らく空耳だろうと思い、気にせずにカンナの話しに集中する。

 

〘先生、今からそちらに潜入調査に長けた人員を一名送ります。〙

[ありがとう、カンナ。]

 

俺はカンナに令をいい電話を着る。

 

カンナとの電話が終わると丁度、アロナの方も調べ終わったのかシッティムの箱から通知が鳴っていた。

俺はアロナからの通知を見ると以外な結果に驚きを隠せなかった。

 

[ア、アロナ・・・これは、どういう事だ・・・]

 

アロナから届いた結果は、キヴォトスのあらゆるデータベース上からその学校が存在していないとの事だった。

 

独立傭兵養成支援学校がない・・・だとしたら非正規の学校か?と思ったが、このキヴォトス内で非正規の学校を運営するのは不可能に近く、連邦生徒会はすぐに気づかれる。だが・・・そんな事はなく本当に一切の情報が載っていなかったのだった。

 

〘はい・・・本当に色んなデータベースからその学校に関する情報。調べましたが・・・その、一切情報がなく・・・〙

[うーんどういう事なんだ・・・一体]

〘わかりません・・・ここまで調べて一切出てこないのは前代未聞です。正直言って手の付けようが・・・〙

[・・・]

 

俺はアロナからの報告を聞いて黙っているしかできなかった。だけど、ユウカとの約束を破る訳には行かない。彼女がどれだけ、必死になりながら助けを求めていたか。

 

[アロナ・・・俺はユウカと約束したんだ。ユウカの友人を絶対に助けると。だから絶対に見つけるぞ・・・]

〘・・・はい!〙

 

そうアロナに言った丁度にドアの向こう側からノック音が聞こえた。カンナが送ってきた人員かと思い、俺は[入れ]と言う。

 

[失礼します。]

[もしかして君がカンナの言っていた?]

[はい、そうです。]

 

カンナが送ってきた人は真面目で大人しそうだなという印象を与える。そう思っていると彼女は自己紹介を始める。

 

[自己紹介が遅れました。私はヴァルキューレ警察学校潜入調査科所属の有澤ユウナです。よろしくお願いします。]

 

 

ユウナはビシッとした体制で敬礼しながら俺に自己紹介をしてた。

 

ユウナの自己紹介が終わり、俺は彼女にざっくりと今までの経緯と独立傭兵養成支援学校に関する情報がキヴォトスのデータベース上からない事を話した。

 

[やはりですか・・・]

[?やはりとはどういう事だ?]

 

ユウナは元から知っている様な形で話しを進める。

 

[実は、こちらの方でも以前その学校に関する事を調べてはいたんですが、これしか情報掴めませんでした。]

 

どうやら、ヴァルキューレは俺が知るよりも先にこの学校を知っていたらしく既に調べていたらしく、しかも俺が掴んでいない情報まで掴んでいた。

 

ユウナは手がかりになりそうな情報データを俺に渡してきた。

 

[これは・・・]

[これは、あの学校に関する情報が入っている可能性が高いデータです。けれど一つ問題が・・・]

[問題?]

 

ユウナはその問題について話し出した。

 

どうやらユウナが言うには、このデータは高度に複雑に暗号化されている様でヴァルキューレでは解析ができなかった様だ。そこでこのデータを解析する為にミレニアムのヴェスタリスに依頼を行った様だが、その時ヴェスタリスは予定がギチギチに詰まっていたらしく已む無く断念せざるおえなかった様だった。

 

[なるほど・・・]

[なので今はここで詰まっていて・・・]

[このデータ少し借りてもいいかな?]

[え?いいですけど・・・]

 

俺はユウナから許可をもらい、借りたデータをシッティムの箱に移した。

 

このデータを解析する為に俺はアロナ宛のチャットを開き、データを解析する様に送った。アロナは1分待って欲しいと言ってきた。

 

[よし、これで暗号化された情報が出てくるだろう]

[え?!]

 

ユウナは驚いた様子を見せてきた。

 

確かに驚かれても仕方ないだろう。まさか、ヴァルキューレでも解析できなかったデータをシャーレに持っていったらできてしまつまたのだから、ユウナが驚く事も無理もない。

 

[先生・・・今何をしたんですか?]

 

ユウナは驚いた表情で俺に聞いてくる。

 

[あぁ、俺の頼れる仲間に解析を手伝って欲しいと言ったまでだよ。あと少ししたら解析が終わるんじゃないかな?]

[はぁ・・・こうなる事だったら最初にシャーレに依頼しておくべきでした・・・]

[まぁ、そういう反応されるのも無理はないね]

[今日一番の驚きですよほんと・・・]

 

そうユウナと話していると、シッティムの箱にアロナから通知が入る。どうやら無事に解析が終了した様だ。

 

[どうやら解析が終了したみたいだね]

[はっっや。どれだけすごいんですか、その先生の仲間って・・・]

[まぁね]

 

そう驚くユウナにアロナが喜びそうだなと思いつつ、俺は解析されたデータを開いた。すると出てきたのは独立傭兵養成支援学校の入学手続きに関するページだった。

 

[まさか・・・本当にあるとは・・・]

 

ユウナがあまりにも驚きで固まっていた。それだけ、この学校を調べていたのだろうと思いながら、俺は他にページがないか探してみた。だがどうやらこのページしかない様だった。

 

[どうやらこれしかない様だ・・・しかし手掛かりは入学手続きだけか・・・]

 

するとユウナは笑顔で俺に言ってきた。

 

[先生、なんの為に私がいると思ってるんですか?私、こう見えてもプロですから]

[それはわかっている。ヴァルキューレの生徒が優秀だって事も、だが入学となると・・・場所さえ分かればと思ったのだが・・・あまりにも危険すぎる]

 

ユウナがプロなんだという事はわかる。彼女が来る前にカンナが送ってくれたユウナのプロフィールを見てわかってはいる。だが、何の情報もなく場所もわからない学校に彼女を送るのは死地へ送る事に繋がるのではと考えた。

そう考えているとユウナが話し掛けてきた。

 

[先生、先生はすごく今心配して下さっているというのはわかります。殆ど情報がない場所に送る行為は、自分が守るべき生徒を死地に送る事なんじゃないかって・・・]

 

ユウナは俺が思っていた事を全て当ててきた。

そうだ、俺は自分の生徒を死地になるかもしれない場所にはあまり送りたくない・・・例えそれが、何時も危険と隣り合わせなヴァルキューレ生だったとしても。だけどそれではユウカの依頼は達成されない。ユウカの大切な友人を助ける事はできない。やっと掴んだった手掛かりを離すべきではない。

ユウナは続ける様に言う

 

[先生、私はヴァルキューレ公安局の人間です。人を助けるのが仕事です。だから先生、私を使って下さい。私を使ってその依頼人の大切な友人を助けられると言うのなら、私はよろんこんで行きます。]

 

ユウナは俺に覚悟を決めた様な目を向けて俺にそう言ってきた。

俺はユウナの覚悟不意にしないため、ユウカの友人を助けるために、ユウナに一言[わかった]と言った。

 

ユウナは、にこやかな笑顔で俺に向かって[ありがとうございます!]と言った。

 

 

 

 

 




次回作もお楽しみに〜
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