いきなり【最強】の魔力を持つ魔王に転生したら、俺が強すぎて異世界のヤツらがまるで相手にならない件。   作:大月秋野

129 / 134
第129話 神は死んだ

「グッ……グヌヌゥゥゥ」

 

 神が悔しげに歯(ぎし)りしながら手足を動かす。両腕を支えにして上半身を起こすと、二本の足でゆっくりと立ち上がって体勢を立て直す。頭を左右にブンブンと振って朦朧(もうろう)とした意識をハッキリさせると、体中に付いた砂と(ほこり)を手でパンパンッと叩いて払う。最後は自分を殴り飛ばした相手を憎々しげな目で(にら)む。

 

 拳で殴られてひしゃげた(かぶと)の装甲は時間を巻き戻したように治っていたが、彼にとって『それでよし』とはならない。深い屈辱を味あわされた事実が鋭いナイフとなって彼の胸に深く突き刺さる。

 

 今後について思い悩んだように無言のまま立っていたが……。

 

「茶番は終わりにする……だとぉ!? それはこっちの台詞(セリフ)だザガートっ! もうこれ以上ダラダラと戦いを長引かせる気は無い!! ここからは全身全霊、(われ)の持ちうる力の全てを(もっ)て、貴様を完膚(かんぷ)なきまでに撃殺してやる!!」

 

 やがて相手を(あお)る言葉を早口で(わめ)き散らす。これまで全力を出していなかったと、本気とも冗談とも付かない台詞を口にして、どんな手を使ってでも魔王を殺す決意を強い口調で伝える。

 

「はらわたをブチ()けて息絶えるがいい! 死光線(デス・ビーム)ッ!!」

 

 死を宣告する言葉を発すると、相手に左手の人差し指を向けて攻撃の呪文を唱える。紫の光が指先に集まっていって、凝縮されて一筋の光線となって発射された。

 

 魔王は自身に向けて放たれた光線をサッと横に動いてかわすと、間髪入れず反撃に移ろうと、右手のひらを相手に向ける。

 

「ゲヘナの火に焼かれて、消し(ずみ)となれッ! 火炎光弾(ファイヤー・ボルト)ッ!!」

 

 攻撃魔法を詠唱すると、煌々(こうこう)と燃えさかる(なし)くらいの大きさの火球が、目の前にいる神めがけて放たれた。

 

 太陽の中心温度に匹敵する灼熱の火の玉を、ヤハヴェがガントレットを()めた手でワシ(づか)みにする。そのまま指に力を入れて、トマトのようにグシャァッと握り(つぶ)した。

 バラバラに砕けた炎は大気に霧散して、(かすみ)のように消えていく。炎に(じか)に触れた鋼鉄のガントレットは表面が(かす)かに焦げたものの、深手を負った様子は無い。

 

「なにっ!」

 

 灼熱の魔法を防がれた光景にザガートが(にわ)かに色めき立つ。初撃で相手を殺せるとまでは考えていなかったが、だとしてもこうもあっさりと防がれるなどとは夢にも思わず、動揺せずにはいられない。

 ヤハヴェは魔法を防ぐためのバリアすら張らなかった。それは至近距離で魔法が直撃したとしても致命傷にならない事実を物語る。

 

「フハハハハ、バカめっ! その程度の魔力で(われ)に傷を付けられると、本気で思ったのか!! いやザガートっ! たとえ貴様が最大火力の魔法をぶつけたとしても、私には(かす)り傷一つ負わせられん! 何故なら私の攻撃魔法に対する耐性は、アザトホースのおよそ十倍……宇宙最高クラスだからだ!!」

 

 魔法を防がれたショックで()(ぜん)となる魔王を、ヤハヴェが声に出して(あざけ)る。自身に攻撃魔法が一切通用しない事実を教えて、憎っくき相手に一泡(ひとあわ)吹かせられた喜びで笑いが止まらなくなる。

 

「そしてザガート……我が最大威力の魔法を(もっ)て、貴様を(チリ)も残さずこの世から消し去ってやる!!」

 

 相手を抹殺したい覚悟を大きな声で叫ぶと、両手で(いん)を結んで魔法の言葉を唱え出す。

 

(……ここだッ! ゼウスから伝授された切り札を邪魔されずに使えるのは、相手がより長い詠唱の魔法を唱えようとした、ここしか無い!!)

