呪霊装術   作:戦艦YAMATO

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いったい誰が何をしたんでしょうか?


6話 逮捕?!

ある日の夜

 

寮の談話室で4人の姿があった。

 

五『いやー、もう少しで3年も終わっちまうな』

 

天『私ももう少しで卒業か〜』

 

硝子『へー高校は普通のところ?』

 

天『まぁそうじゃな』

 

五『相変わらず口調が迷子じゃな笑』

 

天『なんじゃと!』

 

黒『理子さま(汗)』

 

五『そういえば傑は任務だけど、千鬼は帰ってくんの遅くね?あいつ傑よりも少し早く任務に行ったのに』

 

硝『いやだいぶ前に任務終わったけど夏油の近くだから、手伝っていっしょに帰ってくるって連絡きたよ』

 

五『へー、ちゃんと彼女さんには連絡するんですね〜』

 

硝『何不貞腐れてんだよ、あとうざい』

 

すると談話室の扉が開き、そこには夏油が立っていた。

 

五『おーおかえr』

 

天、黒、硝『『『?!』』』

 

夏油は2人の子供を抱えていた。

 

五『...どうしたん?』

 

夏『訳は後で話す、硝子この子達を診てやってくれ』

 

硝『分かった、こっち運んで』

 

黒『私も手伝います』

 

 

 

 

 

〜医務室〜

 

硝『終わったよ』

 

夏『ありがとう硝子、あの子達は?』

 

硝『傷は大したことなかったし、ちゃんと治した。少し衰弱しているけど、今は寝て、栄養があるものを食べさせれば大丈夫』

 

夏『そうか、よかった』

 

黒『ですが、あんな小さい子がなんであんな状態に』

 

五『...傑、確か千鬼と一緒だったよな?何があったんだよ』

 

硝『と言うか千鬼は?どこに行ったの?』

 

夏『...千鬼は今...警察に捕まっている』

 

五、硝『『はっ?』』

天、黒『『えっ?』』

 

 

 

 

 

 

数時間前

 

千『ここかぁ今回の任務先、』

 

千鬼は特級任務で巨大な呪力が確認されたらしいので任務に出ていた。

 

『(そういえば傑はちょっと近くに任務があるって言ってたっけ?ささっと終わらせて合流するか)あぁここまでで大丈夫です。あとはよろしくお願いします』

 

補助監督『はい分かりました。ではお気をつけて』

 

補助監督に帳をはってもらったのを確認して千鬼は呪力がする方へ向かった。しばらく歩いていると呪力は感じるが周りに気配がするのでどこにいるか分からなかった。

 

千『分身系の術式か?少し探しに行かせてみるか』

 

千鬼はがしゃどくろを装備して、四級呪霊を20体ほど出して周りを散策させた。すると地震が起きたかと思うと10体ほど呪霊が祓われた。

 

『もしかして地面に潜んでいるのか?』

 

千鬼は骨の槍を作って地面に刺すと何か硬いものに当たった感触があり、それと同時に山全体が動いているかのように地面が揺れた。

 

ゴゴゴゴゴ『おわっ!』

 

態勢をととのえようとすると地面から大きな棘のようなものが出てきたので回避した。トゲは生きているかのように前後に動いている。

 

『まさか』

 

鷹の呪霊に乗り、少し空から見るとそこには巨大な百足の呪霊がいた。

 

『いやデカすぎだろ、こんな大きさだから正確な位置が特定できなかったんだな』

 

すると百足は千鬼の方に向かって口から液体を飛ばした。

 

『危ねぇ!』

 

急いで回避する。液体はそのまま森の木々にかかり、その瞬間木々が煙を出しながら溶けていった。

 

『やっぱ毒か、体も硬いし何よりでかいから普通に相手するのはしんどいな』

『そうなるとあれを試してみるか』

 

すると千鬼は鷹の呪霊から降りて特級呪霊の雪女を出し、もう一体特級呪霊の天逆毎を装備した。

 

『縛りは効果範囲を二倍にする代わりに呪力消費も二倍にするか。よし、雪女!』

 

雪『分かりました領域展開

氷嬉零虚天(ひょうきれいこてん)】』

 

すると周りの景色が一変し、あたり一面氷の中にいるような世界になった。大百足は動きがだんだん鈍くなり、頭以外が全て凍ってしまった。

 

