〜ある山の頂上付近〜
千『ふぃ〜結構上るなぁ、さてここら辺だなあの呪具があった場所は』
俺はある目的のためにここにきていた。
『どこにいるんだ?ずっとついてたんだ。そう簡単にあきらめないだろうが』
すると俺の横からものすごい勢いで何かが飛んできた。
『おっと!』
ズドン!
すぐに回避して大惨事は避けた
??『どこだ〜どこにある!』
千『いたな、名付けるなら影逆鉾か?』
鉾『あれを返せ〜』
千『俺は持ってねぇし、これからお前は俺のものだ』
がしゃどくろを装備して一瞬で距離を詰めてそいつを掴む
鉾『離せ〜』
千『悪いけど、おらぁ!』
俺は殴り続けて抵抗が小さくなったところで呪霊玉にした。
伏黒甚爾が言っていた天逆鉾を手に入れるときに追い払った呪霊はまだ生きているのでは?という考えに至った俺は急いでどこにあったかを調べここにやってきた。予想は的中、自分が執着していた呪具をずっと探していたので、すぐに見つけられた。
千『なるほど所詮はずっとくっついて術式が写った感じだから1日に3回しか使えないのか、まぁ十分だな、帰るか?!』
その時自分の呪霊が祓われたことに気づいた。
千『(この呪霊は...!)』
急いで高専に帰ると、何やら少し騒がしかった。黒井さんがいたので聞いてみると、
黒『灰原さんが!』
千『!!』
急いで医務室へ行く、中には夏油と硝子、七海もいた。
千『灰原は?!』
硝『出血がひどくて少し危なかったけど、一命は取り留めたよ』
千『そうか、よかった』
夏『ただ、右足と左目がなくなってしまって、もう呪術師としてやっていくのは難しいらしい...』
千『なっ!そうなのか...ごめん七海、灰原俺がもっと強い呪霊をお前たちにやっていれば、』
七『いえ、先輩のせいではありません。むしろこちらはお礼を言わなければなりません。もし先輩があの呪霊を持たせてくれなかったら、私たちは最悪どちらも、良くてどちらか死んでいました。』
実は七海と灰原が2人で任務に行くと聞いた時、二級の任務だと言われたので俺は二級の岩型の呪霊と三級の石礫を飛ばす呪霊を2人に預けた。最初は断られたが、遠くでもちゃんと術式は発動するかの、実験だと適当な理由をつけて預けた。だが一級を預けていればこうはならなかったかもしれない。
七『岩の呪霊が庇ってくれて灰原は致命傷は避けられました。その後もう一体が石礫を飛ばし続けて一級呪霊の気を引いてくれたので、私と灰原は逃げることができたんです。千鬼先輩のおかげです。』
千『そう言ってくれると少しは助かるよ、五条は?』
夏『七海たちの任務を引き継いだ、さっき終わったから帰るって連絡が来た』
七『そうですか、あの人は本当に強いですね、本来一級はとても危険な呪霊なのに...』
灰原はあとは安静にしてれば良いと言うことなので、俺たちは各々部屋に戻った。俺は訓練場に行って木製のダミーを相手にしていた。
千『(俺がちゃんと強いやつを持たせてたら、等級違いだって予測できてたら、俺もいっしょに行けば、)』ガッ、ゴッ、ガコン、
『(俺はまだまだ未熟だ、簡単な予測もできない自分をあんなに慕ってくれた後輩に一生治らない傷を負わせた。くそっくそっくそっ!)』ガッ、ドガッ、ゴガッ、ガッ、
『クソがー!!』バキッ!!
木製のダミーが真っ二つに割れた。俺はただ立ち尽くしていた。
硝『はい』
不意に横から水を渡された。
硝『少し休憩しな』
ベンチに座って水を飲む、だがあまり話をする気分ではないのでただぼーっとして座っていると、
硝『あんまり自分を責めるな』
千『!、だが俺がもっと気をつけていれば、』
硝『あんたが気をつけたとしてももしかしたら結果は変わらなかったかもしれない、今回助かっても次の任務で同じようなことになったかもしれない。少なくともあんたがそんなに責任を負うことじゃない』
千『だけど、』
硝『それに、灰原はあんたを責めてない』
千『!、何で分かるんだよ』
硝『実はさっき意識が戻って、灰原の今の状態のことを正直に話した。そしたらあいつ、』
灰『そうですか、だけどこれで終わりではないんですよね、生きているだけで十分ですよ。あと千鬼先輩にお礼を言っておいてくれませんか、僕がこうして生きてられるのは千鬼先輩のおかげなんで』
硝『とか言ってたよ。被害を受けた本人があんたのことを責めてないって言ってるのに、自分をそんなに責めてどうする、それこそ灰原に合わせる顔がないだろ。』
『前向いてよ、私だってあんたのそんな顔見たくないんだ』
千『...そうか...すまん、カッコ悪いところ見せたな。』
『よし!灰原のところ行ってくる、水ありがとな』
そう言って千鬼は走って行った。
硝『全くあいつも自分で抱え込む時があって困るよほんと』
その後ろを硝子は安堵した表情で見ていた。
キャラ紹介
影逆鉾
一級呪霊
発動している術式の強制解除(1日3回まで)
最初はそこら辺の四級呪霊だったが、ある時天逆鉾を見つけ、ずっと張り付くようになる。そのおかげか等級が上がり、術式も身についた。たまに来る呪術師を能力を駆使して退けていたが、ある時、術式どころか呪力すら持っていない伏黒甚爾が来て軽く追い払われた。その後必死に天逆鉾の行方を探していたところに千鬼と遭遇、掴まれて抑えつけられたところに殴られ続けて調伏した。主に五条の制裁に役立っており、特に夜蛾、歌姫、硝子、夏油の4人からは好印象(ヤリイカを鋭くしたような見た目)