 

 神が必殺の魔法を唱え始めたのを見て、ザガートが千載一遇の好機とみなす。とても(すき)の大きな技ゆえに、それを使えるチャンスは今しかないと確信を抱く。

 使用の判断に踏み切ると、正面に両手のひらをかざして呪文の詠唱を始める。

 

「ザラズズール・ギラズズール・ディルケイム・ザザートマ……天の光よ、裁きの(いかずち)よ。(ゆる)されざる罪を犯した我が敵に、永劫(えいごう)の苦痛を与えたまえ」

 

 ヤハヴェが非常に長い詠唱を行う。かつてソドムの村を焼き払った時に使用した、あの極大核撃魔法だ。

 

「オリンポスの十二柱の神々よ……(なんじ)の敵となりし神の力を、永劫に封じたまえ」

 

 ザガートが数秒遅れて詠唱を開始する。敵の詠唱に割り込もうと判断しただけあって、相手が使う魔法より詠唱がかなり短い。

 

(アナ)……」

反教会(アンチ・ドグマ)ッ!!」

 

 両者がほぼ同じタイミングで魔法名を叫ぼうとしたが、詠唱の長さの違いにより、ザガートの方が唱え終わるのが一瞬早かった。

 

 魔王の手のひらから紫に輝く不気味な光が、極太レーザーのように発射されて、目の前にいる神を直撃する。神の全身が一瞬禍々(まがまが)しい紫のオーラに包まれた後、すぐにオーラは見えなくなる。

 

「……(テマ)ッ!!」

 

 一瞬遅れた後に神が魔法を唱え終わる。だが魔法は発動しない。

 ただ神が「アナテマ」と大きな声で叫んだのが神殿内に響き渡るだけだ。

 数秒が経過しても、極大魔法が発動する気配は一切ない。神殿内にヒュゥウウッと吹き抜ける冷たい風は、魔法の発動に失敗した神を(あざ)笑っているようだ。

 

「なっ……!!」

 

 渾身の魔法が不発に終わった事に神が()(ぜん)となる。一瞬何が起こったのか全く理解できず、脳に思考が追い付かなくなって気が遠くなりかけた。

 

 それは彼にとって決してあってはならない事だ。この最大威力の魔法を唱えたら、目の前にいる相手は絶対に死ななければならないのだ。彼はそのつもりで魔法の使用に踏み切った。

 にも関わらず魔法は不発に終わり、目の前の敵はピンピンしている。

 絶対に起こってはならない事態が起こってしまい、神は脳の血管がキューーッと締め付けられて、口の中が急激に()っぱくなる。

 

何故(なぜ)だ……何故だ何故だ何故だ何故だ、何故なんだぁぁぁぁぁぁああああああああッッ!! どうしてなんだ! 何故なんだッ! これは一体どういう事だッ! 何が起こった! 何故魔法が発動しない! どうしてだ! 訳が分からん! こんな事は私の人生で、今まで一度たりとて起こった事は無いというのに!!」

 

 最後は精神的ショックを受けたあまり大きな声で(わめ)き散らす。両手で頭を抱えながら地べたにしゃがみ込んで「何故だ、何故だ」とうわ(ごと)のように叫び続ける。まるでこの世の終わりを見たように心の底から絶望する。

 

「ザガート……貴様かッ! 貴様がやったのか!? 貴様がこれをしたのかッ! おのれザガート……貴様、一体私の体に何をしたぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああッッ!!」

