【仮面ライダーセイバー】 リマジ版セイバーライダーズの設定・短編集 作:北村 貴之
京都府は木津川市。
そこにある、京終家の豪邸内にて…。
コーネリア高校に通う女の子、京終まなみは、布団の中でスマホを見てにやけていた。
スマホの画面には、コーネリア高校の生徒たちに戦闘の指南をしている二階堂まどかが映っていた。
おでこを出した黒のセミロングの、まなみと歳が近そうな女の子であった。
まなみのスマホの中のまどかは、可愛らしくウインクをして両手でハートマークを作っていた。
この画像はまなみが撮影したものではなく、同じクラスの西大寺渉からラインを通じてもらった画像だ。
西大寺渉は神皇ガーランドこと西大寺賢のひとり息子だ。
そんな渉だが、まなみと同じ学校に通い、戦闘訓練を施されている。
まなみとは恋仲とはいかないがかなり仲は良い。
ある意味で親友といった立ち位置だ。
「明日はついにまどかさんが…。うっふふ…」
スマホに映るまどかを眺めながら、まなみはにやにやとしながら、明日から始まる個別稽古を楽しみにしていた。
まどかからは遊びではないと言われたものの、まなみはそれでも楽しみだった。
「ちょっとまなみ。いつまでスマホ見てるの?明日から二階堂教官たち、来るんだよ」
そう声をあげたのは、隣の布団で寝ている、双子の姉のあゆみだった。
「だって…。あたしたちの家に来るんだもん、あのソードオブロゴスの剣士たちが」
まなみは布団を被りながら、そう呟いた。
明日はまどかとの訓練があるというが、自分の家に来てくれるのがまなみにとっては楽しみでならなかった。
稽古もそうであるのだが、まなみはもっとまどかたちと接して親交を深めたいと思い今回の個別稽古をお願いしたのだ。
一緒にお願いしてくれたあゆみも当初は困惑していたが、まなみがどうしてもと言うので仕方なく頼んだのだった。
「…まなみさ。言われたでしょ?遊びじゃないって。いつもの調子出してたら、怒られるよ?」
あゆみが隣のまなみにそう言うが、
「だって、いつもの訓練ならあんまりお互い接せないじゃん?だからよ」
とまなみはスマホを眺めながら答えた。
それを聞いたあゆみははぁ、とため息をついた。
「お姉ちゃんだって楽しみでしょ」
「そ、それは…!」
まなみにそう言われると、あゆみは顔を赤くしながら布団を被った。
そんな姉を見て、まなみはにやにやと笑っていた。
「やっぱり。お姉ちゃんも楽しみにしてるんじゃん」
「…うるさいよ」
「はいはい」
そんなやり取りをしながら、2人は眠りにつくのだった。
翌日…。
土曜日、高校は休みの日だ。
ソードオブロゴスの剣士にして仮面ライダーである二階堂まどか、結崎美穂、五條理香は、木津川市にある京終家の豪邸の前に来ていた。
和風の建物と洋風の建物が一体化したような大きな屋敷を囲うように、高い塀が建てられていた。
玄関と思われる場所の観音開き型の扉は開かれていた。
「あたしたちのために開けてくれたんだ」
荷物の入った鞄を持っているまどかは、そう呟くと塀の中にある屋敷へと向かっていった。
美穂と理香もあとに続く。
「ここでいいのかな…」
屋敷の入り口に着いたまどかたち。
目の前には大きな扉とインターホンがある。
まどかは恐る恐る、インターホンのボタンを人さし指で押して鳴らした。
ピンポーン…。
「はーい」
野太い男性の声だ。
まどかたちがしばらく待っていると、扉が開き、黒い背広を着た大柄な男が現れた。
かなりガタイの良い身体つきだ。
あの双子の父なのだろうか。
「あら、ようこそ。ソードオブロゴスの皆さん」
男性がにこりと微笑みまどかたちを出迎えた。
「ほ、本日と明日、娘さんたちに稽古をつけることとなりました二階堂です。こちら、結崎と五條」
まどかが慌てながらも自己紹介する。
後ろの美穂と理香もつられるように会釈する。
「教官と聞いたがなんとも可愛らしいお嬢様だ。スタイルも良いしまるでアイドルかモデルさんみたいだね」
男にそう言われると、まどかたちは思わず照れた。
美穂と理香も最初は驚いたが、内心は嬉しそうにしていた。
「あ、申し遅れました。私は京終家当主、京終正光です」
双子の父親の名は正光というらしい。
「来てもらって早々申し訳ないが、私はこれから東京に向かわなくてはならなくてね。明日の夕方頃にはここに戻るつもりだ。娘たちを厳しく鍛えてやっていただきたい」
