空崎ヒナは幸せでなければならない   作:rilu

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風邪をひいてのどが痛いです

それとこの小説に書き溜めなんてない。投稿開始のパッシブで全力を出してるだけだ。投稿者は頭が悪いものでな...
一月経ったら切れてしまう...なので評価と感想お願いします(乞食)




オーパーツはよく分からないものである

 

「ヒナ委員長、こちらの資料をお願いします」

「分かった。今日中に片付けておくわ」

 

徹夜3回目の明けですが、今日も風紀委員会は平和です。

 

「委員長!南部住宅地で温泉開発部が...!」

「1番近い部隊を動かして。私も出る」

 

爆発と喧騒が絶えませんが、今日もゲヘナ自治区は平和です。

 

「あ゛ぁ゛ぁ゛!万魔殿のタヌキどもがまた仕事を押し付けてきやがった!」

「ちょうど誰か殴りたいところだったのよ...自分からサンドバッグが出てきてくれて助かるわ」

 

...内ゲバで学園のトップが殴られそうになっているが、今日もゲヘナは平和です(当学園比)

 


 

『イラついてるのは分かるけど、ほどほどにね?』

「分かってる。1発思いっきり殴る程度で済ませるわよ」

『それぐらいなら...まぁ...いいか』

 

ヒナは小さい歩幅でピッチを上げて走らずに廊下を移動する。目的地は万魔殿...のトップ、羽沼マコトの元である。

 

『無駄に豪華な扉だねぇ...とりあえずノックでもして入ろうk』

「羽沼マコト、指導者としての自覚が足りていないようね。ぶん殴ってやるわ!」

『待てェ!!』

 

ドアを蹴り破ったヒナはそれはもう美しいフォームで跳躍し、デスクを飛び越えてマコトの顔面に渾身の右ストレートを叩き込んだ。

 

「ぐぅぅ!」

「いつもいつも!傍から人を見下しているだけで、風紀委員会(うちの大事な部下)を弄んで!そんなトップ(議長)、修正してやるわ!」

「お、おい!風紀委員長がご乱心だ!!誰か止めろ!」

 

ヒナはそのままマコトに馬乗りになって顔面を殴り始めた。

おいこの発狂風紀委員誰か止めろ。駄目だ誰も止められねぇ!

 

『あーもうめちゃくちゃだよ...』

「イブキはこっちで遊んでましょうか。あんな争いを見てると目が腐ります。それにマコト先輩なら大丈夫ですよ」

「はーい!じゃーねーマコト先輩!」

「こ、これは、どうすればいいのかしら?」

 

「おい、やめ...っく!ええい...いい加減に...は、な、せ!」

 

さすがにマコトに振り払われる。

あ、写真撮られたな今。

 

「...ふぅ、スッキリしたわ...それじゃあね、マコト───」

 

ま、後顧の憂いは絶っておくに限る。

 

「────それと、盗み撮りとは感心しないよ?」

 

地面を蹴ってチアキのカメラに手を伸ばす。サクッとさっきの騒動での写真を消しておいた。

 

「あっ写真が!」

「議長には今度菓子折りでも持って詫びに行くよ。それじゃあ、私達は仕事に戻るよ」

『うん、満足』

 

「とんだ災難でしたね...大丈夫です?」

「マコト先輩大丈夫?」

「だ、大丈夫だぞイブキ。この程度でこのマコト様は倒れたりしない...えぇい空崎ヒナめ、やってくれる」

 

そんな会話を背に、私達はいつもの部屋に戻った。

 

「1発で済ませるって話じゃなかったかヒナ?────そういう約束だったわね。でも...サンドバッグを殴るのに理由が必要かしら?」

『これは重症だな...ヒナってそんな頭ゲヘナだったのか...?』

「失礼な...私は正常だよお姉ちゃん」

『駄目だヒナ止まれ!お前はここ数日の仕事三昧(デスマーチ)でおかしくなってる!!』

 