 

 (ひと)しきり叫び終わると顔を上げて立ち上がり、目の前にいる敵を激しい口調で問い詰めた。魔法を邪魔された怒りで脳の血管が爆発寸前になっており、神の威厳をあさっての方向にぶん投げたチンピラの(もの)()いになる。自分が不利な状況に追い込まれていようと、一向にお構いなしだ。

 

「天界の神にしか効かない代わりに、神相手なら必中で成功する魔法……それが『反教会(アンチ・ドグマ)』だ」

 

 ザガートが腕組みしてふんぞり返りながら勝ち誇ったドヤ顔になる。相手に一泡(ひとあわ)吹かせられた満足感に(ひた)ると、敵の魔法を妨害した技について解説を始める。

 

「この魔法を受けた神は、一切の魔力が使えなくなる……攻撃魔法はもちろん、回復の術も、防御結界も、空間を切り裂く技も、全てだ。しかも術の効果は、使用者が生きている限り永続的に発動し続ける……」

 

 ヤハヴェにぶつけた技が単に『聖絶(アナテマ)』の発動を妨害したのみに(とど)まらず、彼のあらゆる魔法を封じた事、その術の効果は魔王が生きている限り持続する事……それらの事実を伝える。

 全知全能であるはずの神が、『鎧を着た(ただ)の中年男性』に成り下がった……という事になる。

 

「ゼウスはいずれお前を殺す必要が生じた時の(ため)に、あらかじめこの技を用意した。それを俺に伝授した……という訳だ」

 

 最後にこの技がゼウスから伝授された手札であると教えて話を終わらせた。

 

(神同士の私闘が禁じられたにも関わらず、私を殺す為の技を用意していただと!? おのれゼウスめッ! 異世界転生者を差し向けた一番の理由は、それだったという訳か!!)

 

 魔王に真相を知らされたヤハヴェが割れんばかりの勢いで歯(ぎし)りする。湧き上がる怒りに身を任せるように()(だん)()を踏んで悔しがる。自分を殺す備えをしていた異界の神に、まんまとしてやられた気持ちにすらなる。

 

 早急に手を打つべきだった、どうしてこうなった……そんな後悔の念が湧き上がる。もっと早くに魔王を殺しに行っていたら、こうならなかったのではないか……そんな『もしも』の分岐した未来を頭の中に思い描く。

 

 だが今となっては、何もかもが遅すぎた。

 

「そして魔法を封じられた相手にだけ使おうと思って、これまで使わずに取っておいた、俺の奥の手を見せてやろう!!」

 

 落胆した神に追い打ちを掛けるようにザガートが言う。恰好(かっこう)を付けるようにマントを右手でバサッと開いて風にたなびかせると、両手で(いん)を結んで魔法の詠唱を始める。実戦ではこれまで一度も使った事が無い技だと教えて、神に全力で(とど)めを刺しにかかる。

 

「ザルダーク・ギルダーク・ヴェルギム・ベベウ……(われ)裁きの代行者となりて、人を殺した者に七倍の復讐を与えん!!」

 

 非常に長い呪文の詠唱を行う。かなりスケールの大きな技らしく、詠唱の長さは『聖絶(アナテマ)』に引けを取らないほどだ。

 

「……天罰(スカージ)ッ!!」

 

 最後に技名を大きな声で叫ぶ。

 魔法を唱え終わるとヤハヴェの足元にある地面に、黒い大きな穴のようなものが生まれる。穴は異空間に繋がるゲートだったらしく、真上に立つ神をズブズブと底なし沼のように引きずり込んでいく。

 

「うっ……うおおおおおおおおっ!!」

 

 ヤハヴェが大声で叫びながら手足を動かして暴れる。吸い込む力に全力で(あらが)おうとしたが、穴はそんな彼を無情にも()み込み続ける。

 

 やがて全身が穴に呑み込まれると、彼の意識はそこで途絶えた。

 

