傭兵上がりでV.Ⅸ   作:黄昏の跡地

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 まぁーた書いてるよこの阿呆は……あっ因みに言っときますけどちゃんとAC6三週分のエンディングちゃーんと終わらせてますからね?ログハントとパーツ集めも終わってるんで残るは情報ログとSランククリアだけです


再び羽ばたく黒き翼

 

 

 1つ……昔話をしよう、私の祖父はかつてルビコン3という星にて【コーラル】の研究をしていた。その過程で光波武器やコーラルを武装・ジェネレーターへ転用する技術を立案し【C兵器】や【アイビスシリーズ】の設計開発主任にもなった、しかし半世紀前にアイビスの火が起こり祖父は焼けて死んで行った……借金も残して……いや何で借金持ってるのさ巫山戯ないでよ

 

 父もとある企業の所属になって出稼ぎに行ったっきり帰ってくることはなかった、実家が大衆食堂でそこそこの稼ぎはあれども自営業にも限界はあるからと言うことで第8世代強化手術とACの購入をしてまで祖父の借金返済に奔走していたがとある作戦中にあえなく死亡した

 

 

 

 

 

 

ーーーそんなこんなありそれから約10年の歳月が経った

 

 

 

 

 

「……ふー、こんなものかな?」

 

 当時14歳そこらだった私は今では立派な大人になっていた、成人したタイミングでジャンク品とはいえほぼ新品も同然レベルにあったBAWS製旧型ACのBASHO一式にタキガワ・ハーモニクス製のHI-32:BU-TT/A、射撃武器にRANSETSU-RFを購入、独立傭兵として活動を始めて父や祖父らが遺した借金の返済のために必死になって傭兵家業に勤しんだが母や祖母は猛反対.......それもそうだ企業所属の父が出て行ったっきり帰ってこなかったんだ心配にもなる

 

 そんな祖母らの反対も押し切りながら資金集めと借金返済に奔走していると【アーキバス】から父のACが帰ってきた......頭部と足がシュナイダー製のナハトライアーで腕と胴体がエルカノ製のフィルメーザで構成されていた軽量二脚でバーストライフルのランセツ、重リニアライフルのHARRIS、ハンガーにVvc-706PMとVvc-770LBが装備された状態だった

 

 父の意思を継ぐ......とは少し違えどそろそろバショウもガタが来始めていたってことで父の機体に乗り換えることにしたのが5年前だけど強化手術前提でなのか無茶ぶりレベルの加速度で四苦八苦したが時間をかけてコントロール出来るようになった......のだが

 

「まさか練習中に頭と腕がイかれるなんて思わなかった......腕は間に合わせでバショウにしたけど頭どうしようか悩んでたらまさか新品同然でしかも格安の値段でKASUARの頭が売ってたのは運が良かった。勿体ないし使わせてもらおっと」

 

 

 独立傭兵としての稼業はとてもとは言えないが収入が安定することは無かった、殆どのクレジットが借金返済の為に宛てがわれ続けてるから手持ちがあまりにも寒い……まあとは言え完済の目処は立ちつつあるから良いんだけどね

 

「EN出力よし、積載容量よし、各種システム問題無し、FCSのVE-20Aも問題なく機能しているねよしよし」

「シエルぅ?そろそろ時間だから戻ってきなさぁーい!」

「今最終調整中だから待って!」

 

 

 

 そういえば自己紹介が遅れたわね、私はシエル......シエル・アルフリッド、アリーナランキングSランク第二位の真人間である。

 

 

 

ーーーもう一度言う、真人間である

 

 

 


 

 

 その翌日、私はとある船に揺られていた......最もそれは海を渡る船じゃなくて宇宙船なんだけどね?とある噂話を聞いて今実家を飛び出したって感じですよええ

 

「(惑星ルビコン3……かつてアイビスの火によって焼かれた星にまだコーラルがあるなんてねぇ?お母さんたちの為にもさっさと稼いでさっさと帰ろううん)」

 

そう、祖父母の出身でもあるルビコン3にコーラルがあるという噂を聞きつけて私は家を飛び出し船に揺られていたのだ……現在のルビコン3には惑星封鎖機構と呼ばれる警察の様な人ら、ルビコン解放戦線というルビコン出身のゲリラ、他にも星外企業のアーキバスやベイラムもまたコーラルを求めてルビコンへ進駐を測っていた。

