呪霊装術   作:戦艦YAMATO

32 / 90
店の名前を出そうか迷いましたが、やめときました。


24話 いろんなお土産

 

 

五条が用意した虎杖のための隠れ家に千鬼、七海、虎杖の3人がいる。

 

『すまん、あの呪霊を見失った』

 

『いえ、千鬼さんのせいではありません』

『吹き飛ばされた先についた時にはもういなかった、仕方ありません』

 

『だが、あいつを逃したのはかなりヤバいかもしれない。今はこれからどうするかを考えていこう』

 

2人がこれからについて話そうとした時に虎杖はずっと気になっていたことを聞く。

 

『あの〜、言いにくいんすけど....この人誰?』

 

『あー、俺のことまだ紹介してなかったね』

 

『虎杖君、この人は龍山千鬼さんです』

『五条さんや夏油さんと同じ特級術師で、高専の非常勤講師でもあります』

 

『よろしくね、虎杖君。悠仁って呼んでもいいかな?』

 

『いいっすよ。って特級!すげーじゃん』

 

虎杖の反応に千鬼は軽く笑う。

 

『ははは、こう言う反応は久しぶりだな』

 

『千鬼さんは信用も信頼もできて、五条さんとは違って尊敬もできる先輩なんです』

 

『照れること言うなよ七海』

 

『事実を言ったまでです』

 

『相変わらず変わってなくて安心したよ』

『そういえば悠仁は宿儺を取り込んでいるんだよな』

 

『はい、それで高専に来たんです』

 

『うるさくない?』

 

『あぁ、たまにうるさいですね』

 

『だよなー』

『俺も呪霊装術っていう術式なんだが、呪霊が普通にうるさいから困るのなんのって』

 

『分かる、集中したい時とか声かけてくるんすよね』

 

『呪霊装術だと?』

 

虎杖の頬から宿儺が声をかけて来た。

 

『お前、呪霊を装備する方の使い手か?』

 

『あぁそうだよ。お前が宿儺か....思ったより可愛く収まってんな』

 

千鬼は軽く笑う

 

『貴様...』

『俺の指を取り込んだのが小僧ではなく、お前だったら都合が良かったのだがなぁ』

 

『それはやめた方がいいぞ、お前のためにも』

 

『?、何を言うか』

『呪霊装術など俺にかかればすぐに使いこなせる』

 

『(そういうことじゃないんだよなぁ。大嶽丸が俺の中にいることは気づいてないようだな)』

『俺だって使いこなしている方だぞ。お前に勝てるぐらいにはな....』

 

『ほう、面白い。では五条悟を殺したら次は貴様だ』

 

『やってみろよ』

 

宿儺はニヤリと笑い、千鬼を軽く笑う。

その後宿儺は何も言わずに虎杖の中へ戻った。

 

『....宿儺相手にあそこまで挑発的にできるのはあなたとほんの数名でしょうね』

 

『特級は伊達じゃないってことだ』

 

千鬼は椅子から立ち上がり

 

『そろそろ五条が来そうだから俺は行くよ』

『2人とも、俺が戻ったことは五条には内緒で』

 

『うっす!』

 

『分かりました。あとで五条さんのことをメールで送ります』

 

『あぁ、遠慮なく送ってくれ。それじゃあ』

 

そう言って千鬼は部屋から出ていった。

 

少しして五条がやって来たが、千鬼がいたことは気づかずに虎杖とサプライズを計画立てることになった。

 

 

 

 

〜高専〜

 

高専の入り口で東京校のニ年生と一年生は京都校を待っていた。

 

そこへ荷物を抱えた野薔薇が登場する。

 

『な、なんで手ぶらなのー!?』

 

『お前こそなんだその荷物は』

 

『何って...これから京都でしょ?』

 

その言葉で菜々子と美々子は何かを察したようだ。

 

『あ〜、そういうことね』

 

『ねぇ野薔薇』

 

『美々子、今日は京都に行くんじゃないの?』

 

『あのね、京都で姉妹校交流会じゃなくて』

『京都の姉妹校と交流会なんだよ』

 

『そ、場所は東京で』

 

2人の説明に野薔薇は叫ぶ。

 

『嘘でしょ〜!』

 

『どうりで最近会話が噛み合わないわけだ』

 

『ですね』

 

真希と伏黒も察した。

 

『なんで東京なの!』

 

パンダが説明する。

 

『去年勝った方の学校でやんだよ』

 

『勝ってんじゃねーよ!』

 

『俺らは去年出てねーよ』

 

『去年は人数合わせで憂太が参加したんだ』

『里香の解呪前だったからな』

『見てねーけど、圧勝だったらしいぞ』

 