百足『なん、だこれは、おい人の子よ、我を今すぐ解放しろ、そうすれば少しは温情を与えよう。』

 

千『(結構高貴な喋り方するんだな)いややめとくよ、それよりまずは自分の身の心配したら?』

 

百足『何?』

 

俺は天逆毎の力を使い大百足の体を破壊していった。

 

百足『何をする!やめろ、貴様殺されたいのか!』

 

千『殺されたくないからこうするんだよ、さっさと大人しくなりな!』

 

その後、体の6割ぐらいを破壊したところでやっと大百足は呪霊玉になった。

 

千『はぁー疲れた(汗)流石にデカすぎだって、まぁまだ動き回らなかっただけでも楽か』

 

『意外にかかったけどまだ間に合うな、夏油のところに行くか』

 

千鬼は急いで補助監督の方へ走った。

 

 

 

 

 

夏油視点

 

任務先に着いたので車を降り、補助監督から被害の状況などの説明を聞いていると、後ろから車が来て、私が乗っていた車のすぐ後ろに止まった。

 

ガチャ

千『おう夏油、その様子だとまだ任務行ってないな』

 

そこから千鬼がでてきた

 

夏『千鬼、なぜここに?』

 

千『いや意外に近かったから、いっしょに行ってさっさと終わらせて帰ろうぜ』

 

夏『フッ過剰戦力だと思うけどね』

 

千『安心しろ、俺は見てるだけだよ』

 

私と千鬼は山の中を歩くと、おそらく原因であろう呪霊が出てきたので私は難なく呪霊を呪霊玉に変えた。

 

千『よしっ、村の人に報告するか』

 

夏『あぁ』

 

村に着くと雰囲気が少し暗い感じがした。どうやら閉鎖的な村のようだ、そういえば補助監督も来るのに少し苦労したからもしかしたら地図に載ってるのかも怪しいな。

 

村長らしき人の家に行くと、

 

村長『おぉ来てくれましたか、ささ、こちらへ』

 

急に案内が始まった。私と千鬼は首を傾げながらも何かあるのかもしれないと思い着いていった。

 

村長と村人数人に案内されたところに行くとそこには札が貼られている座敷牢のようなものがあり、まだ幼い子供が2人その中にはいた。

 

夏『!...なんですかこれは?』

 

村長『何って、これが今回の原因ですよね』

 

千『原因はもう取り除きましたけど』

 

村人A『いいえこの化け物達で間違いない、私の孫もこの化け物どもに殺されかけたんです。』

 

??『それはあっちが...』

 

村人A『黙りなさい化け物め!』

 

村人B『お前達の親もそうだった!』

 

千『...この子達の親はどうしたんですか?』

 

村長『とっくに殺しましたよこんな化け物を産む化け物なんて』

 

部屋の影で村人には見えなかっだが、私は千鬼の顔が怒りに歪んだのが見えた。

 

村人A『さぁ早くこの子達も』

 

私の心には何かドス黒いものが出てきた。

(もうこのまま殺してしまおうか)

そう思っていると肩に手をかけられ、千鬼が耳元で

 

千『夏油、この子達を解放してやってくれ、あとは補助監督に連絡

俺はこの人たちに用がある』

 

夏『千鬼、まさか!』

 

千『大丈夫だ、殺さねぇよ』

 

そう言うと『あとは頼む』と言われたので私は牢の鍵を壊した。

 

バキッ!

 

夏『もう大丈夫だ』

 

すると双子は泣きながら私に抱きついた。外では村長達が喚いていた。

 

村人B『なぜ牢の鍵を!』

 

村人A『化け物どもが逃げてしまう!』

 

村長『早く殺せ!』ドガッ!

 

突然千鬼が村長を殴った。

 

村長『ぐはっ!』

 

村人A『なっ何を!』

 

千『化け物はお前らだ!』

 

バシッ!

 

村人A『ぎゃっ!』

 

村人B『ひ〜』

村人の1人が逃げ出した。

 

千『村人全員一発ずつ、制裁だゴラ〜!』

 

千鬼は外へ飛び出していった。

 

私は補助監督に連絡をした。外では村人達の悲鳴が聞こえる。

 

ドガッ!『ギャー』

 

『やめてー!』バシッ!

