呪霊装術   作:戦艦YAMATO

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読みにくいかもしれませんが、楽しんでいただけると幸いです。


プロローグ

俺、龍山千鬼は物心ついた時には何かが見えていた。最初は空に浮かんでたり電柱に巻き付いていたりしていて、両親に話してみたが、『怖い夢を見たんだね』と宥められ両親は見えていないんだと分かった。俺は幽霊だと思い極力関わらないようにし、見えることも伏せていた。

小学3年生の時目の前でハエのようなものが目の前で飛んでいたので邪魔に思い手を払うとハエにあたり、そのまま潰れてしまった。その日から小さめの幽霊を相手に蹴りや正拳を繰り出して消していくなど、どれくらい通じるのかを試してみた。実家は古流武術をしており、自分も鍛錬をしていたので動きを読むことも可能だった。それに幽霊はいざ戦おうと思うと自分の周りに寄ってきたので相手には困らなかった。中学1年の時に小さめの幽霊に手をかざしてみると黒い玉になった。最初はなんだかわからず投げたりお手玉のように回してみたが、ふと頭の中で食べたらどうなるのだろうという好奇心が芽生えてしまった。丸呑みするように口の中に入れる。

千『まっずーーー!』

その日は学校を休んだ。

 

次の日少し気分が悪いが、起きると頭の中で『1』とカウントされているようなイメージが湧いた。そして昨日食べた幽霊のことも連想され、冗談で出てこいと念じると本当に出てきた。思わず身構えたが、何もしてこないので試しにそこにあるペンを取れと命令すると本当にとってきた。その日からさまざまな幽霊を取り込むことにしてみた。とても不味いので飴などを持参して取り込んでいきその頃には人間の大人サイズの幽霊なども戦い、取り込むまたは倒すことができた。

ある日ゲームをしていたら主人公の装備品がなかなか良いので(俺も装備したいな)と何気なくと思っていたら頭の中で取り込んだ幽霊のうち1体が自分を纏う感覚を覚えた。その幽霊は鎖のような体だったので運動をしに公園へ行き、試しに腕を振ってみると手から鎖が出てきて鉄棒に巻きついた。手繰り寄せるイメージをすると鉄棒の方まで自分を手繰り寄せた。いろいろ試した後に一旦自分で今の現状をまとめてみた。

・幽霊は自分以外見えない

・ただ殴ると当たらないが、何か気合いを込めて殴ってみると当たる

・幽霊を取り込むことができるが強いのはある程度弱らせないと取り込めない

・取り込んだ幽霊はゲームのように自分で装備し、その幽霊の力を使うことができ、その幽霊を出して命令をすることも可能

 

今はこんな感じだ。

俺は自分はもっと強くなれるのではないかと思い、その日からどんどん強そうなやつを取り込んでいった。たまにすごく強い奴がいて、特に言葉を話す奴はとても強かったがなんとか倒した。そういう奴は一度に出せるのが決まっているのか3体出すのが限界だった。中学の卒業が近づいてくると自分の地域周辺では行方不明者が出てきたが、自分の周りでは起きていなかったのであまり気にしていなかった。

 

ある日嫌な感じがした。深夜に両親が寝ついたのを確認して、とりあえず嫌な感じがする方へ走っていくと大きな空き地に出てきた。確かここは何度か駐車場などの設置が考えられていたが工事のたびに怪我人などが出てくるので結局空き地のままだって話だったはず、俺はまさかここにも幽霊がいるのかと思い、警戒していると後ろから殺気があり咄嗟に前に避けた。急いで振り返るとそこには巨大な人間の骸骨がいた。

??『殺す!』

また攻撃を繰り出したので、避け続けて相手を観察した。

千『(大きさは15mくらい、攻撃は強力だが、動きは単純、というかこいつがしゃどくろってやつか?)』

分析をして相手の後ろに周り、石を飛ばす幽霊を左手に装備して石礫を相手の足に打つと見事に命中し相手は怯み跪いた。その隙を逃さずゴムボールのような幽霊を出して飛び上がり、右手に思いっきり気合を込めて頬骨の辺りを殴ると相手は吹き飛ばされた。すかさず幽霊の一体を槍に変化させて投げるとガキーン...槍が弾かれた

