いきなり【最強】の魔力を持つ魔王に転生したら、俺が強すぎて異世界のヤツらがまるで相手にならない件。   作:大月秋野

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第45話 毒蛇を逃がして()(ひょう)を得る。

「我が魔力……とくとその目に焼き付けるがいい!!」

 

 鬼姫はそう口にすると両手を組んで人差し指を垂直に立てて、呪文のような言葉を唱えだす。魔法を発動させる準備動作なのか、彼女の全身がメラメラと赤く燃える炎のオーラに包まれる。下から風が吹いたように着物がバサバサと揺れる。

 

「我が力よ……炎の龍となりて全てを焼き尽くせ! 火炎龍嵐(かえんりゅうあらし)ッ!!」

 

 魔法の言葉を叫ぶと、彼女の全身を覆ったオーラが正面へと集まっていき、凝縮されて炎の(かたまり)になる。それは一匹の巨大な(ドラゴン)へと姿を変えて、魔王に向かって飛んでいく。

 全身が炎で出来た龍は蛇のように巻き付いて、相手を焼き尽くそうとする。ゴブリンなら触れれば一瞬で火だるまになって焼死する超高熱の火炎だ。

 

「フンッ!」

 

 ザガートは(かつ)を入れるように一声発すると、右手をサッと横に振る。すると炎の龍は一瞬にしてバラバラに砕け散り、小さな炎となって消えていく。

 魔王は間違いなく炎に触れられたはずだが、全くの無傷だ。まるで何事も無かったかのように平然と立っている。

 

「炎が得意な俺に炎の魔法で立ち向かおうなどとは、勘違いも(はなは)だしい……お前の力とやらはこんなものか?」

 

 皮肉めいた言葉を吐く。効かない魔法をぶつけてきた相手に侮蔑の眼差しを向ける。

 

「グッ……ならばこれはどうじゃ!」

 

 鬼姫は一瞬悔しげに下唇を噛んだ後、すぐに次の動作へと移る。両手で(いん)を結ぶと新たな呪文の詠唱を行う。

 

「風の精霊よ、(いにしえ)の盟約に(もと)づき、千の刃となりて敵を切り裂け……真空切断(しんくうせつだん)ッ!!」

 

 彼女が魔法の言葉を唱えると、かまいたちのような真空の刃が、ヒュンヒュンッと風を切る音を鳴らしながら飛んでくる。およそ二十枚ほどあるように見えたそれは、ザガートを取り(かこ)むように配置すると、一斉に彼へと襲いかかる。

 

 鬼姫が勝利を確信したようにニヤリと笑う。

 魔王は四方八方から迫り来る真空の刃になす(すべ)なくズバズバと切り裂かれた……ように見えた。

 

 

 

 あくまで見えただけだ。風のカッターが直撃しても、魔王は(かす)り傷すら負わない。本来鋭い切れ味を持つ刃を受けたにも関わらず、そよ風が通り抜けたように服がヒラヒラと動くだけだ。

 

「どうした……それで終わりか? その程度の攻撃、俺には通用せんぞ」

 

 ザガートが腕組みしたまま余裕の表情で相手を見下ろす。攻撃を受けた事実など無かったかのようにピンピンしている。

 

 風の魔法を受けた時、魔王は一切回避行動を取らなかった。防御結界を張り巡らす事なく、相手の好きなようにさせた。

 にも関わらず鬼姫の術は、魔王に深手を負わせる事が出来なかった。男は素の肉体の打たれ強さだけで、相手の攻撃を無傷で(しの)いだのだ。それは歴然とした力の差がある事実を否応(いやおう)なく分からせた。

 

「ええい、まだじゃ! まだなのじゃ!!」

 

 鬼姫が大きな声で叫ぶ。表情に焦りの色が浮かび、(ひたい)から汗が流れても、必死に食い下がろうとする。

 自身の中に湧き上がった『敗北』の二文字を打ち消そうと躍起(やっき)になる。圧倒的な力の差を見せられても、(かたく)なに認めようとしない。まだ勝機があるはずだと自分に言い聞かせる。

 

「青き光よ、雷撃となりて我が敵を()ぎ払え! 雷撃龍嵐(らいげきりゅうあらし)ッ!!」

 

 正面に右手をかざして攻撃呪文を唱える。彼女の手のひらがバチバチッと音を立ててスパークすると、そこから青く光る一筋の(いかずち)が放たれた。

 雷は目にも止まらぬ速さで魔王めがけて一直線に飛んでいく。並みの人間なら打たれれば感電死する、落雷と同じ威力の雷撃だ。

 

(なんじ)より放たれし力、(じゅ)()となりて汝へと(かえ)らん……魔法反射(スペル・バウンド)ッ!!」

 

