【仮面ライダーセイバー】 リマジ版セイバーライダーズの設定・短編集 作:北村 貴之
高田銀之丞。
異世界侵略組織「ハンドレッド」に対抗するコーネリア軍に所属する戦士だ。
頭頂部が見事に禿げ上がった中肉中背の男性だが髪はあり、背中くらいまである白い長い髪を垂らしている。
コーネリア高等学校の校長を務めているが、実は土の聖剣「土豪剣激土」使う土の仮面ライダー「仮面ライダーバスター」として、コーネリア軍のお抱えの剣士集団「ソードオブロゴス」とともに日夜戦い続けている。
そんな彼の様子を見ていこう…。
「ひひひっ…」
高田が何やら不気味な笑みを浮かべている。
場所はコーネリア高等学校。
京都府京田辺市に存在する、コーネリア城に併設された高等学校だ。
表向きは普通の高校だが、裏ではハンドレッドに対抗するための兵を養成する施設となっている。
高田が今いるのは、女子トイレの近くの廊下だった。
高田は助平であった。
ハゲ頭にいかつめの顔つきの男ではあるが、実はかなりの助平で、女子トイレや女子更衣室に忍び込み、女の子たちの秘密をこっそりと拝むのが趣味だった。
「よおし、入っていったな…」
ある女子生徒が、トイレへと向かっていく。
「さっ、どんなモノを見せてくれるんや〜?」
ニヤニヤとしながら、手にしたタブレットをいやらしい目で見つめる。
そんな時だった。
「あら、校長」
後ろから声をかけられた。
振り返るとそこには長い銀髪を三つ編みにしている美女がいた。髪には青色のメッシュが入っている。
「お、おお…。渚ちゃん」
高田と同じく四混沌のメンバーである新大宮渚がいた。
彼女も仮面ライダーで、槍にも変形可能な聖剣「時国剣界時」を使用して仮面ライダーデュランダルに変身して戦う。
時を操作する力を駆使しながら、ハンドレッドと戦っている。
「こんなところで何をされているのですか?」
「い、いやその…、あれや。怪しい奴がおらへんか、見張ってるんや」
慌てながら高田は渚に言う。
「そうですか。では、この手にしたタブレットは何かしら?」
渚に持っていたタブレットについて突っ込まれ、思わず驚く高田。
「あっ、これは…」
高田はつぶやく。
「またノゾキ?懲りないのね」
渚は呆れ顔で、高田のタブレットを織り上げた。
「あっ…」
高田は顔を青くする。
「じゃ、私これから授業だから。お仕事頑張ってね〜」
高田から奪ったタブレットを持ち、渚はこれから授業をするであろう教室へと向かっていった。
「ちょっ…、待ってえなぁ…」
高田が弱々しい小声で言う。
「そんなアホな…」
高田はうなだれた。
実はこういうことは何回かあったのでこれが最初というわけではなかった。
あのタブレットには高田がこっそりと隠し撮りした写真や定点カメラの映像を視聴できるアプリが入っていたため、渚にそれを奪われてしまった高田はまるで絶望したかのようにうなだれた。
そんな高田は、諦めたような顔で校長室へとトボトボと歩いていった。
その数日後。
場所は変わり大阪は十三。
商店街にある居酒屋で、高田はひとり寂しく昼からビールを飲んでいた。
鶏の燻製をあてに、カウンター席で休みの日に飲酒している。
没収されたタブレットは返却してもらい事なきを得たが、またいつ取られてしまうかの恐怖に怯えなけらばならなくなった。
四混沌全体には伝わってしまったが、幸いにもソードオブロゴスの面々には伝わっていたいようだ。
しかし、四混沌はソードオブロゴスの上官。
いつ情報を流されるかわかったものではなかった。
そんな恐怖を掻き消すかのように、高田はグビグビとビールを流し込むようにして飲む。
「んぐっ、んぐっ、んぐっ」
アルコールを飲むと、次第に心地良い気分になってきた。
