呪霊装術   作:戦艦YAMATO

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ついに呪術廻戦0に入りました。
少し飛ばし気味で書いたので、もしかしたら読みにくいかもしれません。


11話 厄介な生徒と宣戦布告

 

 

〜呪術高専職員室〜

 

千『よう夏油』

 

夏『おや千鬼、久しぶりだね』

『どうだった四国の方は』

 

千『いや〜特に苦戦することもなかったな。双子たちは元気か?』

 

夏『あぁとても元気にしてるよ』

 

千『それはよかった、しばらくこっちにいるから』

 

椅子に座ると、千鬼はいるはずの人物がいないことに気づく

『そういや五条は?』

 

夏『この子を案内中』ピラ

 

そう言って夏油は一枚の紙を見せてきた。

そこには、ある生徒の情報が書いてあった。

 

千『なになに....特級過呪怨霊?』

 

夏『そう、なんでも小学生ぐらいの女の子がそうなったらしいよ』

 

千『すげーな、思いだけでそんなに変化するもんかね』

 

夏『まぁそれほど思っていたんじゃないか(君の近くにもなりそうな人はいるけど)』

 

千『調伏できないのか?』

 

夏『やろうと思えばできるけど、とても荒っぽくなる』

 

千『ならやめたほうがいいな、暴れたらやばいことに』

 

ドガーン!

 

突然、教室の方から轟音が響いた。

 

夏『早速暴れたみたいだね』

 

千『どうせ真希達が何かしたんだろ、すぐに終わるから向かわなくていいや』

 

夏『それよりも、君は硝子の方に向かったら』

 

千『それもそうだな』

『そんじゃ、また』

 

そういうと千鬼は医務室へ向かった。

 

〜医務室〜

 

千『ただいま〜』

 

硝『あぁ、おかえり』

『四国の方は大丈夫だった?』

 

千『へっちゃらだな』

 

硝『そうか、それはよかった』

 

硝子は少し安心した表情になり、千鬼に椅子に座るように促す。

 

千『そういえば、新しい子入ったみたいだな』

 

硝『そうらしい、しかも入学早々特級認定だって』

 

千『本当かそれ、俺らよりすげーじゃん』

 

硝『どちらかっていうと、その子に憑いている呪霊の方じゃない』

 『だけど五条は磨けば僕みたいになるって言ってたよ』

 

千『それは楽しみだなぁ...一回模擬戦闘でもするか』

 

硝『一応教師だろ、生徒に挑んでどうする』

『それに本人はど素人だ』

 

千『それもそうか』

『あとしばらくはこっちにいるよ』

『まぁ数ヶ月したら京都だな』

 

硝『じゃあその間はゆっくり休んでな』

 

千『そうさせてもらう』

 

その後千鬼は高専の近くの自宅でゆっくりしていたり、たまに東京の街を散策などをしてた。

そして千鬼が戻ってから3ヶ月程がたった。

 

 

---------------------------

 

 

〜自宅〜

 

大『千鬼』

 

千『うぉっ!なんだよ』

 

自宅でゴロゴロしていると突然大嶽丸に声をかけられた。

 

大『暇だ、鍛錬でもしろ』

 

千『昨日運動公園行って走り込みとかしたろ』

 

大『戦闘に決まってるだろ』

 

千『はぁ...まぁいいか』

『俺もそろそろ京都に行くことになるからな、体を動かすかー』

 

千鬼は高専のグラウンドへ向かう。

 

するとそこには一年生達がいた。(何か揉めてないか?)

 

真希『ワシントン条約とか関係ねぇからな!』

 

パ『ちょっと待てって、あっ千鬼』

 

千『やぁ、一年生達』

『元気だった〜』

 

真希『千鬼さん』

 

棘『すじこ!』

 

『えっえっ?』

 

パ『全然授業に出てこないからもうどっか出張に行ったと思ったぞ』

 

千『非常勤講師だからな、五条や夏油が出れるんだったら俺の出番はない』

 

真希『千鬼さんが担任だったらよかったんだけどなぁ』

 

千『その様子だと五条は相変わらずのようだな』

『ところで何してたんだ?』

 

棘『ツナツナ』

 

千『へー戦闘訓練か』

 

千鬼はおどおどしている人物に視線を向けた。

 

『えっと〜』

 

千『あぁ、ごめんな紹介がまだだったな』

『私は龍山千鬼、高専の非常勤講師だ』

『君が乙骨憂太くんだね』

 

千鬼は口調を丁寧にして自己紹介をする。

 