  ◇    ◇    ◇

 

「うっ……ここは」

 

 穴に吸い込まれて気を失っていた神が意識を取り戻す。

 地面に倒れていた彼が目を開けて起き上がり、二本の足でゆっくり立ち上がって周囲を見回すと、そこは(かわ)いた大地が地の果てまでも続く、閑散(かんさん)とした荒野だった。

 

 草木は一本も生えておらず、山も海もない。森も川も存在しない。本当に何も無いただの荒野が、何処までも広がっているだけだ。

 彼以外に人の気配は無く、静寂に包まれた荒野に一人ポツンと取り残された。

 

 空は星も月もない完全な闇に覆われていたが、荒野の所々に青白い炎が人魂(ひとだま)のように浮かんでいて、視界は確保されている。

 何より不気味なのは、大地の土が暗めの紫色に染まっていた事だ。普通の茶色ではない。まるでここがザガートの作り出した、人造の地獄か魔界だと主張しているかのようだ。

 

 奇妙な空間に放り込まれた神であったが、(ただ)ちに慌てたりはしない。必ずここから脱出する方法があるはずだ、それを探そうと冷静に思い立つ。

 この異様な状況に遭遇したとしても冷静さを失わない判断の的確さは、さすが神と言うべきか。

 

(……何処かに出口があるかもしれない)

 

 (いち)()の望みを抱きながら、何も無い荒野の彼方へと歩き出す。

 ヤハヴェが渇いた紫の大地を、時間にしておよそ一分半ほど歩いた時……。

 

「……!!」

 

 何かの異変に気付いてピタリと足を止める。

 直後、彼から数メートル離れた場所にある大地の土がモコモコと盛り上がり、ボコッと音を立てて割れると、中から人影のようなものが出てきた。

 

 土の中から出てきたもの……それはスケルトンと呼ばれる人型の骸骨だ。獲物が近付いてくるのを土中で待ち()せていたようだ。

 不死の魔物は右手にロングソードと呼ばれる剣を握っており、瞳は不気味に赤く光り、神の方を見ながら歯をカタカタと動かして笑う。

 

 スケルトンは最初に一体が現れた後、彼に続くように何十、何百という土がモコモコと盛り上がり、ボコッボココッと割れて、仲間の骸骨が次々に姿を現す。

 神が慌てて周囲を見回すと、五分と()たない間に十万を超える数のスケルトンが彼を取り(かこ)んでいた。

 

 彼からもっとも近い位置に立っていたスケルトンがゆっくりと近付いてきて、手に持っていた剣をブゥンッと正面に突き出す。つるぎの先端は白銀の鎧を豆腐のように貫通して、神の左太腿(ふともも)にブスリと突き刺さる。傷口からジワァッと焼けるような痛みが広がり、真っ赤な血がトマトジュースのように流れ出る。

 

「ぐぁぁぁぁぁぁあああああああああああッッ!!」

 

 傷口にこみ上げる激痛に神が思わず悲鳴を上げる。慌てて数メートル後ろに下がると、太腿に突き刺さった剣を手で引き抜いて、骸骨がいない地面に向かってポイッと放り投げる。

 傷口を数秒間凝視してみたが、自力で治る気配は無い。魔力を封じられた(ため)に自己修復機能が働いていないようだ。

 

(ど、どういう事だ!? 私の鎧はオリハルコン製……並みの攻撃など一切通じない(はず)だというのに、それがこうもあっさりと!! いやそもそも、ここは一体何処なんだッ! こいつらは一体何故私に襲いかかろうとするッ!!)