「ぷはぁ〜っ」
高田はビールを飲み干した。
しかし、その気分も長く続かなかった。
「わーっ!」
「た、助けてーっ!」
そんな時、外から悲鳴が聞こえてきた。
酔いどれの高田はすぐさま悲鳴に反応した。
立ち上がり、店員にお金を支払う。
「ごちそうさん。釣りはいらんわ」
高田は一万円札をカウンターに置くと、一目散に外に出た。
するとそこには「招かれざる客」がそこにはいた。
「ギギー!」
「仮面ライダーW」を歪ませた面妖な怪異「アナザーW」が、商店街の人々を襲っていた。
なんと3体もいる。
「ちっ、人が折角休みの日に気持ち良く酒飲んでたってのに…」
高田はうんざりした顔を浮かべた後、ずどん、と大きな音を立てて何かを取り出した。
高田の右手には、大剣が握られている。
これが高田が使用する土の聖剣「土豪剣激土」だ。
かなり重たそうな剣で、地面には若干のヒビが入っていた。
そして、高田は服のポケットからワンダーライドブック「玄武神話」を取り出した。
「かつて、四聖獣の一角を担う強靭な鎧の神獣がいた」
ワンダーライドブックからそんな音声が読み上げられる。
高田はその「玄武神話」を土豪剣激土にセットする。
そして、
「変身!」
と叫んだ。
土豪剣激土から音声が流れる。
「一刀両断!ブッた斬れ!ドゴ!ドゴ!土豪剣激土! 」
高田の姿が、銀色に輝く堅牢な鎧を纏ったような仮面ライダーに変化する。
マスクは茶色とオレンジの混じった複眼がトレードマークのものだ。
「
激土重版!絶対装甲の大剣が、北方より大いなる一撃を叩き込む!」
音声が鳴り終わる。
高田は土の剣士「仮面ライダーバスター 玄武神話」に変身したのだった。
ライダーとなった高田の姿を見て、アナザーWたちは身構える。
「酔ってて多少乱暴なるかもしれんけど…。堪忍してや!」
バスターがそう言って激土を一振りする。
3体のアナザーWはバスターへと向かっていった。
「ギギッ!」
「ギギー!」
「ギィーッ!!」
3体のアナザーWがバスターに襲いかかる。
しかし、バスターは動じずに、激土を担いだまま動かない。
襲いかかってきた1体が飛びかかってくる。
バスターはその動きを察知し、すぐさまアナザーWの胸元へとパンチをお見舞いした。
「ゲッ」
アナザーWが吹っ飛ばされる。
仲間が倒れたのを見て、他の2体は若干焦る仕草を見せると、剣を召喚して装備する。
「ほほお、剣かあ」
バスターがそれを見てどこか関心したような声を出す。
アナザーWの1体が剣を振り下ろす。バスターはそれを反撃することなく、攻撃を受け止める。
硬い装甲のためか剣がポキンと音を立てて折れてしまった。
「何や?大した威力でもないやん」
バスターは余裕そうな声を上げると、そのまま剣を押し返して斬りつけた。
「ギィ!」
剣を折られた1体た吹っ飛ぶ。
もう1体はそれを見て、今度は横薙ぎに剣を振るった。
しかしバスターはそれも受け止めてしまう。
そして、その勢いのまま蹴り飛ばした。
「ギギーッ!」
3体目のアナザーWも倒れる。
「おもろいもん見せたろ」
バスターはそう言うと、バックルの腰部分にあったワンダーライドブックを取り出す。
黄緑色のワンダーライドブックで、「ジャッ君と土豆の木」と書かれた表紙をしている。
バスターは「ジャッ君と土豆の木」のワンダーライドブックを閉じた状態で、「玄武神話」を取り外し、「土豪剣激土」のスロットへとセットした。
「ふんっ!」
バスターが雄叫びを発すると、バスターの左腕に豆の蔓のようなものが巻かれた。
「仮面ライダーバスター 玄武ジャッ君」となった。
「ナニ、ソレ!スガタ、アンマ、カワッテナイ!」