 

 無論私もその1人だ、独立傭兵も幾人かがこのルビコンへ入っており多くの鉄屑や亡骸を積み上げ続けている……もはや天然のトラップのようなものだ、そんな事を思いながら外を見ているが随分と静かで惑星封鎖機構の持っている衛生砲の砲撃も無く難なくと入れた。随分と良いルートを知っているようでこの船長さんは

 

「(さて、無事に着いたはいいけど依頼の発行は今の所なし……仮拠点をさっさと見つけて腰を下ろしたいけどAC丸々動くと随分と分かりやすいから困ったものだ)」

 

 無事にルビコンに到着したはいいが先のアイビスの火によって燃え尽きてしまった影響で土地そのものが不毛な大地となっていて極寒の地になっていた、建物もある程度はあるが大半は補給基地とかだから難しい話なのである……困ったなぁ

 

 

「(まあ……なんとかなるでしょ)」

 

 

楽観的な考えは父の影響かもしれない……暫くは依頼を済ませましょうかね?お風呂とかご飯の悩みもあるけど目下はお金なんだよね返済まで後幾らだっけ?

 

「……げ、利子増えてる……企業の依頼結構来そうだけどどうだろうなぁ?《新着メッセージ、1件》およ?」

 

借金の金額を見てみるとまあ増えてるのなんの……そんなことを考えているとメッセージが1件届いた、宛名はレッドガンで名指しの依頼だった

 

「まあ見てみますかね?」

《独立傭兵シエル!貴様に1つ依頼がある、我々と同様にルビコンへ進駐を測った企業アーキバスの保有している補給基地に襲撃をかけて欲しい、我々は対象基地内に存在している砲台・MTにも追加報酬を設定してある!用いるその実力!期待しているぞ!以上だ!》

「……ま、行きますかね」

 

そう思い私はコクピットでパイロットスーツに着替えてABを吹かして依頼されたアーキバスが保有している補給基地に向けて飛んで行くことにした

 

 

 

 

ーーー到着後

 

 

 

 

《AC!?独立傭兵か!?》

《待て!あの機体……まさか”ジル”さんのか!?》

《頭部と腕は違うようだがそれ以外はそのままだ、援軍を呼べ!》

《弾幕を張れ!近寄らせるな!》

 

 到着してすぐにある程度は破壊出来たまでは良かったがかなりの弾幕を張られてしまったせいで前に出れなかった……軽量機だからこの弾幕を突破するのは至難の業だ、隙が出来れば何とかなるが

 

「これ無理だな……大人しくヴェスパーの求人乗っても良かったかも、いやでもそれだとオールマインドの支援受けれないしなぁ」

 

 悶々と考えては消えていく思考を1度放棄して再び基地の方を見ると弾幕が止んでいたがその代わりど真ん中に随分とゴツい重量4脚のAC……【リコンフィグ】が見えた、ヴェスパー弟5隊長が出向いてくるとか聞いてないんだけど!?

 

《そこに隠れてるAC、すまないんだけど出てきてくれないかい?大丈夫、もう撃たないから》

「《……それを素直に受け入れる馬鹿が何処にいると?》」

《っ!?女性!?……いやそうかジルさんは亡くなったものな、その機体どうしたんだい?ことと次第によっちゃ》

「《父のACを使ってるだけですよ、実家に帰ってきてからは私が使ってるんです》」

《父……あっははははは!!!!なんだ娘さんか!それなら君がその機体を使っているのが納得だよ!本当に大丈夫だから出て来ていいよ》

 

とりあえず素直に従うようにしよう、ブーストを吹かせながらリコンフィグの近くに止まる……アリーナで見たことあるけど実物見ると物凄くゴツい

 

《すまないね、にしても驚いたよジルさんの娘さんが独立傭兵をやっているだなんて》

「《祖父の借金がまだ残っていたので……収入は不安定でしたが完済の目処はある程度立てれてきてるんですよ》」

《まだ残っているのか……そうだ、返済したいのならヴェスパーに来なよ安定した収入に加えて依頼の報酬金も上乗せされるから直ぐに返済出来るよ?》

「《……受けていいですか?それ》」

《そう言ってくれると思ったよ、着いてきなさい案内してあげるよ》

 

 こうして、私はヴェスパーに入ることとなった……は良いんだけど当然作戦は失敗扱い、多少壊した分を除けば締めて17000cの損失で幕を下ろした……この金額は結構痛いんだけど?