 

 神が自分の置かれた状況に(ひど)く困惑する。次から次へと理解不能な出来事が起こってしまい、冷静に物事を考えられない。この危機的状況から脱出する方法を何とかして見つけようとしたが、良い打開策が見つからない。

 

「『天罰(スカージ)』はこれまで対象者が犯してきた罪が怨霊(おんりょう)となって具現化し、対象者へと襲いかかる術……おお、ざっと数えただけでも十万、いや百万はいるぞ。さすがは人類を滅ぼそうとした神、犯した罪の大きさも段違いだ……ハハハハハッ」

 

 荒野の(はる)か上空から神を(あざ)笑う声が聞こえた。

 神の頭上二十メートルほどの高さにポッカリ小さな穴が()いており、ザガートがそこから顔だけ出して、下の景色を(のぞ)き見していたのだ。

 

 魔王は神に掛けた術の特性について語る。これまで犯した罪が怨霊となって襲いかかる事を教えて、罪の(むく)いを受けた神を心の底から見下す。

 

 そうこうしている間にも骸骨達が神に襲いかかろうと、一歩、また一歩と近付いてきていた。

 

「ぐっ……おのれぇぇぇぇぇぇえええええええええええッッ!!」

 

 ヤハヴェが大声で怒鳴りながら激高する。何としても骸骨達に殺されてなるものかと激しく息巻く。

 骸骨が持っていた剣の一本を奪い取ると、それをブンブン振り回して敵に斬りかかる。だが神がいくら剣を振ったとしても骸骨達には全く当たらない。まるで立体映像を斬ったようにスッスッと剣が通り抜けてしまう。

 逆に骸骨達の剣はブスブスと容赦なくヤハヴェに突き刺さる。神は一方的な虐殺ショーへと追いやられた形だ。

 

「自分の犯した罪は、剣では斬れない……せいぜい土下座して謝れば、もしかしたら許してくれるかもしれない程度だ」

 

 ザガートが術の特性について説明を付け加えた。神の犯した罪が具現化したものであるがゆえに神の攻撃では絶対倒せない事、心から反省して謝れば、骸骨が攻撃をやめるかもしれない事……それらの情報を、この場から生き延びる唯一の手段として伝えた。

 

「こ……この私に自分の行いを反省しろと言うのか!? ザガートッ! 貴様は私がそれをやると、本気で考えているのかッ!!」

 

 魔王の忠告にヤハヴェが声を荒らげて反論する。たとえ男のもたらした情報が真実だったとしても、この場から助かるために自身の信念を曲げる考えは無い意思を明確に打ち出す。

 

「ならばここで骸骨達に全身をメッタ刺しにされて死ぬがいい……」

 

 ザガートは最後にそう一言だけ述べると、下を(のぞ)き込むために一箇所だけ()けていた穴をピシャッと閉じる。以後は空間が隔絶されたのか、空から魔王が話しかける声は聞こえない。

 

 二人が言葉を()わしていた間にも、百万匹いた骸骨達がジリジリと距離を詰めていた。神がふと辺りを見回すと、二メートルも離れない距離まで彼らが迫っていて、四方をぐるりと取り(かこ)んで壁を作っている。何処にも逃げ場など無い。

 

 骸骨達は(みな)が同じタイミングで相手を刺し(つらぬ)こうと、手に持っていたつるぎの先端を神の方へと向ける。

 群れの先頭にいた一体がニタァッと不気味な笑いを浮かべた。

 今から襲いかかる合図をしたかのように……。

 

「やめろザガートッ! やめろ! やめろ……やめろぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおーーーーーーーーーーッッ!!」

 

 

 

 ヤメローーーーッ、メローーーッ、ローーッ、オーーッ……。

 

 神の断末魔の悲鳴が、ドスドスドスドスドスッと全身を刺し貫かれた音と共に、残響音となって鳴り響く。

 そして閉鎖空間内で生じる物音は、そこで途絶えた――――。

 

 

 

「……死を忘れるな(メメント・モリ)

 

 ザガートが何も無い神殿の床を見つめながら、警告するように言葉を発した。

 そこはさっきまで異空間に通じる穴が開いていた場所だ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。