ありふれた幸運と貪欲の王(リメイク予定)   作:鮭ノ神

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やーーーっと魔法少女出せるよ



幸運の魔法少女

オルクス大迷宮とは!

全100階層からなると言われる巨大な迷宮でありッ!七大迷宮と呼ばれるものの一つであるッ!階層が深くなるにつれ強力な魔物が出現するがッ逆にいえば浅い階層であれば弱い魔物ばかりであるためッランクの低い冒険者が経験を積むための場所としては最適でありッ、最も初心者向けの迷宮とも言えるだろうッッ!!!

 

以上説明終わりッッ!!!

 

 

 


 

 

 

私達は昨日言っていたオルクス大迷宮の中にいた。

中は緑光石とやらのおかげで、真っ暗だと思っていたが意外にも明るく、そこを私達は隊列を組んで進んでいた。

 

今回の訓練では二十階層までらしく、複数のパーティがローテーションで交代しながら戦闘訓練を行う予定…らしい!うん!

ちなみに私のパーティは幸ちゃんと坂上の三人である。

しばらく進んでたどり着いたのは、ドーム状となっている広間で、周囲を警戒していると壁の隙間からなにやら灰色のやつらが出てきた。

 

「よし、光輝達が前に出ろ。他は下がれ! 交代で前に出てもらうからな、準備しておけ! あれはラットマンという魔物だ。すばしっこいが、たいした敵じゃない。冷静に行け!」

 

ふむ、ラットマンというらしい。それにしても……すっごい筋肉だな*1。まんま二足歩行のネズミだが筋肉のおかげか不思議と抵抗はない。

 

「あいつスパーリング用に連れて行けないかな…」

「コガネ…?お前マジで言ってるのか…?」

「姉さん……はぁ」

 

そうこうしてるうちに、私達の番が回ってきた。

「よし、やるか。"幸利"、坂上、行くぞ」

「……ッ!了解」

「おうよ!」

 

私達三人はラットマンに向かって行く。私と幸利、坂上の2:1で分かれ、戦闘を開始した。

坂上はひたすらに殴り殺していたが、私達二人は少し違う。

「合わせるよ幸利!」

「はいよ!」

私は思いっきり走り、スライディングでラットマンの股を潜る。

そしてクイックターンをし、右腕でラリアートの姿勢をとる。

「行くぞ!」

 

「「クロスボンバーー!!!」」

 

そしてラットマンの首を粉砕し、周りにいた他のラットマンもその後のアッパーで仕留めた。

 

 

 

そして二十階層へやってきた。

するとメルド団長が立ち止まり、戦闘態勢に入る。

 

「ロックマウントだ! 二本の腕に注意しろ! 豪腕だぞ!」

 

見てみると、うん。ゴリラだ。

こいつの相手は八重樫達がすることになり、ロックマウントの咆哮!→ロックマウントの砲丸(ロックマウント)投げ!→ロックマウントのル〇ンダイブ!→バカが大技を放つ→バカが怒られる!で終わった。

 

そしてなにやら崩れた壁に何かあったらしく、みんなが視線を向けている。

するとなにやら静止する声が聞こえたと思うと、急に魔法陣が出現して…全員、どこかに飛ばされてしまった。

そして地面に叩きつけられた。

そこは巨大な石造りの橋の上であり、下には深い闇が広がっていた。

すると続いてなにやら魔法陣が奥で出現したと思うと……そこには巨大なトリケラトプスのような奴と、骸骨の戦士が召喚された。

 

メルド団長が呻くように呟いた

 

――まさか……ベヒモス……なのか……

 

 

 

 

すると、ベヒモスという魔物は大きく息を吸うと凄まじい咆哮を上げた。

 

グルァァァァァアアアアア!!

「ッ!?」

 

メルド団長は正気に戻ったのか、矢継ぎ早に指示を飛ばす。

 

「アラン! 生徒達を率いてトラウムソルジャーを突破しろ! カイル、イヴァン、ベイル! 全力で障壁を張れ! ヤツを食い止めるぞ! 光輝、お前達は早く階段へ向かえ!」

「待って下さい、メルドさん! 俺達もやります! あの恐竜みたいなヤツが一番ヤバイでしょう! 俺達も……」

「馬鹿野郎! あれが本当にベヒモスなら、今のお前達では無理だ! ヤツは六十五階層の魔物。かつて、“最強”と言わしめた冒険者をして歯が立たなかった化け物だ! さっさと行け! 私はお前達を死なせるわけにはいかないんだ!」