 

 

 


 

 

 

で、無事に到着しちゃいましたよヴェスパーの本拠地に……とりあえず歩いてハンガーに向かいましょうかね、リコンフィグに付いていけば分かるのかな

 

《そういえば名前を聞いていなかったね、聞かせても?》

「《シエルです、シエル・アルフリッド……言うのが遅くなりましたが父がお世話になったようで》」

《いやいや、寧ろお世話されてたよ僕らの方だよ……彼はかなりの人格者でね?あの偏屈で頭の固かったスネイルですら絆される程なんだもの》

「《……相変わらずのお人好しだったんですね父は、当時はどうだったんですか?》」

《腕は結構良かったよ?第8世代の施術をしてからは目覚しい活躍をしたしあのフロイトくんですら追いつけない速度を出しててね、機体色も相まって付いた異名が黒い旋風だったよ……けどそんな人でも死ぬ時は死ぬものだよ》

「《……良い人ほど死んでいく、小説でよく聞く言葉でした》」

《正にそれだったよ、悪い考えを持っている奴ほど生き運がよくて良い人ほど運悪く死んでいく……嘆かわしいよ本当に》

 

 雑談を交えながらハンガーに機体をセットして機体から降りる、暫く船と一緒に揺られてたから物凄く身体がダルいから身体を伸ばしてからヘルメットを脱ぐ……整備士の人達凄い見てくるけどとりあえず無視しよ

 

「ぷはっ!……なんですか?」

「ああいや、この機体ジルさんのだよな?なんであんたが?」

「その子ジルさんの娘さんだよ、丁重にね?」

「えっ!?し、失礼しました!まさかご息女様だったとは」

「畏まらなくていいですよ皆さん、そこまで大それた物じゃないんで」

 

 コクピット近くに寄ってきたホーキンスさんはニコニコしながら整備士の人達の隙間から顔を覗かせていた……意外とシュッとしており茶髪で左側だけワックスで上げており眼鏡も掛けてるの物凄くかっこいいんですがそれは

 

「それじゃあスネイルのとこに行こっかシエルちゃん、整備の方お願いね?」

『はい!』

「すみません、父の機体から少し弄ってるのでメンテナンスが行き届いてるか不安なんでお願いしてもいいですか?」

「勿論、ジルさんの娘さんの機体なんですから俺らがしっかり見ますよ!」

「ありがとうございます」

 

 そうお礼を言って下に降りて行きハンガーから出る……ホーキンスさんの後ろについて行ってるからなのかは知らないけれど物凄く見られてる、気まずいなぁ

 

「皆君のことが気になるんだよ」

「独立傭兵がV.Ⅴについて行ってるのをよく思っていないかそれとも興味本位か……はたまた」

「悪い考えに行き着くのは良くないことだよ?大丈夫皆優しいから」

「だといいですけどね」

 

軽く雑談をしていると正面から金髪でオールバック、角縁眼鏡を掛けて眉間に皺を寄せて足早に歩いている人を見かけた……怖何あの人優しい人じゃないでしょあれ

 

「おやスネイルくん、今日は随分と眉間に皺を寄せてるけどどうしたんだい?」

「む?ホーキンスか、またフロイトが無断出撃したのでその処理に追われているだけです……それで?後ろにいるのは?」

「ああ、彼女は「自己紹介くらいは自分でさせて下さいホーキンスさん」あはは、すまない」

「初めまして、私はシエル・アルフリッドと申します。父ジルが以前このヴェスパーにお世話になったようで」

「なっ!?ジルさんの娘さんだと!?……ここに居るということは」

「ホーキンスさんのスカウトの話に乗ったため此方に越させて頂きました」

「……分かりました、付いてきてください」

「次いでに僕も付いていくよ、補給基地の損壊状況の報告もしないといけないからね」

 

……これ私叱られるのでは?

