返し技なら姉にも勝る実力です
次の日
私達は訓練場に集められた。流石にそのまま戦争に送り込む訳にもいかないのだろう、然るべき人物から、然るべき訓練を受けて力をある程度付けてから、との事らしい。
そして座学の後、私達は訓練場に集められた。ちなみに座学は興味無いね(覚えない)
そして全員揃うと、騎士団長のメルド・ロギンスとやらが手のひら大の銀色のプレートを配った。
「よし、全員に配り終わったな? このプレートは、ステータスプレートと呼ばれている。文字通り、自分の客観的なステータスを数値化して示してくれるものだ。最も信頼のある身分証明書でもある。これがあれば迷子になっても平気だからな、失くすなよ?」
メルド団長はステータスの事、アーティファクトの事などを説明していった。
そして私はナイフで少し腕を切り、言われた通りにその血をステータスプレートに擦り付けた。
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清水 コガネ 17歳 女 レベル:1
天職:格闘家
筋力:600
体力:700
耐性:300
敏捷:50
魔力:98
魔耐:10
技能:幸運・貪欲・戦闘狂・不屈の魂・言語理解
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「全員見れたか? 説明するぞ? まず、最初に"レベル"があるだろう? それは各ステータスの上昇と共に上がる。上限は100でそれがその人間の限界を示す。つまりレベルは、その人間が到達できる領域の現在値を示していると思ってくれ。レベル100ということは、人間としての潜在能力を全て発揮した極地ということだからな。そんな奴はそうそういない」
なるほど*1
「ステータスは日々の鍛錬で当然上昇するし、魔法や魔法具で上昇させることもできる。また、魔力の高い者は自然と他のステータスも高くなる。詳しいことはわかっていないが、魔力が身体のスペックを無意識に補助しているのではないかと考えられている。それと、後でお前達用に装備を選んでもらうから楽しみにしておけ。なにせ救国の勇者御一行だからな。国の宝物庫大解放だぞ!」
なるほど、ありがたい。後でなにか探してみよう
「次に"天職"ってのがあるだろう? それは言うなれば"才能"だ。末尾にある"技能"と連動していて、その天職の領分においては無類の才能を発揮する。天職持ちは少ない。戦闘系天職と非戦系天職に分類されるんだが、戦闘系は千人に一人、ものによっちゃあ万人に一人の割合だ。非戦系も少ないと言えば少ないが……百人に一人はいるな。十人に一人という珍しくないものも結構ある。生産職は持っている奴が多いな」
ふむ、私の場合はそのまんまだな。まあ魔法使いとかよりもこっちの方が慣れてるから助かる。
「後はそうだな、各ステータスは見たままだ。大体レベル1の平均は10くらいだな。まぁ、お前達ならその数倍から数十倍は高いだろうがな! 全く羨ましい限りだ! 後ステータスプレートの内容は報告してくれ。訓練内容の参考にしなきゃならんからな」
凄いなこの人、話を聞くのが苦手な私でも難なく理解出来た。
なんて冷静で的確な説明力なんだ……!
そう思っていると
「姉さん、どんな感じか見せてよ」
「確かにコガネのは気になるわね。私のも見せるから見せてくれない?」
幸ちゃんと八重樫が尋ねてきていた。
「いいよ、ほら」
「……姉さん強くない?」
「…確かに、あと地味に幸運ってのが羨ましいわね」
「そういう二人も結構強そうじゃん」
「「貴方(姉さん)に言われたくない」」
「うぇぇ…?」
その時にメルド団長の辺りが騒がしかった気がするがまあ気にしなかった。
そして私のステータスプレートを見せる番がやってきた。
「格闘家か、ってうおっ!筋力、体力、耐性がかなり高いな!魔耐が低いがこれは期待できるぞ!」
やったね。まあ技能の貪欲と戦闘狂を見て少し頭を抱えてたけど。
その後、意外とステータスが高かったらしいハジメが錬成師についてメルド団長から歯切れの悪い説明を受けていた。
錬成師……今度なんか作ってもらおうかな。
その後
私が特訓で何故か騎士団員に格闘技を教えたりハジメが襲ってきた檜山達を返り討ちにしていたり幸ちゃんが天職である闇術師?の解釈を利用した全く新しい
そして遂にオルクス大迷宮とやらに行くことになった。
その頃……
シュネー雪原、氷雪洞窟にて
ピシッ
ピシピシピシッ!!
ガガゴオォォン……
「…パゴッパゴッ…………パオーーーーーン!!」
ハジメが強いのは漫画やアニメの知識の代わりに少し体術を教えてあげていたからです。