 ザガートが両手で(いん)を結んで魔法の言葉を唱える。半透明に青く光るカーテンのようなバリアが彼の正面に展開する。

 雷撃はバリアに触れると、飛んできた方向へと跳ね返された。そのまま術の唱え主である鬼姫に命中する。

 

「あびゃぁぁぁぁぁぁああああああああーーーーーーーーっっ!!」

 

 高圧電流にその身を焼かれた女が激しく(もだ)える。青い光に()まれてガクガク震えながら、今まで聞いた事も無いような奇声を発する。やがて雷撃が彼女の身体を通り抜けると、全身グッタリさせたままブスブスと白煙を立ち(のぼ)らせた。

 致命傷には至らなかったものの、皮膚はあちこち焦げており、衣服はボロボロだ。鬼族の面目(めんもく)は丸潰れだ。

 

「魔法戦は俺の十八番(あはこ)だ……その俺に魔法勝負を挑んだのが、そもそもの間違いだったのだ」

 

 ザガートがフフンッと得意げに鼻息を吹かす。魔法が自らの本分である事を教えて、相手の得意分野に勝負を持ち込んだ女の判断ミスを指摘する。

 

「鬼姫、もうやめにしないか……お前がどうあがこうと、俺に勝てる見込みは無い。お前の種馬になってやる気も無い。一族の再興など諦めて、とっとと故郷に帰れ」

 

 (あわ)れみの言葉を掛けて、勝負の打ち切りを提案する。ボロボロになった女の姿を見て同情の念が湧いたのか、(さと)すような口調で話しかける。

 彼女を深く傷付ける事は魔王の本意ではない。大人しく(ほこ)を収めてくれるなら、それに()した事は無い。

 

「……もうよい」

 

 鬼姫がボソッと小声で(つぶや)く。下を向いていたため表情は読み取れなかったが、怒っているのが一目で分かる。両肩をプルプル震わせて、興奮した猛牛のように「フーッ、フーッ」と鼻息が荒くなる。こめかみに血管がビキビキと浮き出て、今にもブチ切れそうだ。

 

「……一族の再興も、貴様を婿(むこ)にする事も、もうどうでもよい! ここまでコケにされて引き下がるくらいなら、いっそ死んだ方がマシじゃ! 何としても貴様に痛い目を見せてやらねば、我の気が収まらぬのじゃ!!」

 

 顔を上げて目をグワッと開いた阿修羅のような表情になると、胸の内に湧き上がった怒りを声に出してブチまけた。もはや魔王の子種を(はら)む事などどうでもよくなり、目の前にいる敵を殺さなければ腹の虫が収まらないのだという。

 完全に頭に血が(のぼ)って怒りで我を忘れている。魔王は龍の逆鱗に触れてしまったようだ。

 

 鬼姫は再び武器を使う戦術に切り替えたように、一旦は大地に刺していた刀を手で引き抜く。それを魔王に向けて構える。

 

「我を怒らせた事、後悔しながらあの世へ行くがいい!! 我の最大奥義、受けきれるものなら受けてみよ!」

 

 女はそう叫ぶと、右手に持った刀を頭上に掲げてプロペラのようにクルクル回した後、今度は(つか)を握ったまま大地に突き立てる。

 

「鬼龍剣奥義……影鰐(かげわに)ッ!!」

 

 技名らしき言葉を口にすると、刃が刺さった地面から黒い影のようなものがみょーーんと伸びていく。それは魔王の真下に来るとみるみる大きくなっていき、半径五メートルほどの大きな丸い影となる。さながら黒い沼が出現したかのようだ。

 

 直後魔王の真下にある影から、巨大な『何か』が顔を出す。

 それは体長十メートルを超す、竜のように大きなイリエワニだった。体は漆黒に染まっており、技名通り影のワニである事を思わせる。

 彼は地中を掘り進んできた訳ではなく、文字通り影の中からワープしたように出てきたのだ。

 

「グァァァァアアアアアアーーーーーーーーッッ!!」

 

 ワニの化け物が大きく口を開けて魔王に襲いかかる。魔王は一切抵抗しようとせず、棒立ちのまま巨大なワニに頭から丸()みにされてしまう。

 ワニは魔王をゴクリと呑み込んで満腹になったようにゲップを吐くと、影の中へと戻っていく。いつまで()っても出てこない。

 

「………」

 

 魔王が丸呑みにされた光景を、三人の少女達が黙って見ていた。一瞬何が起こったのか全く分からず、茫然(ぼうぜん)自失になる。ルシルも、なずみも、レジーナも、一言も発しない。(はと)が豆鉄砲を食らったようにポカンと口を開けるだけだ。

 

「クククッ……」

 

 呆気(あっけ)に取られた少女達を眺めながら、鬼姫が声に出して笑う。自らの勝利を確信した喜びで満面の笑顔になる。

 