片言ながら人間の言葉でアナザーWは笑っていた。
しかし、そんな彼の言葉に、バスターは動じなかった。
「さあ、わからへんで?」
大胆不敵な笑みを浮かべると、バスターは目の前のアナザーWに左腕の蔓を伸ばした。
まるで獲物に飛びかかる蛇のように、蔦が迫る。
「ンンッ」
アナザーWは瞬く間に蔓に拘束されてしまった。
「これでしまいやっ!!」
そして、拘束したアナザーWをそのまま怪力で振り回し、ほかのアナザーWに叩き付けた。
「ギャー!」
蔦に絡まりハンマーのように振り回されるアナザーW。
「ギギーッ!」
「ギィー!」
2体のアナザーWが大ダメージを喰らい倒れる。
3体のアナザーWがふらふらとしているのを見て、必殺技を放つ準備をする。
「これでとどめや!」
バスターはそう言って再びバックルの腰部分にあった「玄武神話」ワンダーライドブックを取り出した。
そしてもう一度ワンダーライドブックを激土に読み込ませる。
「玄武神話! 激土乱読撃!」
激土から音声が流れる。
バスターは激土を背中に担ぐと、天高く。飛び上がった。
「玄武爆砕!」
バスターはジャンプした後、アナザーWたち3体目掛けてキックを放った。
右足にオレンジ色のドリル型のオーラを纏っている、バスターの必殺のキック。
「ギギーッ!」
3体目のアナザーWがそのキックを喰らい、断末魔を上げ爆散した。
3体同時に全滅したのを確認すると、バスターは変身を解除した。
「んぅ〜、酒入っててもなんとかなるもんやな」
高田はそう呑気に言うと、少しフラフラとした足取りで商店街を歩いていた。
☆没収されたタブレット
「戻りました〜」
四混沌の執務室に、仮面ライダー剣斬に変身する桜井レオナが入ってくる。
先端が緑がかった黒髪のツインテールの154cmの身長の美少女だ。
今日はグレーのパーカーに黒の短めのプリーツスカートという組み合わせの服装だ。
日頃から戦っているためか、ミニスカートから伸びる脚はアスリートのように引き締まっていて健康的かつ、ある種のセクシーさがあった。
「あらお帰りなさいレオナちゃん」
答えたのは四混沌のひとりである、仮面ライダーサーベラに変身する月ヶ瀬麗子だった。
容姿は赤紫色のメッシュの入った茶色の巻き髪のロングヘアに眼鏡をかけた長身のモデル体型の美女だ。
クリーム色のセーターに黒のストッキングというなんともセクシーな姿をしている。
セーターが長いせいかスカートを履いているのかわからない。
彼女の隣には同じ四混沌の新大宮渚がいた。
「あれ、それは?」
テーブルに置かれているタブレットにレオナが反応する。
「あっ、これ?」
渚がそんなレオナに説明する。
「高田から取り上げたもの。これに生徒の写真とか盗撮したデータを保存してみたい」
渚はタブレットを手にしながら答えた。
「うわっ、キモっ…」
レオナは引き気味の顔で眉をひそめる。
「パスコード知ってたの…?」
「前に盗み見したからね」
そう言って、渚はタブレットをレオナの前に持ってくる。
麗子も興味深そうに、タブレットの近くにやって来た。
「見る?」
意味深な微笑を浮かべる渚を見て、レオナは
「え、いや…」
と言葉を詰まらせる。
「まあまあ、そう硬くならずに。見せて?」
麗子が笑う。
「はい、それじゃあ」
渚はタブレットを操作した。
そして映し出された画面を見たレオナは驚愕した。
「うっわ〜…」
タブレットに映された画像を見てレオナは嫌悪感と驚きの混じった顔をして、思わずそう呟いた。
「何よこれ…。わかってたけどこんな趣味があったんだ」
レオナの隣の麗子はわくわくしているかのような表情だ。
タブレットに映されたのは高田が撮影したセンシティブな画像ばかりであった。