正光は慌ただしい様子だった。
まどかたちも、正光の服装を見てこれから仕事なのだろうかと思っていたが、そのとおりだったようだ。
「土曜日もお仕事なんですか?」
美穂がそう聞くと、
「ああ。東京で他社とのミーティングがあって、明日は格闘技の試合があるからね…。だからこうして、朝からアワアワと支度しているんだ」
と正光が答えた。
「申し訳ありません!こんなお忙しい中…」
理香が慌てて謝罪する。
「なに、謝まる必要はない!せっかくこうして朝早くから来て稽古してくれるんだ。娘たちも気合い十分の様子だ。君たちの顔なんか見たら、すぐにでもやる気になるさ。では私はこれで」
正光はそう言うと、慌てて屋敷を出ていった。
まどかたちは靴を脱いで屋敷の中に入った。
「ここが…、京終さんの家か…」
「大きいね…」
美穂と理香は屋敷を見上げてそう言った。
確かに大きな屋敷だ。
まどかもそう感じていた。
「あゆみちゃんとまなみちゃんはどこにいるのかしら…」
まどかが言うと、バタバタと足音が聞こえてきた。
3人の前に、あゆみとまなみがやってきた。
稽古のときの胴着はまだ着ておらず、普段着の姿をしていた。
半袖のTシャツにショートパンツに素足と、いかにもな家の中の服装だった。
「あら、あなたたち…」
やってきた双子に、まどかがそう声をかけた。
「あ、あの!今日はよろしくお願いいたします…!」
まなみはあゆみの後ろに隠れながらもそう言った。
妹が自分の両腕を掴みおどおどとしている様子にあゆみは落ち着かなさそうにしている。
「ああ、うん…。よろしくね」
まどかも少し困惑しながら挨拶を返した。
姉の後ろに隠れているまなみを見て、理香は、
「あら。なんであゆみちゃんの後ろに隠れてるの?」
と声をかけた。
「あぁ〜、これは緊張のあらわれ…。ですかね?」
まなみに代わりあゆみが言った。
「ちょっと、いつまでそうしてんの…!」
ひそひそ声で妹にそう言うあゆみ。
「だ、だって…、二階堂教官たちが目の前にいると思うと…」
まなみもひそひそ声で返す。
そんな双子のやりとりを見て、美穂はくすっと笑った。
「2人とも可愛いわね」
と美穂が言ったのを聞いて、あゆみとまなみは思わず赤面した。
「あ、あの…!これから稽古ですよね?あたしたちはどうすれば…?」
2人は話題を逸らすようにまどかにそう聞いた。
「そうね…。じゃあこれから着替えてきてください。私たちも、準備を別室でしてきます」
まどかは早速、双子に稽古をつけるために準備を促した。
気を取り直して表情を戻したようだ。
「わかりました…。あっ…!」
まどかにそう言われて部屋に戻ろうとしたあゆみだが、何かを思い出したような顔をして立ち止まる。
「父がなんか用意してるものがあって…。父いわく、本気でやるならこれをつけなさいと言っていまして…。少し待っていてもらってもいいですか…?」
「…ええ。待ってるから、行きなさい」
美穂はそう返す。
正光が何を用意していたのか気になる様子だ。
それから2分ほど。
あゆみが黒い箱を持ってきた。
「お待たせいたしました…!」
2人はそう言うと、まどかにそれを渡す。
そして、パタパタと慌ただしく足音を立てて自分たちの部屋に戻っていった。
「何かしらこれ…?今日と明日はこの中にあるものを着ればいいってわけね」
美穂はその渡された黒い箱の中身が気になるようで、目線を箱に向けている。
「まぁ、まずは用意されてる部屋に行って着替えましょう」
理香がそう言うと、まどかたちはそれぞれ着替えるために別室に向かうのだった。
「うそっ、これなによ…!」
まどかが箱の中のものを取り出し、それに驚く声をあげる。
黒い箱に入っていたのはというと…。
それは白い布のようなものだった。
シンプルで汚れひとつない、純白の細長い布だ。
手触りからかなり高品質な素材で作られたもののようだった。
まどかはその布を見て驚きを隠せずにいた。
布はまどかたちと同じ数で3つ用意されていた。
美穂はその布を見てなるほど、と言いたげな表情を浮かべた。
「あ〜、これ、ふんどしね。六尺型のやつか」
「ふ、ふんどし…!?あ、あのTバックみたいなやつ…!?」
まどかが目を見開いたまま美穂を見る。
「みたいね。気合い入れろってことね」
「こ、これどうしても着けないとダメ…。なの?」