「フフフ……ハハハッ……ハァーーーッハッハッハァッ! 見たか! これぞ我の究極奥義……その名も影鰐(かげわに)ッ! (わらわ)の忠実な(しもべ)である影の魔獣に相手を食わせる、見た目通りの一撃必殺じゃ! 今までこれを受けて生き延びられた者は一人もおらぬ! モモタロウとて、我にこれを使わせぬよう術を封じた上で勝負を決めたほどじゃ!!」

 

 いかにもな悪党らしい三段笑いをした後、技の性能について口を開く。影の魔獣が自らの(しもべ)だった事、これまで耐えた者がいない渾身の大技だった事、桃太郎すらも恐れさせた事……それらの事実を雄弁に語ってみせた。

 

「魔王は死んだッ! (わらわ)が殺してやった! 今頃はワニの腹の中で消化されておるじゃろう! 地上最強と(うた)われた異世界の魔王を、妾が討ち取ったのじゃ! あーーーっはっはっはぁっ!!」

 

 敵を倒した事を声高に宣言して、心の底から満足したように高笑いした。

 これまで胸に抱えていたモヤモヤが晴れてスッキリしたような、晴れやかな表情になる。全身の血管が沸き立つほど憎んだ相手を殺せた事に、便秘が解消されたような爽快な気分になる。解放感のあまり鼻歌を(うた)いながらスキップして踊りだす。

 

 勝利の喜びに(ひた)る鬼姫だったが……。

 

「……ん?」

 

 ある異変に気付く。ワニの出現口である丸い大きな影が、いつまで()っても消えない。戦いが終わった後もずっと残り続けている。

 

「はて、おかしいのう。ワニが異空間に戻れば、影は消失するはずじゃが……」

 

 女が首を(かし)げながら、数歩前に進んだ時……。

 

「グッ……ウギャァァァァァァアアアアアアアアッッ!!」

 

 影から突然けたたましい絶叫が発せられた。あまりの声の大きさに女が一瞬驚いて、慌てて後ろに下がる。

 化け物の断末魔の悲鳴と思しきそれが聞こえた後、影から人のようなものがぴょーーんとジャンプしながら出てくる。すると影がだんだん小さくなっていき、最後は跡形もなく消える。

 

 影から出てきた人はスタッと着地すると、女の方へと振り返る。右手には巨大な黒い(かたまり)を持っている。

 

「なかなか面白い技だった……食らったのが俺でなければ死んでいただろう」

 

 男がそう口にしてニッコリ笑う。その人物こそワニに呑み込まれて死んだはずの魔王に他ならない。魔獣の腹の中に入ったのに、消化された形跡が全く無い。胃酸に触れられた事実など無かったかのようにピンピンしている。

 

 (にわ)かには信じ(がた)い事だ。女は一瞬夢でも見ているんじゃないかと疑った。

 

「そらっ、鬼姫。お前にプレゼントだ」

 

 ザガートはそう言うと、手に持っていた黒い塊のようなものを鬼姫に向かってポイッと放り投げる。それはクルクル横回転しながら飛んでいき、鬼姫のすぐ横にある地面にドシャッと音を立てて墜落する。明らかに無機物ではない、ナマモノの質感だ。

 

「……ひっ!!」

 

 自分の真横に投げ付けられた物体を目にして、女が顔面蒼白(そうはく)になる。

 

 ……それはザガートに襲いかかったワニの生首だった。首から下が力ずくで()じ切られており、傷口から真っ赤な血が流れている。激痛にもがき苦しんだように大きく口を開けて目を血走らせた形相のまま絶命している。

 魔王が圧倒的な力でワニを返り討ちにして生還した事は一目瞭然だ。

 

「あああっ……あっ……」

 

 手下の魔獣を殺された事に、鬼姫が声に出してうろたえる。表情がみるみる絶望の色に染まっていき、目にうっすらと涙が浮かんで今にも泣きそうになる。恐怖のあまり腰を抜かしてしまい、地べたに尻餅(しりもち)をついたまま立てなくなる。

 

「い、嫌じゃ……我、死にとうない……死にとうない」

 

 (おび)えの言葉を口にする。相手から逃げるようにズルズルと尻を引きずって後退する。鬼族の(おさ)としての誇りは完全に失われて、蛇に(にら)まれたカエルとなる。

 影鰐を破られた事に相当ショックを受けたようだ。もはや彼女の中に魔王に立ち向かう気力は一ミリも残っていない。

 

 魔王が無言のままズカズカと女に向かって歩いていく。侮蔑するような眼差しで相手を見下ろす。軽く(おど)すようにキッと睨んだだけで、女がビクッと驚いて、全身をプルプル震わせる。完全に格上の相手に凄まれた猫のそれだ。

 

「わ……我が悪かった! これまでの非礼は全て()びる! 許してくれるなら、何でも言う事を聞く! だから、どうか……どうか命だけは取らないでたもれ! 後生じゃ!!」