そうだった。ヒナはゲヘナの中では温厚だが、ゲヘナであった。割と思考回路がゲヘナなのだ。

 

「おぁ...ぁあ、ぉかえりなさいヒナ委員長...」

「ただいまアコ。あの議長に関してはぶん殴ってきたからしばらく向こうから仕事が来ることは無いわ」

『アコも限界だね...明日は休み取ろっか』

 


 

「「終わった...」」

 

死屍累々である。私が代わろうとも思ったのだが、私の存在がどこまで知られているか分からない以上迂闊に交代できん。

というか部下を帰らせなければもっと早く終わったのでは?

 

「私の仕事を部下に押し付けるわけにはいかない...」

 

『まぁ、ともかく今日1日お疲れ様2人とも。って言ってもアコには聞こえてないか』

「うぅん...」

 

まぁ、たまにはお姉ちゃんっぽいことしますか...

 

『ヒナ、ちょっと替わるね』

「分かったぁ〜」

 

許可は取ったので入れ替わり、近くにあるソファの端に腰掛ける。

 

「さ、おいでアコ」

「...なんの真似ですかヒカさん」

 


 

パトロールが終わり、一応風紀委員会に顔を出してから帰ろうと思って歩く。書類が残っていたら委員長とアコちゃんの手伝いをして帰ろうと思って。無かったら労って帰ればいい。

 

それで...

 

「なんでこんな場所に居るんだ先生」

「“仕事のついでにみんなの様子を見ておこうと思ってね。イオリも1日お疲れ様”」

「...まぁ、その言葉はありがたく受け取っておく」

 

先生と雑談をしながら委員会の部屋に向かう。

 

「委員長、帰りまし「しー...」...?」

 

部屋に置いてあるソファには横になったアコちゃんと...アコちゃんに膝枕をしてるいいんちょ...ひ、うーん...?

 

「えぇっと...誰?」

「んー、あぁ。そうか、風紀委員会には共有していなかったか...」

「“ついこの前ぶりだねヒカ”」

「あぁ、息災なようで何より。それとイオリちゃんには自己紹介がまだだったね。私は空崎ヒカ。一応ヒナの姉ということになっている。まぁ...そうだな、明後日には正式に委員会内で共有しておこう」

「えぇっと...よろしくお願いします...でいいのか?」

「もっとラフでいいよ。別に私は風紀委員会じゃないから」

 

そう言いつつも膝の上で眠っているアコちゃんを撫でている。なんというか、委員長がアコちゃんを膝枕しながら撫でているという普段じゃありえない絵面に脳がバグる。

 

「それと、少し静かにお願いします。アコは眠っていますし、ヒナもうるさくされると起きてしまうかもしれないので」

「というか、委員長はどこに居るんだ?」

「“あー、えーっと、それは...”」

「簡単に言うと二重人格だよ。私が『裏』でヒナが『表』...うーん?この言い方はどうなんだろう?」

「まさか、委員長が結構前虚空と話してるように見えたのは...」

「おや、まさか見られていたとは...迂闊だったね。まぁお察しの通り、私と話してたんだと思うよ」

 

そんな都合のいいことが...というか二重人格って病気の一種じゃなかったか...?そんな便利なものじゃないだろ。やっぱり委員長が過労で生み出した存在しない人間なんじゃ...

 


 

人の気配もしない校舎内。ちょうどいいタイミングだと思い話を切り出す。

 

「“何か手掛かりは見つけた?”」

「一応、()()()()ともいえる足掛かりの目処はついてる。ただ、これはあくまで足掛かり...ここから解決できるかは未知数だ」

「“私の方でも色々と調べてみてるんだけど、魂とか、そっちの方面では役に立てなさそうかも...ごめんね”」

「大丈夫です。元々先生にそっち方面での期待はしていないので...」

「“ひどくない!?”」

「しー!」

 

ひどい言われようだなぁ...私が何もできないのは分かってるけど。

あとずっと固まってるけどイオリは大丈夫?