涼し気な表情の美穂に対して、どこか落ち着かない様子のまどか。
そんな彼女の視線には…。
「えっ!?」
まどかは思わず声を上げた。
美穂はスカートを下ろして脱いだだけでなく、下着である桃色のショーツを脱いでその用意された白のふんどしを着けようとしていた。
理香の方にも目を向けると、スマホを見ながらふんどしを着けようとしている。
理香も下半身の衣服と下着は脱いでいた。
「どうしたのまどか?あなたも早く着なさいよ」
美穂がきょとんとしながら言う。
「えっ!?あ、うん…」
2人の勢いに気圧されながら、まどかは渋々スカートとショーツを脱ぎ、仕方なくふんどしを着けることにした。
「う〜ん。はじめて着けてみたけどお股だけじゃなくて心も引き締まった感じがするわね」
美穂ははじめてのふんどしにどこか爽快感を感じていた。
3人はショーツを脱いでふんどしを着け終えたようだ。
3人とも、コーネリア高校での訓練で着る際の白の胴着と青色のミニスカート、黒のハイソックスを身に着けている。
高品質な綿で作られた純白のふんどしは、まどかたちの股間をきりりと引き締めていた。
「締めてみたはいいけど…。なんか恥ずかしいなぁ」
まどかが困惑しながら美穂にそういった。
ふんどしは履けたものの、どこか落ち着かなく身体をもぞもぞと動かしている。
そんなまどかに対し、美穂は励ますように、
「それは私たちも一緒。でも、こうして古き日本の下着を履くって滅多にない機会よ」
と言った。
「そうだけどぉ…」
そうは言ってもらったが、まどかはどこか不安があった。
(締め方はスマホを見て着けたはいいけど、万が一ほどけて丸出しになったらどうしよ…)
難しい動きを必要としないショーツとは違い、六尺ふんどしは締め方が難しい。
万が一ほどけてしまったら、せっかく時間をかけて着けたのに恥ずかしい思いをしてしまうと思うと不安でならなかった。
まどかがそう考えていると、理香がまどかのミニスカートをぺろんとめくった。
ふんどしを締めたことによりぷりんたした臀部が露わとなる。
大きくて丸みのある、つるつるとしていそうなお尻だ。
「きゃっ…!」
とまどかはかわいい悲鳴をあげる。
そして、頬を真っ赤に染め、
「や、やめて…!」
とスカートをめくる理香の手を払った。
「あいたっ」
と、理香はわざとらしく痛がるふりをする。
そして、まどかのお尻にそっと手を置いて言った。
「似合ってるわよ、ふんどし。やっぱりモデル体型だからか何着けても似合うわね。あ、あたしたちもか」
「う…、うん…」
優しく語りかけられたまどかはそう返すしかなかった。
そんなやりとりをしているが、美穂が双子たちも準備しているのに気づき、
「ささっ、早く行きましょ。あの子たち待ってるから」
と、ふたりを催促した。
「うん」
まどかと理香は返事をして、あゆみたちのもとに向かった。
稽古の舞台となる、屋敷内にある広くて大きな道場にやってきた3人。
新築のように床の木板がテカテカに光っている。
道場内には胴着を着たあゆみとまなみがいた。
彼女たちも着替え終えてここに来たようだ。
2人の顔はというと、これから武道の試合でもあるかのような凛とした表情をしている。
「あゆみちゃんたちはこの格好なのね」
まどかが2人にそう聞いた。
「はい…。あたしたちはこれです…」
そう言いながらあゆみは着ている胴着を示した。
ふたりが着ているのは、訓練のときの胴着ではなく、自分たちの胴着だった。
あゆみは胸元と袖に青の縁取りのある半袖の白の胴着、青色のミニスカートを身に着けていた。
コーネリア高校での訓練での服装に似ているが、スカートの色がよく見ると違うし、ところどころ異なるところが確認できる。
足はというと、右足に太ももくらいまである高さの黒のニーハイソックスを、左足には膝下くらいまである黒のハイソックスを履いていた。
長さの違うソックスを履いていたが、あゆみの脚はすらっとしていてとても綺麗だった。
まなみは、浴衣と胴着を合わせたような変わった白の胴着を着ていた。
胸元を見ると黒のインナーがちらりと姿を見せている。
浴衣とあわせたようなデザインなので、切りこみのスリットから生脚が出ている。
足には短めの黒のソックスを履いている。
いまは身体を激しく動かしていないため中が見えない状態だが、激しく動くと中が見えそうだ。
「普段だとこんな胴着でやってるわけね」