そのあとすぐにがしゃどくろは起き上がったと思ったらさっきよりも素早くこちらに攻撃を仕掛けた。なんとか避けたが自分がいた地面はさっきよりも大きめのクレーターができていた。

千『おいおいさっきよりも威力も硬さも上がってるじゃねーか、冗談だろ』

さらにがしゃどくろは右手の骨をを槌のように変形させてこちらにきたので咄嗟に盾型の幽霊を出して防ごうとしたが、吹き飛ばされた。

千『ぐぁ!』

地面に叩きつけられ、口の中が切れたのか血が口の中に出たので吹き出した。頭からも少し血が出ていた。

千『こりゃあ長期戦は無理だな思いっきり行かないとダメか』

俺は煙幕を発生させた。

髑髏『どこだどこにいる、小癪な奴め』

『今すぐ殺してやる』

がしゃどくろはこちらを探して周りに何度も攻撃を叩きつけて暴れている。俺は煙幕の外に出て技を準備していた。右手に幽霊を使い槌を装備し、それに岩石の幽霊纏わせて硬度を上げ、さらに後ろに大猿型の幽霊を出した。煙幕が晴れる頃に大猿の幽霊に指示を出し一直線に俺を投げさせた。すごい速さで飛んでいき、ガシャドクロも気づいた。

髑髏『そこかァ!!』

こちらに向かって巨大な骨の槌を、振り下ろしたが、こちらの方が早かった。

千『オラー!!』

そのまま槌をガシャドクロの胸骨あたりにフルスイングをかましてがしゃどくろは砕けた。そのままゴムボールの幽霊をクッションにして着地、振り返るとまだ生きているのか僅かに骨が動いていた。なんなら再生しようとしており頭蓋骨にいたっては恨み言を吐いている。俺は手をかざしてそいつを黒い玉にした。玉を飲み込むと力が抜けて大の字に地面に倒れ込んだ。

千『はー、やばかったな』

『今まで戦った奴と比べて強かったし、一瞬死ぬかと思った。』

勝利の余韻に浸っていると誰かが近づいてくるのが分かった。急いで起き上がって相手の方を見るとスーツを着た強面のおじさんが立っていた。両隣に1mぐらいの人形がいた。

千『(地味に可愛いな、その顔でこの人形ってギャップ萌え狙ってんのかよ)あのー何か御用ですか?』

 

??『失礼、時に変なことを聞くが君は先ほど巨大な骸骨と戦っていなかったか?』

 

千『!!...はい、戦いましたがあなたも見えるんですか?』

 

夜『やはりか、遅れたが私は夜蛾正道というものだ。呪術高専で教師をしている、突然だが君を呪術高専にスカウトしたい。』

 

千『はい?』

 

その後その夜蛾さんの質問に答えつつ、こちらの質問にも答えてもらった。話をまとめると俺が今まで幽霊だと思っていたのは呪霊と呼ばれている。呪霊は非術師と呼ばれる呪霊を見ることができない一般人の負の感情から生み出されていること。日本の行方不明者のほとんどは呪霊が原因であること。俺が使っている技術などは術式と呼ばれており、人によって違うものとなっている。それに俺の呪力量はとても多く、戦う時に呪霊が寄ってきたのはそれが原因だということ。そしてその呪霊や術式など、呪いについて学ぶ場が呪術高専だということを教えてもらった。

夜『行方不明者が出ていて一級以上の呪霊がいる可能性が高いということで私が来たのだが、ちょうど原因となった場所を見つけたところに君がいてそのまま戦闘が始まったわけだ。』

千『そうなんですか、ちなみに呪霊に階級があると言っていましたが、今戦ったら骸骨はどのくらいなんですか?』

夜『一級と特級の間ぐらいだ。正確に言えば特級として生まれたばかりと言ったところだ』

『運がいいな、領域などもまだまともに使えない呪霊だったからもし使われてたら負けていたぞ。』

 

嘘あれ一番上だったのかよ!心の中でそう思い、つくづく運がいいなと思った。

 

千『そうですか…それを聞いて少し自分に感心しました。そういえば呪術高専に入る話ですが、俺は受けたいと思います。』

 