 

「あー、そうだ。一つ頼まれてくれないか?」

「“大丈夫だよ。私のできることならなんでも言ってね”」

「だったら非常に助かる。詳細は今度モモトークに送っておこう。受けるかどうかは先生に任せるよ。それと...」

 

そこまで言って、私の隣のイオリを見遣る。

 

「やっぱり委員長は今度ゆっくり休ませた方がいいのでは...?」

 

「そこの固まってるのを外まで送ってやってくれるか?申し訳ないのだが、この体がいい加減寝かせろとうるさくてね...」

 

そう言ったヒカの目元は深い隈に覆われていた。

 

「“分かった。それじゃあヒカもゆっくりおやすみ”」

「うん、おやすみ。先生も無理をしすぎないように」

 

イオリを抱えて外へと歩き出した。

 

 


 

「お、おい!離せっ!この...変態!!」

 

ドアの外からイオリの元気な声が聞こえる。

 

「相変わらずだねぇ...」

「う、うぅう...ん」

「大丈夫ですよアコ...ほら、ゆっくりおやすみ...」

「うぅ...ヒナいいんちょ...あぁ」

 

アコの髪を撫でる。

こういうことが、ヒナにもできれば...もっと、姉らしく、ヒナに色々としてあげたいな...

 

そんなことを思いながら、私の意識は闇の中に溶けていった。

 


 

おはよう先生

早速だが、昨日話した依頼についていいだろうか?

 

うん、大丈夫だよ

それで、私は何をすればいいの?

 

先生は、オーパーツというものをご存知かな?

 

うん、なんとなくは知ってるかな

でもどうして?

 

単純な話、解決策のためにオーパーツが必要なんだ

本当は私だけで集めたいのだが

ヒナは忙しいのでな...

 

任せて

頑張って集めてみるよ

 

そう言ってくれると助かる

必要な物のリストは送っておこう

それじゃあ、仕事頑張ってくれ

私はアコを休みに叩き込んでくる

 

う、うん

頑張ってね

 


 

『連絡...終わった?』

「うん、終わったよ。替わろうか?」

『替わって』

「はいはい────うん、よし」

 

随分と可愛らしいやつだ。アコを膝枕してたことに気づいて顔を赤くしていたというのに...照れ隠しか?

 

『...ついでに、あの馬鹿を止めるのは頼んだよ』

「あの?」

 

「.............!!!!!!!!!!!!」

 

『あそこに居る真っ赤な顔して無言でキーボードをカタカタ叩いてる行政官のこと』

「んん...分かった」

 

あいつが顔を赤くしてるのはヒナに膝枕をされていることに気づいたから。

 

『あいつ多分ここで止めないとどこまでも働き続けるからな』

 

スタスタとヒナは近づいていき...

 

「.........なんですか!私は今ちょっと忙しく」

「アコ、休もう?せっかく休みを取ったんだから...それに、ほら...」

 

そう言って服を見せびらかすように腕を広げた。

 

「せっかくちょっと出かけようと思ったから着替えてきたのに...」

「あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛!!!そんなことされたら休まざるをえないじゃないですか!」

『お前らを休ませるためにやってるんだから当然だろ』

 

ヒナの服装は制服ではなく私服であった。

これに関してはアコを休ませるためと、単純に家の備蓄が無くなってきたからである。

あとマコトへの菓子折りの調達。むしろこっちがメイン。

 

『久々の私服だからね。自由に楽しく出かけてきて』

「それじゃあ私は着替えてきますね!」

「うん、待ってる」

『先に外に出ておこう。まぁ、私は今日1日引っ込んでるよ』

 





これGLタグつけるべきでは?

番外編(メインストーリーと関係ない過去、掲示板、if等々)は

  • ほしい
  • 本編書き終わってからでいい
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