カメラ目線ではないものの、明らかに盗撮した写真だ。
「パンツ、太もも、お尻…。これでシコってるなんてねぇ…」
レオナが呆れた顔でタブレットを眺める。
嫌そうな顔に反してどこか興味は模様。
「スケベ具合は治せそうにないわね」
渚は答えた。
ここであることに気づく麗子。
「私たちのものはないのね?」
麗子の言葉にレオナははっとする。
「そういえば…。私たち盗撮されてないよね」
レオナたちはなぜか撮られていなかった。
撮っていたのはコーネリア高校の生徒ばかり。
四混沌の面々には興味がないのだろうか。
ここで渚があることを思いついたような顔をする。
「そうだ。折角だし私たちの写真も撮って残しとかない?」
「え?それはどういう…」
レオナが少し困惑したように言う。
「言葉通りの意味ね」
麗子はサラリと答える。
それを聞いてレオナは、はあ〜、と大きなため息をつく。
「まさかとは思うけどあたしたちのえっちな画像を残すってわけ?没収してるとはいえ、それは流石に…」
「別にいいじゃない?減るもんじゃないし」
渚はそう言ってタブレットを操作する。
麗子に操作されているタブレットはカメラの撮影モードとなった。
「じゃ、まずはアナザーライダー撃破でお疲れのレオナちゃん」
「あ、あたし!?」
レオナが目を見開き自分を指差して驚く。
レオナはどうやら乗る気ではなさそうだ。
そんな彼女の背後に麗子が回り込み、低身長で身軽な身体を抱えた。
「れ、麗子さんっ…」
レオナは困惑しながら抱きかかえられる。
M字開脚されて抱きかかえられているために股間にお召しのショーツが丸見えだ。
「今日はしましま…」
「みっ、見ないで…!」
レオナが顔を真っ赤にするが、抱っこされているためか両手で股間を隠すことができない。
レオナは今日白とセルリアンブルーの縞々のショーツを履いていた。
肉付きの良い内太ももが美しい。
「さ、こっちこっち」
麗子がそう呟くと、レオナを高田のデスクの上にいやらしく開脚させたまま座らせた。
履いていた厚底の革靴も脱がす。
「このままの体制でじっとしててね」
渚はそう言って、レオナにタブレットを向ける。
「ううっ…」
レオナはわかりやすく恥ずかしそうに顔を赤らめてM字開脚のままでパンツを丸出しにしたまま静止している。
身体を震わせ、早く撮影が終わるのを祈っている。
「いくよ」
渚はそう言うと、カメラのシャッター音を鳴らした。
パシャッという音が鳴った。
「むぅっ…」
レオナが頬を膨らませる。
恥じらいながら若干怒っている様子だ。
「いい表情してるじゃない…。これなら高田も大喜びよ」
渚は嬉しそうに呟く。
「…」
あまり嬉しくなさそうなレオナ。
そんなレオナの縞柄ショーツのクロッチ部分に、麗子の指が迫る…。
いつの間にかしゃがみ込んでいた麗子は美しく白い人差し指を、レオナの股間にゆっくり近づけていた。
レオナは麗子に気づいていないようだ。
渚はタブレットをカメラモードにしたままだ。
麗子のしなやかな人差し指が、レオナの股間に触れた。
そのまま、指の腹でクロッチ部分を優しくなぞり始めた。
「ん…っ、あっ…」
レオナは身体をピクンと跳ねさせた後、甘い声を上げる。
美脚もうねっと振動させる。
「ひゃうっ!」
レオナは顔を真っ赤にしながら、麗子からのセクハラをじっと耐えていた。
「あら、まだ全然濡れてないじゃない」
麗子は指でレオナのパンツのクロッチを撫でると、まだ布地がさらさらしていることに気づく。
「ううっ…。もう終わりにしてよ…」
触られたら困るところを触れられてレオナは恥ずかしそうに言う。
「まだ撮影終わってないわよ?」
そんな渚の言葉を受け、レオナは絶望した顔を浮かべた…。