夜『ほう...意外に早く決めるな、確かに学費はかからず、報酬だってもらえる。これだけ聞くと魅力的だが、学生の身だとしても呪霊とは戦ってもらうことになるぞ、なんせこの呪術界は万年人手不足だが呪霊は増えつつあるからな。時には命を落とすことだってザラだ。なぜそんなにすぐ決められる?』

 

千『確かに学費などの条件は魅力的です。ですが私が一番に考えたのは呪霊を戦えるということです。呪霊と戦えば少なくともそこの人たちは助かるんですよね、だったら俺が守りたい人たちも救える結果となる。それに今回の戦闘で感じたんです。自分はどこまで強くなれるのだろうと、確かに平穏な学生生活も悪くありませんが、刺激的な生活もありだと思います。それに自分が強くなれば守りたいものをちゃんと守れるし、守れば守るほど強くもなれる。まぁ簡単に言えば自分がもっと戦って強くなるためという自己中的な考えで呪術高専に入りたいんです。それでも入れてくれますか?』

夜『.....呪術師にはある程度のイカれ具合とモチベーションが必要だ。高専に入る理由が戦えるからというのは十分イカれているな。よし分かった中学卒業後すぐに迎えに行かせる。』

 

よかった〜これで不合格とか言われたら俺恥ずかしかったぞ。そう言えばもう一つ同級生のことを聞かないと、やはり青春は仲間がいてこそだからな

 

千『あと同級生って何人ぐらいですか?』

 

一応日本全国に呪霊は出るわけだしこうしてスカウトしているってことはある程度の人数はいるだろう

 

夜『今のところ君と同じ入学予定者は、君を含めて4人だ。』

 

....めっちゃ少なくね?

 

 

 

 

 

 

 

その後、夜蛾先生と別れて家に帰った。なんとかバレずに済んだが血に汚れた服は見せられないのでこっそり処分した。しばらくすると呪術高専の関係者という人が家に来て高専についての説明があった。両親はものすごく悩んでいたが、俺が行きたいという意思表示をすると『必ず無事に帰ってくること、楽しく学生生活を過ごすこと、たまには連絡をすること』を条件に入学を許してくれた。中学校を卒業して東京に向かった。東京駅に行くとスーツを着た高専の関係者の人が迎えにきてくれた。(補助監督というらしい)車に乗せられて高専に向かった。どんどんビルなどがなくなっていき、山などが結構見えるようになった。東京も郊外だとこんな感じかと思っていると補助監督の人から着いたと言われ、車を降りて高専に向かった。

昔ながらの京都にありそうな建物だなと思っていると夜蛾先生が待っていた

 

夜『予定通りだな、ようこそ呪術高専へ早速寮へ案内しよう』

 

千『はい!これからよろしくお願いします』

 

寮に行くと自分の部屋を案内された。

 

夜『好きに使ってくれて構わない、ただし部屋を壊さないこと。あと1時間後に今年の一年生の顔合わせがあるからこの教室に来るように』

 

千『分かりました』

 

ある程度荷物を出して整理すると集合の20分前になったので教室に向かうことにした。結構広いな、と思いつつ教室に入ると机が4つ並べられていた。(寂しい〜)

そのあとに茶髪の女子がきて軽く挨拶をし、さらに前髪が特徴的な身長が高い男子が入ってきた。夜蛾先生が教室に入ってきて5分後ぐらいに白い髪の男子がきた。それぞれ自己紹介を済ませた。(白い髪は五条悟、前髪は夏油傑、そして女子は家入硝子というらしい)これから4年間高専で学ぶことなどを夜蛾先生から説明があったが、この後が少し大変だった。五条がいきなりこちらを見下すような発言をし、夏油がそれを買った。俺はなんとか理性を働かせて怒りを抑えようとしたが、結局は喧嘩に参加した。家入は我関せずといった感じだ。まぁ最初はこんな感じの俺たち4人だったが、2年生に上がる頃にはすっかり仲良くなり、4人でよく過ごしていた。

 

年が変わる前に思い切って家入に告白をしたら、意外なことにOKがもらえた。思わず何故いいのかを聞いたら

硝『私もそういう交際って関係をしたことがないから試しだよ試し、なんか違かったらすぐに別れるから』

そう返された。(3ヶ月後くらいに俺は首を吊っているかもしれない)




