なんで初手から戦争地帯スタートなんですかね。まあ北米がそんなもんだったし今更か。
「ま、なんとかなるだろうな。晩年だとかなんだとか気にしているなら話が通じやしないし…」
とりあえず足を使って逃げ出す。少し北軍の見た目が異聞帯ロシアと同じような気がするけど…さてはて、どうしたもんかな。
「あっ、いたいた!こっちおいでよ!」
「…誰やねん」
凄い犬っぽい懐き方をしてくる誰かをとりあえず受け止める。敵意もないしすごいフリフリしてくるからかんいくてたまらない。
目に入れても痛くないとはこういうことをいうのだろうけれど、それ以前に誰なのかわからないってのが何ともいえないなぁ…
「よかった!お姫さまにマスターのことを連れてきてって頼まれたからね、見つからなかったらどうしようって思ってたの!」
「へぇ…とりあえず案内してほしいな」
お姫さま、ねえ。ライダーでお姫さまって言われても違和感がないのはエウロペ辺りかな…?
とはいえ、動いて確認しないことには変わらない。彼女の名前も聞いてないし。
「名前はなんて言うんだ?」
「そうだね!ジンが私の名前!」
「…完全にヤンデレとはほど遠そうな名前だなぁ」
一体そんな名前のやつがライダーの乗り物だったか?
とりあえず可愛いジンちゃんを撫でつつ、彼女が行きたい方向に走り出した。
「…ああ、よかった。ちゃんと戻ってこれたのですねマスター」
「そうだな…というか、里見八犬伝のこれを使うとは思いつかなかったぞ」
曲亭馬琴。なんと呼べばいいのかわからないけれど、ライダーとしては確かに聖杯を持って戦闘することがしやすいだろう。
(里見八犬伝の犬をサーヴァント化させたってことか…なるほど、確かに使いやすいだろうな)
しかも普通に聖杯を持っているということは第五特異点と完全に状況が一致しているということだ。なら恐らく味方側にランサーとセイバーとバーサーカー、アーチャーとキャスターは敵側か。
「安心してください、あなたと一緒にいるために聖杯を使いますから。伏姫とも言われるこの私も含めて、あなたのことを愛させてもらいます」
「…てことは俺を城から逃がさないつもり?」
「申し訳ないですけれど、マスターがいるだけでこの世界の大半が美しくなるのです。それに、聖杯だけでは私本来の魔力の使い方もできませんから…」
理由のつけ方がわざとらしい。さては監禁したいのかね。
(騙されるな…たとえどれだけの推しキャラだったとしても今は絶対に長引かせないとダメだ…そうじゃなきゃメドゥーサに申し訳がたたないだろ?)
そんなことを踏まえているけれど体としては凄く抵抗感がない。やっぱり少し攻撃されてたのか?
「いいえ、一回も攻撃なんてしてませんよ。これは単に聖杯と私の宝具の問題です」
「当然のように心を読むな?…まあ、とりあえず聞かせてくれよ」
「八犬伝の最後の一人が見つかってないのと見立てとして私の前にいることですね」
なんとなく言いたいことを理解したのでいいとして、問題はここから逃げても間違いなく彼女のことが好きでたまらないままだろう。
(魔神柱のあれをこっちでそのまま悪用するなよ…とはいえ聖杯を壊したら間違いなく原因不明のアレで二レベル馬琴が下がるからな…さて、どうしたもんか)
「馬琴から逃げたほうがいい?」
「それはやめてもらえると…うん、そんなことをされたら本当に見立てが確定しちゃうのでやめてください」
本筋としてここから逃げれないのがつらいな…誰か助けてくれないかな…
今の状態だと下手にモンハンの武器を使うと騎士扱いされかねない。もしかしてこれを想定して馬琴を選んだんじゃ…?
「いや…まあとりあえずジンと一緒にいてください。彼女が殺されても一番わかりやすいので」
「なんつーかドライな考え方だな」
普通にまだ来てから日が短くて助かった。本来なら問答無用と考えると、マイルドなヤンデレだな。
「相手のことをちゃんと知ってから結婚はしたいじゃないですか」
次に会うことがないようにしたいけど、それはどうなるかはわからないからな。
「ねぇねぇ、お姫さまに気に入られたんでしょ?あっちに行けるんじゃないの?」
「あっちってどこのことを言ってるんだ?」
引っ張られたり背中に乗っけられたりしながら揺られること数分。
気がつけば隠し集落らしき場所についていた。フィンが子供を抱き上げていた世界か。
「ここにね、すっごい可愛い人がいるんだよ!ね、ね!一緒に挨拶しよ!」
「テンション高いのやめてほしいけどな…うん、とりあえずこんにちは…?」
「来たわね!悪しき魔王に操られし私が乗るべき運命のコイヌ!」
一瞬でいるやつに対して理解ができるような発言がてんこもりだったのであのセリフで返すか。
「何度もでてきて恥ずかしくないの?」
「まだ二回目よ!?」
というわけで配布の星四セイバー、エリちゃんがここにはいた。でももうなんかまともにふざけられるだけいい気がする。
(既に俺はもう笑えないタイプの呪いが時限式でついてるからな…さっさとヤンデレに飲まれたほうがいいのかね?)