美穂が双子の胴着姿を見て、そう言った。
「はい、そうなんです」
とあゆみが返す。
「…で。言われたとおりふんどしを締めてはきたけど…」
まどかはまた疑問に思ったことを聞いた。
するとまなみが、
「あ〜…。安心してください。カメラとかの類はないんで」
と答えた。
(言うのはいいけど逆に不安になるし…)
まどかは内心、自分たちの稽古を盗撮されているか不安だった。
大柄で体躯の良い格闘家兼実業家の正光が、遠距離から見ている可能性も捨てきれないからだ。
第一印象こそ良かったが、裏には何があるか分からない。
いま、この屋敷には女性しかいない状況なので、なおさら不安だった。
まなみがああは言ってくれたが、まどかは警戒していた。
「じゃあ、そろそろ始めようかしら」
美穂がそう切り出した。
「はい…!」
双子は返事をすると道場の中心に移動する。
「じゃあまずは稽古前の軽いストレッチね」
美穂がそう言うと、それぞれ屈伸したり柔軟したりしてストレッチを行った。
約3分ほどのストレッチを終えると、美穂が、
「じゃあまずは基本動作。武器なしで格闘の動作を行おうかしら」
と言った。
「ローテーションで私たちと相手してもらう。約5分、交代交代でお相手します」
美穂はまずまなみと組む。
まどかと理香はどちらかがあゆみと組むが、ここは、
「じゃ、私でいいかな」
と、名乗り出たのは理香だった。
「あたしは…。美穂の後でいいか」
まどかはそう言って最初は見ることになった。
こうして、訓練が始まった。
まずは基本動作の確認。
武器なしで、いかにしなやかに身体を動かせているか、まどかたちは確認した。
「はっ!たっ!」
美穂は、まなみと組んでいる。
まず美穂が前蹴りで牽制する。
まなみはそれを軽く避ける。
「えい!」
まなみが続いて蹴りを繰り出すが、美穂はそれも軽々と避ける。
続けて横から拳を突き出すが、それも避けられる。
今度は美穂が前蹴りで牽制する。
まなみはそれをなんとか避けた。
そして、2人同時に拳と脚を素早く出し合う。
隣の理香とあゆみは、蹴りを互いに繰り出していた。
スカートが捲れて互いのふんどしが露わとなる。
健康的な太ももとお尻、真っ白なふんどしが姿を見せているため、多くの男どもが釘付けとなる光景だ。
まどかは正座をして彼女らの稽古を見ていた。
「おっ!思ったより動けてるわね!」
美穂は感心したように言うと、続けざまに蹴りを繰り出した。
それをまなみが避けると、今度は美穂が飛び膝蹴りを繰り出すが…。
「あっ…!」
美穂がバランスを崩して倒れてしまう。
「あいたた…」
そんな美穂にまなみは手を差し伸べる。
「んしょっと」
まなみの手をつかみ、美穂が立ち上がる。
「ちょうど5分たちましたよ!」
ストップウォッチを持ったまどかが、美穂たちにそう告げた。
それを聞いた美穂たちが身体を動かすのを止める。
「じゃ、交代ね。まどかお願い」
美穂は待機していたまどかとバトンタッチする。
そして、あゆみの前に向かった。
理香はまどかからストップウォッチを受け取る。
「これは本格的にやりがいがありそうね」
理香がそう言うと、
「そうですね。ここならお互い、しっかりとやり合える気がします」
とまどかが答えた。
基本動作を終えたあと、道場内で次に行われたのはそれぞれの武器の技を繰り出す訓練だ。
美穂は斧、理香は槍、まどかは剣。
なぜ剣士である彼女らが剣でない武器を扱っているかというと、これとは別に得意とする武器があり、それを教えているからだ。
双子はまず、理香に槍技を教えてもらっていた。
「では、これから槍技でも最も高難度な『無双三段』のやり方を手ほどきします」
理香の手には槍があった。
私用ではなく、京終家の道場から借りたものだ。
理香は早速、槍を構える体制を取っている。
「どうやって動くかというと」
理香がそう言うと、彼女は舞うように槍術を繰り出した。
その様子はまるで踊っているかのようだ。
スカートが捲れてふんどしがちらりと顔を覗かせる。
黒のソックスに包まれた足先で道場の木の床を蹴り、高く飛んだ。
「おお〜…」
双子は理香の槍術に思わず手をパチパチと鳴らした。
「こんな感じね」
理香はそう言って着地した。
「一通りの動きは見せたわ。まずはどのようにしてするか、細かく教えるからね」
「はい!」