 

 

 

ーーー

 

 

 

執務室にて……

 

 

「さて、此方も自己紹介の方をさせて頂きます。私はヴェスパー第2隊長のスネイルです、主に現場指揮やデスクワーク類をさせてい貰っています……まあかと言ってACに乗らないとは言いませんがね?」

「そりゃアリーナのランキングも伊達にAランクじゃないもんね。あ、座って座ってお茶入れたげるから」

「ありがとうございます、父から聞きましたが強化手術を繰り返してるとお聞きました」

「ええまあ、非人道的ではありますが捕縛したならず者を使って強化手術の実験もしてましたからね……私は常に最新の調整を施しているんですよ。」

「そうなんですか……」

「随分と淡白だね、はいお茶」

「頂きます、強化手術ねぇ?そんなにいいものなんですか?」

「少なくとも身体は頑丈になるよ?後はACの反応速度や「まっ、待ちなさい」ん?どうしたんだいスネイル」

「今……いいものなのか聞きましたか?」

 

 ……あっしまったそういや私強化手術を受けてなくてあれ動かしてたんだった、我流とは言え身体鍛えてある程度身体能力上げつつやってたから普通に忘れてたわ

 

「はい、言い忘れてましたけど私真人間です」

「「……嘘ぉ!?」」

「後アリーナのランキングもSランク第2位です」

「……これは驚いた、まさかフロイトくん並みの人材として来るとはね」

「ええ、念の為聞きますが本当にウチでいいんですね?」

「はい、誘いに乗ったからには最後まで責任は持ちますよ」

「……分かりました、では此方契約書です。その間にホーキンス報告を」

「ああ、補給基地なんだけど損害は軽微、幾つかの砲台とMT、燃料タンクが壊されたけどまだリカバリーが効くくらいだったよ。襲撃者は流石に撤退して逃がしちゃったけどね」

「そうですか、ご苦労」

「スネイルさん書けました」

「……確認しました、ようこそアーキバスへ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こうして、私は何の因果か父がかつて所属していたアーキバス・コーポレーション直属のAC部隊【ヴェスパー】への入隊をすることとなった……一応お母さんたちに報告を入れたら泣きそうな声で「あなたまで居なくなるのは嫌だ」と言われた

 

 

「……死ぬつもりは無いよお母さん、必ず借金を返済して帰ってくるから」

 

 

 

 

……何時になるかは分からないけどね?





機体名:ガーデンローズ
パイロット:シエル・アルフリッド

パーツ構成

R-ARM UNIT:LR-037 HARRIS(重リニアライフル)
L-ARM UNIT:MA-J-200 RANSETSU-RF(バーストライフル)
R-BACK UNIT:Vvc-703PM(6連装プラズマミサイル)
L-BACK UNIT:Vvc-770LB(レーザーブレード)
 
HEAD:KASUAR/44Z
CORE:EL-TC-10 FIRMAZA
ARMS:AA-J-123 BASHO
LEGS:NACHTREIHER/42E
 
BOOSTER:ALULA/21A
FCS:VE-20A
GENERATOR:VP-20C
 
EXPANSION:ASSAULT ARMOR


概要
 本作主人公でもあるシエルちゃんの機体、元々頭部と腕もナハトライアーとフィルメーザのものだったが慣らしやらなんやらで多くダメージを受けてしまい破損、リペアとしてカスアとバショウのパーツで代用したらやたらと攻撃性能の高い形に落ち着いた。

 最終的には両手に重ショに背中に実弾オービット、パイルを背負わせようかなって思ったが621ちゃんがそれやるんで被るとあれだなってことでレーザースライサーに変更するくらいになる

 機体配色は黒ベースに灰色を採用しており差し色として暗めの赤を使用、モノアイを初めとした発行部分は真紅に光らせておりその外見や高機動性から【黒い旋風】という異名を持ってる

 機体パーツの大部分は1周目の自分の機体をそのままにしていてレーザーブレード部分は月光にしてましたが技研の装備無しにしてかつアーキバスのパーツでいいのあったかなって思って出てきたのがレーザーブレードでした。
 最新版のレギュレーションでは威力はそこそこ高くチャージ攻撃の範囲も素晴らしいので少しの間でしたが愛用してました(今じゃ重ショパイルでどつき回してる)。基本引き撃ちにつかうんだろうけど中近距離だからなのか滅茶苦茶インファイトしてスタッガーした瞬間持ち替えてチャージレザブレからのチャージハリスで追撃が主な戦法になっている
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