乙骨『はい、そうです』

『千鬼さんって真希さん達が話していた人ですよね?』

 

千『どんな話かな?』

 

乙『なんでも五条先生の躾役とか、全国飛び回っているとか、呪術界の最強にして最恐の存在だとか』

 

千『一部あってるけど.....ちょっと待って俺そんなこと言われてたのか!』

 

パ『いやそうだろ、悟を叱ってるし、千鬼の術式とその中にいるやつは呪術界でも話題しかないからな』

 

棘『しゃけ』

 

千『マジかー』

千鬼は頭に手を当てながらため息をつくが、すぐに持ち直す。

 

『まぁとにかく、何か困り事があったなら相談しなさい。私にできることはしてあげるから』

 

乙『はい、ありがとうございます(五条先生や夏油先生と違って、真面目そうな人なんだな)』

 

千『そういえば戦闘訓練してたんだっけ?』

 

乙『はいそうです』

 

千『だったら俺も混ざっていいかな?』

 

真希『えっ!』

 

パ『マジかよ!』

 

棘『すじこ?!』

 

千『俺もちょうどしたいと思ってたんだ。それに真希達の成長と憂太くんの実力も見たいし』

 

乙『だけど、里香ちゃんが出てきたら』

 

真希『大丈夫だよ憂太、千鬼さんは悟や傑、そしてお前と同じ特級だ』

『それに千鬼さんに訓練してもらえるのはなかなかないぞ』

 

真希は好戦的な笑みを浮かべている。

 

千『そういうことだ。だからその里香ちゃんが出てきても俺が対処しよう』

『一対一でかかってきなさい、今の君たちの実力を見せてもらおう』

 

千鬼は少し離れて大百足を出し、それが戦闘開始の合図となった。

 

〜十数分後〜

地面にはパンダと棘、真希が倒れていた。

千鬼は戦っておらず、全員最初に出した大百足(サイズは調整済み)に敗北して倒れている。

目立った怪我はなく一、二撃で戦闘不能になった。

 

真希『ちくしょう』

 

パ『手も足も出なかった.....というか特級出すなよ!』

 

棘『しゃけ〜』

 

千『まだまだだな、そんなんじゃ一級にも手こずるのは目に見えてるぞ』

 

『大丈夫か』

 

すると硝子がきて3人を治療した。

 

パ『サンキュウ硝子』

 

真希『ありがとうございます』

 

棘『ツナ』

 

千『大丈夫そうだな』

『さて、憂太くん』

 

乙『はい!よろしくお願いします』

 

乙骨は刀を構えると千鬼に斬りかかる、それを千鬼は簡単に避け、乙骨の脇腹を殴った。

 

乙『ガハッ!』

 

千『動きはいいが、真正面からくるならもっと早く接近したほうが相手の不意をつけるな』

 

次にがしゃどくろを出して、術式で10体ほど武者鎧を着た骸骨が出てきた。

 

髑髏『ゆけ』

 

がしゃどくろの命令で骸骨全員が武器を持ち乙骨に襲いかかる。

 

その時、

 

『憂太に手を出すな゛』

 

祈本里香が出てきた。

 

里香『おあ゛ぁぁぉぁぁぁ』

 

たちまち骸骨達は倒されてしまった。

 

千『へーこれが、』

 

大『(ほう、これは面白そうだな。俺にやらせろ)』

 

大嶽丸が千鬼に提案する。

 

千『暴れすぎんなよ』

 

乙『千鬼さん、逃げてください!』

 

千『憂太くん、君にも里香ちゃんがいるように、俺にもある危険な呪霊がいてね。見せてあげよう』

『大嶽丸!』

 

その瞬間周りに圧がかかり、大嶽丸が姿を現した。

 

大『ふぅ〜、久しぶりの外だ』

『さて、里香といったか?』

 

大嶽丸は指で里香を挑発する。

 

『相手をしてやろう....来い!』

 

里香『殺す殺す〜!!』

 

里香が掴みかかるが、

 

大『はー!』

 

ガッ!

 

簡単に腕を避けて、里香に掌底を喰らわせる。

 

里香『ぐぁぁぁぁ、このこのこの!!』

 

里香も爪で切り裂こうとするが、

 

ガガガガッ!