 

『なんなんd』ドガッ

 

千『待てやー!1人も逃すか!』

 

私はその様子を双子といっしょに座敷牢の地下で聞いていた。しばらくすると警察のサイレンの音がして私は双子を連れて出た。警察が着く頃には村人全員が千鬼によって一発ずつパンチかビンタのどちらかを受けていたため、村人達が警察に連行される時、全員の顔が腫れていた。

 

その一番後ろに手錠をかけられた千鬼がいた。

 

夏『千鬼!』

 

??『『お兄ちゃん!』』

 

千『おう夏油...すみませんいいですか?』

 

警察『少しだけですよ』

 

千『ありがとうございます。夏油、悪いけど夜蛾先生にご迷惑かけてすみませんって伝えといてくれる。』

 

夏『...分かった』

 

??『お兄ちゃん...』

 

千『君たち、名前は?』

 

『菜々子』

『美々子』

 

千『そうか、菜々子ちゃんと美々子ちゃんお兄ちゃんは少し行かなくちゃいけないところがあるから、そこの夏油って人について行きなさい。分かったかい?』

 

菜、美『はい!』

 

千『よしいい子だ。夏油、あとはよろしく』

 

夏『分かった』

 

千『...お願いします』

 

警察『分かりました、こちらです』

 

そのまま千鬼は警察に連れられ、パトカーに乗せられて行ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏『と言うわけなんだ。』

 

天『そんなことが...』

 

黒『....』

 

五『....』

 

硝『...あいつはどうなるの?』

 

夏『今、夜蛾先生が迎えにいった。それに警察も補助監督の人が呼んだから呪術界のことについて知っている人たちのはずだ、すぐに帰って来れる。』

 

硝『はぁ...ならよかった』

 

五『だったら千鬼の方は大丈夫だとして、そいつらどうすんの?』

 

五条が双子が寝ているであろう方を指差した。

 

夏『私が育てようと思う。』

 

五『はぁ?』

 

夏『親戚はいないみたいだし、それに孤児院とかに預けても、絶対に何かしらの問題が起きてしまうからね。』

『だから私が育てようと思っている。』

 

五『高専どうすんだよ?』

 

夏『なんとか両立を目指すけど、もしダメそうだったら退学かな...』

 

五『あのさ〜、何か忘れてない?』

 

夏『?』

 

五『千鬼が前に言ってたじゃん』

 

夏『?...!、だがこれは皆に迷惑が』

 

五『やるかやらないかはこっちが決めんだよ』

 

夏『っ!....みんな、あの子たちの面倒を見るのを手伝ってくれないか?』

 

夏油は頭を下げる。

 

五『OK』

 

天『はい!』

 

黒『任せてください』

 

硝『いいよー』

 

みんなは即答で了承してくれた。

 

夏『みんな.....ありがとう』

 

五『どういたしまして』

 

天『頑張るのじゃ』

 

黒『私は皆さんよりも経験があるので役に立てるかと』

 

硝『あいつもOKするだろうしね』

 

....私はまたみんなに救われたみたいだな

 

 

 

〜警察署前〜

 

千『夜蛾先生すみません、ご迷惑かけて』

 

夜『いやいい、それに事情が事情だからな。だが、周りの目もあるから3ヶ月の減給はさせてもらうぞ』

 

千『それぐらいで済むなら』

 

千鬼は夜蛾先生に連れられて警察署を出てきた。警察の方も呪術関係者なのか、それとも事情が事情だったからなのかそんなに咎められることもなくスムーズに釈放された。

そのまま補助監督の車に乗り、高専に帰ってきた。

 

夜『今日はもう休め、明日からまた任務だからな』

 

千『はい!』

 

夜『あと傑たちが心配していると思うから、声をかけてやれ』

 

千『分かりました。おやすみなさい』

 

そう言って千鬼は寮に戻ると、談話室の明かりがついていた。少し近づくと話し声が聞こえたのでみんながいるのだと分かった。

千鬼は近づいて談話室のドアを開けた。

 

千『ただいま〜』

 

五『きゃー凶悪犯が来た〜』

 

千『前科もついてないからちげーよ』

 

黒『おかえりなさい』

 

天『大丈夫そうじゃな』

 

夏『元気そうでよかったよ』

 

各々が声をかけると

 

硝『千鬼』

 

硝子が俺の前にきた、少し俯いていた。

 

千『あっ..硝子、えっと...ただいま?』

 

硝『....フンッ!』ドゴッ!