キャラ紹介
龍山 千鬼
呪霊装術
この物語の主人公でオリ主である。ちなみに五条たちが190cmに対して千鬼は195cmと結構な高身長名前の由来はさしすせで揃えた方がいいのではないかという作者の考えから、性格は比較的真面目で呪術師にしては珍しい常識も持ち合わせている。だが少し戦闘狂じみたところがあり、さらに冷静に状況を見ることもできるので、一年生の最初の頃は五条と喧嘩は何度か行っており、五条が油断したところで攻撃を叩き込むという方法で数回勝っている。(さらに戦っている間大体楽しそうにしていたので、後半から五条は気味が悪く、あんまりこいつと戦いたくないと思っていたらしい)
呪霊装術は夏油の呪霊操術のように呪霊を顕現させることができ、さらに呪霊を装備することでその呪霊の呪力量や術式などを使用可能にすることができる。さらに取り込んだ呪霊はある程度成長することが可能なので最初に取り込んだ特級のがしゃどくろは今はちゃんとした特級呪霊なっている。一見強そうに見えるが、夏油のように一度に大量の呪霊を、出せるわけではなく呪霊の等級などによって一度に出せる数は決まっている。例えば今の千鬼だと特級2体、一級4体。二級8体、三級16体、4級は無制限となっていて特級2体をだしたらそれ以外の呪霊は出せなくなるのでここぞというときに出すようにする。それ以上だそうとすると短時間なら極度の疲労感や体のどこかが痛んだりするぐらいで済むが、長時間使うと死に至るか、最悪の場合呪霊に体を乗っ取られて、最終的に呪霊化してしまう。(五条の情報や高専の呪霊装術の記録で知ることができた。)よって今までの呪術の歴史でこの術式を持っていた呪術師は記録に残っているだけでも11人ほどしかいなく、全員が呪霊化や体が破裂するなどの悲惨な最期を迎えているため、詳細な記録は残っていない。(千鬼本人話を聞いては少し呆然となっていた)夏油とは似たような術式で気が合い特に呪霊玉がまずいという共通点があり意外に早く仲良くなった。
ちなみに硝子とは1年の12月から付き合っており、何度かデートに行っている。硝子自身呪霊玉がまずいことを主人公や夏油の話で知ってからいつもポケットには飴が入っている。

がしゃどくろ
怨骨呪術
特級呪霊
千鬼の地域周辺で生まれたばかりの特級呪霊。千鬼が最初に調伏にした特級呪霊、術式で呪力を込めるほど自身の耐久と技の威力が上がり、骨が変形して槍や剣などの武器のようにできる。千鬼はがしゃどくろの骨で鎧や武器を作ったり、呪力を込めて技の威力を上げるなど汎用性に優れているので結構愛用している。
千鬼の中学時代、住んでいる地域周辺で現れ、被害が出ており、特級に上がるところでその嫌な気配を察知した千鬼が祓いに行った。少し苦戦したがなんとか調伏させることに成功したところを夜蛾先生に目撃され、呪術高専にスカウトされた。
ちなみにその時は特級になりたての一級のようなもので主人公は運が良い方である。


大猿の呪霊、槌型の呪霊、岩石の呪霊、盾型の呪霊
二級呪霊
大猿は身体能力を駆使して木々を移動し、怪力で攻撃するなど主人公に立ち塞がったが、主人公が動きを察知して、きたところにカウンターを叩き込み調伏(ゴリラの肌を肌色っぽくしたような見た目)
槌型は普通に突っ込んできて叩き込んできたが、避けて横から叩き込んで調伏(ハンマーヘッドシャークのような見た目)
岩石の呪霊は大猿と槌型の呪霊を掛け合わせて攻撃して調伏(ゴローニャの、アローラバージョンのような見た目)
盾型は普通に前述の三体を掛け合わせて攻撃して、守りを突破して調伏した。(マンタの表面に金属板が付いているような見た目)

槍型の呪霊 ゴムボール型の呪霊
三級呪霊
ダツの口先をもっと鋭利にしたような呪霊とまんまバランスボールに目を二つつけたような見た目のの呪霊で普通に手をかざすだけで調伏できた。

こんな感じでやっていこうと思います。よろしくお願いします。
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