「ねえシュウジ!ちょっと赤いガンダム見せてよ!」
「マチュにならいいよ」
アマテはシュウジと赤いガンダムの元へ訪れていた。
ガンダムは乗り手を選ぶ…あの男は確かそう言っていた。
まるでガンダムに意思があるかのような言い方だったが、シュウジも以前「ガンダムが戦えと言っている」と表現していた。
”キラキラ”といい”ゼクノヴァ”といい、ガンダムには特別な力があるのではないか?
そう思ったアマテは直接確かめることにした。
「見せてもらおうか…赤いガンダムの力を!」
「何する気なの?」
シュウジはアマテが何をする気なのか特に考えていなかったが、まだ目的を聞いていないことを想いだした。
「またあの”夢”を見れたなら、”夢”じゃないってこと!」
「夢?」
アマテはどう説明したらいいか悩んだ末に、「MAVなんだから一緒に来てよ」と半ば強引にシュウジと一緒に赤いガンダムのコクピットに座り込んだ。
「この中で眠ったら、”キラキラ”が見れるかも!」
「うーん、どうかな…ガンダムは何も言ってくれない…」
いいからいいからとアマテはシュウジとコクピットで目を瞑った。
…シュウジはすぐ寝てしまったが、アマテはどぎまぎしてなかなか眠れなかった。
「これってもしかして二人っきりってこと…!?」
よく考えたら私だけでよかったのでは?
そんなことを考えると余計に意識が冴えていく。
「無だ…無になるんだ…私ならできる…!」
「アマテ!あんたちょっとせこいよ!」
やっぱりこれは夢だ…!
また知らない人物だが、以前と同じ夢を見ているとアマテは確信した。
「私だって大佐と寝たことなんてなかったのに!赤いガンダムの中で男の子と抱き合っちゃってさ!」
目の前に緑色の髪をした女の子が立っていた。
その子はアマテに向かってずるいずるいと喚いている。
「ちょっと待ってよ!抱き合ってはいなかったでしょ!」
「なによ!このスケベ!いやな女!大佐の機体で変なことしないでよ!」
二人は平行線のままギャーギャー言い争っていた。
「大体大佐って誰!」
「大佐は大佐よ!赤い彗星のシャア・アズナブル!」
「あの変な仮面のどこがいいのよ!」
「はあ!?あんたの彼氏だってまるでヒモじゃない!」
「わっ私とシュウジはそんなんじゃないし…!」
女同士の争いがヒートアップしていく中、アムロとシャアは出るに出られなくなっていた。
「シャア!なんとかしろ!クェスはお前の部下だろ!」
「私にどうしろというのだ!」
「情けないヤツ!」
続く