『許さんぞ乙骨憂太ー!』

 

『ちょい野薔薇、汚れるよ』

 

野薔薇が顔も見たことがない先輩に悪態をついていると、真希が何かに気づいた。

 

『おい、来たぜ』

 

全員が視線を向けると京都校の面々が立っていた。

 

『あらお出迎え?』

『気色悪い』

 

【京都校 二年 禪院真依】

 

『乙骨いねぇじゃん』

 

【京都校 三年 東堂葵】

 

『ウルセェ、早く菓子折り出せコラ』

『八ツ橋、くずきり、そばぼうろ』

 

『野薔薇、やめな』

 

『しゃけ』

 

『狗巻先輩も』

 

『腹減ってんのか?』

 

『怖...』

 

【京都校 三年 西宮桃】

 

『乙骨がいないのはいいとしテ』

『4人いるとはいえ一年生とは、少しハンデが過ぎないカ?』

 

『ロボだ、ロボがいるー!』

『野薔薇静かに』

 

【京都校 二年 究極メカ丸】

 

『呪術師に年は関係ないよ』

『特に伏黒君、彼は禪院家の血筋だが』

『宗家より出来が良い』

 

【京都校 三年 加茂憲紀】

 

『チッ』

 

『何か?』

 

『別に』

 

『まぁまぁ、みんな仲良くしましょ』

 

【京都校 二年 三輪霞】

 

『はーい、内輪で喧嘩しない』

『まったくこの子らは』

 

準1級術師 京都校引率 庵歌姫

 

『で、あの馬鹿は?』

 

『悟は遅刻』

 

『夏油は?』

 

『夏油様は学長と来ます』

 

『傑はともかく、悟が時間通りに来るわけねーだろ』

 

『誰もバカが五条先生のこととは言ってませんよ』

 

すると真希達の後ろから台車が走る音と軽快な声がした。

 

『おまたー!』

 

『五条悟!』

 

『(五条悟!)』

 

『やぁやぁ皆さんおそろいで』

『私、出張で海外に行ってましてね』

 

『急に語り始めたぞ』

 

『はい、お土産』

『京都の皆には、とある部族のお守りを』

『歌姫のはないよ』

 

『いらねぇよ!』

 

『そして東京都の皆にはコチラ!』

 

『ハイテンションな大人って不気味だと思わない?』

 

『めっちゃ分かる』

 

『うんうん』

 

台車に乗せられた大箱が突然、開き

中から出て来たのは

 

『故人の虎杖悠仁君でぇーっす!』

 

『はい!おっぱっぴー!』

 

元気いっぱいな虎杖が出て来たが、東京校の面子はなんともいえない顔をした。

 

『(えっ...えーーーー!?)』

 

虎杖も思ってた反応の違うので困惑している。

 

『(全っ然!嬉しそうじゃない!)』

 

『(京都の人らは....)』

 

京都校は見てすらなかった。

 

『(お土産に夢中ーー!)』

 

『宿儺の器!?』

 

そこへ夜蛾学長、楽巌寺学長、夏油も到着する。

 

楽巌寺学長は虎杖悠仁が生きているのに驚愕し、目を見開いていた。

 

『どういうことだ....』

 

『楽巌寺学長ー!』

 

『いやー良かった良かった』

『びっくりして死んじゃったらどうしようかと心配しましたよ』

 

『こら悟、いくら歳をとったとはいえまだ大丈夫でしょ』

(ナチュラルに煽る夏油)

 

楽巌寺学長はこの2人は虎杖が生きていたことを知っていた上で自分に隠していたのだと分かり悪態をつく。

 

『この糞餓鬼共が』

 

『おい』

ガンッ

 

『あ、はい』

 

『何か私達に言うことあんだろ』

 

『え』

 

虎杖は釘崎と美々子の表情を見て

 

『生きてること、黙ってですんませんでした...』

 

素直に謝った。

 

『ちょっと五条!学長に失礼でしょ!』

 

歌姫は楽巌寺学長を煽る五条に注意する。

 

『もう、歌姫』

『そんな固いこと言わないでよ』

 

『先輩をつけろ!』

 

『そうだぞ、五条』

 

突然別方向から聞こえた声に五条は固まった。

 

『!(まさか...)』

 

ギギギっという音が鳴るように五条が学長達が来た道に目を向けると、千鬼と硝子がいた。

今の五条にとってはあまり会いたくない人物だった。

 

『よぉ、五条』

『久しぶり』

 

『げっ!』

 

『げっ!てなんだよ』

『なんか悪いか?』

 