ふざけられるならちゃんとしたほうがいいし、ヤンデレに飲まれても正妻さえ決めなければそれでいい。そんなことをやったらすぐに呑まれそうだからやめておくが。
「しかし今回は私の頼れる仲間もいるのよ!いでよランサー!」
「ランサー…!?」
後ろからの槍を咄嗟に避け、それから少し遠くの場所を刺突するが届かない。諦めてジンのいたところまでバク宙すると、槍の突起が特徴的なのと血がついていることにきづく。
「はっはー!毘沙門天の化身、長尾景虎ですよ!勇者パーティとしてあなたのことはいただきますよ、マスター!」
「配布ばっかで来るんじゃねえ!」
巡礼の祝福かのごとくこちらへと迫りくるそれを全て横へといなす。怪我したくないから諦めるしかないか。
素手を構えて無理矢理双剣にする。弓とかはこの間合いじゃもう無駄だ。
「くそったれ…!」
「無駄だと知って足掻く姿勢、素晴らしいですよマスター!」
「さすがはこの私のコイヌになれる人材ね!」
最低限でも彼らの火力は折り紙付きなので当たれば死しかない。隠し集落であるから足場が多いことが幸いか。
(というか毘沙門天の加護持ちとまともにやり合えるわけないだろいい加減にしろ!)
…というか翼とか生えてたら逃げ出せないかな。そんな空想をしていると本当になぜか飛べちゃった。
「うわ、何やってるのあんた!反則はやめなさい!」
「勇者相手に一回負けて帰るって構図も定番じゃない?
」
そんなことを言って全力で離脱する。下手に止まってたら絶対に景虎に落とされるからね。
「…よかった、無事に逃げ出せたんですね」
後ろからそっと声をかけられて前を向くと、最近溶かされたやつがいた。
「リリスか…これ、多分グランドの影響だよな?」
「そうですね。まさか私と同じ状態になるとは想いませんでしたけど…これでより捗るというものです」
ナニが捗るとか聞いちゃいけない。だって普通に絆が11を超えているんだもの。
「ということでさっさと私の部屋に移動しましょう。監獄ですけれど存外居心地というのはよいものですよ」
「お断りしたいけどやめとくわ。間違いなくろくでもない状況なのはわかってるし」
なんでここまで湿度の高い神獄塔に来なきゃいけないんだろうか。シャトーの管理人は誰一人としていないんだぞ。
「さぁ…?私にもわかりっこないです。未所持サーヴァントではありませんからね」
どんどん引っ張られて気づいたらこの前の部屋に。美しいけどやはりちょっと怪しい雰囲気が漂うのは真ん中の儀式めいたもののせいだろうか。
「これは単に私が来れるようにするために少し工夫した異界を渡る魔法陣ですから気にしなくていいですよ?」
「ふぅん、異界を渡る魔法陣ねぇ…」
「とはいえサーヴァントにしか使えないような欠陥品ですからマスターが来ても問題はないと思いますよ?」
ちょっと両足を乗せてみたらいつものように光の粒子がでてきた。おいなんかサーヴァント扱いされていることに対してもどんなことだとしてもちょっと扱いが雑じゃないか?
「あ、今日は馬琴さんのせいで少しそっちによっていたらしいですね…以後は使えないはずですから安心してください」
残りの日はあと2日ですから。
そんな声を少し混ざって溶け去ったような気もして─目を覚ます。
テレビをつけると嵐が近づくとの情報だった。
…明日は湿度が高そうだな。
限界ギリギリまで書いてました、普通に難しすぎるッピ…しかもなんかほぼ普通のと変わらなくなってる気がする…
セイバー→エリザベート・パートリー
もはや隠し集落に隠れている勇者ってかっこよくね?っていうそんなノリだけで出現した。本当はキャスターのハロウィン衣装とかのほうがいいのかもしれないけど、残念ながらランサーとの折り合いが悪かったので断念。
二回目だけど恥ずかしくないでしょう?
ランサー及びルーラー→長尾景虎
勇者がいるならもう一人くらいはパーティーメンバーがいてもおかしくないよねってことで選出。ぶっちゃけライダーが和だったのによせた感じはするけど、こいつがいればなんとかなるでしょう。
複合クラスだろうがなんだろうが武器をたくさん使うからネタには事欠かないと思ったけど時間がなくて断念。
余裕を持ってかければよかったね。
ライダー→曲亭馬琴
この前当たっちゃったから書いた。正直喋る口調がわからなすぎて半日くるい悩んだ結果こういう形に。本来なら南軍のサーヴァントがノッブでとか考えていたから余計に残念。
こんなことなら無難にエウロペ使えばよかったと後悔している、けど監禁の話を書くときに使いやすそうとは思っている。
バーサーカー→リリス
もはやいるだけでキャラの濃いバーサーカーきっての最強格。モルガンと違って今回の戦争ではトリを飾ってもらった。ちょっとおっちょこちょいなのはグラナートでもあったからね、しょうがないね。
あと個人的にリリスが来てくれたお陰でオルガマリーは飛ばせたので嬉しみがある。ちょっとしたゲームだからこそ頑張りたいと思っています。
次回→もっと速く書いて出したい。あとがきが完全にあとづけになっちゃったからね。