双子たちは返事をすると、槍を構えて動き始めようとした。
するとここで、インターホンが鳴る音がした。
「あら、誰かしら…?」
美穂が突然の客に驚く。
「あたしが見てくる」
まどかがそう言って、玄関へと向かっていった。
まどかが玄関に向かい、来客を迎えるべく、扉を開けた。
すると、そこには先端が緑がかった黒のツインテールの少女がそこにいた。
グレーのパーカーにデニムのショートパンツという服装をしていた。
「れ、レオナちゃん!?」
まどかはやってきた少女に驚きを隠せなかった。
彼女の名は桜井レオナ、仮面ライダー剣斬としてまどかたちソードオブロゴスと共に戦う少女だ。
彼女はソードオブロゴスの上官的な存在「四混沌」のメンバーのひとり。
しかしながら、まどかたちとは同年代なので、まどかたちは友人感覚で接している。
「なんでここに…?」
まどかはレオナに尋ねる。
「なんでって?それは、神皇夫人から双子ちゃんたちの稽古をしてるって聞いてね」
レオナはそう返した。
「ちょっと参加しようと思ったんだ」
「はぁ…」
まどかが若干困惑した顔をする。
「あたしも入っていいよね?女だけでしょ」
レオナはそう言うと、まどかなどお構いなしに屋敷内に入っていった。
「あ、ちょっと…!」
まどかが止めようとしたが時すでに遅し。
レオナは靴を脱いで中に入っていた。
「えっ、レオナちゃん!?」
突然やってきた美穂が驚きながら言う。
理香も双子も、突然のレオナの来訪に驚きを隠せない。
「稽古に参加するって聞いてね。私も参加させてもらおうと思って」
と、レオナは答えた。
あゆみとまなみは、顔を見合わせてレオナが来たことに驚きながらも、「すっご…。レオナ先生来るなんて」
と、どこかうきうきしている。
道場にレオナが加わることになってまどかは心配だったが、こうなってしまったからには仕方がないと判断し、
「…では、突然桜井レオナ先生が来ましたけど、稽古を再開しようと思います。…あっ」
と宣言した。
しかし、ここであることに気づき、あゆみのもとへと向かう。
そして耳元でひそひそと、
「レオナ先生もふんどしつけないとダメ?」
と確認した。
「あ〜、すみません。もう多分私たちが着けてるものでおわりかと」
とあゆみは返した。
「…よね」
まどかはわかりきったような顔であきらめた。
すると、ここでレオナが、
「あぁ〜、それなんだけどさ」
と、まどかに声をかける。
「こうだろうかなって思って」
レオナはそう言うと、デニムのショートパンツを脱いだ。
「えっ、ちょっ…!!」
まどかが止めようとしたが、レオナは既にショートパンツの中を晒していた。
レオナの股間には、まどかたちと同じく六尺のふんどしが締められていた。
ツインテールの美少女の上半身にパーカー、下半身にふんどしという姿はなんともキュートかつセクシーであった。
「スマホ見て着けたんだけどさ、いざ締めて見ると心もキリッと締められてる気がするね」
レオナはどこか得意気な顔をしている。
頬が少し赤いため、若干の恥じらいはあった。
「用意したのはいいけど…。ちゃんと訓練用の服は持ってきたのよね?」
ふんどしを身に着けていたのは確認できたが、いまは稽古中。
レオナがちゃんと自分たちと同じ服を持ってきていたか、まどかは確認した。
「あるよ。着替えてくればいいんてしょ?」
レオナはそう言うと、持ってきた鞄を持ち、着替えのために別室へと移動した。
レオナの後ろ姿を見ると、ふんどしを締めたことにより露わとなったレオナの美尻が堂々と存在感を示している。
思わず触りたくなるような、柔らかくてすべすべとしていそうなお尻だ。
「まさかレオナちゃんが来るなんて思わなかったわよ…」
まどかが頭を抱えてやれやれ、と言いたげな表情を浮かべる。
「…でも!レオナ先生も仮面ライダーでしょ?それで忍者。私、忍者の修業やってみたかったんです!」
そんなまどかにあゆみが声をかけてきた。
「…そ、そうね。レオナ先生にせっかく来てもらったんだから、レオナ先生にも協力してもらいましょ」
まどかは気を取り直し、そう答えた。
「おまたせ〜」
着替え終えたレオナが戻ってきた。
まどかと同じ服装に着替えたレオナ。彼女のスレンダーだがしっかりと引き締まっている身体が見た目から伝わってくる。
いきなりやってきたレオナを加え、まどかたちは道場での稽古を再開した。