 

千『おぁ!』

 

硝子は思いっきり千鬼に腹パンをした。(腰もちゃんと入っていた)

 

千『いってー...なかなか強いのが打てますね』

 

硝『それはよかった、心配させた罰だと思ったら』

 

千『ごめんなさい』

 

硝『別にいいよ、もう気にしてない』

 

硝子の怒りはなんとか収まった様子だ。

 

千『そういえば夏油、あの子達は?』

 

夏『硝子たちに診てもらった。もう大丈夫だよ』

 

千『そうか、よかった。それでどうするんだ?』

 

夏『私たちが面倒を見ることになったよ』

 

千『それじゃあ俺も参加させてもらう』

 

夏『フッ、そう言うと思った...千鬼、』

 

千『ん?』

 

夏『ありがとな』

 

千『はっ!どういたしまして』

 

五『えっ!もしかして傑、千鬼のことを!』

 

天『えっ!』

 

硝『はぁ?!』

 

夏『いや違うよ、違うからね。悟!変なことを言わないでくれ、それに硝子違うからメスを用意しないで』

 

天『夏油さんそんな...』

 

夏『理子ちゃん違うからね、誤解しないで(汗)』

 

千『あはははは』

 

黒『ふふふっ』

 

夜の談話室では騒がしい声と笑い声が響ていた。

 

 

 

 




キャラ紹介

雪女
凍華呪法
特級呪霊
千鬼が調伏した呪霊、山形に任務へ行った際に遭遇し、危険を感じた千鬼が急いで攻撃を仕掛け調伏した。後に領域展開もできることがわかり、正直少し遅れていたら千鬼が危ないところだった。氷を操るはもちろん吹雪を発生させて自分の居場所を特定させないようにするなど相手の行動を阻害することもできるが、感覚の鋭い人間や五条の六眼の前ではあまり意味がない。
これを披露したとき五条と夏油は素直に術式などで褒めていた(見た目の方にも触れていた)が、硝子が不機嫌気味になってしまったので千鬼は理由がわからず戸惑っていた。(鬼太郎で出てくる雪女の葵のような見た目)

領域展開
氷嬉零虚天


天逆毎
覚醒神力
特級呪霊
千鬼が調伏した特級呪霊、ものすごい怪力で雪女で凍らせても無理矢理動いて氷を砕いた脳筋。破壊力もあり、なかなか強かったが特級2体分(がしゃどくろと雪女)を装備した千鬼に敗北し調伏された。術式で再生能力や筋力などの身体能力が上がり、呪力を込めればさらに上がっていく単純で強力な術式となっている。他の呪霊と一緒に装備することで装備の効果や技の威力も上がるため夏油から羨ましいと言われた。披露した時、なぜか硝子は勝ち誇ったような顔をしていた。
実は怪力の他に物事を逆にするという特徴があり、どっちの術式にするか筆者は迷った結果、怪力を採用した(まんま伝承の天逆毎のような見た目、男です)


大百足
蝕毒頑鋼術
千鬼が調伏した特級呪霊、術式で自身から強力な毒ガスを出したり、牙の毒性をあげることや自身を硬化、金属の刃物の生成などを行うことができる。さらに呪霊の特性なのか金属系統を食べると素の状態の耐久性が上がるという特徴があり、大百足がいた周りの地域では車などがなくなるという事態が発生し、その存在が呪術師たちにバレてしまった。巨大化な体に呪力を込めて硬化し、毒ガスなどを駆使しながら暴れ回るので、本来止めるのは困難なはずだが、主人公の雪女が行った領域展開によって行動不能にされ、体の半分ぐらいを潰したところで調伏された。(今回は大百足の相手が悪かっただけ)伝説のように山を七巻できるほど大きくはないがそれでも発見した時で体長は250mほどあるため千鬼が出すときは大きさを調節して出している。(なお今現在も成長中)
一時期この呪霊の特性で金属系統を集め、腕をムカデに変化させて食べてさせていたが、絵面がヤバく、みんなから引かれたため極力控えるようになった。(硝子は興味津々で見ていた)
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