 

 鬼姫が土下座して許しを()う。地べたに(ひたい)(こす)り付けて何度も謝りながら、命令に従う事を誓う。この場を生き延びるためならどんな手段でも使おうと必死になる。

 

「ほう……何でも言う事を聞く……か」

 

 女の言葉を聞いて、ザガートがニヤリと笑う。良からぬ(たくら)みをした、悪魔のような表情になる。

 

「ならば鬼姫よ……俺の部下になれ。これから一生、忠実な手足としてこき使ってやる。それが()めるなら、生かしてやってもいい」

 

 命を取らない条件として、自分の配下に加わるよう命じる。

 

「わ、分かったのじゃ……もう二度と逆らうようなマネはせぬ! 今後一生かけてお主に尽くさせてもらう! 身の回りの雑用でもパシリでも、何なら夜の世話でも、好きなだけこき使うがよい!!」

 

 鬼姫が即座に顔を上げてウンウン(うなず)く。魔王の部下になる事を二つ返事で了承し、生涯の忠誠を誓う。決して(かな)わない相手だと悟り、(こび)を売る事に決めたようだ。

 

「では最初の命令だ……そこで隠れて見物しているカフカを殺せ!!」

 

 ザガートは崩れかけた神殿の壁を指差し、魔王軍の幹部の抹殺を命じる。

 

「ひっ……ひぃぃぃぃいいいいいいっ!!」

 

 物陰からひょっこり顔を出して一部始終を眺めていたカフカが、情けない悲鳴を漏らしながら飛び出す。一行に背を向けて、慌てて走り去ろうとした。

 

「逃がさぬッ!」

 

 鬼姫は地面に刺さっていた刀を手で引き抜くと、道化師めがけて投げ付ける。ヘリコプターのローターのように横回転しながら飛んでいった刀は、カフカの首をスパーーンと()ねて、女の手元へと戻っていく。

 

「……ッ!!」

 

 首を撥ねられたカフカは断末魔の悲鳴を発する間もなく、傷口から真っ赤な血を噴いて倒れる。首から下の胴体はピクリとも動かず、地面に転がった頭は恐怖に染まった表情のまま固まっている。(わず)か一瞬で絶命したようだ。

 

 男が息絶えると、彼の頭上にある空に青い光が集まっていく。それはやがて一つの宝玉へと変わっていき、ゆっくり降下していって魔王の手元に収まる。

 (まばゆ)い光を放つガラスのような半透明の球体に、獅子座の紋章が刻まれていた。それは大魔王の城に行くために必要な十二の宝玉の一つだ。今回五つめを入手した事になる。

 

「どうじゃ? 魔王よ……(わらわ)の初仕事は見事であったじゃろう?」

 

 鬼姫がそそくさと魔王の元へ向かい、上目遣いで相手のご機嫌を(うかが)う。役に立った事を認めてもらいたそうにモジモジしている。

 

「ああ、よくやった。上出来だ。これからも俺の(ため)に尽くしてくれ」

 

 ザガートが穏やかな眼差しを向けながら、女の頭を優しく()でる。今後も自分のために働くよう命じる。

 鬼姫は仕事ぶりを()められた事に心から満足したようにニコニコ笑う。(ほほ)を真っ赤にして照れくさそうな表情を浮かべながら腰をクネクネさせた。すっかり野性の牙を抜かれて、飼い主に(なつ)いた猫になってしまった。

 

(おい、大丈夫か!? こんな性悪(しょうわる)女、いつ裏切るか分かったものじゃないぞ!!)

 

 レジーナが()(げん)そうな顔をしながら、魔王にそっと耳打ちする。一度は命を狙った相手を(そば)に仕えさせる事に、いずれ謀反を起こされるのではないかと懸念を抱く。

 

(安心しろ……少しでも裏切る素振りを見せたら、即座に首を()じ切ってやる)

 

 ザガートが王女の疑問に小声で答える。女が裏切ったら容赦なく殺す方針である事を伝える。

 二人の会話は鬼姫に聞こえており、彼女はゾワッと背筋が凍る思いがした。この先何があろうと、魔王を裏切る事はすまい……そう決意を固くするのだった。

 

 

 

 魔王は戦いの終わりを確信し、ふと思い出したようにギースが死んだ場所に目をやる。自爆時に噴き上がった炎は沈下しており、地面に焦げ跡が残っているだけだ。それが一抹(いちまつ)(さび)しさを感じさせた。

 

(一匹の毒蛇を逃がし、代わりに()(ひょう)を得る……それもまた(しか)り)

 

 そう心の中で(つぶや)く。ギースを仲間に出来なかった事に後ろ髪を引かれる思いをしつつ、それを仕方のない事だと自分に言い聞かせた。

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