『効かんわ!』

 

大嶽丸の身体は傷ひとつなかった。

 

戦いの隙をついて千鬼は急いで乙骨に近づいた。

 

千『憂太くんここで練習だ、里香ちゃんを大人しくさせてみよう』

 

乙『えっ!無理ですよ今までできたことないんです』

 

千『それは君が無理だと思っているからだ。話を聞いたけど里香ちゃんは力を貸してくれと願った時は貸してくれたんだろう』

『だったら自分は大丈夫だと思えば里香ちゃんもわかってくれるはずだ』

 

千鬼の説明を聞き、意思が固まったのか乙骨の目が力強く開かれる。

乙『...分かりました、やってみます!』

 

そういうと乙骨は大嶽丸に抑えられている里香の方に近づいた。

 

大『大人しくしろ!』

 

里香『あぁぁぁ、離ぜ〜!』

 

乙骨は震える手で、里香に優しく触れる。

 

乙『里香ちゃん、僕はもう大丈夫だよ』

『だから休んでて』

 

里香『憂太〜』

 

里香は少しの間暴れていたが、だんだんと大人しくなり、最後には消えていった。

 

千『(一回か、才能あるな)よくやったぞ、その調子でいけば里香ちゃんは無闇矢鱈に危害は加えないようになるかもしれないな』

 

乙骨の表情は少し明るくなった。

 

乙『はい!なんだか少しだけコツを掴んだ気がします』

『ありがとうございます!』

 

千『さて、今日はこれでいいな』

『お前もいいだろ』

 

千鬼が大嶽丸に確認する。

 

大『あぁ、少しは楽しめた』

 

千『じゃあ戻れ』

 

大『仕方ない』

『あぁそうだ、乙骨とやら』

 

大嶽丸は戻る前に乙骨に声をかける。

 

乙『は、はい....なんですか?』

 

大『お前と里香は、なかなか面白いことになってるな』

 

乙『えっ?』

乙骨は大嶽丸が言っている意味がわからなかった。

 

大『いや.....そのうち分かる、ではな』

 

そう言うと大嶽丸も消えていった。

 

硝『怪我はなさそうだな』

 

千『もちろん』

 

パ『大嶽丸か〜、話には聞いてたけどやべーやつだな』

 

棘『しゃけしゃけ』

 

真希『正直言って勝てる未来が見えなかった』

 

『そうだねー前よりも強くなってるし』

 

みんなが声のする方へ向くと五条がいた。

 

千『おう五条、今頃来ても遅いぞ』

 

五『千鬼がいるから大丈夫だと思ったんだよ』

 

千『そりゃどうも』

『そういえばお前今暇だろ?』

 

千鬼の意図を察した五条はその場から退散しようとする。

五『えっ!.....いや〜書類の整理が〜』ガシッ

 

千鬼は一瞬で近づき、五条の肩を組んだ。

 

千『俺も手伝ってやるから少しやろうぜ』

 

五『わざわざ肩組むために無限解除するかね』

 

五条はなんとかはがそうと抵抗するが、千鬼はびくともしなかった。

千『ほら来い』

そうして2人はグラウンドの方へ向かう。

 

硝『怪我すんなよ、私たちは戻るぞ』

 

パ『そうだな』

 

真希『賛成』

 

棘『しゃけ』

 

乙『いいんですか?』

 

硝『いいんだよ』

 

その後、グラウンドでは轟音が響き、直後に夜蛾学長の怒鳴り声が響いてきたと言う。

 

 

---------------------------

 

 

〜ある施設内〜

 

『.....特級過呪怨霊ね、いいじゃないか』

『大いに利用できる』

 

男は壇上に立つ

 

『さて、時が来たぞ!同胞諸君』

『下等種族が我が物顔をしている時代に幕を下ろし、新たに高位な我々術師達の楽園を築こう』

『まずは手始めに、呪術界の要、呪術高専を…落とす!』

『準備せよ!』

 

『『『『『おお〜!!!!』』』』』

 

呪術界に大きな闇が迫っていた。

 

 

---------------------------

 

 

時期は12月に入る。

一年生達が外を歩いていると、通路の先に千鬼と硝子の姿が見えた。

 

乙『あっ千鬼先生』

 

千『おっ憂太、それにみんなお揃いで』

 

パ『何してんだ?』

 

千『いや次の出張先の京都に行こうと思ってね、たまたま硝子もいたから見送りをしてもらうところだ。』

 

真希『京都か、真衣によろしくお願いします』

 

千『あぁ任せとけ』

 

すると千鬼は憂太の様子に気がついた。

 

『憂太どうした?不安そうな顔して』

 

真希『千鬼さん、こいつなんかあるかもって言ってるんですよ』

 

パ『まぁ憂太の感知はザルだから当たんないけどな』

 

棘『しゃけしゃけ』

 

乙『ちょっと、みんな酷いじゃないか』

 