『千鬼!』

 

歌姫の声に生徒達も視線を向ける。

 

『おっ千鬼!』

 

『『千鬼さん!』』

 

『『『『『『『『『『千鬼先生(ツナマヨ)!』』』』』』』』』』

 

『えっ!ちょっと誰?』

 

野薔薇はこっそり伏黒に聞く。

 

『龍山千鬼、五条先生や夏油先生と同じ特級術師だ

普段はいろんなとこを任務で回ってるから、なかなか会えない』

 

『えっ!特級!』

 

『おう!皆元気そうだな!』

『歌姫先輩、お久しぶりです』

 

『久しぶり、あなたも元気そうでなによりよ』

 

『これフランスのマカロンです。京都の皆で分けてください』

『ちゃんと先輩の分も入ってますから』

 

『あら、ありがとう』

 

『(きゃー龍山千鬼だ!特級3人いる!)』

『(4人で写真撮って良いかな)』

『(というか、マカロン!フランスの!)』

 

三輪の内心は忙しいようだ。

 

『東京組の分もあるぞー』

 

『えっマジ!欲しいです!』

 

釘崎が急いで千鬼の元に来る。

 

『君は、釘崎野薔薇だね』

 

『えぇ釘崎野薔薇よ』

 

『(なるほど、こりゃ勝ち気だな)元気そうでよろしい』

『はい、フランスのチョコ。ちゃんと分けろよ』

 

『ありがとう!』

 

『野薔薇、うちも欲しい!』

 

『私も!』

 

『2人とも喧嘩すんなよ』

 

菜々子と美々子もかけ寄り、それに続いて東京校もそれぞれ千鬼に挨拶をする。

 

『千鬼先生、お久しぶりです』

 

『恵...強くなったか?』

『今度稽古するか?』

 

『お願いします』

 

『ツナツナ』

 

『棘、髪下ろした?』

 

『しゃけ』

 

『千鬼』

 

『パンダ、変わんないな』

 

『まぁ、呪骸だからな』

 

『千鬼さん、私も稽古お願いします』

 

『真希、もちろんだ。成長具合を見てやる』

 

虎杖は感心する。

 

『へぇー、千鬼先生ってなんか皆から慕われてるね』

 

『まぁ正直、俺や先輩達は千鬼先生が担任の方がよかったからな』

『千鬼さんは稽古とかちゃんと指導するし、何気に任務もちゃんとするからな(どっかの誰かとは違って)』

 

生徒達と話していた千鬼は思い出したかのように後ろを振り向く。

 

『そういえば、五条』

 

『えっ!あっ、千鬼〜久しぶりー』

 

『おう久しぶり、元気そうだな』

 

『元気元気、千鬼は疲れてるんじゃない?早めに休みなよ』

『交流会は僕と傑達で見るからさ』

 

『疲れてるか....なぁ、五条』

 

『.....何?』

 

『報告書の未提出...』

 

ドキンッ!

 

『生徒への無茶振りに、補助監督への横柄な態度、他には....』

 

『私との集合時間に遅れる』

 

『死にかけの生徒をほっといてお土産買う』

 

『呪具借りたまんま』

 

『授業にも遅刻してくるわね』

 

『伊地知へのパワハラがすごいね』

 

『先輩ってつけなかったわね』

 

学長や生徒達からも五条が起こした問題行動が暴露され、五条は謎の汗をかく。

 

『なるほど....なぁ五条』

 

声をかけると同時に肩を掴んだ。

 

『....なんでしょうか?』

 

『...キン○バスターとバックドロップとパイルドライバー』

『どれがいい?』

 

『僕のこと殺そうとしていらっしゃる?』

 

『まぁ、俺が決めるけど』

 

『....傑!!』

 

『はぁ....何を言ってるんだい?君の責任だよ悟。』

 

『まじか....硝子!』

 

『お前が悪い』

 

『えぇぇー!』

 

五条の制裁までは秒読みだった。

 

 

 

 

 

 






〈助けてよ!〉

『待ってください』

『霞?』

『えっ、(僕のことを助けてくれる子きた〜!
ま、GLGだからこれはしょうがないことだね)』

『あの、五条先生と夏油先生、千鬼先生と私の4人で写真撮ってもらってもいいですか?』

『(ん?)』

『それぐらいなら構わないよ』

『いいぞ霞、それだけか?』

『はい!それだけです!』

『えぇ〜!!』

『ふふっざまぁ』

『(先輩めっちゃ楽しそう)』

呪霊装術、渋谷事変も書いて欲しい?

  • YES
  • NO
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。