 

それでも光輝はごねる。見捨てる訳にはいかない、と。

 

その間にもベヒモスは突進し、轢き殺さんとし……たが

「「「全ての敵意と悪意を拒絶する、神の子らに絶対の守りを、ここは聖域なりて、神敵を通さず――〝聖絶〟!!」」」

ハイリヒ王国最高戦力による全力の多重障壁によって突進を防いだ

 

 

そして私はそれを見て指示を出した

「…幸利、あの骸骨のところに行って退路を確保して」

「え……っ!?」

「坂上、あそこでごねてる天之河(バカ)を呼び戻す。手伝って」

「……ッ!!あぁ!」

「姉さん!無茶だよ!」

「馬鹿!そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!行くよ坂上!」

「おう!」

「ね、姉さん!」

 

私は坂上と共に天之河の元に走っていく。

「な!?お前達!早く逃げろ!

「無理です!後続は混乱してます!光輝!一旦退却!後続に行って!」

「そんなこと出来ない!」

「このバカ!!!いいから退いて!!!」

すると一人の男子が飛び込んできた。

 

「天之河くん!」

「なっ、南雲!?」

「南雲くん!?」

 

突然現れたハジメは驚く光輝達に必死の形相でまくし立てる。

 

「早く撤退を! 皆のところに! 君がいないと! 早く!」

「いきなりなんだ? それより、なんでこんな所にいるんだ! ここは君がいていい場所じゃない! ここは俺達に任せて南雲は……」

「そんなこと言っている場合かっ!」

 

…このままじゃ埒が明かない!

「……ちっ!クソッタレ!坂上!光輝と白崎抱えて退いて!!!」

「分かった!!!」

「八重樫も坂上と一緒に退却して!」

「〜〜ッ!!分かったわ!」

八重樫と坂上が光輝と白崎を抱えて退いてゆく

「なっ!?どういうつもり「コガネの命令だ!一旦退くぞ!」そんなっ!?」

「コガネ!必ず生きて戻ってきて!」

 

坂上達が撤退したのが分かると、私とハジメはある提案をした。ベヒモスは既に戦闘態勢を整えている。時間が無い

 

「……やれるんだな?」

「やります」

「勿論」

「まさか、お前さんに命を預けることになるとはな。……必ず助けてやる。だから……頼んだぞ!」

「「はい!」」

 

メルド団長はそう言うと離脱してゆく

 

「なぁハジメ、援護は頼んだぞ」

「……任せて」

 

私はベヒモスに突撃していった。

攻撃を避け、拳を叩き込む。そして攻撃を地面に向けて受け流す。

「ーー"錬成,,!」

そしてハジメが地面を錬成によって操作する。

その隙を逃さぬよう追撃を加える。

「狙いは脳天ッ!!!」

 

ズガアァンッ!!!

 

ベヒモスはそれが効いたのか少しふらついたような様子を見せる。

「いいぞハジメッ!そのまま続けてくれ!!」

 

「"錬成,,!!」

 

すかさずハジメが錬成によって落とし穴を作り、ベヒモスの上半身を埋める。

 

それを繰り返していると、突如、様々な魔法がベヒモスに降り注いだ。

ベヒモスにはそれによった目立った外傷は見られないが足止めとしては最高であった。

 

しかし……あるひとつの魔法だけが別の方向……ハジメの方へと向かっていった。

 

「なっ!?ハジメッ!!危ない!!」

無意識のうちに足が動いた。

魔法は足元に着弾し……橋が崩壊していった。

 

私はなんとかハジメの手を……掴んだ。

 

「うぎぎ……ハジメ、大丈「コガネさん!前!」あでっ!?」

直後、風魔法が顔に直撃した。

 

私達は暗闇に落ちてゆく

 

聞こえたのは……

「姉さーん!!!」

 

弟の泣いているような叫び声だった。

 

 

 

………

……………

…………………

『……とうとう来たか、待ちくたびれたよ』

 

闇の中、黄金色の結晶の中で……彼女は笑った。

 

『辿り着くと信じているよ?……誰よりも幸運で誰よりも貪欲な私の後継者。フフフッ』

 

*1
ウホッいいたしなみ




坂上はコガネと仲がかなり良いので
コガネが焦るのはかなりやばい時だと認識しています。
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