千『なんかあるねぇ...』

 

その時、千鬼は異様な気配に気づく

 

『!.....その通りかもな』

 

『『『『え?』』』』

 

すると高専の道に風が吹き、突然一人の男が現れた。

 

千鬼は全員の前に出て警戒する。

 

??『やぁ皆さんこんにちは私は神凪蒼真(かんなぎそうま)、以後お見知り置きを』

 

すると蒼真は乙骨を見つけ、にこやかに声をかける。

 

蒼『やぁ、君が乙骨憂太くんだね。噂は聞いているよ』

『君のその素晴らしい力は、ぜひ私の大いなる目的に協力してもらいたい』

 

乙『大いなる目的?』

 

蒼真は高らかに演説した。

 

蒼『そう、君は今の世界に疑問を持たないかい?』
『一般社会の秩序を守るため、呪術師が暗躍するという世界のことさ』
『つまりね、呪術師が非術師のために陰に潜んで努力するということだよ、本当になんて嘆かわしいことか』
『我々は他の奴らとは違う、特別な力を持って生まれてきた存在だ』

『それなのに、何ももっていない存在のために働く、愚かなことだ』

『歴史では優れたものが支配者側についてきた。我々術師は支配者にいるべき存在、下等種族を支配し、この世界の中心となるべき存在なのだ』

『だからこそ、術師中心の世界を作り、非術師を支配し、術師のための奴隷にする。そんな世界を私は作りたい、そこで君にも手伝ってほしいわけだ』

 

蒼真は乙骨の周りを見渡す。

『それにしても君の周りにもこの世界を支配する権利を持つ者達がたくさんいる』

『....一人を除いてね』

 

蒼真の視線は真希の方へ向く。

 

それに気づいた真希は蒼真を睨みつける。

真希『!?、なんだよ』

 

蒼『黙れ、下等種族が』

 

真希に話しかけられ、それまで明るかった蒼真の顔が歪む。

 

真希『!』

 

蒼『呪霊が見えないどころか、呪力すらないなんて、なんて穢らわしい』

『それに加えて、私たち術師と同じ土俵に立とうとしている』

『烏滸がましいにも程がある』

『君のようは存在は目障りだ。ささっとここを止めて、私たちの作る世界で黙って従ってれば....』

 

冷徹な目で真希を罵倒する蒼真の言葉を遮るように

 

『僕の生徒達にイカれた思想を吹き込まないでくれるかな』

 

五条と夏油が来た。それだけでなく高専関係者が集まってきた。

 

蒼『五条悟に夏油傑、それに龍山千鬼

呪術界最強とも言われる3人が揃うとは、なんて素晴らしい日なのだろう』

 

その言葉に夏油は厳しい視線を送る。

夏『黙ってもらおうか、私は全然嬉しくないからね』

 

それに続くように、乙骨も声を上げる。

 

乙『ごめんなさい。あなたの言ってることは、まだよく分かりません』

『けど…友達を侮辱する人の手伝いは、僕には出来ないし、やりたくない!』

 

それを聞いた蒼真は少し残念そうな表情になる。

 

蒼『...そうか.....仕方ない』

『では本来の目的を』

 

手を大げさに広げ、蒼真は高専関係者がいる方へ視線を向け、告げる。

 

『私が今日来たのは宣戦布告だ』

 

『集まりの皆々様。耳を傾けて、よく聞いていただこう』
『12月24日、日没と同時に百鬼夜行を行う』

『場所は呪いのるつぼ東京・新宿、呪術の聖地・京都』
『どちらにも1000を超えるの呪霊に多数の呪詛師を放つ。下す命令はもちろん鏖殺だ』

 『地獄絵図を描きたくなければ、死力を尽くして止めにこい』

『思う存分、呪い合おうじゃないか!』

 

一通り言い終わると少し息を吐き、

 

『では、今日の目的は達した。』

 

その場を去ろうとする。

 

夏『行かせると思っているのかい』

 

夏油は蒼真の周りに多数の呪霊を配置した。

 

蒼『行かせる必要はないよ、もう用事は終わりだ』『では百鬼夜行で、楽しみにしているよ』

 

すると蒼真の身体は複数の札になり、崩れた。

 

夏『!...式神かな?』

 

五『いや、実体に近い分身みたいなもんだな』

 

千『本人は遠くから優雅に宣戦布告か、してやられたな』

 

夜『とにかく....皆高専に集まれ、会議をする』

 

 

 




オリキャラとして神凪蒼真を出しました。次くらいには術式や紹介を書こうと思います。
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